「文スト」に登場する織田作之助は、太宰の親友。
原作開始時点で死亡しているキャラクターのため、死亡するきっかけとなった事件に登場シーンが集中しており、他はキャラクター回想が主です。
そんな文ストの中では登場シーンが少ない織田作ですが、非常に重要な位置にいるキャラクターです。
今回は、織田作之助の性格・異能力・強さの他に、過去や死亡経緯や声優情報も紹介していきます。

漫画版・アニメだけでなく、小説版の話も入ってくるからネタバレ注意だよ!
織田作之助とは

出典:Twitter
織田作之助は、太宰から「織田作」と呼ばれています。
名前が登場す当初からマフィアとして活動しており、その頃にはすでに「絶対に人を殺さないマフィア」として名をはせていました。
織田作之助のプロフィール
年齢 | 享年23歳 |
身長 | 185cm |
体重 | 77kg |
好きな食べ物 | カレー |
嫌いな食べ物 | 肩の凝る食事会の食事 |
好きなタイプ | 機転の利く女性 |
自分が思う長所 | 特になし |
自分が思う短所 | 友人に比べて才能がないところ |
織田作之助は、基本的に覇気のない目をしていますが、仕事熱心な青年です。
孤児を引き取って育てており、その子供たちからの人望も厚く、友人からの信頼もあります。基本的に無表情ではあるのの、子供と遊べるユーモアまで持ちあわせています。
性格はまじめで几帳面ですが、かなりの天然です。
自己肯定感が低い一方で、他人からの言葉にあまり左右されません。友人の言葉は信じやすく、太宰の嘘交じりの軽口もそのまま信じるほどのお人よしです。
少年期は、福沢から「手練れ」と称されるほどの暗殺者として殺しをしており、たとえ牢屋に入れらえても飄々としている、肝が据わった少年でした。
将来の夢は「海の見える部屋で小説を書く」

出典:Twitter
織田作之助の将来の夢は、「海が見える部屋で小説を書く」ことです。
夢を志したきっかけは、壮年時代に暗殺者として活動していた際に、夏目漱石の小説を読んだことが始まりです。
織田作は小説の上中下巻すべてを読みましたが、下巻の一部ページが破れていたため、「本に登場する殺し屋が殺しをやめた大切な理由」を知らずにいました。
下巻を譲ってくれた夏目漱石から、「小説を書くということは人間を書くということだ」と言われます。破られた物語の結末に煩悶した織田作は、結末を自分で書くことにしました。
織田作は、小説家になるために人間が生きるという事を真摯に知る必要があると判断し、殺しをやめることとなります。
夢半ばで倒れてしまった織田作ですが、映画特典の小説版「白の芥川、黒の敦」では毎晩キッチンで小説を書き続け、新人賞に入賞した実績を持ちます。
経緯としては、小説の練習に書いた文章が出版関係者の目に留まり、きちんと一本の小説を書いてみないか?と勧誘を受けている最中とのことです。書きたい小説の構想は頭にあるようですが、実行に移す自信がないことで保留になっているようです。
小説版では、織田作が執筆したのかどうかまで書かれていませんが、夢が叶う位置にはいたようですね。
織田作之助の声優は「諏訪部順一」さん
このあと夜9時からテレビ朝日系で放送の番組でナレーション担当しております。ぜひ御覧頂ければと。よろしくお願いします! pic.twitter.com/jaSMYkSPdI
— 諏訪部順一 Junichi Suwabe (@MY_MURMUR) October 22, 2021
少年時代は、中島敦役の上村祐翔さんが演じていますが、アニメでは諏訪部順一さんが演じています。
諏訪部順一さんと言えば、色気のある声音が特徴的。
イケメンの青年役やダンディな男性役を演じることの多い声優さんです。
キャラソンを担当することも多く、セクシーな歌声でファンを魅了しています。
代表作は、以下です。
キャラクター名(作品名) ・跡部景吾 (テニスの王子様) ・的場静司 (夏目友人帳) ・グリード (鋼の錬金術師) ・グリムジョー・ジャガージャック (BLEACH)
織田作之助の異能力・強さを紹介

出典:文豪ストレイドッグス公式サイト
織田作は非常に強力な異能力を持っています。
しかし、その異能力を生かすために鍛えられた対人戦術が織田作の強さと言えるでしょう。
ここでは、織田作之助の異能力・強さを紹介していきます。
織田作之助の異能力は「天衣無縫」
異能力名 | 天衣無縫(てんいむほう) |
能力の詳細 | 5秒以上6秒未満の未来を予知できる |
異能力の元ネタ | 織田作之助の短編小説「天衣無縫」 |
織田作の異能力は「天衣無縫」です。
短い時間ですが、未来予知を可能にする能力であり、接近戦ではほぼ負けない能力です。即死ともいえる攻撃を避けらるのはもちろん、逆に敵に反撃できる便利な能力です。
一方で、未来に起こる危機を察知した時、すでに罠に嵌まっている場合は回避できないという欠点があります。
異能力の元ネタは、織田作之助の短編小説である「天衣無縫」です。
織田作之助の短編小説である「天衣無縫」は、まさに天衣無縫な性格をした夫(軽部清正)を妻(政子)の視点から語られた作品です。
清正は、誰かかまわずに人にお金を貸したり、タイムカードを押し忘れたために出勤した際に無断欠勤扱いをされて給料が減らされていたりする、頼りない人物です。実際に、妻である政子からは頼りないと思われていました。
作品では終始、清正の素直で人が困っているとみたら助けずにはいられない性格が、妻の視点で清正を非難するように表現されています。しかし、清正の飾らない内面を政子も憎からず思っていたのだとしっかりと伝わる、心温まる作品です。
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