『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は2019年から、遠藤達哉先生により「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画作品です。
連載開始時から国内だけでなく海外からのファンも多く、テレビアニメも2022年4月から分割2クールの形として、テレビ東京系列で放送開始されます。
本記事では、ダミアンの性格や父・兄との関係性などを考察していきます。さらにアーニャとの恋の行方についても迫ります。
本作品の人物相関図は「スパイファミリーの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
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目次
ダミアン・デズモンドとは
ダミアンは、アーニャやベッキーと同じイーデン校に入学してきた男子生徒です。
アーニャたちと同じクラス(1年3組)に入りましたが、こうなったのにはロイドが自身の任務のために仕掛けていた裏工作によるものです。
ロイド(黄昏)の強さや能力・ミッションの詳細は「【スパイファミリー】ロイド(黄昏)の強さ・能力やミッションを徹底解説」の記事を参照ください。
ダミアンのプロフィール
ダミアンは国家統一党の総帥であるドノバン・デズモンドの息子(次男)として生まれてきました。
誕生日や年齢、身長など一切不明ですが、年齢のみはイーデン校の就学年齢と照らし合わせることで“6歳ほど”と推測できます。
ダミアンの父親がWISE(対東課)から「オペレーション・梟」の標的とされており、ロイドやアーニャから執拗に意識されながら見られ続けている理由も「ドノバンの息子」という立場や境遇によるものです。
ダミアンの家族構成
家族構成は父親(ドノバン)以外では、兄のデミトリスと飼い犬のマックスが判明しています。(母親の名前や詳細までは、まだ明かされていません)
兄も同じイーデン校に通う生徒ですが、一握りの生徒たちしかなれない“皇帝の学徒(インペリアルスカラー)”であり、まさにエリート中のエリートです。
その優秀な兄こそが、ダミアンにとっての“目標”です。
さらに、イーデン校での学業やテスト、校内行事を必死に頑張っている理由も「父親から認められたい」という一心から来ています。
ダミアンは実は男前な性格
入学したばかりの頃は父親の地位や権威をかさに威張り、2人の子分(エミールとユーイン)まで従えているガキ大将のような存在でした。
しかし、校内での生活やアーニャ達との交流を重ねていくうちに「意地悪だけど、実は男前な性格」であることが判明します。
勉学やテスト、校内行事などには常に正々堂々と挑み続けてますし、クラス対抗ドッジボール大会では自分から前に出て強烈な威力のボールを受け止める形で、狙われたアーニャを守ってくれましたからね。
さらに懇親会で父親を待っている最中も、エミールとユーインに対して「無理に付き合う必要はない」と言いながら、子分たちのことをしっかりと気にかけていました。
単に威張り散らすだけでなく、何気にクラスメイト達への面倒見が良い点や男らしい性格だからこそ、2人の子分たちから慕われているのです。
ダミアンの声は声優「藤原夏海さん」が担当
ダミアンの声を担当している声優さんは「アーツビジョン」に所属している藤原夏海さんです。
藤原さんはデビュー2年目にして『少年メイド』 の小宮千尋役で初主演も果たされました。
藤原夏海さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『ガンダムビルドダイバーズ』ヒダカ役
- 『殺戮の天使』エディ役
- 『怪物事変』日下夏羽役
- 『86-エイティシックス-』セオト役
ダミアンと父や兄との関係性がどう変わっていくのか
かなり複雑な家族関係が続いている印象の強いデズモンド一家ですが…今後の展開で、ダミアンと父・兄との関係性がどう変わっていくのかを考察してみます。
父親(ドノバン)の正体や目的次第で親子関係も大きく変わる可能性が高い
懇親会の時に、父親からテストで頑張ったことを褒められたダミアンは、今後も認めてもらうために更なる努力を続けていくでしょう。
しかし、この親子関係で最もネックとなってしまうのが、やはり「父親(ドノバン)の真の正体や目的」によって、親子の関係性が両極端な形で良くも悪くも大きく変わってしまう可能性が高いことです。
もしもドノバンの正体が単に総帥やデズモンドグループの経営者でしかなく、WISEから言われている目的(東西戦争を引き起こすこと)もデマや無実であったならば、父親との関係性も少しずつ良い方向で深まっていくはずです。
しかし、ドノバン自身の手で本当に戦争を引き起こされた場合、またはダミアン自身がその真相を知ってしまった場合には、反論しながら止めるように説得すると考えられます。
この説得によって、父親が恐ろしい計画をやめてくれれば良いのですが…その可能性は極めて低いでしょう。
そうした戦争や目的に対する反論や反発が引き金となる形で、ダミアンがデズモンド家から出て行ってしまう可能性も考えられます。実際にこうなってしまった場合、父親から認められるどころか、親子関係すら完全に断たれてしまうわけですからね。
兄との対立や直接対決にまで発展する可能性も高い
優秀な兄(デミトリス)とも深い交流はありませんが、それでもダミアンにとっては“目標”であり「尊敬できる兄貴」です。
本編ではまだ一度も姿を現していない兄もまた、父親からの期待に応えようと必死に頑張ってきたことは目に見えています。
そこで出てくるのが、先に挙げた父親による戦争ですが…おそらく兄は弟とは真逆に、父親がどんな恐ろしい計画や戦争を実行したとしても、反論もせずに従いながらついていきそうに感じます。
そうなると、ダミアンは父親に加えて兄とも対立してしまうことになります。
対立関係が続いた末、兄とダミアンによる“兄弟同士の直接対決”にまで発展してしまう可能性も考えられますよね。
ダミアンとアーニャの恋の行方を考察
ロイドが与えられた「オペレーション・梟」の任務達成において、ダミアンとアーニャの関係性は非常に重要な要素となっています。
出会ったばかりの頃は歪み合っていたものの、ストーリー進行と共に、ダミアンとアーニャの間にも“恋愛”としての感情が芽生え始めています。
世界平和はダミアンの恋にかかっている?
ロイドが代案としてアーニャに課した任務(ナカヨシ作戦)を重要視しているのは最もなことであり、ダミアンの中で芽生えた「アーニャへの恋心」が、このまま続きながら発展していくことによって、ドノバンと接触できるチャンスも少しずつ増えていくはずです。
つまり、「任務達成と世界平和は“ダミアンの恋”にかかっている」と言っても過言ではありません。
ダミアンがアーニャに惚れたのは”初めて殴られた相手”だから
ダミアンがアーニャに惚れた理由は、やはりダミアンにとって、アーニャとは「自分を初めて殴った存在」である影響が大きいと思います。
国家統一党の総帥かつ、デズモンドグループを指揮する父親をもつダミアンは、入学時から多くのクラスメイトたちからチヤホヤされていたことで「自分は特別な子供」という奢りや意識もありました。さらに、そのような恵まれた家庭で生まれたため、おそらくは誰からも殴られずに育ってきたはずです。
しかし、入学した途端に出会ったばかりの少女(アーニャ)から、いきなり強烈なパンチで殴られた時の痛みや屈辱感とは、子供でもなかなか忘れられないもの。殴られたダミアンの立場からすれば、アーニャの存在そのものが「特別かつ珍しい存在」として、頭に強く焼きついてしまったわけですね。
さらに、翌日からも同じ教室で顔を合わせ続けていくうちに、少しずつアーニャのことを意識し始めてしまいます。
実際、殴られた翌日にアーニャから謝罪された時(9話)や、マカロンを賭けて繰り広げられたババ抜き勝負(42話)でアーニャの泣き顔を見た途端に顔を赤くしていましたからね。(ちなみに、ベッキーや他の女子生徒たちの前では顔を赤くすることはありません)
ここ近年では、そうして赤面までしてしまうダミアンに対して「かわいい」と称賛するファンも急増しています。
スパイファミリーの7巻は6月4日か〜ちちとヨルさんも好きなんだけどアーニャとダミアンもかわいい癒し☺️
— 秋奈はちこ (@hachiko333dr) May 16, 2021
『スパイファミリー』、やはりおもしろい。だが、設定的にはいつ鬱展開へ突入しても不思議ではない緊張感のある状況なのだ。スパイの父も殺し屋の母もエスパーの娘も悲惨な結末を迎えても因果応報なくらい危うい。が、笑えるんだからしゃーない。ダミアンかわいいよダミアン。 pic.twitter.com/dAGOkD8ayG
— minamonssu (@minamonn) October 18, 2019
一度はアーニャと結ばれる可能性が高い
今後もイーデン校での交流を経てお互いの関係性を少しずつ深めていければ、おそらくダミアンとアーニャは「一度は結ばれる可能性が高い」と思います。
しかし、成長後も同じ関係性が続くことや「結婚」にまで至るのか?と聞かれると、話はまた変わってきます。その問題点として、この2人がまだ、あまりにも若すぎる(幼すぎる)ことが挙げられます。
さらに、アーニャはあくまでも父親(ロイド)から課せられた「ナカヨシ作戦」の任務を完遂するために、必死にダミアンに接触しているだけ。ロイドが「オペレーション・梟」まで完遂した後、アーニャが「任務完了」などと言いながら、そのままダミアンやイーデン校から去ってしまう可能性も考えられます。
任務やスパイ活動などとは無縁な環境で、ロイドやヨルくらいの年齢にまで成長した時に出会えていれば、ダミアンとアーニャが結婚して結ばれる可能性にも期待できますが…この2人においては、出会った時期や環境、そしてお互いの置かれている境遇に恵まれなかった感も否めないですよね。
アーニャの能力・過去の詳細は「【スパイファミリー】アーニャの能力や過去は?かわいい魅力も徹底解説」の記事を参照ください。
最も難しいのが父親同士の関係性
先に挙げた年齢や環境、境遇を遥かに凌ぐ深刻な問題点もあります。
それは、お互いの父親同士が、現時点では完全にとまでは言えずとも“敵対関係”のような状況とされてしまっていることです。
この難題を解決するためには、やはりドノバンの真相を一刻も早く突き止めて、戦争を止めさせながらロイドとドノバンが完全に和解できなければなりません。
もしも、ドノバンが本当に東西戦争を引き起こしてしまい、WISEのロイドやフィオナ達によって倒されたり捕らえられたりしたら、和解どころではなくなってしまいますからね…。
まとめ
今回はダミアンの性格や家族構成を紹介しつつ、今後の父や兄との関係性やアーニャとの恋の行方について考察してみました。
初登場したばかり時には「嫌な奴」というイメージばかり強かったダミアンですが、実は男前な性格であることが判明したことや、アーニャの泣き顔を見ただけで照れてしまう表情に対して「かわいい」と称賛する声も多く、今ではダミアン好きなファンも急増しているように感じられます。
本来ならば、このままアーニャと結ばれて幸せになってほしいものですが…やはり、お互いの生まれや境遇が、そう易々と許してはくれないのでしょうね。
本作品の全巻ネタバレの詳細は「【スパイファミリー】原作の全巻ネタバレ解説 | 謎や伏線回収なども考察」の記事を参照ください。
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