『出会って5秒でバトル』は人気漫画を原作とし、2021年夏アニメとしてアニメ化している作品です。
今回は、主人公ある「白柳 啓(しろやなぎ あきら)」について解説していきます。
作中では「アキラ」と呼ばれており、その能力・強さは仲間にまで隠すほどの徹底ぶりです。
今回は、アキラの能力や父親との関係性などを解説していきます。
原作漫画17巻までのネタバレを含むから未読の方は気を付けてね!
目次
白柳啓(しろやなぎ あきら)とは?
アキラのプロフィール
アキラとは、『出会って5秒でバトル』の主人公です。
ゲーム好きの少年が謎の包帯男に襲われるものの、何とか包帯男をなんとか撃破。しかしそこに現れた魅音に殺害され、謎の場所で与えられた能力を使って戦う頭脳戦を繰り広げることとなります。
ゲームの主催者サイドである監視者の「魅音」に好かれており、お気に入り扱いされています。
のちに「一度ゲームをクリアしているが、記憶を失ってやり直しをしている」ことが発覚。ゲームが進むにつれて、父親である「白柳 橙夜」が参加していることを知り、さらに「万年青 伊織」の秘密など、徐々にゲームの根幹に近づいていっています。
あまり体力・戦闘能力に自身があるわけではないようですが、実家で剣術を習っている「霧崎 円」の猛攻を防ぐ程度の俊敏さを持っています。また、作中では初めて使うはずの「身体能力を10倍にする能力」も問題なく扱えていたことから、ポテンシャルは非常に高いと思われます。
しかし、アキラの特徴は類稀なる頭脳です。高度な心理戦・すぐに難しい能力を使いこなす頭脳を駆使し、仲間と共にゲームを勝ち進んでいきます。
アキラの声優は「村瀬 歩」さん
村瀬歩さんの代表作(役名) ・ハイキュー!! (日向翔陽) ・新世界より (青沼瞬) ・美少年探偵団 (双頭院 学) ・魔入りました!入間くん (鈴木入間)
アメリカ生まれの帰国子女としても有名で、アニメ「ポプテピピック」に登場するアメリカの学生の役をしていたこともあるようです。
その際は、名もない男子学生が非常に流暢な英語で5分間程度ずっと喋りっぱなしという状況でしたが、完璧に演じ、海外向けの作品なども幅広くを演じていると実感させられるほど、高い英語力・表現力を持ちます。
女性の役もこなせるほどの高い音域をもっているため、演技の幅はかなり広い声優さんと言えるでしょう。
もともと、芝居を観るのが好きだったことから声優を目指していたようですが、2016年に「第10回声優アワード」で新人男優賞を受賞した実力派声優さんです。
アキラの能力・強さ
アキラの能力は非常にトリッキーですが、非常に強力です。
ここでは、アキラの能力やその能力の強さ、アキラ自身がどのように能力を使いこなしているのかについて解説していきます。
「相手があなたの能力だと思った能力」
アキラの能力は、「相手があなたの能力だと思った能力」です。
相手というのは、アキラが思った相手かつ、アキラのことを(なにかしらの)相手と認識していないと発動しません。
つまり、「戦っている相手とは他に人がいた場合、その人とアキラが何らかの「相手」であれば、相手が思い浮かべた能力が使用可能になる」ということです。
また、能力は、相手のイメージによって違うため、「相手がアキラの能力」だと思えば、既存の能力でも空想上の最強の能力でも使用可能になります。
しかし、相手がアキラの能力を思うだけでは不発になる場合もあります。相手はアキラの能力を確信、もしくは高く信用している必要があるため、パートナーの存在は必須といえるでしょう。
能力を使いこなす天才的な頭脳
アキラの能力は非常にトリッキーです。
まず、相手がいなくては能力が発現させられません。戦う相手やパートナーに「アキラの能力は●●である」と、確信レベルで思い込ませなければならない点が非常に厄介です。
そのために、戦闘中の相手であっても言葉・行動などでアキラの能力がどのようなものか?と推察させる必要があります。
また、能力を使うまでに相手の能力で殺されてしまったら元も子もなく、それまで回避をし続け、さらに攻撃力で上回っている相手に対し「アキラが自分よりも有利な能力かも?」と思わせなければ、アキラに勝機はありません。
嘘やハッタリはもちろん、そうだと信じさせるだけの行動も命がけで行う必要があります。能力を使いこなすためには「天才的な頭脳」が必要となってきます。
アキラのように、相手を「アキラの能力は●●かもしれない」と、自分が思う能力だと思わせることができなければ、能力は使いこなせないでしょう。
ユーリの協力が必要不可欠
アキラの幸運は、ユーリとの出会いと言っても過言ではないでしょう。
ユーリは愚直で曲がったことが嫌いな優しい女の子です。一度信じると誓ったアキラに対し能力を一度の不発もなしに成功させています。
そのことから、ユーリからアキラへの信頼度はかなり高いことが伺えます。ちなみに、アキラは能力を熊切に打ち明けていますが、信頼度が足りず不発に終わってることから「能力を信じ込ませる」のは非常に高いレベルでアキラへの信頼が必要なのでしょう。
そのため、アキラが自由に能力を使えるようになるためにはユーリの存在が必要不可欠です。
ユーリに存在がなければ、アキラは相手に1から「アキラの能力は●●では?」と疑念を抱かせるところから始めなくてはならず、非常に困難なバトルを強いられます。
さらに、有利にバトルを進めるためにも、使いたい有利な能力をユーリと協力することで使いたい放題にもなりります。
また、アキラの能力は一度敵に知られるとかなり脆いです。「アキラは相手があなたの能力だと思った能力」だと知られれば、それ以上の能力が発現しないためです。
よって、ユーリのような「敵に回ることがない」とアキラに絶対的な信頼がある人物でなければパートナーになれません。だからこそ、ユーリはアキラにとって必要不可欠な存在になっています。
ユーリの性格やアキラのことをどう思っているかは、『ユーリの能力や強さ | 過去やアキラとの関係性を紹介』で解説しているため、そちらもあせてごらんください。
これまでにアキラが使った能力一覧
アキラがいままで使った能力をご紹介していきます。
まだ完結していない作品だから、もっと増えるかもね♪
手を大砲にする能力
手を大砲にする能力で、アキラが常用している能力。
魅音や松下、真栗も使っていて、非常に強力な破壊力を持ちます。
初めてのバトルで霧崎と戦ったときも、この能力で勝利しています。
瞬間移動
好きな場所に瞬間移動できる能力。
緑チームのメンバー・城島が使っていました。
父親にはアキラの能力が瞬間移動だと思わせています。
見えない斬撃を飛ばす能力
神居直治とのバトルで使用。
元は竜胆の能力「木の枝をなんでも切れる剣に変える能力」で、本当の能力とは異なります。
しかし、神居が竜胆の能力だと思ったため使用できました。
調停人
向かい合った敵と暴力行為が行えなくなる能力。
緑チームのリーター・白鷺が使っていました。
相手から受けた攻撃のパワーを返せますが、その分自身にもダメージがくる捨て身の攻撃もできます。
変身能力
他人になりすます能力。
スパイとして潜り込むために、姿・声を変えて潜入するために使用しました。
身体能力を10倍にする
名前の通り、全ての身体能力を10倍にする能力。
パートナーであるユーリの2倍強い能力となっています。
大神との対決で必殺の1撃を繰り出すために使用しました。
テレパシー
意識を共有する能力。
主にユーリとの連携の際に用いています。
砂糖を操る能力
甘村が使っていた能力。
レオンハルトに対し、火で細菌を殺すために使用しました。
アキラと父親の確執?殺伐とした関係性を考察
アキラは母親である「晶(アキラ)」が死亡して以降、父親とアキラはまともに会話をしていないようです。
父親である燈夜は公安に努めているため、帰りも不安定であることもあり、アキラの行動に興味がなかった様子が描かれています。
しかし、父親としての役割としてお金は自由にさせていたようです。ブラックカードを高校生の子供に持たせ、アキラがゲームで10万近くの課金をしたとしても責められることはなかったとのこと。
そのため、作中ではアキラと燈夜の関係性は最低限であり、燈夜はアキラの行動は歯牙にもかけていないと考えられます。
アキラは作中で燈夜を危険視し、警戒しています。
昔に母親の死について「信じない」と言われたことがネックにもなっているようです。作中では熊切に対してアキラは「父親にも信じてもらえない」と言っており、母親の死についてアキラが本当のことを言ったにもかかわらず、燈夜は信じなかったのでは?と推察できます。
現在、燈夜とアキラは同じゲームの参加者として立ち回っており、燈夜がアキラが消えたと報告を受けた際には容赦なく画像からアキラを消しています。そのことから、燈夜にとってアキラはあくまでも「使えるかもしれない駒の一つ」であると考えているとわかります。また、アキラを「自分に似ている」と評価を下しているものの、その頭脳・戦闘能力がどのようなものであるかまでは把握していないようです。
今後、4thプログラムでは燈夜とアキラとのバトルも期待できそうですが、直接対決ではなく頭脳戦になるのではないでしょうか?燈夜は最愛の妻である「晶(アキラ)」を目的にしていると考えられるため、そのためには敵対した場合アキラを使い捨てるつもりかと思われますが、アキラに燈夜を害する思いがあるかは不明です。よって、アキラを使い捨てようとする燈夜に対し、アキラが燈夜をどうしたいかによって関係は変わっていくでしょう。
うまくいけば協力者として燈夜とアキラはいい関係を築けるかもしれませんが、燈夜とアキラが敵対した場合、殺し合いに発展する可能性は高いです。
アキラと燈夜の関係性を最終的に決めるのは、アキラの母親である「晶」の死の真実と、それをどう燈夜が受け止めるのか?また、燈夜が「晶」をどうしたいのか?アキラの目的が燈夜の目的とどこまでズレが生じているのか?
その結果次第で変化すると考えます。
現状では、燈夜とアキラが普通の家族に戻れるとは考えづらいから、結局どちらかが死亡するのでは争いそうだよね。
まとめ
『出会って5秒でバトル』の主人公である白柳啓こと、アキラを解説していきました。
今後、4thプログラムも進展していくでしょうし、それ以降のステージに移ることでさらにアキラについてに情報が出てくると思うので、続きが待ち遠しいですね!
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