秋アニメとしてもスタートした、原作・野崎まどの『バビロン』。
いきなり主人公の相棒・文緒が殉職するという衝撃の展開に驚きました・・・。
事件の真相が気になりすぎたので原作小説をとりあえず読破しました。
この記事では文緒の死について真相をまとめていきます。
バビロンで文緒を自殺させた犯人はだれ?
犯人は監視対象の女だった(曲世愛)
文緒を殺したのは当初、新域の選挙勢力の工作だろうと予測していた正崎でしたが、違いました。
文緒が監視していた女こそが犯人だったんです。
女の名前は曲世愛。
アニメ・バビロンの公式ビジュアルにも載っているこの女です。
中央の白い背景に透けて映っているのが曲世愛です。
※正崎や文緒の後ろに立っているダークスーツの女性は瀬黒と言って違うキャラです
実はこの女性キャラクターがバビロンでのラスボスです。
では文緒はこの曲世愛にどういった経緯で殺されてしまったのか。
次の章にて事件の真相を解説します。
事件の真相を原作小説からネタバレ
まず文緒の死因は自殺です。
『他殺からの自殺工作』だと正崎は予測していましたが違いました。
文緒は間違いなく自殺だったんです。
そんなことをするような人間ではなかった文緒がなぜ自殺したのか。
それはこの曲世愛の常人離れした能力ゆえでした。
曲世愛は一言話しただけの相手を『自殺したい』という気持ちにさせることができる人間なんです。
※原作は未だ未完結で、最新巻でも曲世愛について全てが判明したわけではないのです
この能力について、原作で現実的な理由づけはされていません。
どちらかというとバトル漫画の能力のように生来の不思議能力として語られています。
検事が主人公のこの作品においてこんなトンデモ能力が出てくるのがすごく浮いてるというか・・・理論的な捜査の元進んでいく物語の作風に合ってないなーというのが正直な私の感想です^^;
つまり文緒は保護対象として見ていた女性(曲世愛)の部屋に上がって接触し、『今すぐ自殺したい』という気持ちにさせられてしまった。
(一言で強力な催眠術にかけることのできる女という解釈が最もわかりやすいでしょう)
その後遺書を書き溜め、メールを正崎に自分で送り、自殺したという経緯だったんです。
文緒の件で罪に問えるとしたら、「自殺教唆」なわけですが、一言で相手に自殺を決意させるなんていう現実味のない能力は立件が容易ではなく、原作小説最新刊においても未だ曲世愛を捕まえることはできていません。
しかし曲世愛の経歴などある程度の正体については判明しているので、それについては別記事で詳しくまとめています。
まとめ
今回の記事をまとめると
- 文緒殺害の犯人は監視対象の女だった
- 女の名前は曲世愛といって、一言話した相手を自殺したいという気持ちにさせることのできる能力があった
- 文緒は曲世愛に接触し、その後に自分で遺書を書き、自殺したというのが事件の真相だった
こういった内容でした。
文緒は間違いなく他殺だと考えていたので、まさか催眠術的な能力で自殺を決意させられていたとは思いませんでした。
個人的にはこの事件の真相は少々強引な気もしました。
しかしそもそもこの作品における主題は単純なサスペンスではないようですね。
「自殺とは悪いことなのか」ひいては『善と悪とは何か』を読者につきつけるのを目的としている作品のようです。
しかし文緒は好感の持てるキャラクターだったのでショックです。
そしてバビロンは登場人物が退場しすぎ・・・笑
バビロンの原作内容が気になる方は『バビロン』の原作小説の結末は?各巻の内容と最後をご覧ください(ネタバレ注意)
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