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甲賀弦之介は生きていた?強さ・チート能力「瞳術」や謎を解説

バジリスク〜甲賀忍法帖〜

バジリスク甲賀忍法帖の最後で甲賀弦之介は自害していたように見えましたが、実は生きている説も浮上しています。

甲賀弦之介は本当に生きているのでしょうか、それとも描写通り死んでいるのでしょうか?

本記事では、甲賀弦之介が生きている説や強さ、チート能力「瞳術」などを解説していきます。

甲賀弦之介とは?

年齢 不明
誕生日 不明
身長 不明
体重 不明
所属 甲賀卍谷衆

『バジリスク~甲賀忍法帖~』主人公の甲賀弦之介は、心技体を兼ね備えた作中最強クラスの忍者です。

徳川の後継者を決定するための忍法勝負に巻き込まれますが、出身である甲賀卍谷衆の実質トップとなり、最後まで生きて戦いました。

甲賀と伊賀の闘いでは最後の1人になるものの、恋仲の関係にある朧が目の前で自害したことにより、自身もあとを追って自殺します。

その際、人別帖に朧の名前を残し、忍法勝負の勝者は伊賀陣営であることを示しました。

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甲賀卍谷衆の次期統領

甲賀弦之介は甲賀卍谷衆の統領・甲賀弾正の孫です。
幼いころから忍者として英才教育を受け、その後も健やかに成長して時期統領に相応しい器となりました。

統領の孫という血筋を抜きにしても、甲賀弦之介は統領に相応しい人材です。

忍者としての素質はもちろん、部下の甲賀卍谷衆の面々からも信頼を置かれています。部下たちもまた甲賀弦之介のことを慕い、揺るぎない忠誠心を持って接しています。

部下からの信頼を集め、さらに自身も強さと統率力を備えているため、『バジリスク~甲賀忍法帖~』において最強のリーダーといっても過言ではありません。

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誠実で平和主義者

『バジリスク~甲賀忍法帖~』の世界では、甲賀と伊賀は長年の宿敵として描かれています。

争いこそ起きていませんが、過去の遺恨などでいがみ合っていました。

甲賀弦之介もまた、幼いころは伊賀忍者を嫌っていましたが、成長するにつれて伊賀との和平を望むようになります。

しかし一方で掟を守らない者には厳しく、さらに自身に刃を向ける者は容赦なく葬り去るという無慈悲さも持ち合わせています。

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伊賀の朧とは恋仲

『バジリスク~甲賀忍法帖~』ヒロインの朧とは、祝言まで決まっていた恋仲の関係です。

甲賀弦之介は幼いころ、伊賀忍者に対する偏見を持っていました。しかし朧と出会ったことにより、甲賀と伊賀には違いが存在しないことを気付かされ、平和主義の性格へと変わっていきます。

忍法勝負が始まる直前も、甲賀と伊賀の境で密会している様子があり、とても睦まじい様子が描かれていました。

2人とも甲賀と伊賀の和平を望む者同士でしたが、時代の流れに逆らうことはできません。ともに自害して川に流され、魂となってようやく1つに結ばれます。

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甲賀弦之介の声優は「鳥海 浩輔」さん

甲賀弦之介の声を担当しているのは、鳥海浩輔さんです。
1973年5月16日生まれで、1996年から声優として活動をはじめました。

主に青年役や30代男性キャラクターを演じることが多く、どのような性格でも演じ切ることができます。

しかし最初から声優に興味を持っていたわけではありません。
大学受験に失敗し、親の勧めで入所した日本ナレーション演技研究所で声優業に触れたことで、演技の面白さに魅入られました。

代表作には『NARUTO -ナルト-』犬塚キバや『弱虫ペダル』今泉俊輔など、現在も第一線で活躍されている声優の1人です。

甲賀弦之介の強さ

『バジリスク~甲賀忍法帖~』において、甲賀弦之介の戦闘シーンはあまり描かれていません。

しかし甲賀卍谷衆の次期統領だけあり、それに相応しい強さを持っています。

また、甲賀卍谷衆と伊賀鍔隠れ衆には、それぞれ特徴的な忍術を扱う者もいます。

そこで甲賀卍谷衆の甲賀弦之介は、作中においてどれくらいの強さを持っているのか。忍者としての能力を見ていきます。

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チート能力「瞳術」

甲賀弦之介の象徴的な強さである「瞳術」は、敵意を持った相手の精神を狂わせて自滅へ追い込む力を持っています。

伊賀鍔隠れ衆の筑摩小四郎は失明までにとどまりますが、薬師寺天膳は自害まで追いやられており、相手の実力を問わずして効力を発揮している最強のチート能力です。

唯一の弱点は開眼していなければ使用できない点で、さらに相手が敵意を向けなければ効力を発揮しません。

また朧が持つ「破幻の瞳」に対しても、効力を発揮できません。
朧は無意識に力を発動しているため、そこに敵意がないことから、甲賀弦之介の「瞳術」は無効化されてしまいます。

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師は甲賀卍谷衆の室賀豹馬

甲賀弦之介の忍術の師匠は、甲賀卍谷衆の室賀豹馬です。

「瞳術」は本来、室賀一族に伝わる秘技で、その血筋以外には習得できない固有の忍術とされていますが、甲賀弦之介と室賀豹馬は甥叔父の関係にあります。

幼いころから室賀豹馬に師事して修行を積み重ね、やがて甲賀弦之介は全盛期の室賀豹馬以上の精度で「瞳術」を発動できるようになりました。

同時に忍者としての心技体も鍛え上げられ、次期統領と呼ばれるに相応しい人物へと成長していきます。

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瞳術の使用条件

甲賀弦之介の「瞳術」には、細かな使用条件が存在しません。

敵意を持った相手と視線を合わせ、「瞳術」を発動することにより、相手の精神を狂わせて自滅へと追い込むことができます。

ただ、作中終盤に伊賀陣営は「瞳術」を封じるため、「闇七夜の秘薬」を使って甲賀弦之介の目を塞ぎました。この状態では、さすがに「瞳術」を使用できません。

しかし、使用可能な状況であれば、単独で大多数の敵の殲滅が可能です。囲まれた際も多くの敵忍者を死に至らしめており、伊賀陣営に大きな脅威として認識されていました。

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室賀豹馬の瞳術との違い

師である室賀豹馬も「瞳術」を使用できますが、甲賀弦之介とは違って、発動条件が課せられています。

室賀豹馬は盲目の忍者で、全盛期よりも「瞳術」を扱えなくなりました。しかし夜になれば、開眼して「瞳術」を使用することができます。

筑摩小四郎との戦いで披露されていますが、彼も盲目の忍者でした。甲賀弦之介によって失明していたため、筑摩小四郎には「瞳術」が効かず、あえなく敗れてしまいます。

甲賀弦之介の最後は?実は生きていた?

『バジリスク~桜花忍法帖~』において、甲賀八郎と伊賀響というキャラクターが登場しており、2人は甲賀弦之介と朧に似た容姿を持っています。

甲賀八郎と伊賀響は、甲賀弦之介と朧の2人とどのような関係にあるのか。順を追ってまとめていきます。

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朧を追って自身も自害

『バジリスク~甲賀忍法帖~』のラストシーンでは、甲賀弦之介と朧の一騎打ちが描かれました。

「闇七夜の秘薬」の影響で目を塞がれた甲賀弦之介でしたが、秘薬が解けて目を開くと胸に刃を刺した朧の姿が写ります。朧は愛する相手を殺さず、自害を選択しました。

これによって甲賀陣営が勝利したのかと思いきや、甲賀弦之介は朧の血で人別帖にあった自分の名前を消します。甲賀と伊賀の戦いは、伊賀の勝利で幕を閉じました。

その後、甲賀弦之介は朧を抱きかかえながら川へと入ります。
自らに刃を突き刺し、朧のあとを追っていくような形で、そのまま流されて物語が完結しました。

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『桜花忍法帖』で登場した双子

『バジリスク~桜花忍法帖~』の主人公は、甲賀八郎と伊賀響の2人。
2人は甲賀弦之介と朧の双子とされており、ともに「矛眼術」と「盾眼術」という瞳術を身に付けていました。

しかし別の里の人間が甲賀と伊賀の滅亡を避けるべく、2人が契ることによって発現すると言われる「桜花」の力を求めます。

伊賀響は兄である甲賀八郎との契りを受け入れていましたが、甲賀八郎はその事実から目を背けていました。

しかし、2人の考えとは関係なく、物語が動いていきます。

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甲賀弦之介と朧は生きていたのか?

『バジリスク~甲賀忍法帖~』のラストで、甲賀弦之介と朧は確かに自害しました。

しかし『バジリスク~桜花忍法帖~』では2人の子どもが登場しており、甲賀弦之介と朧は生きていたのではないかと囁かれるようになりました。

そこで甲賀弦之介と朧は、どうやって生きながらえたのかを考えています。

死んだフリ説

甲賀弦之介と朧の自害は演技で、川に流されていったあと、仲睦まじく暮らしていたと考えることができます。

しかし、甲賀八郎と伊賀響の2人はそれぞれ甲賀と伊賀の里で成長しており、死を装って再び自分たちの故郷に帰ったのは考えづらいでしょう。

また何より、命を賭して散っていた仲間たちのこともあって、自分たちだけ生きながらえようと画策したのも考えにくい部分です。

甲賀卍谷衆も伊賀鍔隠れ衆も、それぞれ固い絆で結ばれている間柄ですから、死んだフリ説は少し違うのではということにたどり着きます。

忍術による偽装説

朧は忍者としての素質が皆無ですが、甲賀弦之介には心技体が備わるほどの能力があります。それゆえに、周囲を欺けるほどの幻術も使えた可能性があります。

ともに自害をする局面より以前、甲賀弦之介は幻術を使用しており、その隙に朧と逃走したと考えることができます。あるいは蘇生術のようなもので、甲賀弦之介と朧が蘇ったとも考えられるでしょう。

『バジリスク~桜花忍法帖~』は甲賀と伊賀の衰退を憂いていることが発端であるため、忍法勝負が繰り広げられている最中から、「桜花」の可能性を見出していたのかもしれません。

密かに生まれた隠し子説

忍法勝負が始まる以前から、甲賀弦之介と朧は両陣営の境あたりで密会を繰り返していました。

祝言の日取りを残すところまで進んでいましたが、その時すでに2人の間に甲賀八郎と伊賀響を授かっていたと考えられます。

しかし朧が妊娠していれば、朱絹など側近たちがすぐに気付くでしょう。

そのため、隠し子説はほぼ可能性がゼロと言えるかもしれません。

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コミック版『バジリスク~桜花忍法帖~』の一節

『バジリスク~桜花忍法帖~』のコミック版では、甲賀八郎と伊賀響に真実が告げられています。

「甲賀と伊賀、最後に生き残ったのはともに愛を誓い合った二人の男女。つまり甲賀弦之助と伊賀朧、お前たちの両親だ」

ここから分かるのは、甲賀弦之介と朧は生きながらえており、甲賀八郎と伊賀響を生んだということになります。

川に流されたあと、2人とも一命をとりとめており、仲睦まじく暮らしたと想像できるでしょう。

しかし甲賀弦之介と朧についてはそれ以上語られておらず、分かるのは甲賀八郎と伊賀響もまた、悲しい戦いに巻き込まれていくということだけです。

甲賀弦之介は実在した忍者?

『バジリスク~甲賀忍法帖~』最強の忍者と言っても過言ではない甲賀弦之介ですが、実在した忍者なのか、気になっている人がいるかもしれません。

国内外問わず有名な忍者といえば、服部半蔵や風魔小太郎あたりでしょうか。

しかし残念ながら、甲賀弦之介は史実には名前が残っていないかもしれない忍者です。すなわち、原作者である山田風太郎による創作上かつ架空の忍者となります。

また作中では甲賀と伊賀の関係は悪いですが、実際にはそうではありません。

織田軍勢による天正伊賀の乱によって、関係が悪化したできごともあります。
しかし基本的に仲良しと呼べる関係で、共闘して立ち向かっていたことが史実から分かっています。

まとめ

『バジリスク~甲賀忍法帖~』におけるチート能力「瞳術」を扱う甲賀弦之介は、作中での活躍が少ないものの、明らかの強さを見せつけています。

最後は朧に先立たれて失意に陥っており、2人の関係が微笑ましくも悲しいものがあります。

続編になる『バジリスク~桜花忍法帖~』では、甲賀弦之介らの双子が登場。親子ともに悲しき宿命に遭うのは心が痛いですが、愛し合う者同士の想いには胸を打たれるばかりです。

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