指輪創作は、『美少年探偵団』シリーズにおける美術担当のソーサクは、なわばりにしている美術室にもっとも合っている人ではないでしょうか?
そんな指輪創作の外見や性格、しゃべり方などを解説していきます…!
他にも声優情報もつけていますんどえ、しごらんになってください。
なお、小説11巻までのネタバレを含みますので、ご注意ください。
目次
指輪創作こと「美術のソーサク」とは
指輪創作の外見
ソーサクは、黒髪・象牙色の肌という日本人らしい見た目ですが、瞳の色は青系でオリエンタルな印象がありますね。
制服の着崩し方はかなり独特で、指輪学園の制服を元にしています。
ネクタイを首輪のように巻いて、白衣を萌え袖にする着こなしが、なんだかかわいいですね。
授業を抜け出したり、制服を切ってしまったりする生徒がいるような美少年探偵団ですが、その中でも群を抜くほどの改造度になっています。
11巻では、ソーサクは眉美のために首に鈴をつけることとなるので、リボンの上に着けているのでしょうか?
そのあたりの記述がなく不明ですが、全体のバランスが崩れるのでソーサクならなにかしら着崩しを変えているかもしれません…!
加えて、なんと女装をして学園に通っていたようですね。
その姿は描かれていませんが、もし11巻分すべてがアニメ化するとしたら、最後に見せていただけるのでは…!と期待してしまいますね。
日本人らしいけど、ハーフっぽさもあってカッコいいよね!
ちなみに、『美少年探偵団』シリーズが原作のどこまでアニメ化されるのかを予想した記事を別途用意していますので、そちらもご参照ください。
ソーサクがたくさんしゃべってくれる巻までアニメ化すると、非常にうれしいですね。
指輪創作こと「美術のソーサク」の性格
無口な性格と思っていたら…?
性格は無口のため、最初の段階での判断は困難でした。
無口である理由としては、口下手であるところは本人も認めており、「表現者ゆえに率直な表現はできない」ともいっているので、口を開かなかったのは出来る限り口を開きたくないためと、団長が全てをわかってくれるからではないでしょうか?
学校では、指輪学園の御曹司である指輪創作に話しかける猛者もあまりいなかったようなので、話しをする場面も少なかったのでしょう…。
そのため、しゃべらなくても生活が成り立っていたのですね。
しかし、ある出来事がきっかけでソーサクは多弁になります。
それよりも前の出来事でも、眉美に対し口を開いてくれる瞬間はかなり多かったので、ソーサクと仲が良くなっていくとしゃべる機会も増すのではないでしょうか?
例えば、5巻目の「パノラマ島美談」では、主人公である眉美がスケッチをするソーサクにしきりに話しかけるシーンがあります。
その際には、ある美術館の謎を二人きりで解くという試みをしていたため、周りにだれもおらず、無口なソーサクに対して眉美が一人語りをしながら美術館の謎について疑問点を上げ連ねているという状況でした。
無表情・無言のソーサクに対しハイテンションな眉美はあまりの居づらさに「迷惑かけちゃ悪い」と言いますが、ソーサクは「邪魔だけど、迷惑だなんて思わない」という発言がありました。
優しい性格をしている
6巻目の「D坂の美少年」では眉美が殺されそうになり、学校で生活するために檜風呂の作成を「マユのためなら」と言ってすぐに作成してしまったりと、仲間にはかなり優しい性格をしていると思われます。
美少年探偵団以外の人物とソーサクが会話をんしている場面は作中で登場していませんが、元々の性格は優しいのでしょう。
また、団長である双頭院学にも服従と言っていいほどの従順っぷりを発揮しているので、一度尊敬や感動、尊敬持ってしてしまうと、その人物を敬ってしまうのかもしれませんね。
10・11巻にかけて、ソーサクは三日三晩昏倒してしまった眉美の世話をしており、「排泄物の処理さえも喜びでしかなかった」と言うほどですから、感謝や尊敬の度合いが大きければ大きいほど尽くし、返す性格と言っても差し支えないのではないでしょうか?
眉美との仲が良くなるにつれて、いろんなソーサクが見られるのが楽しい!
美少年探偵団の役割・才能
ここでは、美少年探偵団の役割・才能について紹介していきます。
美術作品以外も作れる
『美少年探偵団』のなかには二つ名が、存在します。
主人公でいうところの「美観のマユミ」ですね。
指輪創作は「美術のソーサク」と呼ばれており、名前の通り美少年探偵団の美術を担当しています。
しかし、この美術というのは幅が広く、例えば服飾としてバニーガールやスカジャンを作ったり、男装や女装までさせてしまいます。
驚くべきは、服を作ることから着付けまですべてをこなしてしまうという点ですね。
美術担当の幅は服飾だけにはとどまらず、美少年探偵団全員で制作に取り掛かった天井絵もそうですが、食器やベッドの作成もします。
11巻では医療器具まで作ってしまうのですから、美術のソーサクに作れないものはあるのか?と聞いてしまいたくなりますね。
ほかにも、ボディーメイクの一環としてマッサージまですることができるので、人の上に立つ側の人間であるソーサクですが、リーダーやメンバーに尽くすこともできる、何にでもなれる人と言えるでしょう。
ビジネスの才能を持っている
また、指輪財閥においても非常に才能を発揮するソーサクはビジネスの才能も持っています。
そのため、眉美からは「天才児くん」と呼ばれているわけですが、その力を美少年探偵団にもフルで使っています。
例えば、調べ物をする際にもそうですが、ヘリコプターは作中で2回ほど登場しています。
最終的には眉美がそのヘリコプターをとある先生に渡してしまいますが、簡単にヘリを操縦者付きで用意することができるのは、指輪財閥の力を持つソーサクにしかできない力の使いどころといえるでしょう。
本当に多才だから、美少年探偵団のなかでだけで美術の才能を腐らせるなんてもったいないよね。
ソーサクの口調・メンバーの呼び方・一人称
ソーサクが多弁になるのは、11巻目からです。
最後の最後でようやく長文をしゃべるようになったソーサクですが、その口調やメンバーの呼び方・一人称はどのようなものなのでしょうか?
ソーサクの口調
ソーサクは、かなりの良いところの生まれです。
そのためか、小説を読んでいるとかなり上から物をいう癖があるように思えます。
例えば、「ほら。水だ。正確には生理食塩水だ。髪ストローが差してあるから咥えろ、まゆ」、「受け取らなくていい。麻酔でわかりにくいだろうが、まゆの右手には点滴の針が刺さっているーーー口元まで運ぶのは俺の左手だ」などの発言があります。
基本的には断定系の命令口調といえるでしょう。
また、一応1年先輩である眉美に対し「まゆ」と呼び捨てどころか実は愛称で呼んでいるところから、他人に遠慮はあまりせず、先輩というだけでは尊敬をしていないのでは?とも思わせますね。
ソーサクの一人称は「俺」
一人称は「俺」です。
作中に「もちろん、瘴気に戻った俺達は、すぎさまドクターヘリを要請しようとしたーー…」とあります。
ソーサクのメンバーの呼び方
眉美のことは「まゆ」と呼んでいますが、ほかの呼び名は「リーダー、ミチル、ナガヒロ」などとなっています。
眉美は「美観のマユミ」なので、「マユミ」と呼ぶのかと思いますが、そこはちょっと違うようで、元々眉美のことは気に入っていたのかもしれませんね。
もしかしたら、一番後に入ったのが眉美だからかもしれませんが…、美少年探偵団の入団順は作中に書かれていない点ですので定かではありません。
中学生ってことを忘れそうになるね。
指輪創作は指輪財閥を運営している
指輪創作は、主人公が通う指輪学園を運営している財閥の跡継ぎであり、実際はほぼソーサクが指輪財閥を運営しているとのこと。
実際、学校に行きながら美少年探偵団もしつつ財団の経営をこなしていると考えると、かなりのエリートですね。
実は、美少年探偵団の出席率はあまり良くないことを作中で語られていますが、それでも両立できているのが素晴らしいですね。
時間の使い方を学びたいくらいです。
眉美が依頼人として美少年探偵団と会った時も、ヘリコプターを用意したり、スマートフォンを画材のように直書きしたりと、金銭感覚が庶民とは違いすぎるエピソードがありますし、美少年探偵団が着ている衣裳もほとんどがソーサクが採寸から初めて作ったものですので、その材料費は勿論ソーサク持ちでしょう。
そのことを考えると、ソーサクは跡取りとして自分で稼いで自分で使っているという認識なのかもしれませんね。
お金の使い方が大雑把…!
指輪財閥はソーサクに美術活動をさせたくない
指輪学園では、音楽や美術と言った副教科がありません。
7年前に美術がなくなったとは作中で書かれていますが、それは指輪学園側の意向だったようです。
学校から教科をなくしてしまうほど、指輪財閥は美術をあまりよく思ってはいないようですが、作中での指輪創作は芸術の申し子的な存在です。
ソーサクと二人きりで美術室のいるときは、眉美が一対一という状況に耐えかねてヌードモデルを務めているとのこと。
その作品を美術室に飾らないでほしいと言われたソーサクですが、家での芸術活動を認められていないソーサクは家の芸術作品に紛れ込ませてしまいます。
その作品が美術館の館長の目に留まり、美術館に飾られてしまうほどの騒動になりました。
専門家から見ても素晴らしい作品と言われるほどのもの、をソーサクは作っているということになりますね。
『美少年探偵団』シリーズは眉美の視点から物事を見ることになりますが、その眉美の視点からは素晴らしい芸術品の数々や天井絵、服飾技術や医療器具の作成などなんでもやってしまうなんでもできる人というイメージがあります。
やはり、『美少年探偵団』から離れてもソーサクの芸術センスは認められるほどなのですね…。
ソーサクが世間に認められるほど、指輪学園に美術がないのが惜しいね。
指輪創作と美少年探偵団との関係性
瞳島眉美こと「美観のマユミ」
物語の主人公ともいえる眉美との関係性は、かなり良好です。
眉美がコミュニケーション能力に多少問題があり、一対一になると途端に委縮してしまうという特徴があるため、率先してソーサクのヌードモデルをしています。
とりあえず裸になればソーサクが描いてくれるということを知っているためとはいえ、冬でも容赦なく眉美をヌードモデルにするソーサクと眉美の関係性はまさしく「美術素材と調理師」のような関係だと思います。
眉美が一対一で出会うのは、ボディーメイクをしてもらったり、変装を頼んだりする都合上、ソーサクが一番多いような気がします。
眉美もソーサクの無口になれたのか、壁に問いかけるように自分の想いや考えをまとめるときにソーサクに話し、ハッとさせられるようなことを気づかされるような場面があります。
さらに、11巻では眉美が美少年探偵団を助けるためにある無謀な行動をとってソーサクは眉美に助けられます。
これがキッカケで、お互いが尊敬し合える関係性になったのではないでしょうか?
眉美は当初、ソーサクの機嫌を損ねると指輪学園で生活できなくなると思っていたようですが、美少年探偵団の活動のためとはいえソーサクをかなり良いように使っているようですので、かなりフレンドリーに接しているようです。
美少年探偵団のメンバーとしては、お互いがかなり対等に話しているようで、ソーサクと一番近いのは眉美なのではないかとさえ思ってしまいます。
一度美術室を抜けてしまえば、美少年探偵団のメンバーとはあまりかかわりはないですが、眉美だけは利害関係なしにソーサクと話せることが大きいのかもしれませんね。
実際、11巻では眉美と一緒に女装までしていたようなので、完結後もかなり仲は良くなっていそうです。
眉美がどんどんと遠慮がなくなってきたっているのもあるかもね。
双頭院学こと「美学のマナブ」
ソーサクは、双頭院学をリーダーとして敬っています。
特に、眉美がリーダーに物事を押し付けようとしたときには必ず睨みを利かせますし、リーダーの命令があれば、基本的に無口なソーサクもしゃべるほどです。
2人の出会いは謎のままですが、ソーサクが尊敬するほどのなにか大きなことをやってのけのでしょう。
ソーサクは「リーダーと違って口下手だし…」と言っていることから、リーダーの言葉に力があるのだと確信しているような話し方をしていますね。
また、リーダーである学は唯一、ソーサクが何が言いたいのかを察する能力があります。
学の観察能力が優れすぎているためか、ソーサクは一度も「そんなことは思っていない」と学に言ったことはありません。
しゃべらなくても考えていることが伝わるってすごいね。
ナガヒロ・ミチル・ヒョータとの関係性
「美声のナガヒロ」、「美食のミチル」、「美脚のヒョータ」との関係性は作中ではあまり出てきませんでしたが、それぞれの能力を信じて活動している節がありました。
例えば、ミチルがリーダーには何も告げずに髪飾中学に潜入捜査をしているときには、ソーサクは何も聞かずにスカジャンを用意していますし、紅茶も毎回飲んでいます。そのため、ミチルの料理スキルを認めているのでしょう。
また、ヒョータに関しても、10キロ以上の水泳の往復が可能であることを信じて待っていたり、リーダーが犯罪者集団である運び屋の「トゥエンティーズ」につかまったときの伝言役を任せたりと、ヒョータの足を信じていなければ大切なリーダーの命を預けることはしなかったでしょう。
ナガヒロに関しても、同じ名家の生まれとして理解が最もあったのではないでしょうか?
あまり二人のかかわりは作中では見られなかったのですが、ナガヒロとしても、ロリコン扱いをしない貴重な存在であったのは間違いないでしょう。
作品は眉美視点がほとんどだからあまり他のキャラ同士の辛みがわからないんだよね…。
指輪学園卒業後のソーサク
あ、でもそうか……指輪財閥は一度ソーサクを胎教学園に入れた事で自ら『天才児が居なくても運営に支障がない』事を証明した訳だから無くてはならないと思ってた物が無くても何とかなると解った訳だからその事で締め付けが緩んだのかな。
— 管理人F (@yukimurayuuki1) May 3, 2021
原作完結後、指輪学園で3・2年生が卒業した後は、ヒョータ・眉美・ソーサクの3人で「戦乙女探偵団」をやっていたとのこと。
美少年探偵団の名前がある事情で使えなくなっていたため、新たに探偵団を作ったようですね。
その後は、理事長ではなく、一人の教師として指輪学園に残ったようです。
美術の先生をしている…と、断定的な言葉は出てきませんでした。
しかし、文章を読むとおそらく美術教師をしているようですが、実際は不明です。指輪学園に20代になった眉美が「最近復活した美術部」といっているので、指輪学園では部活としての芸術活動は許されたようです。
理事長ではなく、教師として収まっているのは本人があまり望んでいないこともあるのでしょうけれど…、おそらくソーサクが理事長にならなくてもどうとでもなるとお気が付いてしまったのでしょうね。
ソーサクから美術を取って、経営一本にしなくてもどうにかなるのだと、ソーサクが指輪財閥から離れて気が付いてしまったのであれば、胎教学園のしたことにも意味はあったのではないでしょうか?
学園卒業後はなかなか会えないようですが、最後にはある2人の結婚式が行われるとのことだったので、披露宴や結婚式でまた美少年探偵団のメンバーと再会するのではないでしょうか?
まだ11巻でしか内容はわかっていませんが、2021年5月18日に発売する「モルグ街の美少年」に、完結後のメンバーの動きが少しでも載っていれば嬉しいですね。
指輪創作の声優は佐藤元さん
2017年にアイムエンタープライズに所属した佐藤元さんは、2018年にはチョイ役など名前のないキャラを演じ、2019年には
「Dr.STONE」のクロム役など主要なキャラクターを演じることも多くなり、今年2021年に「指輪創作」を演じることになりました…!
Twitterではストイック声優を自称しており、動画では「マグロの大食い企画」や「カルピスを作ってみた」企画など様々なチャレンジをしている方ですので、ラジオなどでの活躍が楽しみな声優さんですね。
佐藤元さんの代表作は「弱キャラ友崎くん」の友崎文也役
佐藤さんは最近まで主要なキャラクターを演じることは少なかった声優さんですが、なんと2021年は「灼熱カバディの畦道相馬」や「蜘蛛ですが、なにか?の大島叶多」など主役級の役をつかみ取っています…!
同じく2021年に放送されているなかで、注目すべきは「弱キャラ友崎くんの友崎文也」だと思いました!!
「友崎文也」は暗いキャラクターですが、ひそかに熱い情熱を秘めており、徐々に前向きになっていく演技はとても素敵で1話から感動してしまいます。
残念ながら、『美少年探偵団』シリーズの指輪創作はあまりしゃべりません。
しゃべりはじめるのは4・5巻あたりからですし、多弁になるのは小説11巻からです。
佐藤元さんの魅力的な演技は無表情ですが、息遣いなどでどうソーサクを演じてくれるのか、これからも楽しみです♪
佐藤元さんの紹介したいコメント
『美少年探偵団』が大切にしている考えの一つに「美しくあること」というものがあります。
すべてを美しいかどうかを判断基準としています。
そのため、「美しいと思う音」についての声優さんたちのコメントのなかで、佐藤元さんのコメントが非常に美少年探偵団が好きそうだと思ったので、ご紹介します。
上記の画像は、公式Twitterに載っているもので、「同じ音がしないから」という理由で人の声が美しい音とするのが、美少年探偵団らしいコメントだと思いました。
むしろ、美声のナガヒロこと坂さんが言うようなコメントにも思えますが、声優さんらしさも感じますし、「美少年探偵団」への愛着も感じられて個人的にとても好きです。
このように、「美しいと思う●●」シリーズが公式Twitterに掲載されるため、見てみるのも面白いかもしれませんね。
声優さんが作品を愛しているなぁって思う瞬間ってあるよね。
まとめ
美術のソーサクは、無口で最初はどんな性格をしているのかも全くわからなかったのですが、リーダーを通してソーサクの考えを知って至ったのと、ぽつりぽつりと眉美に返事をするソーサクを見ていると、性格がだんだんとわかってきましたね。
11巻でいきなり多弁になることで、今まで考え方や他のメンバーの呼び方など細かいところも知ることができて、安心しました。
眉美とのメンバー同士との関りも素敵ですし、リーダーとの関りも慕っているだけじゃなく尊敬もしている対応が、御曹司とは思えないほど素直でいいキャラクターだと思いました!
作中では、どこまでもアーティストだったソーサクだったので、最新の12巻でまた新たな活躍を見てみたいですし、アニメでしゃべっている姿をもっと見たいので、2期・3期と続くことを祈っております。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
コメント・意見を気軽に書き込んで下さるとうれしいです♪
コメント
美少年探偵団」で、真由美さんのヌードモデルの話はいつ出てくるのでしょうか?