【アニメ】『美少年探偵団』は原作の何巻まで？何クールまで放送予定？

『美少年探偵団』シリーズは、西尾維新さんが手がけた作品です。
通称『美少年シリーズ』と呼ばれており、漫画化を経てついに2021年春にアニメ化になった作品となっています。

既に11巻で完結している作品と言うこともあり、ストックは非常に豊富です!!

今回は原作の何巻までアニメ化するのか？何クールまで放送するのかを予想してみます!

※2021/05/06に執筆しております。

『美少年探偵団』の原作は完結している

『美少年探偵団』シリーズは2015年10月から始まり、2019年12月に全11巻を持って完結した小説になっています。
…と、思われていたのですが、なんと新刊が発売予定となりました!

シリーズは完結したと思われていましたが、なんと2021年5月18日に「モルグ街の美少年」が発売予定となっているため、シリーズが続く可能性もまだまだ残されています…!

現在は、漫画化もされており、作中では原作者である西尾維新さんの他シリーズとのコラボも行われている人気作品となっていますので、期待は高まるばかりですね。

作品タイトルは文豪のタイトルをもじったものになっているので、どの巻がシリーズの何作品目なのかがわかりにくくなっています。

わかりやすいように、以下にまとめてみました。

物語の流れとしては、1巻完結です。
そのため、アニメ化するとしたら「どこかの巻の終わりまで」と言う形になるのではないかと予測します。

理由としては、1巻で1つの事件や謎が解決しているので、10巻目と11巻目を除けばどの巻までのアニメ化するとしても、切れ方はおかしくならないと思います。

さすがに、物語の間で切ってしまうとおかしくなってしまいますが、アニメするにあたり「●巻まで」という切れのいい形にするのではないでしょうか?

『美少年探偵団』は1期は原作4巻までと予想

現在では、1巻目である『美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星』の内容がアニメ3話分でまとめられています。
4話目からは『ぺてん師と空気男と美少年』の内容に切り替わっていいるため、アニメ3話分で1巻分の放送をしていくのではないでしょうか？

もし、「アニメ3話分で1巻分」の流れが続くようでしたら、そのまま1クールで放送までで「アニメ12話で原作4巻」まで放送出来ることになります。
単純に考えるのであれば、4巻までの放送となります。

しかし、最近のアニメは話数が読めないところがあり、もしかしたら3巻でアニメ10話とする可能性もあります。

理由としては、例えば2020年冬アニメとして放送された「はたらく細胞!!」では8話で放送が終わってしまったという事例があるためです。
最終回の速さに戦慄した覚えがあります…!

また、西尾維新さんの作品は特殊な形式で放送されることも多くあります。
例えば「刀語シリーズ」では「1か月に1時間で1巻分」の内容をアニメ化するという特殊な放送形態をとっていたため、西尾維新さんの作品は何話まで放送するのかもかなり不透明です。

そのため、基本的なアニメ通りいくと、「アニメ12話で原作4巻まで放送する」という流れでアニメ化するという考えに。

大穴狙いをするのならば、「アニメ10話で原作3巻まで放送する」という流れでアニメ化するのではないでは？と考えます!

（いずれも、あくまで今回は1期のみの放送であることを前提として考えさせていただきました。）

※ここから先はネタバレが含まれます。

「ネタバレ」の項目を飛ばして読むことで、物語の謎などのネタバレを避けることが出来ますので、ご活用ください。

『美少年探偵団』の原作の内容・あらすじ

『美少年探偵団』シリーズは「クズ」を自称・他称する主人公「瞳島眉美」が美少年探偵団に入団するところから大人になるまでを描いた作品です。

「瞳島眉美」が夢をあきらめてから、新しい夢を見つけるために様々な美少年たちと出会い、「団」として協力しながら問題を解決していくシリーズとなっています。

1巻目「きみだけに光かがやく暗黒星」のあらすじ・内容

「きみだけに光かがやく暗黒星」のあらすじ

十年前に一度だけ見た星を探す少女――私立指輪学園中等部二年の瞳島眉美。彼女の探し物は、学園のトラブルを非公式非公開非営利に解決すると噂される謎の集団「美少年探偵団」が請け負うことに。個性が豊かすぎる五人の「美少年」に翻弄される、賑やかで危険な日々が幕を開ける。青春ミステリーの新機軸！

引用：Amazon

「きみだけに光かがやく暗黒星」の内容

主人公である「瞳島眉美」が空で探し物をしているところから始まります。

元々、眉美が通う指輪学園では「美少年探偵団」という依頼人に守秘義務を負わせるという謎の一団が存在していました。

その一団の正体は不明で、事件を解決するどころか、大体の事件の元のなっているのが美少年探偵団だとも言われている集団です。

そんな怪しさ満点な美少年探偵団の団長である双頭院学に導かれ、現在使われていない美術室にたどり着くと、そこにいたのは指輪学園で知らない者はいないというほどの有名な美少年たちで…!?

眉美は自分が嫌悪さえしている叶えられない自分の夢をかなえるために、「星を探している」といいます。美少年探偵団は眉美の「星探し」と言う、美しい依頼をすることになります。

その後、事件に巻き込まれるわけですが、夢を再び探すことになった眉美は美少年探偵団に入団し、一員としてこれからの謎に挑んでいくことになります…!

「きみだけに光かがやく暗黒星」のネタバレ

眉美の依頼から実際に星を見つけた場所に向かって探しましたが、当然見つかりません。

しかし、副団長である咲口長広は権力と美声を使い、美術担当である指輪創作が自身の権力を使って調べたところ、眉美は探していた星の正体が軍事衛星と核ミサイルが激突したときに見られた「核爆発」であることを知ってしまい、違法に軍事機器を作った組織から狙われることになります。

眉美と学は、運び屋の「トゥエンティーズ」につかまってしまいますが、「トゥエンティーズ」の仲間を誘拐したことで、人質交換を申し出るという中学生らしからぬ作戦を決行します。

「トゥエンティーズ」を橋渡しに、事件の全貌を知ってしまった眉美は黙っておくかわりに眉美の夢である宇宙飛行士にさせてあげるという条件を出しますが、眉美は「美しくない」ということを理由に断ります。

 

また、実は眉美は核爆発を目撃できるほどの優れた視力をもっており、サーモグラフィと同じことや透視も行うことができるほどです。
しかし、よすぎる視力ゆえに、眉美は近い将来に失明することを前から知っていました。

そのため、元々宇宙飛行士にはなれないと知っていたこともあり、夢を探すために「美少年探偵団」に男装をして入団することになります。

２巻目「ぺてん師と空気男と美少年」のあらすじ・内容

「ぺてん師と空気男と美少年」のあらすじ

私立指輪学園で暗躍する美少年探偵団。正規メンバーは団長・双頭院学、副団長にして生徒会長・咲口長広、番長だが料理上手の袋井満、学園一の美脚を誇る足利飆太、美術の天才・指輪創作だ。縁あって彼らと行動を共にする瞳島眉美は、ある日とんでもない落とし物を拾ってしまう。それは探偵団をライバル校に誘う『謎』だった。美学とペテンが鎬を削る、美少年シリーズ第二作！

引用：Amazon

「ぺてん師と空気男と美少年」内容

眉美は男装をして通学路を進みます。
しかし、通学路では見たことがないサラリーマンのポケットから100万円が落ちるところを目撃してしまいます。
眉美は当然本人に渡しますが、拾ってくれたお礼として10万円をその場で眉美に渡し去ってしまい、その場から消えてしまいます。

眉美は返す当てもなく困り果ててしまい、美少年探偵団の面々に相談しますが、「どうやってサラリーマンが消えてしまったのか」という謎よりも、別の謎が浮かび上がります。

綺麗に作られすぎた紙幣をはがしてみると、なんと招待状が入っていたのです。
指輪学園が危険視しているライバル校「髪飾中学校」の体育館にある、「リーズナブル・ダウト」への招待状を手にした一同は、カジノに乗り込みます。

勝ち続けた咲口長広はカジノオーナーである「札槻嘘」に対決を挑まれますが、それはあからさまなイカサマで…!?

軍事危機を使用したイカサマに対抗すべく、美少年探偵団は再び札槻嘘との対決を挑みます…!

「ぺてん師と空気男と美少年」のネタバレ

勝負を仕掛けてきた札槻嘘は、作品きっての遊び人です。
生徒会長をしていますが、民間兵器会社と取引をしたり、犯罪も簡単に犯してしまう運び屋「トゥエンティーズ」ともつながりがあったりと、だいぶ規格外な人物です。

学校にカジノを作ってしまうほどの遊び人ですが、その運営もかなり遊び要素が含まれており、カジノホールを閉鎖に追いやれたことも遊びの一環として捉えているようです。

事実、最初は長広に勝った札槻は、その後眉美の視力によりイカサマがばれることを承知で、双頭院学との勝負を行い潔く負けています。

その結果、カジノの運営や民間軍事企業との取引があるような危なっかしい髪飾中学校の余波が、指輪学園に及ぶようなこともなく平和にカジノホールの幕引きを終えることができました。

しかし、札槻は眉美の視力にも映らない奥の手を隠したままカジノでのショーを終えたためか余裕です。

「また一緒に遊びましょう」と最後、眉美に団長への伝言を伝える札槻は、まったく反省の色がないため、また札槻との対決が楽しみになる引きでした。

３巻目「屋根裏の美少年」のあらすじ・内容

「屋根裏の美少年」のあらすじ

晴れて美少年探偵団の新メンバーになった「美観のマユミ」こと瞳島眉美。団長・双頭院学の召集により美術室兼探偵団事務所の改装を手伝うはめになる。しかし、天井裏から発見された三十三枚の絵のおかげで作業は一時中断。描いた主も分からない奇妙な絵画は七年前に学園で発生した不可能誘拐事件に結びつき……？　美しい事件に、より美しい解決をもたらす美少年シリーズ第三作！

出典：Amazon

「屋根裏の美少年」の内容

調理台や、所狭しと並べられた芸術品の数々に、なんとベッドまでついている美術室ですが、まだ天井には絵が描かれていませんでした。

そのため、指輪創作こと天才児くんが天井絵を作成し、他の団員がサポートするという流れになります。
しかし、作業の途中で天井が外れてしまい、中を確認するとなんと33枚もの、どこか違和感がある絵画が出てきます。

どうして違和感があるのか、それは有名な絵画の作品の人物だけが書かれていないためでした。

では、絵画を描いた人物は誰なのか？なぜ人物だけを書かなかったのか？
なぜ有名なモナリザがいなかったのか?などの謎を解く推理をお持ち帰りします。

しかし、その誰が描いたか?という謎が副団長の長広の手によって解かれると、次は講堂に書かれた全生徒を誘拐するという「不可能誘拐事件」の謎が登場し、またお持ち帰りの宿題をとくことになります。

さらには、2巻目で登場してきた札槻くんも登場し、ついに7年前の真実が明らかに…!

「屋根裏の美少年」のネタバレ

33枚の絵を描いたのはだれか？という推理を持ち帰った一同ですが、副団長の長広の調査により「絵を描いたのは当時の美術講師であった永久井とわ子である」と答えが出てしまいます。

しかし、その後は指輪学園から美術教科がなくなるにあたり、永久井とわ子がクビになった際に永久井とわ子が起こした全生徒誘拐事件を解き明かすことになります。

全生徒誘拐事件の謎とは、講堂に描かれた制作に何か月もかかってしまう巨大な作品のなかから、一夜にして生徒を全員誘拐する方法のことです。

謎の正体の結論は、眉美の視力により絵の具が厚塗りされていることがわったため、その事実から生徒たちと一緒に絵を塗りつぶしたということになります。

 

最終的には札槻くんの計らいにより、永久井とわ子先生が美術室に呼ばれ本人の口から真相が語られることとなります。

どうして33枚の絵画に人間を描かなかったのかという最初の謎は、美術担当の天才児くんにより「人間を描かなかったんじゃない、神を描いたんだ。」と解明しました。

また、永久井とわ子からどうして絵を天井裏に隠したのかという答えが「誰かが見つけた時に、『なんだこれ?』と思ってほしかった」というものでした。

また、どうして天才児くんがいまになって美術室に絵を描こうとしたのか…。
その謎もラストにわかるようになっています。

十年もの間空を見上げていたはずの眉美が、暗黒星を見失ってしまったため空を見上げなくなってしまったことが発端でした。
眉美が空を見上げられるようにと描かれた絵だったのです。

本当に仲間を得られた眉美の感動が書かれていて、非常に素敵なラストでした。

4巻目「押絵と旅する美少年」のあらすじ・内容

「押絵と旅する美少年」のあらすじ

美少年探偵団六番目の団員となった瞳島眉美。団長・双頭院学、美声を操る生徒会長・咲口長広、料理上手の不良・袋井満、美脚と健脚を誇る足利飆太、寡黙な芸術家・指輪創作――強烈な仲間と過ごす日々にも、ようやく慣れてきた。しかしある日、探偵団の事務所に巨大な羽子板が出現。敵対勢力からの挑戦なのか、はたして……。美少年の弱点が明らかになる美少年シリーズ第四作！　「美脚のヒョータ」を描くショートストーリーも収録

引用：Amazon

「押絵と旅する美少年」の内容

眉美はいつものように美術室に行こうとしたある日、座敷童のような姿勢が美しい和服姿の女の子を見つけます。
バラのとげのような鋭い罵倒を口にするという見た目のギャップにより眉美は衝撃を受けます。

そして、美術室にたどり着くと、さらに新たなが衝撃を眉美を襲います。
なんと、巨大な悪魔のような顔が付いた羽子板が美術室に鎮座しているのです。

最初はどうして美術室に羽子板があるのか？羽子板はどのようにしては運ばれてきたのか？などを中心に話し合われていましたが、そこで眉美が見かけた和服の女の子が長広の婚約者であることと、長広の婚約者が美少年探偵団への入団を拒否されていたことを知ってしまいます。

美少年探偵団の天敵となっている長広の婚約者こと、「川池湖滝」は6歳の女のであるため、どうやって巨大な羽子板を部屋に入れることができたのかという謎が深まります。
さらに、長広にとある願いがあった眉美はその願いを叶えてもらいますが、逆に長広から「湖滝と友達になってくれないか?」と頼まれ、問題は混迷を極めます。

羽子板をどうやって美術室に運ばれたのか?湖滝はなぜ入団を拒否されたのか？
また、美は湖滝との友情を結ぶことが出来るのか…?注目の4巻目です。

また、ラストにはショートストーリーとして生足くんと眉美の話が掲載されているので、美少年探偵団としての生足くん以外を見たい方はご購入をおすすめします。

内容としては、陸上大会に出場した唯一の生足くんを応援しに行くというものですが、表の顔を持つ彼らは美術室を離れると他人になってしまうため、必然的に応援できる人物が少なくなってしまい、眉美に白羽の矢が立ったというものです。

「押絵と旅する美少年」のネタバレ

羽子板を湖滝はどのようにして運んだか?
この謎を解決する鍵は、そもそもの作成場所が美術室だった点にあります。

美術室のテーブルの下の床をくりぬいた小滝は、その下で作品を作成したということになります。
そのため、今後、湖滝が美術室に侵入をすることは鍵を変えてしまえば困難になります。
防御策が取れたということで、湖滝をこれ以上警戒するする必要性もなくなりましたし、謎は解決となりました。

また、入団を拒否された理由は「団長を階段から突き落としたから」ではなく、「恋をしている乙女だから」です。
団則にのっとった、少年でなくてはならないというルールは乙女には適応されないということでした。

その恋の相手は、長広であったのか、それとも湖滝と同じ学校に通う双頭院学だったのか、そこは明らかになりませんでしたが、湖滝が恋をしているのは間違いないでしょう。

長広が湖滝との婚約を破棄することを決めてしまいましたが…、果たして湖滝と長広がこの先どうなるのかは、11巻まで話が飛んでしまいますので、そこを楽しみにしている方は、順番に呼んでいくことをおすすめします。

『美少年探偵団』が第2期を放送するか予想

やはり、1期の人気次第というのは間違いないと思いますが、やはり「西尾維新」さんの作品ということと、既に完結しているということで、かなり2期は期待してもいいのではないでしょうか?

正直、1クール目とは時間をおいて2期・3期と作成されるのではないかと予想しています。

2期を放送するとなると、5巻目の「パノラマ島美談」はアニメ化されるでしょう。
そうなると、5、6、7、8巻をアニメ化し、時間をおいてラストの9、10、11巻はアニメ化するとおさまりが良いと思います。

ラストまでアニメ化するのでは?と思う理由

アンコール！　もう一度きみと謎解きだ！

美少年探偵団の活躍を覚えておられるだろうか。綺羅星の捜索で幕を開け、指輪学園を退廃から救うための死闘で幕を閉じた――はずだった。めくるめく冒険が綴られた彼らの事件簿には、語られていない事件が一つだけ残されていた。『美観のマユミ』にして語り手・瞳島眉美が今こそ明かす、異端の建築家が設計した五つの美しい密室と六人の「美少年」の顛末を、東西東西、ご笑覧あれ！

豪華ショートショート集＆プロフィール丸わかり「団員名簿」収録！

引用：Amazon

2期が作成され、その後も小説の完結までアニメ化するのでは?と考える理由は、「モルグ街の美少年」が2021年5月18日に発売されるためです。

アニメ化に合わせた出版と考えると普通ですが、美少年探偵団シリーズは2019年に完結したシリーズです。
その続編が2021年に発売されるということは、原作者の西尾維新さんとしてはまだまだ執筆の熱がある作品ではないか?と予想します。

そうなると、続編が期待できるだけあって、アニメ化の熱が高まってもおかしくないのでは…?と思ってしまいます!

まだ発売前と言うことで続演が出そうな内容なのかわかりませんが、もし原作者である西尾維新さんが新たに「美少年探偵団シリーズ」を手掛けるとするならば、やはり11巻までのアニメ化を期待してしまいますね。

まとめ

まとめとして、アニメは1期は原作小説4巻までアニメ化するのでは?と予想します。

しかし、時間を空け、また2期3期の政策が行われる可能性は非常に高いと思われます。
その理由は、2019年に完結した美少年シリーズが2021年5月に続編が発売されるためです。

いずれにしろ、既にいったんは完結している作品ですので、アニメ化はしやすいのでは?と考えますし、やはり西尾維新さんのブランド力はかなり高いので一作品の完結までアニメ化してもおかしくはないと思います。

結果がどうなったとしても、『美少年探偵団シリーズ』をアニメでも見たい!と思う気持ちは同じですので、1期を応援していきたいです!!