『その着せ替え人形は恋をする(略称は『着せ恋』)』は福田晋一先生が描く大人気漫画で、2018年からヤングガンガンで大人気連載中です。
テレビアニメ化も果たしており、2022年1月〜3月にかけてアニメ1期が放送された後も新作アニメ(2期か劇場版の可能性が高い)の制作も発表されました。
本記事では『その着せ替え人形は恋をする』原作コミック全巻のネタバレ記事を作成しました。
原作やアニメ1期を既に視聴済みのファン達は復習として、これから本作品に触れようと考えている人達には予習として役立てていただけると幸いです。
ちなみに、作品名にある”着せ替え人形”とは「ビスク・ドール」と読まれています。
本作品の人物相関図は「着せ恋の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説【ネタバレ注意】」の記事をご覧ください。
目次
- 1 【1巻のネタバレ】五条新菜と喜多川海夢のコスプレ活動が始まる
- 2 【2巻のネタバレ】雫たん衣装が完成 | 海夢のコスプレデビュー
- 3 【3巻のネタバレ】乾姉妹との出会いと交流が始まる
- 4 【4巻のネタバレ】海夢とジュジュ(紗寿叶)のコス合わせ | 妹の心寿もレイヤーデビュー
- 5 【5巻のネタバレ】ラ●ホでサキュバスコス? | 新菜と海夢のお祭りデート
- 6 【6巻のネタバレ】姫野あまねとの出会い | 新菜もハロウィンでレイヤーデビュー?
- 7 【7巻のネタバレ】文化祭でのコス衣装を新菜が作る
- 8 【8巻のネタバレ】海夢な麗様が降臨 | 皆の協力や新菜の強い決意で優勝に導く
- 9 【9巻のネタバレ】海夢が迎えた最大の危機とは | 旭(アキラ)や都(みやこ)との出会い
- 10 【10巻のネタバレ】乾姉妹も棺合わせに参戦 | 新菜と海夢が闇堕ち?
- 11 『着せ恋』13巻や14巻の発売日はいつ?
- 12 『着せ恋』最終話や結末を予想
- 13 まとめ
【1巻のネタバレ】五条新菜と喜多川海夢のコスプレ活動が始まる
本作品の物語は陰キャだけど服飾に長けた高校生の五条新菜と読モまでこなす人気JKの喜多川海夢による突然の交流から始まります。
新菜と海夢がお互いの好きなもので意気投合
主人公の五条新菜は幼少期に両親と死別した上に1人っ子のため、祖父(薫)と一緒に彼が薫が営む雛人形店(五条人形店)で育ってきました。
さらに祖父と同じ雛人形の顔を作る職人「頭師(かしらし)」になるという将来の夢に向かって頑張っているものの、校内の被服室で作業中、入ってきた海夢に新菜が持ち歩いている“雛人形の頭”を見られてしまいます。
それにより完全に軽蔑されると思った瞬間、逆に海夢からは新菜が“ミシンを使えること”を尊敬される上、雛人形の綺麗さまで理解してもらえました。
一方、海夢からは自分が大のアニメや美少女ゲーム好きであることを聞かされた後、自分の1番好きなキャラクター「黒江雫たんのコスプレ衣装を作ってほしい」とお願いされます。
海夢の行動力の高さに振り回される新菜
海夢に自分の好きな雛人形を理解してもらえた新菜ですが、翌日になると自宅(五条人形店)にいきなり訪問してきた海夢および彼女自身の行動力の高さに振り回されます。
新菜の部屋に押し入るなり、今度はいきなり水着姿になって「”自分の身体サイズ”を測ってほしい」と頼んできます。
バストサイズ等も含めてタジタジになりながら何とか全てのサイズを測り終えた新菜ですが、これも全て「海夢のためのコスプレ衣装を作るため」です。
しかし、新菜以上に振り回され始めるのが祖父の薫であり、その夜になると新菜が雫たんの資料のために「ヌル女2」のPCゲーム(海夢が持参してきたソフト)を真剣な眼差しで始めており、祖父(薫)に対していらぬ心配をかけ始めていました。
楽しい買い物デートから窮地に一転?
雛人形とコスプレ、お互いの好きなものややりたいことで海夢と意気投合して一気に心の距離が縮まった新菜ですが、それでも彼の方は後ろめたさ等を抱いたまま海夢を避けるようになります。
しかし新菜の行動は既に見透かされていた末に捕まり、そのまま衣装作り用の材料の買い出しへと付き合わされます。
2人が向かった先は池袋のユサワヤにある”コスプレ専用コーナー”やスワローテイルです。
ちなみに新菜も衣装作りのための設計図まで完成させており、それを見せたことで海夢から驚かれながら褒められます。
買い物帰りにはラーメンを食べて”2人きりの時間”を楽しんだのも束の間…
帰りの別れ際に海夢から教えられたイベントの日までの期間があと2週間しかないことを伝えられた新菜の顔が一気に青冷めてしまいます。
【2巻のネタバレ】雫たん衣装が完成 | 海夢のコスプレデビュー
あと2週間で海夢のためのコスプレ衣装を完成させなければならない新菜に更なる窮地が襲いかかります。
しかし、数々の苦難を乗り越えた末に完成させられた雫たん衣装で海夢がレイヤーとしてのデビューを果たします。
新菜が数々の苦難を乗り越えてコスプレ衣装を完成させる
「たった2週間でコス衣装を完成させなければならない」
コス衣装どころか人の洋服すら初めて挑む新菜にとって、それはあまりにも強すぎるプレッシャーでした。
さらに追い討ちをかけるように「祖父(薫)の入院」や「来週の中間テスト」が更に新菜の心身を追い詰めてしまいます。
(祖父の怪我は新菜が購入してきた女性用ストッキングが原因ですが…)
祖父のお見舞いや病院への送り迎えは従姉の美織も手伝ってくれるものの、学校や中間テストに向けての試験勉強などと両立しながらの衣装作りが思い通りに進まず、一度は倒れ込みながら諦めかけます。
しかし幼少期に祖父から言われた「好きだからこそ大変な時に踏ん張れる喜び」を思い出したことで再び起き上がり作業を再開させた末、イベントの開催日までに衣装を完成させることができました。
海夢と新菜のコスイベデビュー
翌日に完成させられた雫たんの衣装を見せた途端、海夢から大いに喜ばれながら感謝されます。
明日のコスイベに参加する気ではなかった海夢ですが、新菜がせっかく作ってくれた衣装を着たことで大好きな“雫たん”になることが出来ました。
しかも、新菜から撮ってもらえた写真をSNS上にアップしながら「まりん」というハンドルネームで待望のレイヤーデビューも果たしました。
さらに、そのノリで翌日のコスイベ会場にまで出撃した中、複数人もの来場客たちからも写真を撮ってもらえます。
ちなみに、その会場内で出会った女性客・涼香とはかなり親しい関係性を築き、今後も交友関係が続いていくこととなります。
新菜と海夢の恋とコスプレ活動はまだ始まったばかり
イベント中に海夢が熱中症になりかけてしまうアクシデントが起きたものの、新菜と海夢によるコスイベデビューは無事に終えることができました。
色々と大変なことに見舞われながらも、お互いに得られたものが多かったコスプレ活動…
雫たんの衣装が完成および海夢のレイヤーとしてのデビューも果たせたことで、これまでの楽しい時間が終わったことを帰りの電車の中で実感する新菜に対して海夢からは「次のコス衣装」の相談を持ちかけられます。
完全に予想外な発言に拍子抜けする新菜ですが「海夢の1番好きなキャラクターは50人もいること」を聞かされた後に、これまでの疲労で「とても奇麗でした」と伝えながら寝入ってしまいます。
新菜にとっての「奇麗」とは心から思った時でないと言えない言葉であり、それを以前に伝えられていた海夢が強く意識しながら眠る新菜の隣で赤面します。
新菜と海夢の恋とコスプレ活動は、まだ始まったばかりなのです。
新菜と海夢に新たな出会いと交流の予感
コスイベを終えた翌日からは新菜の自宅にて2人で一緒に衣装やウィッグを洗った後、祖父も一緒に3人での夕食を楽しみます。
ここで海夢が高校生になってから一人暮らし(父親が単身赴任中のため)であることに加えて「食生活が壊滅的なこと」であることを知られたことで2人から強く心配され始めます。
その結果、新菜の祖父(薫)からのご厚意により、夕食だけは海夢も一緒に摂らせてもらえることとなりました。
さらに翌日になると土砂降りの中で濡れた美少女が五条人形店の前に現れます。
最初に発見した薫が声をかけますが…
その美少女とは、実は海夢にとっての憧れのレイヤーである“ジュジュ”こと乾紗寿叶でした。
【3巻のネタバレ】乾姉妹との出会いと交流が始まる
乾紗寿叶との出会いにより、神レイヤーであるジュジュのコス衣装も作ることになった新菜…
さらに紗寿叶の妹である乾心寿とも出会い、4人揃って“廃墟での撮影”にも臨みます。
新菜がジュジュ(乾紗寿叶)のコス衣装も作ることに
雨でズブ濡れになりながら人形店を訪れてきた乾紗寿叶が祖父(薫)のご厚意でお風呂に入れさせてもらえている中で新菜が帰宅してきたことで、この2人は最悪な形での出会いを果たしてしまいます。
それでも気を取り直した紗寿叶から「自分のためのコスプレ衣装を作ってほしい」と依頼されます。
コスプレ衣装作りを始めたばかりで戸惑う新菜ですが、紗寿叶から「自身が人気レイヤー“ジュジュ”であること」を明かされた上、自分が海夢のために作った雫たんの衣装の出来に惹かれたことを聞かされます。
紗寿叶がジュジュであることを知らされた新菜が海夢も呼びますが、実は海夢が“ジュジュの大ファン”であり、初対面のジュジュ(紗寿叶)に対してハイテンションになりながら話し続けます。
海夢の高すぎるテンションに引いてしまう紗寿叶も海夢の「キャラクターのイメージを壊したくない」や「できるだけ近づけたい」という思いを聞かされたことで海夢が「紗寿叶にとって1番好きなタイプのレイヤーであること」を実感します。
ちなみに紗寿叶が新菜に作ってほしい衣装とは女児向けアニメ「フラワープリンセス烈‼︎」に登場する二階堂シオンこと“ブラックリリィ”の衣装であり、海夢もその作品を好きで視聴していました。
それにより海夢が紗寿叶に対して「コス合わせしよう」と誘いますが、アッサリ断られます。
紗寿叶にとってのコス活動はあくまでも「自分のコス姿だけを写真などで綺麗な状態で残せれば良い」という考えの持ち主であり、高い人気を誇りながらも他人とのコス合わせやイベント参戦をしてこなかったのも、そのためでした。
しかし紗寿叶の方も出費が重み続けることに悩まされる中、海夢から出された「スタジオ代の割り勘」という交換条件に惹かれたことで承諾します。
新菜と海夢のお家デートで心の距離が縮まる?
ジュジュ(紗寿叶)のためのコス衣装の作成にかかり始めた新菜ですが、まずは彼女から依頼されたキャラクター(ブラックリリィ)の特徴(衣装やキャラ性など)をしっかり知る必要があります。
そのため、海夢の自宅に訪れて彼女が所有する円盤で視聴する形での”2人きりの上映会”が始まりました。
海夢にとっては待望のお家デートで張り切る中、手料理のオムライスで自分の好意をアピールする作戦に出ますが、最後の卵の焼き方や盛りつけ方で大失敗に終わり、かなり酷い見た目で完成してしまいます。
それでも全く非難することなく「美味しい」と好評価してくれる新菜に対する好感度が更に上がった海夢ですが…
美味しく食べてくれた新菜からはオムライスでなく“チャーハン”と勘違いされていました。
紗寿叶の妹・乾心寿から一眼レフの良さを教わる
ブラックリリィのコス衣装の設計図を送信した上で紗寿叶と電話で打ち合わせを始めた新菜ですが「カメラもあった方が良い」とアドバイスされます。
紗寿叶の場合は妹の心寿から一眼レフカメラで撮影してもらっており、カメラの知識が全くない新菜は妹さん(心寿)に教えてほしいと願います。
そして翌日になると乾姉妹の自宅近くにあるファミレスにて、海夢も含めた4人での顔合わせを果たします。
小柄かつ低身長で童顔な姉(紗寿叶)とは真逆に妹の心寿はまだ中学生とは思えぬ程のの高身長かつ抜群なプロポーションの持ち主でした。
ただ、性格も姉とは真逆で引っ込み思案過ぎるため、初対面の新菜や海夢と顔を合わせることも出来ない状態です。
それでも心寿のもつカメラの知識や技術は本物であり、質問されてからは”レンズの種類”や”シャッタースピード”のことまで丁寧に細かく教えてくれます。
さらに紗寿叶からも補足される形で三脚やストロボなどの周辺機器もお勧めされますが…
レンズ等の周辺機器の価格が新菜たちの予想を遥かに超える程の高額であることを知らされて驚かされていました。
廃墟のスタジオで新菜と紗寿叶が解り合う?
ファミレスの中で4人で話す中、乾姉妹から週末のロケハンに誘われたことで新菜と海夢も同行します。
しかし紗寿叶は廃墟のような場所が苦手であり、実際に入った廃病院の中でも怯えながら座り込んでしまいます。
そんな心境の中でも紗寿叶の方からに対して、彼が海夢のために作った「雫たんのコス衣装に一目惚れしたこと」やそのコス衣装を着て「輝きながら雫たんになりきっている海夢の姿(写真)に嫉妬していたこと」を打ち明けてきました。
そこまでストレートに褒められたことで感動の涙を流し、手を握りながらお礼を告げる新菜ですが…
エスカレーター式の女子校に通い続けてきた紗寿叶にとって、異性と手を繋いだことは“初の経験”であり、気絶しながら倒れ込んでしまいます。
【4巻のネタバレ】海夢とジュジュ(紗寿叶)のコス合わせ | 妹の心寿もレイヤーデビュー
新菜が完成させたブラックリリィのコス衣装を着用したジュジュ(紗寿叶)と海夢による“コス合わせ”が始まります。
一方、カメラや加工係に専念してきた心寿の思いがけぬ本心が明かされ、意外な形でのレイヤーデビューを果たします。
海夢と紗寿叶のコス合わせ後に現れた人物とは?
新菜が完成させたブラックリリィのコス衣装を着用したジュジュ(紗寿叶)、さらにブラックロベリアの衣装を纏う海夢との“コス合わせ”もついに実現しました。
さっそく記念撮影と同時にSNS上にアップしたと同時に多くの反響およびリプをもらえます。
完全にご満悦な海夢と落ち着くように促す紗寿叶、そんな2人の前に彼女たちに見覚えのない男性が現れますが…
なんと、その男性とは「男装コスをした心寿の姿」でした。
新菜の協力で心寿もレイヤーデビューを果たした
海夢と紗寿叶の前に男装コスした姿で現れた心寿も本心では「本当は自分も推しキャラのコスプレをしてみたい」という強い想いを抱いていました。
そのような本心と熱意を聞かされた新菜からの共感および積極的な協力を得た結果、海夢や紗寿叶と同じアニメ作品「フラワープリンセス烈‼︎」の男性キャラクターである“颯馬お兄ちゃん”に見事になりきったわけです。
心寿の”颯馬お兄ちゃん”は姉(紗寿叶)や海夢からも大絶賛され、撮影は全員が満足できたまま終わります。
心寿が男装したまま海夢(ブラックロベリア)の写真撮影を着実にこなす中、2人から離れた位置(階段)で紗寿叶が新菜に対して“妹(心寿)もレイヤーになれたこと”におけるお礼を告げながら「自分が妹(心寿)の望みに気づけなかったことへの不甲斐なさ」を反省します。
しかし、新菜からは姉(紗寿叶)に問題があったわけでなく「自分の好きなものややりたい事を人に言うことは勇気が必要であること」を諭された紗寿叶が新菜には気づかれないように「(あなたは本当に)素敵だわ」と呟きます。
ちなみに心寿はまだ中学生のため、姉(紗寿叶)や海夢と違って「自分でバイトして資金稼ぎすることがまだできない年齢」です。
そのことを知っていた颯馬お兄ちゃんになるための衣装は新菜が利用中の”高校の制服”などを使うなどの工夫で出来る限りの節約もしていました。
廃病院での撮影から帰ってきた後、心寿もまた高校生になったら好きなコスプレ活動などを続けるためのバイトも始めることを姉(紗寿叶)に対して宣言します。
海夢が次に挑戦するコスプレは格ゲーキャラ
乾姉妹とのコス合わせや撮影も無事に完了できた後から夏休みに突入していました。
冷房の効いた部屋で雛人形の”面相描き”の練習に励む新菜ですが、この日も海夢が自宅に訪れることになっていた上「次のコスプレ」についての打ち合わせも進行させていたのです。
次に海夢が挑むコスプレは格ゲーキャラの“ベロニカ”ですが…
訪問してきた海夢が既にベロニカと同じ“褐色色の肌”に変えていました。
これまで以上に高い行動力を見せたことで、またもや新菜を驚かせのです。
【5巻のネタバレ】ラ●ホでサキュバスコス? | 新菜と海夢のお祭りデート
海夢の高すぎる行動力でベロニカのコスも完了した後にはほのぼの系漫画に登場したサキュバスキャラのコスプレにも挑みます。
しかし、今度の撮影場所が新菜にとってはあまりにも予想外すぎて…。
また、夏休みも後半に入ってからはお祭りデートを満喫した後、海夢がついに新菜への“愛の告白”を実行します。
海夢の日焼けと新菜が作った”ギザ歯”でベロニカのコスもほぼ達成
前巻ラストでいきなり”褐色色の肌”に日焼けした状態で新菜の前に現れた海夢ですが…
実は「全身に”黒肌ファンデ”を塗ってきただけ」に過ぎませんでした。
さらにベロニカのコスプレでもう1つの重要点である“ギザ歯”も新菜がネイルチップをカットする形で既に完成していた上、海夢の口腔内にもピッタリとフィットしています。
ここまでの時点で”ベロニカのコスプレ”もほぼ達成したわけですが、これまでの雫たんやブラックロベリアの時とは違い、この時点ではまだベロニカの姿になることはありませんでした。
残る必要な要素とはゲーム内でのベロニカが着用している「極めて布地が小さめな衣装」でした。
ベロニカのコスをほぼ達成した後、新菜は海夢に連れられて渋谷のメンズファッション店やネカフェへと連れられる中、ベロニカの次にやりたいコスプレキャラも紹介されます。
今度は日常系4コマ漫画「サバこま」に登場するサキュバスのキャラクターであり、衣装の制作は順調に進んで完成したものの…
海夢が選んだ撮影場所が新菜にとっての大きな問題かつ悩みとなります。
次のサキュバスコスはラ●ホで撮影?
サキュバスの衣装が完成後、新菜はワケあってラ●ホの一室におり、海夢が出てくるのを待っています。
全く落ちつけない心境で待ち続けた末、新菜が新たに完成させていたサキュバス衣装を着用した新菜が出てきてから、最後の仕上げに入ります。
サキュバスのコスプレではこれまで以上に大きく異なり特殊な形の耳や尻尾を装着した上、アイラインやつけまつ毛にも気を配ります。
そして、ついに海夢が望むサキュバスの完成となりますが、今回は彼女自身が苦手意識を持ち続けてきた“ハーフツイン”のヘアスタイルが海夢にとっての1番大きな壁となっていました。
それでも新菜から再び言われた「奇麗ですね」の褒め言葉で、海夢も嬉しさ全開でそのまま撮影に臨みます。
しかし、海夢が新菜の上に乗っかりながらスマホで撮影しようとした途端、予想外のアクシデントに襲われます。
海夢が落としたスマホが照明のスイッチにあたって部屋内が暗くなる中、かなり良いムードになると同時にフロントから”退室時間の報せ”による電話がかかってきたため、2人は延長することなく初めてのラ●ホを出ていきました。
新菜と海夢がお祭りデートで急接近?
サキュバスの撮影も何とか終えられた海夢が思いがけぬ窮地に陥ります。
それは久々に帰宅してきた父親から出された「夏休みの宿題が終わるまで遊ぶこと禁止」の命令を出されてしまい、本当に数日間にわたって“強制的な引きこもり生活”を強いられていました。
そんな中で海夢も宿題を終えられたことにより、念願の「新菜とのお祭りデート」を実行します。
浴衣姿で花火やお祭りを堪能しますが、慣れない下駄により”鼻緒ズレ”を起こして歩くことすら困難となった海夢が新菜におんぶしてもらいながら帰っていきます。
初めて異性をおんぶすることでドギマギする新菜とは真逆に嬉しそうに話し続ける海夢…
「来年は気をつけること」を宣言しながら次は岩槻の花火大会に行こうと誘い、そう言われた新菜も内心でホッとしていました。
海夢の告白が新菜に届かなかった理由とは
お祭りデートから数日後も海夢の部屋でホラー映画の観賞会を開くなど”新菜との楽しいデート”を満喫します。
しかし、夜になると帰宅後の新菜に海夢からの助けを求める電話がかかってきました。
2人で一緒に観た時と違い、夜に1人きりでホラー映画を観ただけでも海夢は怖くて眠れない上、身動きすらまともに取れていない状態です。
そのため、しばらくの時間は通話していてほしいと海夢からお願いされ、新菜も快く応じます。
それでも夜遅い時刻には新菜の方だけが寝入ってしまい、そんな中で海夢から「好きだよ」とさりげなく告白しますが…
寝ている新菜には、もちろん聞こえるはずもありませんでした。
【6巻のネタバレ】姫野あまねとの出会い | 新菜もハロウィンでレイヤーデビュー?
水族館でのコスイベに参戦した新菜と海夢が姫野あまねという美人レイヤーと出会います。
しかし、あまねには2人を大きく驚かせる程の重大な秘密が隠されていました。
そして渋谷区で開催されたハロウィンイベントにて、新菜も思わぬ形でレイヤーデビューを果たすことになります。
姫野あまねは実は男性で”女装レイヤー”だった
水族館でのコスイベに参戦した新菜と海夢が出会った美少女・姫野あまねは「実は男性である上に“女装レイヤー”であること」を本人の口から告げられました。
その事実を知らされた途端、大声を上げて驚く2人の前に涼香との再会も果たしますが、涼香との会話を終えて別れた後は3人でカフェスペースへ移動しており、そんな中で「姫野あまねの辛く悲しい過去」を聞かされます。
姫野あまねの辛く悲しい過去に海夢が共感の涙を流す
3人での会話が始まる中、新菜や海夢が“女装メイクの手順”について質問したことで姫野あまねから優しく丁寧に教えてもらえます。
さらに女装コスに便利な道具や材料が販売されているショップまで案内してもらえました。
その後、外に出てから姫野あまねが“女装コスを始めた理由”やそれによる“辛く悲しい過去”も教えられます。
あまねが女装コスを始めたキッカケは「高校2年生の頃に姉から勧められたため」でしたが、そのような女装コス活動を続けてきた中で「当時の彼女から理解してもらえず別れてしまった」という過去もありました。
結局はあまねの方が彼女を捨てた上で女装コスの方を選んだわけですが「自分の好きなものを人に理解してもらえないことの辛さ」を強く共感した海夢が大粒の涙を流しています。
別れ際では女装から素の姿に戻っていたあまねですが、新菜と海夢も思わず見惚れる程のイケメンでした。
そして別れた後に再び新菜と海夢の方を振り向くあまねは2人には「これからも仲良くコス活動してほしい」と内心で願います。
ハロイベで新菜が着用したのは着ぐるみ?
あまねとの出会いや別れを経た後、世間は既にハロウィンのムードに包まれていました。
海夢のためのバニー衣装も宇佐見さん(新菜たちの行きつけショップの店長)の協力やアドバイスも得られたことおかげで何とか完成および撮影にまでこぎつけました。
しかし撮影が終わった直後、お互いの会話の食い違いにより、新菜もコスプレするように誘われます。
そしてハロウィンイベントの当日、渋谷では多くのハロコスした若者たちで盛り上がっていた上、菅谷乃羽などの友人たちと一緒に写真撮影を楽しむ海夢はここでも周囲からの注目を集めていました。
それからは男子生徒たちも含めたクラスメイト数人でカラオケボックスに入りますが…
新菜だけは皆と違って“うさぎの着ぐるみ”を着用していたため、かなり浮いています。
それでも、この時点で「新菜と海夢が一緒にコス活動を始めたこと」や「海夢のコスプレ用メイクも新菜が担当していること」が友人たちにも初めて知られることになります。
そのような状況の中で幼少期のトラウマ(のんちゃんから”気持ち悪い”と言われたこと)が脳裏に蘇り苦悩する新菜に対して更に追い討ちをかけるかのように、歌っている乃羽から「2人(新菜と海夢)は(恋人同士として)付き合ってんの?」という質問をされてしまいます。
【7巻のネタバレ】文化祭でのコス衣装を新菜が作る
ハロイベ後のカラオケで菅谷乃羽からされた質問で強く動揺する新菜ですが、思いがけぬ展開の中、海夢の前で漢を見せます。
そして高校の文化祭で開催されるミスコンに海夢が出場することが決定しますが…
新菜にとっては「最初の雫たんの時以上に制作時間を取れない」という大きな難関にぶち当たります。
新菜の空回りが海夢から更に惹かれる展開に
前巻ラストで乃羽からされた質問が引き金となり、新菜は同席するクラスメイト達からの質問攻めに遭いますが大声で必死に否定します。
その直後、新菜が意識や呼吸を整えるためトイレに入り、海夢も付き添い入り口で待ってくれる中で2人の若い男たちから声をかけられます。
さらに新菜がトイレから出た時には海夢がその男から怒鳴られている光景を目の当たりにした新菜がすぐに介入しては「俺じゃダメですか?」と男の手首を掴みながら叫びます。
思わぬ形で漢らしさを見せた新菜ですが…
この2人組は海夢の知り合い(美容院の店員たち)の上、海夢に声をかけて怒鳴るように話していた金髪ショートの人間も実は女性でした。
その事実を聞かされた新菜が恥ずかしさのあまりに落ち込みながら座り込んでしまいます。
必死に自分を庇ってくれた新菜に海夢が“着ぐるみ越しのキス”をしますが…
新菜からは“舌打ち”と勘違いされながら「海夢が今でも怒っている」と勝手な誤解をされたまま、すれ違いが更に続くこととなりました。
お見舞いや撮影見学で新菜と海夢の心の距離が更に縮まる?
ハロイベが終わってから高熱の風邪で学校を休んだ海夢…
そんな海夢を心配する新菜も仮病を使って早退してまで“海夢のお見舞い“に駆けつけます。
海夢のためにお粥を作るなどして、親身になって看病する新菜ですが、そんな最中に下校中の乃羽たち女友達もお見舞いに来ました。
自分がいることでハロイベの時と同じように誤解されてしまうと危惧した新菜はベランダに出て隠れるように避難しますが、寒い追い風が新菜に容赦なく吹き続けます。
また、海夢の風邪が完治してからはモデル業にも復帰しますが、ファッション誌撮影の見学に同行している新菜が関係者の女性からも“恋人同士”と勘違いされて慌てふためきます。
それでも帰宅後には2人で一緒に“雫たんの生誕祭”まで開き、大いに盛り上がっていました。
文化祭のミスコンで海夢の出場が決まった直後に起きた問題
高校での文化祭の時期が近づき、新菜のクラスでは”たこ焼き屋の屋台”を開くことが決定しました。
しかし生徒たちにとって屋台以上に重要なのが文化祭の中で開催されるミスコンであり、担任である花ちゃん(花岡先生)からもさりげなく煽られたことで皆の競争心に強い火をつけてしまいます。
クラス代表でエントリーすることが決まった海夢ですが、ミスコンでは彼女自身にとって初となる“男装コス”に臨むことまで宣言しました。
海夢がやろうとしている人気ドラマ『生ホス』に登場する麗様のコスプレ衣装の制作に臨む新菜ですが、これまで以上の大きな壁にあたります。
それは心寿の時とは大きく違って「衣装で体型を誤魔化すことができないこと」に加えて「雫たんの時以上に制作時間を取れないこと」です。
男子生徒である新菜には他の男子生徒たちと一緒に屋台や教室内での“内装の準備”もしなくてはなりませんが、内装を終えてからでは文化祭までの日数も少なくなり、それ故に衣装作りの時間も取れないというわけです。
そのような事情や問題を聞かされて驚く海夢ですが「麗様の衣装を私1人で作る」と強気で宣言します。
クラスメイトの協力も得て新菜と海夢による衣装作りが始まる
新菜から必要な材料などを教えてもらった海夢が1人で買い出しに出かけた後、新菜もすぐに内装準備にかかるためクラスメイト達のいる教室へ入りますが、皆からは「新菜が海夢のコス衣装を作る係」と既に理解してもらえており、衣装作りに専念できるようにさせてもらえます。
柏木四季からは「(内装と衣装作りの)両方がしんどいならハッキリ言うように」と諭された上、女子生徒の大空や瑠空からも新菜の作る衣装を大いに期待されていました。
さらに乃羽から「海夢1人だけに買い出しにいかせることが最も危険であること」まで教えられた新菜も皆からのエールを受けながら走って海夢を追いかけていきます。
【8巻のネタバレ】海夢な麗様が降臨 | 皆の協力や新菜の強い決意で優勝に導く
“姫野あまねと一緒に撮った写真”やクラスメイト達の協力も得た上で新菜と海夢による「究極の麗様」が完成します。
そして文化祭当日のミスコン会場での来場者たちの反応や結果とは…。
姫野あまねやクラスメイト達の協力で”海夢に足りないもの”を補う
麗様の衣装を完成させられた新菜ですが、試着した海夢の姿に対して今一つシックリ来ない様子です。
海夢の細身な体型に合わせて作ったはずなのに、実際に海夢が着るとスーツが大きめに見えてしまうのです。
それは”補正下着をつけた海夢の体型に合わせていなかったため”であることが分かり再び作り直すことを決めたと同時に、海夢に対しても「男らしい振る舞い」を求めます。
かつて水族館のコスイベで出会った女装レイヤー・姫野あまねの写真を見たことで気づき、同じ場にいた同級生である森田健星にも男らしい振る舞いをしてもらうことで協力を仰ぎます。
ちなみに写真を見ただけであまねに一目惚れした健星ですが…
あまねが実は女性であることをすぐ知らされたため、史上最速ともいえる失恋を遂げました。
しかし足りないもの他にもあり、それが「麗様の白いスーツにつける“レインボーローズ”」です。
造花への彩色が上手くいかずに悩む新菜と海夢を助けてくれたのが同じクラスの女子生徒・成瀬であり、成瀬は自分で買ってきた200円の白い薔薇を使い、慣れた手つきや手順で簡単に完成させてくれました。
新菜の固い決意によるメイクが”究極の麗様”を完成させる
足りないものを補うことにも成功した中、あっという間に文化祭およびミスコンの日となりました。
始めは大勢のクラスメイト達から見られる中のメイクで強いプレッシャーに押しつぶされそうになる新菜ですが、これまでに得てきた“皆から得られた協力”や“海夢からの強い信頼”を思い出し「俺が喜多川さんを1位にしてみせる」という強い決意を固めながら海夢へのメイクを開始します。
そして、ミスコンが始まり「究極の麗様」に変わった海夢が壇上に現れます。
海夢の麗様が会場内を魅了してミスコンの優勝を果たす
海夢の麗様は壇上に立って現れた途端、ミスコンを見に来た生徒たち全員を完全に魅了してしまいました。
これまでの参加者たちとは桁違いの大きな歓声や絶叫が響く中、クラスメイト達と一緒に見た新菜も強く魅了されながら「奇麗だ」と呟きかけた途端、司会者からのインタビューで注目ポイントを質問された海夢が「五条くん(新菜)が作ってくれた衣装とメイクです」と答えたことで、新菜を感動の涙に誘います。
しかし、その直後に海夢が始めたアピールタイムで会場内の全生徒を上手くのせた上、審査員として壇上に立つお固い性格の生徒会長までも完全に魅了した結果…
海夢の麗様が見事に優勝を勝ち取りました。
ミスコンでの優勝は新菜と海夢だけでなくクラス全員の力を合わせて頑張った結果であり、教室で皆で大喜びした直後、柏木四季が打ち上げ会場として予約していたカラオケボックスへと向かいます。
【9巻のネタバレ】海夢が迎えた最大の危機とは | 旭(アキラ)や都(みやこ)との出会い
文化祭のミスコンで優勝できた喜びも束の間…
かつてない問題と危機が海夢に襲いかかります。
そのような状況の中でも週末のコスイベで旭(アキラ)や都(みやこ)との出会いを果たした上、新たなコス合わせの話を持ちかけられます。
海夢の体重が増加 | これまでのコス衣装を着られない?
ミスコンが終了してからも読モのバイトに励む海夢ですが、関係者の女性から「太ったよね」とストレートに言われた上、夏服の撮影までに体重や体型を直すように指摘されてしまいます。
それでも海夢が太ったことは紛れもない事実であり、これまで愛用してきた洋服やコス衣装もまともに入らなくてなっていました。
そのような海夢の体重が増加した原因とは、やはり「日頃のカロリー摂取量が高いこと(即ち食べ過ぎ)」であり、いつも新菜が持たせてくれてきた”朝食用のおにぎり等”も我慢できず、その夜のうちに食べてしまっていたのです。
いつも作ってくれている新菜からも翌日の学校で速攻で見抜かれながら驚かれてしまう始末でした。
海夢が購入した一眼レフカメラで本格的な撮影が始まる
海夢の体重増加における問題が解決しない中でも彼女は新菜の知らないうちに“一眼レフカメラ”を購入していた上、それを週末の待ち合わせでさりげなく手渡します。
相変わらずの行動力の高さに驚かされた新菜も一眼レフで撮ったポートレートの奇麗さに感激しながら海夢を撮り続けます。
そのように過ごす中、海夢から次のコスイベについての話を持ち出されますが、そのイベントには新菜も行く方向で考えていました。
新菜はSNS上で高評価を受けている「アキラ」という名の造形師が作った刀の精巧さに見惚れた上で返信した中、そのイベント会場で会うこととなっていたのです。
コスイベの日に出会う旭(アキラ)は女性だった
コスイベの当日、海夢が涼香やあまねに会いに行く中、新菜も池袋駅近くの公園で落ち合うことになっているアキラを待ちますが…
実際に現れた緒方旭(アキラ)は女性であり、男性とばかり思い込んでいた新菜は思わず驚きます。
(ちなみに旭の方も新菜を女性と思って勘違いしていました)
海夢が久々に会った涼香やあまねとの撮影などを楽しむ中、2人きりの状況で話し始めますが、造形におけることをあまり聞けないまま海夢が戻ってきた上、涼香も自分のLINEで友人から“アフターの誘い”を受けます。
海夢が誘われたら新たなコスプレは「棺合わせ」
涼香をアフターに誘った友人とは海夢たちと同じレイヤーとして活動中の女性・都(みやこ)であり、新菜と海夢とあまね、さらに旭も含めた6人でオフ会を楽しみます。
その最中に涼香から「棺合わせ」によるコスプレを行う話を持ち出され、あまねも参加したいと願い出ます。
海夢もダイエット中である後ろめたさもありますが、あまねから提案された「既製品での合わせ」という話に乗り、海夢も参加することが決まりました。
さらに海夢は涼香たちに対して、自分も知り合いのレイヤーを誘うと言い出しますが…
その知り合いのレイヤーとは、4巻でコス合わせしたジュジュこと乾紗寿叶だったのです。
【10巻のネタバレ】乾姉妹も棺合わせに参戦 | 新菜と海夢が闇堕ち?
4巻で海夢とコス合わしたジュジュ(乾紗寿叶)と心寿も皆で行う「棺合わせ」に参戦してくれることが決まりました。
しかし、お家デート中に新菜が起こした闇堕ち等が原因で、海夢とのすれ違いが起き始めてしまいます。
棺合わせがキッカケで姫野あまねと旭(アサヒ)が意気投合?
都や涼香から提案された「棺合わせ」にジュジュ(乾紗寿叶)も誘うために電話した海夢…
始めは相変わらずの塩対応で断られますが、妹(心寿)のやりたそうな表情に負けた結果、姉妹揃ってオフ会の席に混ざりながら応じてくれました。
ジュジュ(紗寿叶)の存在感は都たちもご存知であり、初めて対面した紗寿叶の可愛さに嬉しさや興奮を隠しきれません。
同じ頃、いったんオフ会の場から離れた姫野あまねと旭(アキラ)が喫煙室で語り合い始めます。
この2人には、家族や恋人に”自分の好きなもの(アニメやコスプレなど)を理解してもらえないことにおける「”過去や辛さ”での共通点」があり、それによって和解しながら意気投合します。
新菜がホラーゲームの内容で闇堕ちする?
海夢の自宅に遊びに来た新菜ですが、この晩は今回の棺合わせの元となるゲーム作品をほぼ徹夜の状態でプレイし続けます。
しかし、シスターたちの可愛らしいキャラデザとは真逆に重すぎるストーリー展開や結末を見たことにより「まるで闇堕ちしたような状態」に変わっていました。
一方、この晩には新菜との関係を進展することに燃えていた海夢も完全に空回りしたため、不完全燃焼で終わってしまいます。
新菜とのすれ違い等で海夢の精神も病んでしまう
新菜のゲームプレイ後、2人のすれ違いが更に続いていくことに比例しながら海夢の心も病み始めてしまいます。
さらに「新菜に告白しても振られることへの不安や恐怖心」が海夢をさらに苦悩させますが…
それでも大いに悩んだ結果「五条くん(新菜)に絶対告白すること」を固く決意しました。
しかし海夢が強い固めた翌日には新菜が”造形の指導”をしてもらうため、旭(アキラ)を自宅に招き入れている状況です。
旭(アキラ)が新菜に話す悲しい過去とは
わざわざ来てくれた旭(アサヒ)を自室に招き入れた新菜ですが、自分が雛人形の練習に使っている面相筆などを見られたと同時に驚かれます。
旭(アサヒ)に対しても頭師になる目標を告げた後にさっそく指導が始まりますが、今日作るのは海夢たちが棺合わせコス用に使うための小道具(目玉やケーキ、肉片)です。
元々、雛人形の顔を何度も描いてきた新菜は小道具作りにおいても持ち前の器用さで順調に完成させますが、そんな中で「旭(アキラ)のコス写真」を見せられたことで、今度は新菜が大いに驚きます。
さらに「旭(アキラ)の辛く悲しい過去」を聞かされます。
幼少期から漫画もアニメも好きだった旭ですが両親からは理解してもらえなかった上、中学生になった途端、自室の本棚に置いていた漫画本などを全て母親の手で処分されてしまったのです。
さらに学校でも自分の趣味では同級生とも話が合わず、寂しく辛い日々を送ってきました。
しかし、そんな辛い日々が一転したのが大学に通い始めた時期であり、同じゼミの仲間として出会った都や涼香に理解してもらえたことで意気投合し、現在の付き合いにまで至ります。
レイヤーでない旭(アキラ)がコスプレしてきたのも「2人(都と涼香)の頼まれたことは引き受けたい」という思いからであり、それを聞かされた新菜もまた「海夢に頼まれたことは出来る限り叶えたい」と話し、この2人も本当の意味でお互いを理解し合えたことになります。
都(みやこ)や涼香からの助言やお願いで紗寿叶がブラックロベリアに
新菜と旭(アキラ)による小道具も完成した翌日には“棺合わせの当日”を迎えます。
本来は皆で”シスターのコスプレ”を行うはずでしたが、都がいきなり紗寿叶に対してブラックロベリアのコスをするように言われます。
いきなりの発言や指示に対して驚く紗寿叶も「本当はブラックロベリアもやってみたい」という思いを込めていましたが”身長の問題”により実行できずにいました。
SNS上では「ジュジュ様」と呼ばれながら高い人気を得てきた紗寿叶も、本心では”自分の童顔や低身長へのコンプレックス“も抱えていたのです。
それでも涼香から「本当はやりたいなら“やった方がいい”」と諭されて考えた末にやることを決意します。
そして買い出しから戻ってきた海夢と心寿の前に「ブラックロベリアに変わった紗寿叶」が現れます…。
『着せ恋』13巻や14巻の発売日はいつ?
『着せ恋』14巻の発売日を簡単に予想してみたいと思います。
発売日 | 次巻発売までにかかった期間 | |
14巻 | 2024年11月(予想) | 6ヶ月(予想) |
13巻 | 2024年5月24日 | 8ヶ月 |
12巻 | 2023年9月25日 | 6ヶ月 |
11巻 | 2023年3月25日 | 6ヶ月 |
10巻 | 2022年9月24日 | 6ヶ月 |
9巻 | 2022年3月25日 | 6ヶ月 |
8巻 | 2021年10月25日 | 6ヶ月 |
7巻 | 2021年4月24日 | 6ヶ月 |
6巻 | 2020年11月25日 | 6ヶ月 |
5巻 | 2020年5月25日 | 7ヶ月 |
4巻 | 2019年10月25日 | 5ヶ月 |
3巻 | 2019年5月25日 | 5ヶ月 |
2巻 | 2018年11月24日 | (1巻と同時発売) |
1巻 | 2018年11月24日 | (2巻と同時発売) |
こうして振り返ってみると大体6ヶ月に1回のペースで発売されてきたことが分かります。
そのため、14巻の発売日も13巻から6ヶ月後となる2024年5月に発売される可能性が高いですね。
『着せ恋』最終話や結末を予想
最後は『着せ恋』最終話や終盤で迎える結末について予想してみます。
新菜と海夢が結ばれるために必要な条件とは
新菜と海夢が最終話までに結ばれる結末においては多くの読者やファンが既に予想しているものと思われます。
しかし、その結末に対して注目すべきなのが「2人が結ばれるための重要な鍵や過程」であり、それには「新菜の心の大きな変化」が求められます。
これまでのコスイベや文化祭などで海夢のために制作してきたコス衣装の”完成度の高さ”により「新菜の制作技術の高さ」は海夢だけでなく、他のレイヤー仲間たち(紗寿叶やあまね達)やクラスメイト達からも高評価を得ています。
それでも元は陰キャだった新菜自身の海夢に対する想いが“憧れ”の域で止まったままであることも事実です。
そのため、今後は新菜自身が自分の能力の高さや人柄の良さに対する「強い自信をもつこと」が大きな課題をとなり、それを達成させることで海夢と恋人同士として結ばれるための“重要な鍵”となるはずです。
海夢も最終的に人気レイヤーとしても脚光を浴びる結末に?
ストーリー開始時から読者モデルとしての高い人気を獲得していた海夢ですが、今後は仲間たちとのコス活動を更に続けた結果「人気レイヤーとしても脚光を浴びる展開」へ進んでいく可能性も高いです。
現代社会でも漫画雑誌の表紙や巻頭グラビア等に引っ張りだこになる程の高い人気を誇るレイヤーさん達も多い時代であり、美人かつスタイル抜群な上に読モまでこなせている海夢であれば、現代社会で活躍中のレイヤーさん達にも負けない程の活躍もできるはずです。
これまでの読モや文化祭でも大勢の人達を魅了してきたものの、この2つだけでは海夢を知ってくれるファン層がどうしても限られてしまいます。
(ファッション好きな女性や同じ高校の生徒たちだけです)
しかし今後もイベント会場などでコス活動を積み重ねていくことにより、海夢の魅力に気づく人も更に増加していく結果、最終的にはモデル業とレイヤー業の両方をこなしながら更なる飛躍も遂げるものと考えられますね。
まとめ
今回は『その着せ替え人形は恋をする』原作漫画のストーリー内容をネタバレしながら紹介しました。
始めは2人だけでコスプレ活動を始めた新菜と海夢ですが、乾姉妹や姫野あまねを始めとしたレイヤー達との出会いに加えて、文化祭で得られた”クラスメイトからの協力や信頼”が2人を大きく成長させてくれたはずです。
今では少しずつ定着し始めた“コスプレ漫画”ですが、そのようなジャンルの礎を築いたのは紛れもなく本作品だと思われます。
今後も様々な壁や葛藤などが新菜と海夢の前に立ち塞がってくると思いますが、仲間や友人たちの協力も得ながら最終話では是非とも幸せな結末を迎えてほしいものです。
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