セーラームーン4期のデッド・ムーン編は、2021年に映画版としてリメイクして帰ってきました。
crystalに続く久しぶりのリメイク版に期待をした方、多いのではないでしょうか?
しかし、「セーラームーンから離れてしばらくたっちゃって、細かいところ忘れちゃった…」という方向けに、
今回は『セーラームーン Eternal』を最後まで楽しめるよう、セーラームーンの第1期~第3期まで過去やeternalでは触れられなかった謎を説明・考察していきたいと思います!!
こちらでは、「セーラームーン Eternal」を最後まで楽しめるように書いていきますので、ぜひ最後までお読みください♪
目次
『美少女戦士セーラームーン Eternal』は『美少女戦士セーラームーン SuperS』のリメイク版
『美少女戦士セーラームーン Eternal 前半』の内容・あらすじ
私たちは、何度だって「夢」を見る。
『うさぎたちは無事高校へ進学し衛も大学の医学部に合格。そして、ちびうさは戦士としての修行を終え30世紀の未来へ帰る準備をし、それぞれの夢に向かって新たな生活を送ろうとしていた。
桜舞う4月、街は今世紀最大の<皆既日食>でお祭りムード。 新月が太陽を覆い隠し、次第に薄暗くなっていく中、うさぎとちびうさは自らに助けを求める<ペガサス/エリオス>と出会う。ゴールデン・クリスタルの封印を解く、選ばれたる“乙女”を捜しているというエリオスは、ある日ちびうさの夢に現れ、「力を貸してほしい」と告げるのだった。時を同じくして、街には<デッド・ムーンサーカス>と名乗る謎のサーカス団が現れる。彼らの狙いは、悪夢の化身レムレスをばらまき、「幻の銀水晶」を手に入れて、月と地球を支配し、やがて宇宙までも支配しようと目論んでいた。一方、衛は皆既日食の後から自らの体に異変を感じていたが、うさぎに心配をかけたくない思いから言い出せずにいた…。
“乙女”と呼ばれ、自らを必要としてくれるエリオスに淡い恋心を抱くちびうさ。
自分はうさぎの足手まといなのではと苦悩する衛と、自分のせいで衛を危険な目にばかり合わせてしまうと思い悩むうさぎ。そして、戦いの中で次第に露わになる「夢」と「使命」。
―――今、時を超えた壮大な「夢」の物語が幕を開ける。』
出典:「美少女戦士セーラームーン Eternal」公式ページ
劇場版は、ちびうさが帰る日から始まります。ちょうど皆既月食の日になってしまったっため人が多すぎて帰れず後日帰ることになりますが、皆既月食の日にデッド・ムーンサーカス団がきてしまい結界を張られてしまうため帰れなくなります。また、その時にちびうさとうさぎははペガサスから「乙女」と呼ばれる夢を見ます。
うさぎではなくちびうさの自分に助けを求めるペガサスを助けてあげたい思いますが、ちびうさはペガサスが探している乙女はうさぎのことでは…?と悩みます。また、衛はうさぎのものだという思いもあり、早くうさぎのような大人になりたいと思ってしまいます。
一方、うさぎも、恋人の衛の様子がおかしく病気に苦しんでいる姿を痛ましく思っています。うさぎは自分が衛を巻き込んでいると思い、衛は足でまといなんじゃないかとお互いのことを思い、悩んでしまいます。
しかし、ペガサスの正体がエリオスという少年であり、エリオスにかけられた呪いが衛にも伝播することで苦しんでいることを知ります。衛はうさぎに呪いが移らないように誓いらないでほしいと告げますが、うさぎはずっと一緒にいると言い二人はついにわだかまりを無くしていきます。
また、うさぎばかりが頼られている状況にちびうさはやるせなさを感じいましたが、エリオスはちびうさを慰め、ちびうさはエリオスに恋をします。
うさぎと衛の恋やちびうさの淡い思いを抱く中、デッド・ムーンサーカスは攻撃をはじめ、内部太陽系戦士たちが敵に襲われてしまいます。中には変身出来なくなってしまった戦士や夢に思い悩んでしまっている戦士もいましたが、自分の夢を思い出したことでセーラークリスタルを手に入れ、パワーアップした内部太陽系セーラー戦士たちは危機を乗り越えます。
戦士たちが戦う中、セーラームーンであるうさぎは衛がかかっていた呪いが移ってしまいます。しかし、強力なアマゾネス・カルテットが直接攻撃をはじめ…!?
ピンチのままで終わるのがすごくハラハラするよぉー!?
『美少女戦士セーラームーン Eternal 後半』の内容・あらすじ
<デッド・ムーン>編はクライマックスへーー。
愛と戦いの物語が新たな奇跡を起こす。
運命の後編、月の光にみちびかれたどり着く夢の先は…
後半ストーリー『戦いの中、集結した10人のセーラー戦士。だが、デッド・ムーンの頂点に君臨する女王・ネヘレニアの「悪夢」に惑わされ苦戦を強いられる。エリオスは地上を救うために最後の力を振り絞るが…。一方、うさぎも「悪夢」に囚われてしまいそうになるが、タキシード仮面の強い心に勇気づけられ、仲間たちと力を合わせることで新たなる姿“エターナルセーラームーン”として再び立ち上がる。そして遂に、エターナル化した全戦士が集結――。
覚悟を胸に今、時空を超えた「夢」が結末へ。』
出典:「美少女戦士セーラームーン Eternal」公式ページ
外部太陽系戦士たちは、ほたるが急激に成長したことと皆既月食の時に感じた不穏感から変身をしようとしますが出来ません。
役目を離れたことでセーラー戦士の力を無くしてしまったのではないかと悩みます。しかし、ほたるがサターンクリスタルを手にして覚醒したことで、3人は変身することができるようになります。
外部太陽系戦士たちの力でピンチだった内部太陽系戦士たちは救われます。
その後、エリオス機転で聖地エリュシオンの浄化の力を使うことでうさぎと衛の呪いを解くことに成功します。
万全の状態になったセーラー戦士たちは悪夢を開放したジルコニアにエリオスの力を借りて立ち向かい、アマゾネス・カルテットとも決着をつけることになります。
最後にはボスであるネヘレニアと戦うことになります。セーラームーンはシルバークリスタルを取られてしまうシーンもありますが、シルバークリスタルの形を進化させることでクイーンの力に最も近いと呼ばれるエターナルセーラームーンに変身することでネヘレニアを封印することに成功します。
前半がまだやっているタイミングで後半が公開されて本当に良かった…!
映画では語られなかった5つの過去
【過去①】 外部太陽系戦士達が役目を離れた理由
役目を離れたのは、セーラーサターンが原因です。サターンを育て良き戦士へ成長させるために、外部太陽系戦士たちは役目を離れることになります。
そもそも、外部太陽系戦士は4人います。その4人とはセーラーウラヌス(はるか)、セーラーネプチューン(みちる)、セーラープルート(せつな)、セーラーサターン(ほたる)のことを指します。
映画版では、すでに4人はセーラームーンの側にはおらず、役目から離れていました。
覚醒前の記憶がないサターンを除いた 3人は、皆既月食の日に違和感に襲われた外部太陽系戦士の3人は変身を試みますが、出来ませんでした。
そのため、「役目を離れたから変身ができなくなった」のではないかと悩みます。
映画版では、そもそも外部太陽系戦士の役目とはなんなのか、なぜ役目を離れたのか、理由が正確にはでてきません。そのため外部太陽系戦士達が役目を離れた理由について考察・解説していきます。
外部太陽系戦士たちは人気だから、出番が減っちゃうとそれだけ悲しむ人も多いよね…。
外部太陽系戦士の役目とは?
外部太陽系戦士の役目とは、陽系へ攻めいる侵入者をからシルバー・ニレミアムを守る為に戦うことです。
そのため、外部太陽系戦士たちはそれぞれの母星に城を持っています。また、戦闘が基本となる役目を持つため、クイーン・セレニティからはタリスマンと呼ばれる強力な武器をあたえられており、普段はそれらを使って戦っていました。
母星にある城を起点に戦うため、外部太陽系戦士たちは単独での行動が基本となりますが、現在は外部太陽系戦士は4人揃って行動しています。
外部太陽系戦士たちは、危機が迫ると結集して行動を起こすのも役目のうちだからです。
また、万が一敵の侵入を許してしまった時は外部戦士が集まり、タリスマンを使用することで太陽系を守っていました。
ちなみに、内部太陽系戦士であるマーキュリー、マーズ、ジュピター、ビーナスの役目はプリンセスを守ることです。
そのため、外部太陽系戦士たちも協力してプリンセスを守るような自体は緊急事態と言っても差し支えないかと思われます。
外部太陽系戦士たちは、ほたるを育てるために役目を離れた
最初に述べた通り、外部太陽系戦士たちが役目を離れた理由はセーラーサターンを育て、良き戦士へ成長させるためです。
セーラームーン第3期(デス・バスターズ編)で初登場するセーラーサターンは、土萠 ほたる(ともえ ほたる)として転生しています。
しかし、当初外部太陽系戦士たちはサターンが覚醒と同時に世界を滅ぼしてしまう「破滅と誕生の戦士」であるため、外部太陽系戦士たちはシルバーニレミアムが滅びた理由は、サターンが沈黙の鎌(サイレンス・グレイヴ)を振り下したことで破滅をもたらしたと思っていました。
そのため、外部太陽系戦士たちはサターンを敵視していましたが、セーラームーンの第3期でサターンがちびうさの銀水晶や四守護神の聖体を庇ったり、敵と一緒に消滅したりとセーラー戦士としての責務を果たしています。その姿を見ていたため、外部太陽系戦士たちはサターンを認め敵視をやめることになります。
サターンが消滅した後、セーラームーンの再生の力で赤子として再生しますが、ほたるの母親・父親はすでに亡くなっていたため、外部太陽系戦士の3人に引き取られました。
ほたるを引き取り、育てるにあたって誓いの証として、外部太陽系戦士の 3人はお揃いの指輪を薬指にしており、4人で家族のように暮らすようになります。
おそらく、3人は新たな使命として受け取っているのでしょう。
外部太陽系戦士たちとほたるの暮らしは?
ほたるは転生後に、はるかを「はるかパパ」、みちるを「みちるママ」、せつなを「せつなママ」
と呼んでおり、かなり懐いているようでした。
劇場版では、はるかがミルクとオムツのの特売をみて買っていこうといったり、みちるがほたるのことを「うちのお姫様」と呼んでいたりすることから、関係は良好のようでした。
しかし、サターンへの覚醒が近くなり、ほたるが不意にサターンのような雰囲気を持つことがあり、そのことに 3人は戸惑いがあるようでした。
その理由は、セーラーサターンが覚醒していけないセーラー戦士のであることが理由だと思われます。
覚醒した後、どうなってしまうのか、もし地球を破滅に導いてしまうようであれば対処しなくてはならないため、覚醒をしてほしくなかったのではないかと考えられます。
そのため、外部太陽系たちは協力してプルートを良き戦士へと成長させるため、育てることを理由に、外部太陽系戦士たちはセーラー戦士としての役目から離れることになります。
映画を見たら良いお父さんとお母さんだってすぐわかったよね!
【過去②】 ちびうさとほたるの関係
ちびうさとほたるは元々同年代の友人です。
しかし、劇場版ではほたるはちびうさよりも幼い年齢で登場するため、友人関係だと知らない方は、劇場版を見てもよくわからなかった部分もおおかったのではないでしょうか?
こんかいは、ちびうさとほたるの関係をほたるの過去を通して紹介・考察します。
二人の関係は仲良すぎて見ていて照れちゃう…
ほたるの初登場はセーラームーン第3期
ほたるは、早くに母親を亡くしており、仕事熱心な父親はほたるとの時間をとることは少なかったようです。そのため、寂しい思いをしていたほたるが初めて出来た友達が「ちびうさ」です。
ほたるは、初登場時まだセーラーサターンとして覚醒していませんでした。
そのため、ほたるとちびうさは役目など無関係に親しくなります。
原作ではちびうさに「女のコ同士なのにヘンかもしれないけど、運命の出会いだって思ったわ」と言っており、ほたるにとってちびうさがどれほど大切な存在だったかは、想像しやすいかと思いますが、
ちびうさにとってもほたるは大切だとな友人です。
学校の宿題で「大切な人にプレゼントをあげよう」という課題が出た際には、真っ先にほたるのことを思い出すほど大切な存在になっています。
しかし、ほたるには重たい過去があります。
ほたるは、登場から4年前にビル建設中の火災事故に巻き込まれ、母親の螢子を亡くし、ほたる自身も昔瀕死の重傷をおっています。
現在も体は手術痕などで傷だらけですし、体の一部分が機械でできています。そのため、傷だらけかつ異質な体を隠すように黒いタートルネックの服を愛用しているのですが、実は怪我を負った際に、敵対組織である「デス・バスターズ」のダイモーン・ミストレス9に憑依されていたのです。
ほたるの体を乗っ取ったミストレス9は後にちびうさの魂を吸収しますが、ほたるはちびうさを助けたい思いから、セーラーサターンへと覚醒します。
その後、最終決戦でサターンは消滅してしまいますが、セーラームーンの力で再生したほたるは赤子の姿だったため、ちびうさとほたるが前のように友達になれるには時間が必要そうでした。
第4期の終盤で、ほたるとちびうさは再会する
ほたるは赤子の姿であったため、サターンへ覚醒する前の状態で外部太陽系戦士の3人に育てられることになりました。しかし、 4期の始まりである皆既月食が起きた付近から急成長が始まり、乳幼児からすぐに8歳近くまであり得ないスピードで成長し、サターンへ覚醒します。
その後、4期の最終決戦間際に内部太陽系戦士たちを助ける形でサターンが登場します。
映画では、4期の終盤に敵であるアマゾネス・カルテットとサターンとちびうさは二人で敵に挑もうとしますが、その前に成長し同い年になったサターンを見たちびうさが「大きくなったね」と声を掛けます。
二人で戦えるようになったのだと喜び会うちびうさとサターンですが、二人の関係性を知らない方から見たら魅力が半減していたシーンでしょう。
映画では、それ以上ちびうさとほたるとの関係が深く書かれる場面はないようでした。
しかし、原作では第5期で、ほたるはちびうさが通う区立十番小学校の3年3組に編入するため、2人の関係がもっと見られます。
ようやく、友達としてセーラー戦士としての役目と関係なく接することができるようになるので、第5期のリメイクが楽しみですね。
やっぱり友達は近くにいたほうが嬉しいよね♪
サターン・ちびうさと敵対するアマゾネス・カルテットもただの敵じゃない魅力的なキャラクターです。彼女たちは別途で紹介・考察していますので、ぜひご覧になってください♪↓
【過去③】 ネヘレニアとクイーンセレニティ・うさぎとの関係
Eternalは原作をもとにしているので、アニメとはまた違った部分が多くあります。アニメ派の方にとってEternalはまた新しいセーラームーンを見れたようで面白かったかと思います。
映画版ではネヘレニアとクイーン・ネヘレニアとうさぎについて、どのようになっていたのかを紹介・考察していきます。
アニメ版は原作とはまた違っていいけど、やっぱり原作が映像化しているのっていいよね♪
ネヘレニアとクイーン・セレニティの関係
セーラームーンの主人公であるうさぎの前世は、太古の月に栄えた王国シルバー・ミレニアムの王女の娘である、プリンセス・セレニティです。
うさぎが、プリンセス・セレニティであった頃、うさぎの母である女王クイーン・セレニティと一緒に月の王国であるシルバー・ニレミアムで暮らしていました。
クイーン・セレニティは美しく聡明であっただけでなく、力もあり優しかったことがわかる描写が劇中でもあります。まわりの太陽系惑星から慕われており、月の王国でプリンセス・セレニティ誕生の祝賀会では大勢のセーラー戦士たちがかけつけるシーンは劇場版でも見られます。
ネヘレニアとクイーン・セレニティが初めて会ったのは、そのプリンセス・セレニティ誕生の祝賀会です。
クイーン・セレニティはネヘレニアを祝賀会には呼んでいませんでしたが、ネヘレニアはクイーンを光で自分は闇だと称し、光のあるところに闇があるのは当然だという理論を展開します。
ネヘレニアは、鏡を通し光溢れるシルバー・ミレニアムに闇を持ち込もうとしますが、クイーン・セレニティが銀水晶の力でネヘレニアを鏡の中へと封印しました。
ネヘレニアはその後、シルバー・ニレミアムが滅亡し、クイーン・セレニティが亡くなるまで封印されつづけています。ネヘレニアの封印が解かれ、初登場したのは原作第 4期であり、リメイク版では映画版Eternalになります。
したがって、ネヘレニアとクイーンとの関係は初めて会った1度しかあっていないことになります。
ネヘレニアの執念と目的
ネヘレニアほ、封印される間際にシルバー・ニレミアムとプリンセス・セレニティにを滅亡へと導く呪詛をかけます。
シルバー・ニレミアムが無くなった後も、封印の力が弱まり復活し、聖地エリュシオンに呪いをかけ続けてきました。ネヘレニアはその間変わることなく、ずっと執念を抱き続けています。
その執念の始まりは、ネヘレニアの過去にあります。
ネヘレニアはかつて多くの臣下に囲まれ、闇を持つことの無い美しい夢を持つ、孤独な小惑星の女王でした。
しかし、美しい容姿をしていたため臣下たちに愛されていたネヘレニアは、鏡に映った醜く年老いた未来の姿を見たことで、恐怖を覚えるようになります。
劇場版で登場したジルコニアの姿が、年老いたネヘレニアの姿であり、醜い姿になりたくないがあまり、臣下から夢の鏡を奪って取り込むことで若さを保ち続けていた。
一方、クイーン・セレニティは永遠の若さを手にしており、人の寿命は約1000年とかなりながいものでした。そのため、シルバー・ニレミアムは1000年王国としても名高く、常に強くて美しい姿を保っています。
その格差を目の当たりにしたネヘレニアは、繁栄を続ける月の王国を妬み、永遠の美しさを求めて幻の銀水晶とゴールデン・クリスタルを手に入れようとしたのです。
ネヘレニアは、老いることで臣下に嫌われ、王国にいられなくなることが怖かったのでしょうね。
映画版では、ネヘレニアは幻の銀水晶の形を変化させることで、エターナルセーラームーンになったうさぎによって新月の闇に封印されてしまいます。
皮肉なことですが、封印されている間は年取ることがないため、永遠の若さでいられます。
そのため、ネヘレニアは封印されることで、妄執を叶えたことになります。
ネヘレニアは、嫌われるのが怖かったんだよね…きっと。
【過去④】 シルバー・ミレニアムはなぜ滅びたか
すでに滅びてしまったことや。、うさぎが実は転生した後の姿であることは、知っている方も多いかもしれません。Eternalでも滅びたことは何回か発言があります。
しかし、なぜシルバー・ミレニアムは滅びてしまったかについては、Eternalでは触れられていませんし、あまり詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか?
何故シルバー・ミレニアムが滅びてしまったのかについて紹介・考察していきます。
あんな栄華を誇っていたところでも滅びちゃうんだから、すごいよね…。
シルバー・ミレニアムとは
シルバー・ミレニアムとは、月野うさぎの前世であるプリンセス・セレニティの故郷の故郷です。
かつてシルバー・ミレニアムを統治していた女王であり、うさぎの母親であるクイーン・セレニティは「地球の生命の進化を見守る役目」を持っており、聖なる石「幻の銀水晶」を守っていました。
クイーン・セレニティは太陽系惑星の戦士たちから守られており、彼女自体も絶大な力を持っていたため、シルバー・ミレニアムの繁栄は約束されているも同然だと思われていました。
しかし、太陽の黒点から誕生したダーク・キングダム真の支配者がたちはだかることになります。
シルバー・ミレニアム崩壊の真実
シルバー・ミレニアムが滅びた原因の発端は、セーラームーンに登場する預言者クイン・ベリルが、プリンス・エンディミオンに恋をしたためです。
プリンス・エンディミオンは、プリンセス・セレニティの恋人あったため、彼女密かに恋心を秘めるしかありませんでした。
しかし、そこを漬け込まれ、クイン・ベリルは絶大な力を持つクイン・メタリアに憑依されることになります。
クイン・ベリルは預言者であったため、その立場と憑依したクイン・メタリアの力によってエンディミオン配下を洗脳し、ダーク・キングダムの司令官にまで上り詰めます。
社会的な信用を得たクイン・メタリアは「シルバー・ミレニアムは地球に生きる私たちを見下して支配し、のちのちには奴隷や家畜のように扱うつもりだ」と民衆を味方につけ、月に攻め込ませます。
ダーク・キングダムを手中に収めているクイン・メタリアには強力な味方も多く、また、クイン・メタリアは体から猛毒の邪気を出すことで相手を石化させることができるため強敵でしたが、クイーン・セレニティの銀水晶の力で封印することに成功します。
しかし、クイーンが封印する前に、その恋人であったエンディミオンも殺され、プリンセス・セレニティはエンディミオンが死亡したことで自殺していました。
その悲しみから、クイーン・セレニティは不完全な封印をかけることになります。
この時点でクイーンは生きていますが、死んでしまったプリンセス・セレニティやセーラー戦士を転生させるために力を使い果たし死亡しています。
シルバー・ニレミアムは、クイーン・セレニティの不在とクイン・メタリアの侵攻のため滅びることになります。
ネヘレニアの呪いとシルバー・ミレニアムの崩壊の関係性
劇場版ではネヘレニアは「シルバー・ミレニアムとプリンセス・セレニティに呪いをかけたから、シルバー・ニレミアムが滅びた」との発言わしています。しかし、サターンは「シルバー・ミレニアムが滅びたのは運命であって、ネヘレニアの呪いでは無い」と反論しています。
実際サターンの言うその通りで、ネヘレニアはたしかに呪いをかけ続けていましたが、封印されていたこともあり、封印されていた間は呪うことができなかったのでは無いでしょうか?
呪われていたはずの前世プリンセス・セレニティであるうさぎは、地球に転生を果たし、他のセーラー戦士しとの出会いや前世の恋人であった衛とも出会い、第 5期では結婚もはたしています。
確かに、一度はクイン・メタリアの策略のために死んでしまいましたが、ここまで幸せになるお膳立てがされている状態は、呪われているとは考えにくいです。
結論として、シルバー・ミレニアムが滅びた理由にネヘレニアの呪いは関係なく、クイン・メタリアの策略のためだと言えるでしょう。
始まりはただの片思いだったのに…、こんなことになるなんて
【過去⑤】 プリンセスであるうさぎと、プリンスである衛は何故結ばれてはいけない?なぜ惹かれ合うのか?
Eternalは第 4期から始まるため、うさぎと衛の関係性が最初からできていることや、前世についてなにも説明がなにもありません。
関係性は映画を見ているうちになんとなくは理解できるかとは思いますが、詳しい関係性がよくわからなかったという方も多くいらっしゃいます。
そのため、うさぎと衛がなぜ惹かれ合い、何故、惹かれあってはいけないのかを解説・考察していきます。
セーラームーンってロミオとジュリエット要素もあるんだね♪
うさぎと衛の前世
うさぎと衛は、前世では恋人同士です。
うさぎの前世は月の王宮に住むプリンセス・セレニティであり、衛の前世は地球の王国に住むプリンス・エンディミオンでした。
その頃から恋人同士だったのですが,2人はシルバー・ミレニアムが滅びる少し前に亡くなっています。
死因としては,シルバー・ニレミアムが滅びるきっかけとなったクイン・メタリアの策略による暴動のためです。
暴動の最中,プリンセス・セレニティをかばったためプリンス・エンディミオンは死亡します。また、プリンス,エンディミオンの死に耐えきれなかったプリンセス・セレニティは自殺します。
その後、クイーン・セレニティが転生させたことで,未来の地球でプリンセス・セレニティはうさぎとして、プリンス・エンディミオンは衛として再会します。
何故、うさぎと衛は惹かれ合うのか?
前世で恋人同士であり、幸せの絶頂というタイミングで亡くなっています。
そのため、地球で恋人同士になるのは必然と言えるかも知れません。
しかし、前世・今世でも惹かれあう理由としては、映画版でエリオスが「同じ夢を持つ同士だから」と言っています。
同じ夢というのは、「みんなを守りたい」というものです。
つまり、うさぎと衛は、地球や仲間を守りたいと願う気持ちが同じだからこそ、惹かれ合っているのでしょう。
映画版では、それぞれの夢について語る場面が非常に多いです。その中で、うさぎと衛の2人は終盤で夢を原動力に戦っていきます。それほど、2人の夢の結束は固い絆となっています。
また、劇場版ではエリオスがネヘレニアに呪いをかけられることで、エリオスと運命を共にしているプリンスである衛にまで呪いが伝播してしまうシーンがあります。
「呪いが移っては危ない」と、衛はうはぎを遠ざけますが、うさぎは「貴方とずっとにいたい」と言い、一緒にいることになります。実際に呪いが移ってしまいますが、うさぎは呪いの苦しみを背負いながらもセーラームーンとして敵と戦うことを受け入れます。
以上のエピソードだけでも、前世や今世など関係なく、うさぎと衛は惹かれあっているのだと裏付けるシーンが多かったかと思われます。
高校生になったうさぎの深い愛情と成長がわかる名シーンでした。
大人になっていくうさぎの成長から目が離せないね♪
何故、プリンセス・セレニティとプリンス・エンディミオンは結ばれてはいけないのか?
前世で幸せそうな2人ですが、
実は、プリンセス・セレニティのプリンス・エンディミオンは結ばれてはいけない関係にあります。
その理由は「地球と月の住人は通じてはならない。」という、神の掟があったためです。
もちろん、地球の王国に住むプリンス・エンディミオンと、月の王宮に住むプリンセス・セレニティはその掟を知っていましたが、2人は愛し合っており、その事実は周知のものでした。
しかし、前世での2人の結末は前述したとおり、プリンセス・セレニティをかばったことでプリンス・エンディミオンは亡くなってしまい、プリンセス・セレニティは悲しみのあまり自殺をしています。
今は転生しており,お互い地球に住む者同士であるうさぎと衛は、神の掟に縛られない関係になります。
うさぎと衛が幸せになるためには、2人が同じ地球にうまれた今が最高の形なのかも知れません。
国が滅びたのは残念だけど、二人が結ばれるためには転生は必要だったんだね!
映画では詳しい解説がなかった3つの謎を考察
こちらでは、映画版で出てきたけど、映画だけではわからなかったセーラームーンの基礎知識3つを軽く説明していきます。
以下のことが分かれば、セーラームーンEternalをみるための予習がなくとも、すんなりと見ることができるようになると思われます…!
基礎知識って重要だと思うんだよね。
他、美少女戦士セーラームーンシリーズのあらすじを振り合えって見たい方は時系列順に紹介した記事があるので、そちらもご覧になってください♪↓
【謎①】 ちびうさはどこに帰らないといけないのか、その理由
ちびうさとは、約100年後のうさぎと衛との間に生まれた子供です。したがって、約100年後の未来からきたことになります。
過去に来た理由は、未来で危機に陥ったことか原因で、ちびうさは過去の母親の元に助けを求めにきたためです。
危機とは,第二期で登場したブラック・ムーン一族に襲われたことです。
劇場版eternalは第4期にあたるため、危機はさっていることになります。
そのため、用事が済んだちびうさは映画版の冒頭で未来に帰ろうとしていたのでしょう。
しかし、映画版ではデッド・ムーンサーカスが貼った結界のため帰ることが出来なくなってしまいました。
当然ですが、未来にはちびうさの家族がいます。
そのため、ちびうさにとって100年前である現在は、頼りのうさぎと衛はお互いを思い合っているため居場所がないと感じてしまうのも仕方がないのかもしれませんね。
現在は、エリオスにまた会うことを目標に、立派な戦士になるべく修行している真っ最中です。
早くエリオスと会えるといいね♪
【謎②】 シルバークリスタルとゴールデンクリスタル
シルバークリスタルとは?
幻の銀水晶は、シルバー・ニレミアムの王族が守護する秘宝です。
シルバー・ミレニアムが滅びてからはずっとプリンセス・セレニティの生まれ変わりであるうさぎの体内に銀水晶は封印されていました。
幻の銀水晶の封印がとかれた姿のことを、シルバークリスタルとうさぎたちは呼んでいます。つまり、転生後の幻の銀水晶のことをシルバークリスタルと言うのですね。
封印が解かれてからは,ブローチの中に収納されており、セーラームーンが変身するときには必ず必要になります。うさぎから封印が解かれた際に涙となって出現したためドロップ型ですが、劇場版では花が咲いたような形に進化しました。
また、シルバークリスタルはあらゆるものを浄化・再生させる力を持ち、無限の凄まじいエネルギーを持っている石です。
浄化も力はわかりやすく、邪悪なエネルギーを取り除くことに使われます。しかし、再生の力は活用範囲が広いです。病気の治癒だけではなく、死者や壊されたものまで再生しますし、うさぎの一家は、ちびうさの時代には不老不死になっています。
しかし、自分の力以上のことを使えばクイーン・セレニティのように死んでしまいますし、気持ちが不安定だと力を安定して使うことが出来ないため強い精神力が必要となっています。
うさぎにとっても、クリスタルは命綱だね…!
ゴールデンクリスタルとは?
ゴールデン・クリスタルとは、ゴールデン・キングダムの聖石です。
セーラームーン第4期まで行方不明でしたが、プリンス・エンディミオンであった衛の中に眠っており、うさぎによって衛の中にあるのでは?といわれるまで、ずっと姿を表すことはありませんでした。
見た目は、エターナルセーラームーンのシルバークリスタルとそっくりで、花が咲いたような形です。色がゴールドかシルバーかの違いですね。
ゴールデンクリスタルもシルバークリスタルと同様にすさまじいい力を秘めているため、セーラームーン第4期や劇場版Eternalに登場したネヘレニアに狙われていました。
もしかして、クリスタルを最初から開花させた状態にしてたのかな?
だとしたら、どの方面でも衛って天才だね!
【謎③】 「ムーンプリズムパワー」から、「ムーンクリスタルパワー」になったのは何故?
聖杯とは、外部太陽系戦士のピュアな心の結晶が変化したもので、サターンの呼びかけによってタリスマンが集まり作られたものです。
聖杯の中身には、外部太陽系戦士たちのタリスマンの力と内部太陽系戦士たちの星の力が注がれています。
劇場版では、序盤でうさぎとちびうさが変身することができずに困惑してしまう姿が見られます。しかし、うさぎは変身できなかったことですぐに答えを出します。
まだ外部太陽系戦士がまだセーラームーンの傍にいたころ、聖杯を元にムーンプリズムパワーから変身するための力を得ていました。しかし、劇場版の始まりではすでに外部太陽系戦士は役目を離れていたため、彼女たちの力が籠った聖杯から力を引き出すムーンプリズムパワーでは不足だったのです。
外部太陽系戦士たちに力を借りすのではなく、傍から離れてしまった戦士たちの力に頼ってはダメだと思い、自分の胸に輝くシルバークリスタルを元に変身をしようとします。
そのため、新しい変身のスペルが必要だとうさぎはひらめき、『ムーンプリズムパワー』から『ムーンクリスタルパワー』に変わることになりました。
変身できないってかなりのピンチなのに、すぐに解決策が出せるなんて…!
まとめ
映画では語られなかった5つの過去と3つの謎について紹介・考察していきました。
簡単にまとめていきます。
映画では語られなかった5つの過去とその理由は、下記です。
・【過去①】 外部太陽系戦士達が役目を離れた理由
ほたるが乳幼児になってしまい、保護者もすでに亡くなっていたためです。
・【過去②】 ちびうさとほたるの関係 セーラー戦士同士で、役目の垣根を超えた友人です。
・【過去③】 ネヘレニアとクイーンセレニティ・うさぎとの関係 一度しかあったことがないにも関わらず、ネヘレニアの若さへのこだわりと老いることへの恐怖が関係していました。
・【過去④】 シルバー・ミレニアムはなぜ滅びたか クイン・メタリアが予言師であるクイン・べリルに憑依し地球群を地球に進軍させたことが原因です。
・【過去⑤】 うさぎとプリンスはなぜ結ばれてはいけない?なぜ惹かれ合うのか? 前世のうさぎと衛は神の掟により結ばれてはいけない関係性にあったためでしたが、同じ夢を持ち行動している2人は惹かれあってしまうのは避けられないからです。 |
事前情報の有る無しで、楽しさが段違いになるよね♪
映画で語られなかった3つの謎とは、下記です。
・【謎①】 ちびうさはどこに帰らないといけないのか、その理由
ちびうさは未来から来たため帰らなくてはいけないからです。ちなみに、過去に来たのは第2期に現れたデッドムーン一族が原因であったっため、すでに解決済みです。
・【謎②】 ゴールデンクリスタルとシルバークリスタルとは? 強大な力を持つ、それぞれ月と地球につたわる至宝です。
・【謎③】 ムーンプリズムパワーから、ムーンクリスタルパワーになったのは何故? 外部太陽系戦士たちが役目を離れてしまっているため、外部太陽系戦士たちの力が込められた聖杯を力の元にできなかったためです。
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この謎がわからないと、ちょっとわかりにくかったかも!
劇場版Eternalだけではわからなかった過去や謎がたくさんあります。そのため、すべてを楽しみたい方はセーラームーンをこの機会に読み直す・見直すのもいいかもしれませんね。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
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