『ミステリと言う勿れ』の1巻・2巻に収録されている「バスジャック事件」は、主人公の久能整が大きくかかわっています。
久能整の今後を左右する人物との出会いも描かれた、始まりの事件ともいうべき事件です。
今回は、バスジャック事件編のあらすじ・ネタバレ・犯人を紹介していきます。
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1-2巻のバスジャック事件編とは?久能整がきた経緯

Ⓒ田村 由美 / 小学館サービス
「バスジャック事件」とは、久能整が巻き込まれた事件の一つです。
美術館で開かれる印象派展にいくため、久能整はバスに乗ろうとします。しかし、池本巡査から家庭内の相談や最近起きている連続殺人事件の相談を受けている間に、家を出る時間が遅れてしまいました。
すでに到着していたバスに駆け込み乗車をしますが、いつの間にかいつもとは違うルートを通るなどおかしな様子があります。騒ぎ始めた乗客を脅すように、一人の乗客が刃物を持ってバスジャックを宣言しました。
バスジャック事件のあらすじ・事件の概要

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池本巡査に家庭内の相談や最近起きている連続殺人事件の相談を受けた久能整は、美術館行きのバスに駆け込むはめになりました。
そのバスは運転手や久能整を含めた10名が乗っており、通常運航している路線バスでした。しかし、路線バスはいつものルートとは全く違うルートで走行しはじめます。
異常に気が付いた乗客が騒ぎ出したとき、刃物を持ったバスジャック犯が乗客・運転手を脅してスマホやパソコンを提出させます。バスジャックにあった8名の乗客は、バスジャック犯の目的も全くわからないまま。バスジャックした犯人に逆らわないよう指示を待つばかりです。
しかし、バスジャックの犯人からの指示は妙な物ばかりでした。例えば、「おしゃべりをしていい…フルネーム・以後と・目的・自分の欠点や弱点を述べろ」と言われたり、「人を殺したことはあるか?」や「一番イヤだと思う死に方を教えてくれ」などと聞かれたり、おしゃべりをさせたがるようです。
しかも、おしゃべりで短気な犯人にしては、カーテンをあらかじめつけておき、さらにバスの外装までバレにくいように観光バスに見せかける用意周到さがあるなど…チグハグな点がありました。
そして、バスの乗員・乗客はついに山の中に館に連れてこられます。
多数の犬が警備をする「犬堂」の屋敷は豪勢でしたが、特に目を引く美しい女性の絵がありました。美しい人の絵だというのに、女性の絵を見た瞬間おかしな反応をする乗客もおり、バスジャックの目的が深まるばかりです。
そして、屋敷の中でいよいよバスジャックの目的や、乗客たちと館に飾られた女性との関係性が明かされていきます。
バスジャック事件の登場人物

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久能 整(くのう ととのう)
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バスに乗った目的 | 大隣美術館にいくため |
弱点 | カレー |
出かける直前に池本巡査に絡まれて疲弊させられたうえ、美術館で開かれている印象派展の最終日に行こうとバスに乗ったらバスジャックにあったかわいそうな大学生。
天然パーマでカレーが大好物のしゃべりたがりです。
刃物を持ったバスジャック犯にも屈せず、強気でしゃべり続ける胆力を持っています。
熊田 翔(くまだ かける)
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バスに乗った目的 | 友達の家に行くため |
欠点 | 執念深いところ |
熊田は陰のある色男で、自称院生です。バスの中で久能整とよく話をしています。
久能整を気にいっており、「自分と似ている」と何度か口にしています。
久能整も熊田のことを気に入っており、家に誘っているほどです。
久能整は「僕のことをうざいっていわない珍しい人」と言っており、もっと話したいと思っています。
犬堂 オトヤ(いぬどう おとや)
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バスに乗った目的 | バスジャックをするため |
欠点 | キレやすいこと |
犬堂オトヤはバスジャック犯です。
ナイフを持っており、運転手にいう事を聞かせて乗客・運転手合わせて9名を誘拐します。
乗客におしゃべりを許し、一人5分のトイレ休憩もとってくれる気の優しいバスジャック犯です。
しかし、本人の申告通りキレやすく、久能整の言葉に苛立ったオトヤはナイフを振りかざしてしまいます。
坂本 正雄(さかもと まさお)
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バスに乗った目的 | たまたまバスに乗ったため目的はない |
欠点 | 勇気がなかったこと |
坂本は体格のいい青年です。
しかめっ面をしており、久能整がバスに飛び乗った際にジッと久能整をみつめていました。
露木 リラ(つゆき りら)
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バスに乗った目的 | 居酒屋のバイトに行くため |
欠点 | 見境がないこと |
露木は意志の強そうな、バスジャックにあっても毅然とした態度を崩さない女性です。
バス内では自身がジャーナリストだと言っときながら、バスジャック犯の目の前では事務員だと嘘をつき、平然としている気の強さをみせます。
誰かが殺されるかもしれない状況で「バスジャック犯から逃げないか?」と柏に提案しますが、すぐに断られます。
淡路 一平(あわじ いっぺい)
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バスに乗った目的 | コンビニのアルバイトに行くため |
欠点 | バイトが続かないこと |
淡路は弱気な青年です。
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