『最近雇ったメイドが怪しい』は昆布わかめ先生により月刊ガンガンJOKERで連載中の大人気漫画作品で、2022年7月からテレビアニメも放送されました。
本記事では、悠利(ゆうり)の性格を紹介しながら両親との死別について考察してみます。
さらに、リリス達との恋の行方についてもせまります。
本作品の人物相関図は「最近雇ったメイドが怪しいの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
目次
悠利(ゆうり)とは
悠利(ゆうり)は本作品の主人公で、田舎の屋敷で暮らす純粋無垢な少年です。
悠利(ゆうり)のプロフィール | 両親の死別後も名門校に通う優等生
田舎の小さな屋敷で生まれ育った悠利(ゆうり)ですが、エリートだけが入学を許される名門校「私立アーデル学園」の初等部に通えるほどの学力や財力をもっていました。
両親の死亡後も通い続けられるのは、おそらく両親と死別した後に全てのメイドたちを解雇したことや、専属メイドをリリス1人だけに絞って経費を浮かせているためと思われます。
悠利(ゆうり)の性格 | 純真で無垢だけど強さと優しさも兼ね備える
悠利(ゆうり)はまだ幼いために純粋無垢な性格である上、恋愛をまだ知らないがために、ストーリー序盤ではリリスへの想いをストレートに言ってしまうことばかりが印象に残りがちです。
しかし、心には子供ながらにも他人を気遣う「優しさ」も持っており、原作19話での回想シーンでは社交界で緊張している五条院つかさにも声をかけています。
さらに両親を失った後には学園内で男性生徒たちから陰口を叩かれても怒ったり落ち込んだりすることはすることもせず、平然と過ごせている点には悠利(ゆうり)のもつ「心の強さ」が見れますね。
悠利(ゆうり)の声は声優「早見沙織さん」が担当
悠利(ゆうり)の声を担当している声優さんは「アイムエンタープライズ」に所属している早見沙織さんです。
幼少期から母親の影響でオードリー・ペプバーン主演の映画を吹き替えで鑑賞し続けたことがキッカケで声優の仕事に興味を持たれたそうです。
声優デビュー後から歌手活動も積極的に行っており、数多くのアニメ主題歌やキャラクターソングも歌われてきました。
早見沙織さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』新垣あやせ役
- 『魔法科高校の劣等生』司波深雪役
- 『幼女戦記』ヴィーシャ役
- 『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』ヨル役
悠利(ゆうり)の両親が死亡した理由と犯人を考察
悠利(ゆうり)の両親は資産家でありながらも、本編では「事故で死亡したこと」しか語られていません。
そこで悠利(ゆうり)の両親がどんな人間だったのか、そして「悠利(ゆうり)の両親を事故死させた犯人」についても考察してみます。
悠利(ゆうり)の両親を事故死はリリスも関わっていた可能性が高い
悠利(ゆうり)の両親が事故死したことはストーリー開始の時点で軽く触れられたため、そのまま捉えるしかありません。
しかし、この事故死が偶発的なものではなく「何者かによって仕組まれたこと」とも考えられます。
さらに、その仕組んだ者の中にリリスも間接的に関わっていた可能性が高いとも考えられます。
リリスも幼少期から悠利(ゆうり)の両親と何かしらの関係性をもっていた上、悠利(ゆうり)が過去にリリスと出会っていたことを思い出した時、リリスは自分の全てを知られたら「ひどい奴と思われてしまう」と言っていました。
この時に告げた「ひどい奴」という言葉が両親の事故死とつながる大きなポイントとも考えられます。
悠利(ゆうり)の両親は以前から狙われていた可能性も高い
もしも、悠利(ゆうり)の両親の死亡が仕組まれていた場合、何者かにより命を狙われていた可能性も非常に高いと言えます。
または両親の意思に関係なく、余所の資産家によって犯罪につながること(賄賂など)に巻き込まれていたケースも考えられます。
悠利(ゆうり)の両親が死亡したことは学園内でも知られており、久々に登校した彼は男子生徒たちから”貧乏人”と陰口を叩かれていました。
しかし、もしも悠利(ゆうり)の両親が自分たちの意思で犯罪に手を染めた末に事故死していた場合には、悠利(ゆうり)への陰口も貧乏人だけで済むはずもなく「罪人の息子」などと呼ばれながら蔑まれていたはずですからね。
悠利(ゆうり)とリリスの距離が急接近した理由
本編開始から間もなく、悠利(ゆうり)とリリスの心の距離が急接近しましたが、この理由は90%以上の割合で悠利(ゆうり)の性格と行動にあります。
悠利(ゆうり)がリリスを「怪しい」と疑いながら好意を抱いてしまう
悠利(ゆうり)は1話目からの時点でリリスの真面目さや有能さを高く評価していましたが、その一方でメイドには似つかわしくない「露出度の高い服を着用していること」や書斎でこっそり本を読んでいる行動に対して「怪しい」と感じ始めまていました。
それから悠利(ゆうり)はリリスのことばかり考えてしまうようになり、夜も寝られなくなってしまう程に頭の中がリリスのことだけで一杯になってしまいます。
読者側から見れば、このような悠利(ゆうり)の想いが「リリスへの好意」であることは一目瞭然ですが、まだ幼く恋愛そのものを知らない悠利(ゆうり)には、自分が抱き始めた恋心すら気づけていなかったのです。
悠利(ゆうり)の無知さと純真な性格がリリスへの告白となってしまう
悠利(ゆうり)は”恋愛”というものをまだ知らない上、純真で無垢な性格であるために「自分の思ったことをそのまま口に出してしまうこと」が多いです。
リリスからも冗談半分に「私のことがそんなに気になりますか?」と聞かれた瞬間、自分の心を読まれたと勘違いした悠利(ゆうり)が暴走しながら、自分がリリスに抱いた思いや印象をそのまま口に出してしまったのです。
まだ子供とはいえ、異性から「こんな綺麗なメイドを初めて見たから…」や「夜も眠れないくらい、お前(リリス)のことが気になって…」などと言われようものなら、リリスから「自分が好意を抱かれている」と捉えられてしまうのも仕方ありませんよね…。
立派な大人であるリリスからは「ご主人様とメイド」という関係をしっかりわきまえているため、1話目での初告白では上手く流していました。
しかし、後のストーリー展開でも似たようなことが何度も起こることにより、リリスの方も悠利(ゆうり)をご主人様であると同時に“1人の男性”として見るようになっていきます。
悠利(ゆうり)が”過去の出会い”を思い出した影響が大きい
この2人の距離が急接近したことにおいて、最も大きかった出来事とは、悠利(ゆうり)が「自分たちが過去に出会っていたことを思い出した」という影響が特に大きかったのではないでしょうか?
悠利(ゆうり)たちが過去に出会っていたことは原作41話の回想シーンで判明したものの、悠利(ゆうり)は過去の記憶がなく断片的にしか覚えていません。
過去の出会いにおいては、リリスもすぐに話す方向も考えていたようですが「坊っちゃま(悠利)自身で思い出してほしい」と告げており、そう言われた悠利(ゆうり)も「まだ思い出せていない記憶も全て思い出す」と言い返しています。
この時にお互いの手を取り合いながら、リリスからも「ずっと待っている」と応えます。
この回での出来事がキッカケとなるかのように、それ以降は悠利(ゆうり)だけでなく、リリスの方も自分の気持ちを彼に対してストレートに告げるようになり始めることで、これまでの“ご主人とメイド”という関係性から大きく進展しているのです。
リリスの正体や目的・過去に関する詳細は「【最近雇ったメイドが怪しい】リリスの正体と目的を考察 | 過去や声優も紹介」の記事をご覧ください。
悠利(ゆうり)の恋の行方 | リリスとつかさのどちらと結ばれるか?
最終話までにおける「悠利(ゆうり)の恋の行方」について、そして悠利(ゆうり)が結末までにリリスとつかさ、どちらと結ばれるか考察してみます。
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悠利(ゆうり)は最終話までにリリスと結ばれる可能性が高い
多くのファンや読者たちが既に予想済みとは思いますが「悠利(ゆうり)は最終話までにリリスと結ばれる可能性が高い」と思います。
ストーリー開始時では悠利(ゆうり)の方が一方的にリリスを想ってきた印象が強かったものの、原作41話で悠利(ゆうり)が過去の出会いを始めとした記憶を少しずつ取り戻したことがキッカケでリリスも悠利(ゆうり)と手を取り合うようになりました。
さらに原作48話でのデート中ではイルミネーションの輝く中で手を繋ぎながら、悠利(ゆうり)の方から「リリスが大好きだから」という台詞に対して、リリスからも「私はずっと傍にいたいとお慕いしております」と返しますが、ここで重要なのが「リリスの方が悠利(ゆうり)への見方が大きく変わった点」です。
この時にはリリスと悠利(ゆうり)のことを自分の雇い主である”ご主人様”ではなく「坊ちゃまだから傍にいたい」と告げていました。
先にも紹介したとおり、悠利(ゆうり)はこの時点でリリスからも雇い主やご主人様ではなく「1人の男性」として見られ始めたことが確定したと言えるでしょう。
さらに悠利(ゆうり)と向き合う中でリリスは「私の全てを知っても好きでいてくださると嬉しい…」と内心で呟いていました。
そのため、リリスの正体がよほど衝撃的なものでない限り、悠利(ゆうり)とリリスが結ばれることはほぼ確定していると言えますよね。
悠利(ゆうり)と五条院つかさが結ばれない理由とは
悠利(ゆうり)のもう1人の恋愛相手の候補として、同じアーデル学園に通う同級生・五条院つかさが挙げられます。
悠利(ゆうり)の方は気づいていないものの、実はつかさからも好意を抱かれているのです。
そのため、普通ならリリスも交えての”三角関係”のような展開や恋愛ドラマに発展してもおかしくないのですが…
つかさからは「悠利(ゆうり)が自分のメイド(リリス)に好意を抱いていること」を知った途端に「2人の恋を応援される」という状況に変わりました。
単に年齢的な相性で見ればリリスよりもつかさの方が合っていると解釈することもできますが、コミック5巻までの展開でリリスとの距離感が縮まっている様子を見る限り、余程の大ドンデン返しが起こらない限り、悠利(ゆうり)とつかさが結ばれる展開や結末にはならないでしょう。
まとめ
今回は悠利(ゆうり)の性格を紹介しながら両親や死別について考察してみました。
さらに、最終話までのリリス達との恋の行方についても迫ってみました。
確かにまだ幼い年齢の時期に両親を失った悠利(ゆうり)の辛さは本人にしか分からないでしょう。
それでも、リリスのような綺麗で優しいメイドとの生活があったこそ、悠利(ゆうり)も再び学校に通うなど、大きな成長も遂げられたはずです。
本作品の全巻ネタバレの詳細は「【最近雇ったメイドが怪しい】原作の全巻ネタバレ解説 | 最後の結末はどうなる?」の記事を参照ください。
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