『最近雇ったメイドが怪しい』は昆布わかめ先生により月刊ガンガンJOKERで連載中の大人気漫画作品で、2022年7月からテレビアニメも放送されました。
本記事では、そんな『最近雇ったメイドが怪しい』のコミック全巻の内容をネタバレしていきます。
最新巻の内容までネタバレしているので、ぜひ参考にしてみてください。
本作品の人物相関図は「最近雇ったメイドが怪しいの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
目次
【1巻のネタバレ】悠利(ゆうり)とリリスのラブコメディが開幕
本作品の物語は悠利(ゆうり)が既にリリスをメイドとして雇い始めた状況から始まります。
悠利(ゆうり)がリリスを雇うまでの経緯とは
まずは本編よりも前の時系列となる「悠利(ゆうり)がリリスを雇うまでの経緯」について簡単に解説しておきます。
悠利(ゆうり)は田舎の小さな屋敷で生まれ育った少年ですが、事故で両親が死亡したことにより、これまで雇っていたメイドたちを全員解雇していました。
しかし、まだ幼い悠利(ゆうり)1人きりで屋敷の掃除などをこなせるはずもなく、新たに1人だけ雇ったメイドがリリスです。
悠利(ゆうり)とリリスのほのぼの生活が続いていく
この1巻では屋敷内での悠利(ゆうり)とリリスの2人きりによる、ほのぼのした生活が続いていきます。
リリスは真面目かつ家事能力も高い優秀なメイドですが、露出度の高いメイド服を着ながら仕事する姿勢などにより、悠利(ゆうり)から過剰に怪しまれていました。
しかし、大人の女性であるリリスは悠利(ゆうり)からの問いかけを軽く受け流す上、得意な冗談で反撃してきます。
悠利(ゆうり)からのストレートすぎる言い分が「リリスへの告白」となってしまう
悠利(ゆうり)はまだ幼く純真無垢な性格の少年です。
そのため、自分の思ったことをそのまま口に出してしまうことも多いのですが…
それがまるっきり「リリスへの告白」となってしまっていたのです。
悠利(ゆうり)がどんなに幼い子供であっても「こんな綺麗なメイドを初めて見たから…」や「夜も眠れないくらい、お前(リリス)のことが気になって…」などと言われようものなら、リリスの方は「自分が好意を抱かれている」と捉えてしまうのも仕方ありませんよね…。
この時は悠利(ゆうり)自身もリリスへの好意をアピールしてしまっていることに気づいていませんでしたが、この時の告白こそが後の展開での急接近へと繋がっていくのです。
【2巻のネタバレ】悠利(ゆうり)の復学 | 授業参観や藤崎との再会
両親の死亡などによる事情で休学していた悠利(ゆうり)ですが、この2巻から復学します。
それにより、同級生の五条院つかさや彼女付きの使用人・藤崎が初登場を果たします。
五条院つかさが悠利(ゆうり)とリリスの”禁断の恋”に興奮してしまう
長い休学期間をリリスとの生活に費やしていた悠利(ゆうり)ですが、やっとのことで復学しました。
悠利(ゆうり)の通う学校は「私立アーデル学園」の初等部であり、エリートだけが入学を許される由緒正しい学校とされています。
しかし、悠利(ゆうり)の両親が死亡した話は学校中で広まっており、久々に登校した悠利(ゆうり)は男子生徒たちから「貧乏人」などと呼ばれながら陰口を叩かれてしまいます。
そんな中でも悠利(ゆうり)の人柄を理解していた同級生の女の子・五条院つかさだけは、これまでと変わらず、悠利(ゆうり)に対して優しく接してくれました。
実はつかさは社交界で出会った頃から悠利(ゆうり)に対して好意を抱いていましたが、その日の授業が終わり、学校まで迎えに来てくれたリリスが悠利(ゆうり)と楽しそうに話す場面を見たことで勝手な妄想を膨らませ始めます。
この時点での悠利(ゆうり)とリリスはまだ親密な関係とまでは言えなかったものの、コッソリ見ていたつかさは「ご主人様(悠利)とメイド(リリス)による“禁断の恋”」と捉えてしまい、1人で勝手に興奮していたのです。
授業参観や藤崎との再会でリリスの過去が少しずつ判明していく
悠利(ゆうり)が復学してから間もなく、原作22話では授業参観が開催されますが、両親を亡くした彼のためにリリスが来てくれました。
前日では「リリスが授業参観に着ていく服装」のことで少し揉めていたものの、当日は凛々しいスーツ姿で他の生徒の親たちと一緒に悠利(ゆうり)を見守ってくれたのです。
しかし授業中にリリスが他の生徒の親たちから陰湿な陰口を叩かれてしまいます。
さらに、同級生である藤崎とも再会しますが、彼女からも「無闇に表舞台に出ない方が良い」という指摘まで受けていました。
(藤崎はリリスの同級生であると同時に、現在はつかさ付きの執事として働いています)
この巻での授業参観や藤崎との再会により、謎に包まれてきたリリスの過去や正体に少しずつ迫り始めることになります。
【3巻のネタバレ】看病や運動会で悠利(ゆうり)とリリスの距離が更に縮まる
コミック3巻では、悠利(ゆうり)の優しい看病や運動会のエピソードをメインに収録されています。
悠利(ゆうり)の看病や共同作業で見られた優しさ
前巻での復学や授業参観も何とか無事に済み、再び屋敷で2人きりの生活が始まったのも束の間…
リリスが高熱により倒れ込んでしまいます。
しかし、悠利(ゆうり)の手際の良い対応や看病のおかげで、リリスもすぐに回復しました。
さらに病み上がりにも関わらず、無理して屋敷の掃除を始めようとするリリスを悠利(ゆうり)も手伝ってくれたのです。
前巻でつかさが「悠利(ゆうり)のもつ優しさ」を見抜いている場面がありましたが、この3巻ではその優しさをリリスに対しても堂々と見せてくれました。
運動会で悠利(ゆうり)がリリスを”家族”と断言する
原作32〜33話ではアーデル学園での運動会が開催され、保護者対抗による障害物競争の中でリリスが1位を取ったことで「運動神経も良い」という新たな一面を見られました。
しかし、悠利(ゆうり)のことを貧乏人と蔑む男子生徒たちから「メイドに走らせることは違反」などと責められます。
この生徒たちに対して、悠利(ゆうり)もすかさず「リリスは僕の大事な家族」と言いながら反論したのです。
この瞬間、リリスは固まりますが、わずかに”嬉し涙”を流していました。
この時の悠利(ゆうり)が放った台詞により、2人の距離感が更に縮まった瞬間です。
【4巻のネタバレ】悠利(ゆうり)とリリスが過去に出会っていたことが判明
この4巻で「悠利(ゆうり)とリリスが過去に出会っていたこと」が判明します。
悠利(ゆうり)がつかさに恋の相談
運動会も無事に終わったのも束の間…
終わった後、悠利(ゆうり)は自身がリリスに対してドキドキと抱いている想いが「恋」であることを、つかさから指摘されました。
これまで恋という言葉を全く知らずにきた悠利(ゆうり)は悩み続けた末、つかさの屋敷へと招待されて訪れます。
しかし、五条院の屋敷には執事の藤崎を始め、大勢のメイドたちがおり、それはまさに悠利(ゆうり)が両親の死亡により失ったものでした。
このような華やかで幸福そうな光景を目の当たりにした悠利(ゆうり)は、つかさに対して「リリスはここ(五条院の屋敷)で働きたくなって、僕の屋敷から出ていってしまうかもしれない」と自分の心配事を話しますが、そんな悩みをつかさからアッサリと否定されました。
学園内でリリスの姿を見たつかさからの視点では「学園内で悠利(ゆうり)と一緒にいるリリスが、とても幸せそうに見えていた」のです。
そのように聞かされたことで、悠利(ゆうり)も安心し、これまでと同じようにリリスと接していきます。
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悠利(ゆうり)が過去にリリスと出会った記憶を取り戻す
原作41話で悠利(ゆうり)の記憶の断片が戻ったことにより「悠利(ゆうり)とリリスが過去に出会っていたこと」が判明しました。
この巻で悠利(ゆうり)が記憶を取り戻したキッカケとして「リリスの歌」が挙げられます。
つかさの屋敷から帰宅した悠利(ゆうり)は、リリスに添い寝してもらいながら歌まで歌ってもらえたおかげで、この晩はよく眠れました。
一夜明けて、外で藤崎と話してから帰宅してきたリリスに対して、悠利(ゆうり)が記憶の断片を取り戻したこと、そして「自分達がまだ幼い頃に出会っていたこと」を切り出します。
初めて出会った時のリリスはセミロングの髪型でしたが、彼女の大きな特徴である“紫色の瞳”は健在であるため、回想シーンで現れた少女がリリス本人であることは読者から見ても一目瞭然でしょう。
そして、少女期のリリスはこの時も原作39話と同じように、眠れない悠利(ゆうり)のために歌を歌ってくれていたのです。
ここまで言われたリリスも、過去に悠利(ゆうり)の前に現れた少女が自分であることを話します。
今まで話さずにきたリリスは「悠利(ゆうり)自身で思い出してほしい」という願いを抱いていた上に「全てを知られたら“ひどい奴”と思われてしまう」と後ろめたい気持ちも露わに出していたのです。
【5巻のネタバレ】リリスが悠利(ゆうり)と中島ナツメから「好き」と告白される
悠利(ゆうり)が記憶の断片を思い出したことにより、リリスと過去に出会っていたことが判明しました。
この出来事により、2人の距離感もこれまで以上に縮まりましたが…
そんな良い雰囲気をぶち壊すかのように、中島ナツメが悠利(ゆうり)の屋敷へ押しかけてきます。
中島ナツメが大好きなリリスを連れ戻しに来た
自分たちの過去を思い出したことで、悠利(ゆうり)は全ての過去を思い出す決意を表明しながら、リリスに対して「好き」とストレートに言ってしまいます。
あまりにもストレート過ぎる告白に対して、リリスも内心でドキドキしたのも束の間…
2人のいい雰囲気をぶち壊すかのように、ツインテールと八重歯が特徴的なメイド・中島ナツメが押しかけてきました。
中島ナツメとリリスは同級生な上、かつて同じ屋敷で働いていた元・同僚という、かなり親しい関係性をもつ女性です。
ナツメはリリスを連れ戻すことに必死で、実はこれまでも悠利(ゆうり)の知らないところで手紙まで送っていたのです。
それでもリリスからは断られ続けた上、悠利(ゆうり)からも「リリスのことが好きなのか?」と自分の本心を指摘されたことで激しく動揺しました。
ナツメの本心はいきなり出ていったリリスのことが心配でたまらなかったのです。
結局、3人での口論を続けた末、ナツメ自身の目で「悠利(ゆうり)がリリスのご主人様として相応しいか否か」を見極めるため、期間限定で一緒に住み着くようになります。
期間限定の住み込みでナツメも悠利(ゆうり)と解り合う
出会ったばかりの時は悠利(ゆうり)への不信感ばかり募らせていたナツメでしたが、一緒に生活する中でリリスが本当に幸せであることを実感していきます。
そして悠利(ゆうり)に対しても「お前のおかげでリリスへの気持ちを伝えられた」とお礼まで告げたことで、この2人も解り合うことができました。
しかし、お互いに解り合ったタイミングでナツメのご主人様である男性が彼女を連れ帰るために、悠利(ゆうり)の屋敷へ訪れていました。
この男性も悠利(ゆうり)にナツメを住まわせてくれたことでのお礼を告げると共に、リリスのことを託した上でナツメを連れ帰りながら屋敷を去っていきました。
悠利(ゆうり)とリリスが両想いへと進展した
ナツメが去ってからは再び悠利(ゆうり)とリリスによる2人きりの生活に戻りますが、この時期にはクリスマスシーズンへと入っていました。
原作48話で悠利(ゆうり)からの提案により、リリスとの初デートが実現し、夜には綺麗なイルミネーションを堪能します。
このような良いムードの中、悠利(ゆうり)の方から「リリスが大好きだから」と改めて告白すると、リリスの方も「ご主人様だからでなく、坊っちゃま(悠利)だから、ずっと傍にいたい」と返しました。
これまで順調に心の距離感を縮めてきた2人が、まさに“両想い”へと進展したことを確信できた瞬間です。
本来ならば、この時点で2人がこのまま幸せになることを願いたいところですが…
「リリスの正体がまだ判明していない」という、大きな壁がまだ残っている状況です。
それでもリリスは悠利(ゆうり)と向き合う中で「私の全てを知っても好きでいてくださると嬉しい」と心の中で願っていました。
原作コミック6巻の発売日が確定・7巻の発売日も予想
ここからは、ついに発表された第6巻の発売日を紹介すると共に、第7巻の発売日も予想してみます。
コミック6巻発売日は、2022年9月22日
現時点での最新巻となるコミック第6巻が、2022年9月22日に発売されることが発表されました。
7巻は2023年5月に発売される可能性が高い
まずは、第6巻までの発売日を辿ってみましょう。
発売日 | 次巻発売までにかかった期間 | |
7巻 | 2023年5月(予想) | 8ヶ月(予想) |
6巻 | 2022年9月22日 | 8ヶ月 |
5巻 | 2022年2月22日 | 7ヶ月 |
4巻 | 2021年7月20日 | 6ヶ月 |
3巻 | 2021年1月22日 | 5ヶ月 |
2巻 | 2020年8月21日 | 4ヶ月 |
1巻 | 2020年4月22日 |
こうして振り返ってみると5巻以降は約8ヶ月に1回のペースで発売されてきたことが分かりますね。
そのため、7巻は6巻が発売された2022年9月から8ヶ月後となる、2023年5月に発売される可能性が高いと思います。
『最近雇ったメイドが怪しい』最終話の展開と結末を予想
最後は本作品の最終話や結末で迎える展開について、簡単に予想してみたいと思います。
最終話間近でリリスの正体や過去が全て明かされる可能性が高い
コミック2巻からリリスの過去に触れ始めてきた上、悠利(ゆうり)も原作41話で自身の記憶を少しずつ思い出し始めてきましたが、この時点ではあくまでも断片的なものに過ぎませんでした。
そのため、リリスの正体においては、おそらくコミック6巻以降からも悠利(ゆうり)が自分の記憶を少しずつ取り戻していく形て順を追って過去を判明させながら、明かされていくものと思います。
このような展開の仕方に対して歯痒いと感じる読者も多いとな思いますが、最終話間近の時点ではリリスの正体や過去がほぼ完全に判明すると感じています。
リリスの正体や目的・過去に関する詳細は「【最近雇ったメイドが怪しい】リリスの正体と目的を考察 | 過去や声優も紹介」の記事をご覧ください。
悠利(ゆうり)とリリスが結ばれて結末を迎える?
本作品において、悠利(ゆうり)とリリスの恋の行方や結末を強く気にかけている読者も多いとは思いますが、最終的には「悠利(ゆうり)とリリスが結ばれる結末」で幕を閉じると思います。
悠利(ゆうり)にはもう1人の恋人候補と思われていた五条院つかさもいたものの、彼女の場合は悠利(ゆうり)と結ばれることよりも2人の恋を応援する側に回ってしまいました。
さらにコミック4巻や5巻で自分たちの過去や記憶を巡り、悠利(ゆうり)とリリスの距離感が大きく縮みましたから、ここまで来たら余程の大ドンデン返しが起きない限り、将来的にも2人が結ばれて結婚することはほぼ確定したと言えますね。
悠利(ゆうり)の正体や目的・過去に関する詳細は「【最近雇ったメイドが怪しい】悠利(ゆうり)が両親と死別させられた原因 | リリス達との恋の行方も考察」の記事をご覧ください。
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まとめ
今回は『最近雇ったメイドが怪しい』全巻のストーリーをネタバレしながら紹介していくと同時に、最終話の展開や結末についても簡単に予想してみました。
原作コミック5巻の時点で、悠利(ゆうり)とリリスが両想いとなれたことを確信できたため、リリスの正体も含める形で余程の大ドンデン返しが起こらない限りは、この2人が最終話や結末で結ばれることはほぼ確定していると言えますね。
今後の展開では”リリスの正体”や”悠利(ゆうり)がまだ思い出せていない過去”について、更に追求していくことになると思いますが、少なくともリリスの正体が悠利(ゆうり)を強く絶望させてしまわない内容であることを願うばかりです。
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