「ゲッターロボアーク」は、2001年より発表された原作者「永井豪」先生と作画・故「石川賢」先生の漫画作品のアニメです。
アニメ版は漫画原作シリーズ「ゲッターロボサーガ」の「ゲッターロボアーク」を原作に、2021年7月から放送開始されたSFスーパーロボットアニメ。
主人公メカ「ゲッターロボアーク」のパイロット、流拓馬はゲッターの申し子と呼ばれています。
この記事では「ゲッターロボサーガ」の主要キャラクターの流竜馬との関係を解説して、「拓馬と竜馬が出会うのか」や、「竜馬がゲッターに搭乗するのか」などを考察します。
原作「ゲッターロボアーク」のネタバレに注意だよ。
目次
【ゲッターの申し子】流拓馬とは?
流拓馬(ながれ たくま)は、「ゲッターロボサーガ」の主人公の一人。
「ゲッターロボサーガ」の元主人公・流竜馬の息子で、母を殺したアンドロメダ流国への復讐のために「ゲッターロボアーク」に搭乗します。
そして誰よりもゲッター線を浴びた竜馬の子供として生まれた拓馬は、ゲッターロボを巡る運命に巻き込まれ、「ゲッターの申し子」と呼ばれる19歳の青年に成長しました。
アニメ版では拓馬は初めて乗ったゲッターD2で、本能と直感で操縦して敵を撃退しましたが、原作ではどこかでトレーニングを受けていた描写があります。
直感で操縦できるなんて「ゲッターの申し子」はダテじゃないね。
流拓馬の父は流竜馬
拓馬の父・流竜馬は、誰よりも多くのゲッターロボに乗って戦い抜いた元ゲッターチームのリーダーでした。
竜馬のキャラはTVアニメ版と「ゲッターロボサーガ」では設定が違うため、TVアニメ版の優等生な竜馬を見た後にOVA版「真ゲッターロボ 世界最後の日」を見ると度肝を抜かれます。
拓馬もケンカなどのやんちゃをしますが、父の竜馬には流血が伴うエピソードが語りつくせず、OVA版「新ゲッターロボ」では日本マフィア相手に大立ち回りしていました。
声優の石川英郎さんはOVA版・真ゲッターロボ 世界最後の日(1998)から継続だね。
TVアニメ『ゲッターロボ アーク』
▶▶キャスト第2弾解禁①流竜馬 CV:#石川英郎
流拓馬の父。初代ゲッターチームのメンバー。19年前、ゲッターのパイロット・一文字號や新興宗教の教主・タイールと共に〝真ゲッターロボ〟で出撃し、敵との決戦を終結させたのち、宇宙に飛び立ち行方不明となる。 https://t.co/kZ824beWuc pic.twitter.com/Bp11InwRWz
— アニメ「ゲッターロボ アーク」公式 (@getterrobot_arc) June 25, 2021
搭乗マシンはゲッターアーク
拓馬が搭乗するのは早乙女博士が最後に残したゲッターロボで、タイトルの記号はアークと読みます。
アークの意味は古代インドの文字、梵字(サンスクリット)で宇宙のあり方を意味する言葉です。
この物語では地球や宇宙を舞台に壮大なロマンが描かれるので、このタイトルが選ばれたのではないでしょうか。
ゲッターロボの武装には主力兵器「ゲッタービーム」の他に様々な武装があります。
その中から拓馬の使う新型ゲッターロボの必殺技を紹介しましょう。
ゲッターロボアークのデザインは永井豪先生の「デビルマン」に似てるね。カッコイイ!
必殺技サンダーボンバー
主に、敵に囲まれたときに使う「ゲッターロボアーク」の必殺技で、複数の敵を同時に破壊することができます。
大人気ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズに実装されたら、マップ兵器として活躍しそうなド派手なエフェクトがカッコイイ必殺技です。
過去にも多数のゲッターロボが実装されていて、ゲッターロボを知らなかった多くの新世代ファンを生んでいるので、実装が待ち遠しいですね。
ゲッターロボはスパロボでも大人気だね!
トマホーク・二天一流
ゲッターロボの武器には「ゲッター1」の形態の時に使える武装として、2本の戦斧「ゲッタートマホーク」が伝統的に装備されています。
竜馬のDNAを受け継ぐ拓馬はゲッタートマホークを使って、剣豪「宮本武蔵」のように二刀流で使います。
アニメ版のキャラやゲッターのデザインには石川先生へのリスペクトを感じるね。
流拓馬の声優は内田雄馬さんが担当
株式会社アイムエンタープライズ所属の内田雄馬さんは人気声優として様々な作品に出演。
「BANANA FISH]で主役のアッシュリンクスを演じて繊細な美少年を演じたかと思えば、「ぐらんぶる」の北原伊織役でのコメディ主人公という演技の幅の広さがあります。
本作では元気な流拓馬を演じていますが、違和感なくキャラクターにハマっていて実力派としての演技力を見せつけています。
流拓馬は流竜馬と出会えるのか?父・母との関係を考察
拓馬と竜馬は死別していて、原因は原作漫画「ゲッターロボサーガ」の第4シーズン「ゲッターロボ號」で描かれています。
第3シーズン「真ゲッターロボ」で未来を見た竜馬は「ゲッター線こそが人類を滅ぼすのでは」と恐れ、パイロットを引退して空手道場を開いて表舞台から引退しました。
しかし、「ゲッターロボ號」でゲッターを通じた戦いの運命からは逃れられず、再度「真ゲッターロボ」に乗り死亡することになります。
ゲッターを巡る運命の中で死亡した竜馬の死因を紹介しながら、拓馬と竜馬の関係や、母の仇アンドロメダ流国や母との関係についても考察しましょう。
ゲッターの宿命からは逃れられないのね。
火星で星になった流竜馬
真ゲッターロボに乗り込んだ竜馬は最強の敵「最終兵器ムウ」との戦いの末に、最終兵器ムウや仲間のパイロットと共にゲッターに取り込まれてしまいます。
そして竜馬たちを取り込んだ真ゲッターロボは火星に到達して、火星をテラフォーミングして真ゲッターロボは火星の一部となりました。
「ゲッターロボ號」から「ゲッターロボアーク」の時間経過は設定上、19年となっているので拓馬は父の事を知らず、竜馬も拓馬の存在を知らずにゲッターの意志に飲み込まれています。
流竜馬が復活する可能性
原作が未完のためアニメ版で出会えるのかは分かっていないものの、過去の竜馬の回想シーンは原作に出ているので、過去シーンへの出番は間違いないでしょう。
既に死亡しているゲッター3パイロット「巴武蔵」がゲッターの記憶から、過去の記憶を持った人造人間として復活しているので、竜馬も復活の可能性はあります。
また、OVA版「真ゲッターロボ 世界最後の日」では未来でゲッターエンペラーに乗っていることをほのめかす描写がある事から、竜馬もゲッターの意志に導かれた最終戦争に人造人間として参加しているはずです。
ゲッターエンペラーは、はるかな未来に登場する宇宙戦艦サイズの究極のゲッターロボです。
アニメオリジナルの展開があれば、人造人間として復活して登場の可能は十分ありえます。
流竜馬はゲッターに乗るのか?
原作「ゲッターロボアーク」には回想を除いて登場しない流竜馬が、アニメオリジナルで登場したらどんなゲッターに乗り込むのでしょうか?
OVA版「真ゲッターロボ 世界最後の日」で乗っていた「ブラックゲッター」や、「真ゲッターロボ」など人気の高いゲッターの数々に竜馬は搭乗してきました。
私が個人的に乗ってほしいのは原作「ゲッターロボアーク」の真ゲッタードラゴン。
ゲッター炉のメルトダウンを起こして自己進化を続けていたゲッタードラゴンが真ゲッタードラゴンに進化して登場するので、拓馬と復活した竜馬の親子共闘のシーンが実現されたら、ファンとしてムネアツ展開です。
ゲッターロボは息が長いシリーズなので拓馬と竜馬親子二代にわたって紡がれる物語を、視聴者が親子孫3代でファンになっていてもおかしくない作品です。
みんなが乗ってほしいゲッターはどれかな?
流拓馬の性格は母親譲り
拓馬は柔道の心得がある母に育てられたためか、ケンカも強いが仲間への思いやりの心もある青年に成長しています。
拓馬の母は日本女子柔道界で三本の指に入ると豪語する女傑で、竜馬に強引につきまとって拓馬を授かりました。
拓馬は19年前に死別した父の竜馬を残された写真でしか知らず、母によって厳しくしつけられて育てられ、竜馬の暴れん坊すぎる気性は拓馬へは伝わっていないように感じられます。
ハチュウ人類と人間のハーフで「ゲッターキリク」のパイロットのカムイが、母親が恐竜帝国の虜囚となっているのを知って、会えるようセッティングする優しさも持つ拓馬。
拓馬は「母親」というキーワードに敏感に反応して、アンドロメダ流国との戦いを続けていきます。
母の仇となる敵は「マクドナル」
竜馬が火星の礎となった後、少年時代に拓馬はアメリカの特務機関に拉致されそうになります。
それを止めようとした拓馬の母は命を落としました。
拓馬が19歳になるまでの過去は明かされていませんが、原作でゲッターの操縦をどこで覚えたのかが不明なことから考えて、特務機関で訓練を受けていた可能性があります。
アニメ版ではその描写が変更されているので、母の仇の機関での訓練は無かったことになったのではないでしょうか。
戦いの中で母を殺したのがアンドロメダ流国として登場する「諸葛孔明」の配下、マクドナルだった事を知る拓馬。
アニメ版で拓馬が母の仇を撃つことができるのかを見守っていきましょう。
ちなみに、アニメ版では原作の諸葛孔明は「コーメイ」と名前が変更になっています。
マクドナルは原作では第一巻で少年だった拓馬の誘拐シーンの他に、コーメイの背後に数コマほど登場しているわ。
まとめ
「ゲッターの申し子」流拓馬と「ゲッターロボサーガ」の流竜馬との関係を解説して、「拓馬と竜馬が出会うのか」や、「竜馬がゲッターに搭乗するのか」などを考察してきました。
「ゲッターロボアーク」は原作が未完なので、考察やこうあってほしいというファンの期待にあふれています。
アニメ版での物語完結への期待が高まりますね。
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