『SSSS.GRIDMAN』で人気のあるキャラクターで主人公の響裕太。
そのためさまざまな人間関係、性格や正体を把握するとより面白くなります。
そして、劇中では、グリッドマンとも関係がある人物です。
そんな響裕太の性格や裕太たちの住んでいる世界の秘密について解説しながら紹介していきます。
響裕太は『SSSS.GRIDMAN』の主人公だからどんな人物か知っておこう
目次
響 裕太とは
『SSSS.GRIDMAN』の主人公です。
ツツジ台高校に通う1年生で、これといった大きな特徴もない普通の男子高校生でしたが、街に怪獣が現れた際、ジャンクの中古パソコンの中にいるグリッドマンの声に導かれ、グリッドマンと合体します。
それがきっかけで自分たちの街を守るための戦いに巻き込まれていくことになります。
ちなみにですが、裕太とグリッドマンはあくまで別人です。
声優が違うことからもわかります。
裕太は広瀬裕也さんで、グリッドマンは緑川光さんです。
仮面ライダーシリーズや戦隊シリーズの俳優さんのように仮面ライダーや〇〇レンジャーに変身するのではなく、ウルトラマンシリーズのように別の星から来たウルトラ戦士と俳優さんが合体・一体化するようなイメージという方が近いでしょう。
グリッドマンがジャンクのパソコンの中にいたなんて。壊れてたらどうするんだろう
ごく平凡な高校生
友人である内海翔からは「普通だが悪いやつではない」と言われたり、他のクラスメイトからは「赤い髪が印象に残らない」と言われたりするくらいごくごく平凡な高校生です。
しかし、なぜかそんな彼がグリッドマンの呼びかけに答え、街を守ることになっていくのです。
高校生がヒーローってかっこいいね
過去の記憶を失って記憶喪失
『SSSS.GRIDMAN』の第1話ではなぜか宝田六花の家の前で記憶を失った状態で倒れていました。
しかも、自分の名前すら覚えていない状態です。
友人の翔や六花に教えてもらい自分のことを知ることができましたが 、なぜ記憶を失っているかは物語の終盤まで明かされることはありませんでした。
主人公が記憶喪失のアニメって少ないから貴重だけど辛いね
響 裕太の性格
成り行きでグリッドマンと合体して街を守ることになっていた裕太ですが、ここではそんな彼の性格について解説していきます。
ヒーロー的な性格だけど容姿はすごくかわいいよね
ヒーローに欠かせない勇敢な心の持ち主
普段はとても温厚で優しい男の子ですが、怪獣が現れ、街や人々が襲われているのを見ると人が変わったようにグリッドマンと合体して怪獣と戦います。
その変貌ぶりには、友人である翔も驚いていました。
この変貌ぶりには本人は気付いていないようで、無意識のうちにそうなってしまうようです。
使命感に駆られ、どちらかというと気持ちより体が先に動いていたという感覚に近かったようにも見えました。
これは、裕太の中のグリッドマンの人格が少なからず作用していたということでもあります。
裕太自身は記憶を失っているわけだからグリッドマンの性格が強いよね
お人好しで基本なんでも許してしまう
翔や六花に多少失礼なことを言われても、あまり気にならないようで苦笑いをしながら困惑している場面がたびたび見られます。
無理をしてそうなっているというよりも、そこまで気にしていないようでした。
アカネが事件の犯人だということが判明してからも、困惑しながらも決して対立することはありません。
私が「裕太がお人好しすぎる!」と感じた場面があります。
それはアカネに刺されてしまった時です。
思い通りにいかない裕太にイラつき、アカネに刺殺されかけて生死の狭間をさまようということがあった後もその態度は変わりませんでした。
流石にお人よし過ぎる気がする
素直で嘘が苦手な上に思ったことを口に出す
裏表がなく、周りの人間からすれば言わなくてもいいことまで思わず言ってしまいます。
それが原因で周囲を困らせたり、怒らせたりすることがありました。
しかしそこで出てくる言葉は決して意地悪なものではなく、相手を気遣ったり、時には本質を突くようなものだったりがほとんどだったので、結果的にみんな裕太に惹かれていったのだと思います。
相手を気遣えるってすごくいいことだよね
響 裕太はグリッドマンと一体化して戦う
怪獣が現れても、不完全なグリッドマンだけではジャンクの中から出られません。
裕太と合体することで、やっと実体化することができるのです。
こちらでは、実体化したグリッドマンの特徴について解説していきます。
裕太がいないとそもそもグリッドマンは戦えないんだね
最大70mまで大きさを調整可能
実体化した後のグリッドマンは大きさが調節可能です。
しかし、ジャンクから独立したわけではないので、大きくなればなるほどジャンクへの負荷も大きくなり、実体化できる時間が短くなるというデメリットもあります。
大きくなると反面変身を持続できる時間が少なくなるんだね
エネルギー残量が少なくなったら額のランプが点滅
他の作品の円谷ヒーローと同様に戦える時間に制限があり、それが近くなると額のランプが点滅して教えてくれるという仕組みになっています。
グリッドマンの場合はグリッドマン自身の限界ではなく、彼と繋がっているジャンクの稼働限界が原因になっているというのが、他の円谷ヒーローと違うところです。
やっぱり変身に限界があるのはパソコンがそもそもジャンクということが関係しているんだね
グリッドマンが響 裕太を選んだ理由
裕太とグリッドマンが完全な別人かというと、実はそういうわけでもありません。
なぜなら、裕太の中にはグリッドマンの人格の一部が宿っているからです。
グリッドマンが裕太たちの世界の危機を感じ、本作の黒幕であるアレクシス・ケリヴを追ってこの世界にやってきたときに、アレクシス・ケリヴから攻撃を受けてしまい、その人格や力が裕太の内面や新世紀中学生たちに分裂してしまいます。
それが原因でジャンク内でしか存在できず、外へ出ようとするときは裕太と合体しなければいけないような不完全な存在になってしまったのです。
そう考えると最初のうちはグリッドマンが裕太にしか見えないという現象やグリッドマンの「思い出せ、君の使命を」という言葉にも納得がいきます。
ヒーローとしての想いが裕太とグリッドマンでお互いに通じ合ったのかもね
全てはアカネの仮想空間が作った幻想
しかし、なぜ分裂してしまったグリッドマンの人格は他の誰でもない裕太の中に宿ったのでしょうか?
ツツジ台は、アカネによって作られた仮想空間です。
その中で暮らす人々も同様に、アカネによって作られた存在です。
それは、裕太も例外ではありません。
裕太は自己主張が弱く、裏表のないお人好しな性格をしている平凡な高校生です。
つまり、個性が弱い、無個性に近い存在ともいえるでしょう。
アカネが街の人々の性格や特徴にどこまで干渉できるかはわかりませんが、少なくとも街に住む数十万の人間全員の性格を1人1人設定することは不可能だと思います。
細かく設定できるとしたら、アカネを中心とした家族や仲のいい友人、クラスメイトといった身近な存在くらいではないでしょうか。
裕太はその「細かく設定できる範囲の人間」の中で無個性に近い=アカネの手があまり加わっていない稀有な存在です。
それでいて、アカネに無関係な「その他の人々」よりは作りこまれていて、存在もはっきりしています。
そんな無個性に近い、ある意味中途半端な存在だからこそ、グリッドマンの分裂した人格が入り込む余地があったのだと思います。
もちろん裕太の「怪獣から街を守りたい」という正義感の強さもグリッドマンの人格と相性が良く、グリッドマンに選ばれた大事なポイントです。
グリッドマンとアシストウェポンが合体した合体超人
『SSSS.GRIDMAN』でも『電光超人グリッドマン』のようにアシストウェポンが登場し、グリッドマンの能力を飛躍的に高めてくれます。
しかし、『電光超人グリッドマン』はアシストウェポンがそのまま武器として使用されていたのに対し、『SSSS.GRIDMAN』ではグリッドマンの体の一部となり、見た目も大きく変化します。
まさにアシストウェポンと合体するのです。
こちらでは、それぞれの合体形態について解説していきます。
いろいろ合体して最強感が出ているよね
剛力合体超人マックスグリッドマン
新世紀中学生のマックスが変身する「バトルトラクトマックス」と合体した形態。
グリッドマンの両腕が極大化し、見るからにパワー重視の近距離戦闘型です。
武装合体超人バスターグリッドマン
新世紀中学生のボラーが変身する「バスターボラー」と合体した形態。
両手に銃器やミサイル、両肩にビーム砲台がついた高火力遠距離戦闘型です。
大空合体超人スカイグリッドマン
新世紀中学生のヴィットが変身する「スカイヴィッター」と合体した形態です。
グリッドマンに飛行機能が付与され、スピード重視の高機動戦闘型となっています。
超合体超人フルパワーグリッドマン
「バトルトラクトマックス」「バスターボラー」「スカイヴィッター」に加え、新世紀中学生のサムライ・キャリバーの変身する「電撃大斬剣グリッドマンキャリバー」といった全てのアシストウェポンが合体した形態。
見た目はもはや完全に合体スーパーロボットです。
ジャンクの出力の関係で通常のグリッドマンと大きさは同じですが、パワーや防御力はけた違い。
半面動きが遅く、素早い敵との相性は悪いようです。
劇中で初めてフルパワーグリッドマンを目の当たりにしたアカネが、呆然としながら「なんなの・・・もうただのロボットじゃん」といったのは個人的な名言です。
スーパーロボットが合体が熱いよね
グリットマンの必殺技
こちらではグリッドマンが繰り出す必殺技を紹介していきます。
グリッドマン単体にも必殺技があるんだよね
グリッドビーム
左腕に装着しているアクセプターから全身のエネルギーを集中させたビームを出します。
グリッドキャリバーエンド
「電撃大斬剣グリッドマンキャリバー」で敵を真っ二つに切る必殺技です。
グリッドライトセイバースラッシュ
左腕のアクセプターから光の剣で敵を切り裂く必殺技です。
グリッドキネシス
夢の世界に捕らわれていた裕太たちを助けるために使用した必殺技。
グリッドマンの特殊なエネルギーを送り込むものだと考えられます。
スパークビーム
グリッドビームの上位版です。
ジャンクが改良され、グリッドマンが最適化され、パワーアップした後に使用されました。
ネオ超電導キック
グリッドマンが最適化され、パワーアップした後に使われた必殺技です。
ブースターをフル稼働し、超高速で飛び蹴りをします。
グリッドフィクサービーム
アレクシス・ケリヴとの戦いで使用されたグリッドマンの切り札ともいえる必殺技です。
破壊されてしまったツツジ台の街や精神的に追い詰められたアカネの心を修復しました。
グリッドマンの胸部のトライアジャスターが解放されて発射されるビームです。
響 裕太の人間関係について
こちらでは裕太と関わりが深い六花やアカネ、翔との人間関係について解説していきます。
ヒーローでも人間だからいろいろな人間関係があるよね
宝多六花のことが好きだけど告白できない
記憶を失って最初に出会い、親切にしてくれたのがきっかけで気になり始めたようです。
怪獣との戦いを通して、時々六花の毒のある発言に傷つきながらも、なんだかんだで優しい六花のことを好きになります。
六花も少なからず裕太には惹かれていたようですが、奥手な裕太は最後まで告白できずに終わりました。
いつかもし今後の話が観られるなら裕太と六花の関係がどのように変化してたのかを観てみたいですね。
ヒロイン的存在と思ったんだけど最終的には付き合うことできなかったんだね
新条アカネとは秘密を共有
アカネはグリッドマンの正体が裕太だと気づき、裕太は怪獣やツツジ台を作ったのがアカネだということに気づきます。
アカネは、さらに自分のパートナーであるアレクシス・ケリヴまで紹介します。
裕太はアカネの秘密を知っても、それをグリッドマン同盟の仲間たちにどう伝えたらいいのか悩むことになります。
秘密を共有している関係なんだけどまさか戦っている怪獣を生み出しているなんて
内海将との関係性
裕太が記憶をなくす前からの友人だったようです。
記憶がなくても、普通に接してくれる心優しい翔には安心して気兼ねなく話せるようで、裕太にとっては貴重な存在です。
記憶をなくしている裕太にとっては自分を理解してくれる重要な存在だよね
『SSSS.GRIDMAN』の人間関係は、『SSSS.GRIDMANの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説』で詳しく述べていますので、あわせてお読みください。
響 裕太の声優は広瀬裕也さん
こちらでは裕太の声優を担当している広瀬裕也さんについても解説していきます。
現在たくさんのアニメに出演し活躍している広瀬裕也さんですが、主役を担当するのは『SSSS.GRIDMAN』の裕太が意外にも初めてとのことです。
広瀬裕也さんにとって、とても話題になった本作は初主役の記念作かつ代表作ともいえるでしょう。
今回の響裕太役が初めての主役だったんだね
響 裕太の声優・広瀬裕也さんの代表作
広瀬裕也さんの他の代表作といえば、『戦×恋』の亜久津拓真です。
顔つきが怖いために周囲からは「アクマ」と呼ばれ、孤立し人間恐怖症になってしまいます。
そんな時にあることがきっかけで戦乙女9姉妹と悪魔たちとの戦いに巻き込まれ、美少女揃いの9姉妹とのちょっとエッチな共同生活が始まるのです。
人間恐怖症だけど、9姉妹との共同生活を余儀なくされ、徐々に変わっていく亜久津拓真に感情移入した方も多いのではないでしょうか。
というより、「美少女9姉妹達とのちょっとエッチな共同生活」なんて羨ましすぎますね。
広瀬裕也さんの他の代表作は以下の通りです。
どれも有名な作品で今後の活躍にも目が離せませんね!
- 『2.43 清陰高校男子バレー部』の長門亮
- 『アイドリッシュセブン Second BEAT!』の亥清悠
- 『とある科学の超電磁砲T』の誉望万化
まとめ
『SSSS.GRIDMAN』ではごく平凡な高校生である響裕太がグリッドマンと合体して、怪獣達との戦いに巻き込まれていきます。
グリッドマンが裕太を選んだのは、アカネが作り出した存在の中で「無個性に近くグリッドマンの人格が入り込む余地があり、そこそこアカネの身近にいる存在」だったからと考えられます。
加えて裕太の怪獣たちから街を守りたいという正義感もグリッドマンの人格との相性が良かったというのも大きなポイントです。
そして、これは「個性があまりなくても、少しの正義感があれば誰でもヒーローになれる」というメッセージともとれませんか。
むしろあまり個性や余計な考えがないからこそ、純粋な正義感でヒーローになれるのです。
なんとも円谷プロらしいテーマだと思います。
現在は「グリッドマン・ユニバース」というプロジェクトの一環で『SSSS.DYNAZENON』が放送中です。
『SSSS.GRIDMAN』とは少し違う世界で新たなヒーローが活躍するストーリーとなっています。
『SSSS.GRIDMAN』の世界と今後どのような関わりがあるのかわかりませんが、良ければ『SSSS.DYNAZENON』にも注目してみてください。
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