犬夜叉と言えば「犬夜叉」を語るうえで欠かせないキャラクター。そして主人公でもあるのですが、半妖という特殊な設定になっています。半妖の夜叉姫では当たり前のように半妖が出ていますが、「犬夜叉」の世界では妖怪になりきれなかった中途半端な存在となっており、人間からも妖怪からも受け入れられない悲しい存在。そんな犬夜叉の正体や能力、祖そして声優さんについて詳しく紹介します。
犬夜叉の正体・半妖の理由

出典:「犬夜叉」公式HP
犬夜叉がどうして半妖なのか。最初から見ている人は全く分からないと思いますが、実はこの説明は映画の方で詳しく説明されています。それは天下覇道の剣になるのですが、こちらでは大妖怪である父が、鉄砕牙と天生牙以外にも三本目の剣である叢雲牙を残していたことで、犬夜叉と殺生丸が争います。この時に大妖怪である父の話がされて、犬夜叉の母は人間で、殺生丸の母が妖怪だという事が分かります。
もちろん本編の中でも犬夜叉の母(妖怪・無女が化けた姿)と出会っており、殺生丸の母は殺生丸が明道斬月破を完成させるための冥界に会いに行った時に出会っています。

妖怪の血がなくなった犬夜叉って本当に何も特別な能力がない青年なんだよ
犬夜叉の父親・母親

出典:「犬夜叉」公式HP
犬夜叉の父親は大妖怪で西の国を支配していた犬の大将。最後は大妖怪・竜骨精に戦いを挑んだのですが、倒すことができず、爪を心臓に刺されてそのまま亡くなってしまいます。そして亡くなる前に犬夜叉と殺生丸を残しています。名前はとりあえず闘牙王となっていますが、これは仮の名前で本当の名前はわかっていません。

出典:「犬夜叉」公式HP
十六夜と呼ばれる犬夜叉の母親。妖怪との戦いに巻き込まれることが多く、一度刹那猛丸に切り殺されていますが、犬夜叉の父の天生牙により蘇生されています。その時に犬夜叉に火鼠の衣と紅差しを渡しています。
実はこの紅差しですが、犬夜叉にとって大事な母の形見で、一度は愛した桔梗に渡しています。ただ、何故か半妖の夜叉姫ではもろはが持っています。そのため、どのようにして紅差しが渡ったのか不明なのですが、桔梗がどうして火葬されたのに紅差しが残っているのかという疑問も残ります。

十六夜は妖怪と結ばれていることで肩身の狭い思いをしていたみたい
桔梗との関係性・出会い

出典:「犬夜叉」公式HP
桔梗と犬夜叉が出会ったのは50年前の話。「犬夜叉」の始まりと言っても過言でないのですが、当初は犬夜叉が桔梗のいる村を襲い、そこで桔梗と出会い、犬夜叉が桔梗に惚れたことで、人間と一緒に生活することを選びました。これは犬夜叉の父十六夜の出会いに似ており、もしかしたら桔梗が母親に似ていたから惚れたのかもしれません。ただ鬼蜘蛛(後の奈落)の野望により犬夜叉と桔梗の間に誤解が生じて、2人は傷つけあう事になります。最後は桔梗が命を懸けて封印の矢で犬夜叉をご神木(後の時代樹)に封印します。

出典:「犬夜叉」公式HP
ただ裏陶という鬼女により骸から土を使って復活させてから本編にも出てくるようになります。しかし、魂は既に日暮かごめの元に移っているため、桔梗の形をした人形というのが正しいかもしれません。その後は死人として死人の魂を補充しないと存在できなくなります。犬夜叉との関係は両想いだったというのが正しいかもしれません。
正直かわいそうな人というイメージで、「犬夜叉 完結編」の最後は犬夜叉に抱かれて亡くなっていきます。本人は復活することを望んでいない中、無理矢理復活させられ犬夜叉への憎しみだけを持った状態で行動する桔梗を見ていて、悲しみしかありませんでした。

桔梗は本当にかわいそう。アニメを見ている方は何故こんなに桔梗を引っ張り出すのと怒っている人もいたみたい
日暮かごめとの関係性・出会い

出典:「犬夜叉」公式HP
桔梗がなくなってから、犬夜叉がご神木(後の時代樹)に封印されてから50年が経過したのですが、その時桔梗の魂は時を超えて、日暮かごめの体に四魂の玉と一緒に入り込みます。そして、日暮かごめは時を超える力を身に着けて、骨食いの井戸を通じて戦国時代へと行きます。
この時に百足上臈が現れて、まるで吸い込まれるように日暮かごめが巻き込まれるのですが、ここから犬夜叉の物語が始まります。もし百足上臈が井戸から現れなかったら、そもそも日暮かごめは戦国時代にいなかったのではという説も浮上しています。
そして疑問なのは、何故日暮かごめが15歳になった時に、骨食いの井戸から百足上臈が現れたのかという事ですが、設定では百足上臈の妖力が強すぎて、骨食いの井戸に捨てられた骸がそのまま現代に行って復活したのではとされています。

出典:「犬夜叉」公式HP
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