ジンベエが加わり、ついに十人が揃ったモンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団。
それぞれの懸賞金も上がり、少人数の海賊団でありながら、トータルの懸賞金も相当な金額になってきました。
そんな、麦わらの一味のそれぞれの懸賞金が現在いくらなのか、そしてシリーズでも最長編となっているワノ国編を経て、一味の懸賞金はどれだけ上がるのかを予想していきます。
目次
麦わらの一味の懸賞金ランキング
麦わらの一味のそれぞれの首にかかった懸賞金をランキングで紹介します。
※ 2022年8月時点の情報です
ちなみに、麦わらの一味の懸賞金ランキングTOP3は、以下の通りです。
- 3位:サンジ(3億3000万ベリー)
- 2位:ジンベエ(4億3800万ベリー)
- 1位:モンキー・D・ルフィ(15億ベリー)
第10位:トニー・トニー・チョッパー / 100ベリー
麦わら海賊団の船医を務めるヒトヒトの実を食べた人間トナカイがトニー・トニー・チョッパーです。
現在の懸賞金はわずか100ベリー。
手配書には “わたあめ大好きチョッパー”という異名が付いています。
チョッパーに最初に懸賞金がかけられたのはエニエス・ロビー編の直後です。その際の懸賞金はわずか50ベリーであまりの金額の低さにチョッパー自身もショックを受けるほどでした。
その後、ドレスローザ編のあとに他の一味の面々が総じて、懸賞金額を大幅に上方修正されるのですが、チョッパーはわずか50ベリーだけが上乗せされます。
チョッパーの懸賞金額は『ONE PIECE』の作中で明らかになっている中でも最低の金額です。なぜならチョッパーは当初より麦わらの一味のペットとして指名手配されていたからです。
エニエスロビー編では本来の姿からは想像できないような怪物化することでCP9のクマドリを倒したり、ドレスローザ編では先行して国外へ離脱していたりと、懸賞金の額が変動するタイミングに限ってチョッパーが戦力として把握されづらい状況でした。
海軍はまだ、チョッパーをペットとしてしか認識していない可能性が高そうです。
今後、この認識の差によってチョッパーに活躍の場が生まれることや、ワノ国編での活躍から他の一味と同等の金額まで懸賞金が引き上げられるかもしれません。
第9位:ナミ / 6600万ベリー
グランドラインのまともでない気候にもすぐに順応できる才能を持つ、麦わら海賊団の航海士がナミです。
現在の懸賞金は6600万ベリー。
手配書には“泥棒猫”という通り名が付いています。
ナミに最初に懸賞金がかけられたのはエニエス・ロビー編の直後です。その際の懸賞金は1600万ベリーでした。その後、ドレスローザ編の後に5000万ベリーが上乗せされます。
麦わらの一味の中では比較的低い賞金額ですが、自身はそもそも賞金首となることを快く思っていないようです。
『ONE PIECE』に登場当初は棒術を使ったキャラクターとして描かれ、一味の戦力として前線に立つことはほぼありませんでした。
しかしウソップが開発・強化していった武器・天候棒(クリマ・タクト)を受け取って以降は、ミス・ダブルフィンガーやカリファといった敵の幹部と一騎打ちを繰り広げるようになり、勝利を収めます。
ナミ自身は好戦的ではないものの、十分な戦績を残しているのでこの懸賞金額も納得がいきます。
一方で、幼少時はベルメールによって拾われたナミは、その出生が明らかになっていなかったり、ワノ国編ではビッグ・マムの雷雲のホーミーズである“ゼウス”が天候棒に取り込まれたりと、今後懸賞金額が大幅に上乗せされる余地は大いにあります。
第8位:ブルック / 8300万ベリー
かつてルンバー海賊団に所属していながらも全滅し、“ヨミヨミの実”によって白骨化した身体でよみがえったのが、麦わら海賊団の音楽家であるブルックです。
現在の懸賞金は8300万ベリー。
手配書には、“ソウルキング”という世界的なミュージシャンとして活躍していた頃の通り名がつけられており、手配書も唯一他のメンバーとは違ったライブ告知のポスター風のものになっています。
ブルックはルフィたちに出会う前のルンバー海賊団時代にすでに3300万ベリーという懸賞金がかけられるほどの実力者でした。この頃の手配書はもちろん、生身の頃の姿で指名手配されていました。
その後、ルンバー海賊団が全滅し。
悪魔の実の力でよみがえったブルックは、魔の三角地帯を半世紀近く彷徨った後にスリラーバーク編でルフィたちと出会います。
麦わらの一味全員に懸賞金が付けられるエニエス・ロビー編ではまだ一味に加入していなかったため、長らく海軍にはブルックが仲間に加わったことは明らかになっていなかったものの、全世界ツアーの最終公演でアーティストとしての活動を引退し、新世界に突入するタイミングでブルックが麦わらの一味であることが公に知られます。
ドレスローザ編の後に現在の8300万ベリーで改めて懸賞金がかけられます。
ワノ国編では、ブラックマリアと戦うロビンの戦闘を援護する役割を担い、ブラックマリアの配下の者たちをやっつける程度の活躍しかできませんでした。そのため、ワノ国編を経ての懸賞金の増額はそれほど高くはなさそうです。
第7位:フランキー / 9400万ベリー
自らの身体を改造しサイボーグとなった、サウザンドサニー号の生みの親でもある麦わら海賊団の船大工がフランキーです。
現在の賞金額は9400万ベリー。
手配書には鉄人(サイボーグ)という通り名が付いています。
フランキーに懸賞金がかけられるのはエニエス・ロビー編の直後です。エニエス・ロビーでルフィたちとともにCP9と戦いを繰り広げたことで、4400万ベリーの懸賞金がかけられます。
フランキーは懸賞金がかけられた時点ではまだ麦わらの一味には加入していなかったのですが、指名手配されたことがきっかけで、フランキー一家やアイスバーグに後押しされる形で麦わらの一味に加入することに。
その後、ドレスローザ編の直後に他のメンバーと同じく5000万ベリー懸賞金が上乗せされます。手配書の写真も、クロサイFR-U4号とブラキオタンク5号と合体した形態である“フランキー将軍”の姿へと刷新されています。
ワノ国編では、懸賞金4億7200万ベリーである飛び六胞のササキに勝利を収めており、大幅な懸賞金の増額が期待されます。
第6位:ニコ・ロビン / 1億3000万ベリー
かつてはバロックワークスの一員としてルフィたちと対峙していたハナハナの実の能力者が、ニコ・ロビンです。
現在の賞金額は1億3000万ベリー。
手配書には悪魔の子という異名が付けられました。
ロビンは麦わらの一味に加入以前より、「歴史の本文(ポーネグリフ)」を研究していたオハラの考古学者たちの生き残りとして、8歳の時点で7900万ベリーという高額の懸賞金がかけられていました。
その後、エニエス・ロビー編で改めて麦わらの一味に戻ってきたタイミングで100万ベリーが上乗せされて懸賞金が8000万ベリーになり、最終的にドレスローザ編の直後に他のメンバーと同じく5000万ベリー懸賞金が上乗せされます。
もともと政府から目をつけられていたことから、高い懸賞金をかけられていたロビン。
しかし、ワノ国編ではついにCP0に直々にロビンを捕らえる命令がくだっているほか、戦闘においても懸賞金4億8000万ベリーである飛び六胞のブラックマリアを倒すなどの成績を残しているので、大幅に懸賞金が上乗せされる可能性が高いです。
第5位:ウソップ / 2億ベリー
麦わらの一味の中でも随一と言っても良い臆病者でありながら、狙撃の腕は確かな狙撃手がウソップです。
現在の賞金額は2億ベリー。
手配書には“ゴッド”ウソップという異名がつけられています。
ウソップ名義で指名手配されるのは、実はドレスローザ編の直後が初めてでした。
エニエス・ロビー編で一味全員が指名手配された際には、ウソップが仮面をつけた“狙撃の王様そげキング”として指名手配されており、3000万ベリーの賞金額がかけられていました。
戦力としては一味の中では少し劣る印象が強いウソップ。
しかし、ドレスローザ編でシュガーの能力による支配を解くことに成功しており、おもちゃにされていた人々から讃えられる存在となった結果、ウソップ名義で2億ベリーの賞金首となります。
ゴッドウソップの異名も、この一件がきっかけで生まれました。
ちなみに、海軍からの指名手配ではないですが、ドレスローザ編内ではドラミンゴがサバイバルゲームを実施した際には、5億ベリーの懸賞金がかけられるという一幕もありました。
ワノ国編ではうるティとの戦いへの応戦や、バオファンを捕らえて戦況を変えるという地味な活躍にとどまっているので、今後のより大きな活躍に期待です。
第4位:ロロノア・ゾロ / 3億2000万ベリー
ルフィの最初の仲間であり、三刀流という特異な戦闘スタイルでルフィと同じく最悪の世代にも名を連ねているのが、ロロノア・ゾロです。
現在の賞金額は3億2000万ベリー。
一味に加入する前から賞金稼ぎとして名前は知られており、“海賊狩りのゾロ”という当時の異名でそのまま指名手配されています。
他の一味に比べて、懸賞がかけられるタイミングが一足早く、初めて懸賞金がかけられるのはアラバスタ編の直後です。
ウイスキーピークで行なった百人斬りと、有名な殺し屋であったMr.1を倒したことから、6000万ベリーの賞金首になりました。
その後、エニエス・ロビーの直後には懸賞金は倍額の1億2000万ベリーにはね上がり、さらにはドレスローザ編では幹部の一角であるピーカを倒す功績を経て、つい3億2000万ベリーへと更新されました。
ワノ国編では、カイドウ率いる百獣海賊団の大看板であるキングを倒しています。キングの懸賞金は13億9000万ベリーなため、ワノ国編の後にはさらなる増額が見込めそうです。
第3位:サンジ / 3億3000万ベリー
海上レストランバラティエでルフィ達と出会い、一味のコックを務めているのがサンジです。
現在の賞金額は3億3000万ベリー。
サンジの恩師である赫足のゼフの異名を彷彿させる、“黒足のサンジ”という異名が与えられています。
サンジに初めて懸賞金がかけられるのは、エニエス・ロビー編の直後でした。その際の金額は7700万ベリーで、なぜか一味で唯一本人とは似つかない似顔絵での指名手配されます。
その後、ドレスローザ編の直後のタイミングで、手配書が似顔絵から写真へと更新され、賞金が1億7700万ベリーに増額されるのですが、一味で唯一生け捕りのみという条件が入ることになります。
実は、サンジの父親であるヴィンスモーク・ジャッジが、サンジの出自が明らかになるのを警戒して指名手配に介入しており、度々サンジの手配書だけが他の一味と違う特別扱いとなっていました。
ホールケーキアイランド編直後からは、ジャッジによる介入も解けたせいか、ヴィンスモーク・サンジ名義で生死問わず懸賞金は3億3000万ベリーでの指名手配へと更新されています。
ワノ国編では、カイドウ率いる百獣海賊団の大看板の一人・クイーンを倒すことに成功。クイーンの懸賞金は13億2000万ベリーという高額であることから、ゾロと同じくワノ国の後には大幅に上方修正がかかってもおかしくありません。
第2位:ジンベエ / 4億3800万ベリー
元王下七武海としてタイヨウの海賊団の2代目船長を務めたのち、ワノ国編で再合流を経て満を持して麦わらの一味の操舵手として加入したのが、ジンベエザメの魚人・ジンベエです。
現在の賞金額は4億3800万ベリー。
“海俠のジンベエ”という異名を持っています。
ジンベエはタイヨウの海賊団の副船長を務めていた時にはすでに7600万ベリーの懸賞金がかけられていました。その後、2代目船長となり七武海に加入した直後には2億5000万ベリーへと増額されています。
七武海脱退後にはさらに懸賞金は上乗せされており、4億3800万ベリーであることが公式のワンピース図鑑ビブルカードで先行して明らかとなり、後のワノ国編での合流のタイミングで作中でも明示されます。
この金額はユースタス・キッドの懸賞額4億7000万ベリーに迫る数字で、作中で明示される懸賞金でもかなりの上位に食い込んでいます。
ワノ国編では飛び六胞の一人であるフーズ・フーと戦闘し、見事に勝利。フーズ・フーの懸賞金は5億4600万ベリーで自身よりも上の金額の相手を倒したことからも、ワノ国編後にはさらなる増額が予想されます。
第1位:モンキー・D・ルフィ / 15億ベリー
言わずと知れた『ONEPICE』の主人公であり、麦わらの一味を率いる船長が、ゴムゴムの実を食べたモンキー・D・ルフィです。
現在の賞金額は15億ベリー。
指名手配の際には“麦わらのルフィ”という異名が使われています。
一味の中でも、賞金額が特に頻繁に更新されています。
最初に賞金がかけられるのは、アーロンパーク編でアーロンを倒した直後です。最初は3000万ベリーの賞金首でした。
その後、アラバスタ編でクロコダイルを倒した事により、賞金額が1億ベリーへと上昇。次にエニエス・ロビー編では、エニエス・ロビーを壊滅させたことで懸賞金は3億ベリーへとはね上がります。
新世界突入後では、ドレスローザ編で当時王下七武海の一人であったドフラミンゴを倒したり、複数の海賊団がルフィの傘下に“自主的”に加わり麦わら大船団が結成されたりといった出来事を経て、懸賞金は5億ベリーに到達しました。
そして、ホールケーキアイランド編では、ビッグ・マムの城を崩壊させたうえ、懸賞金8億6000万のシャーロット・クラッカー、懸賞金10億5700万のシャーロット・カタクリを倒すといった結果を残した事により、四皇に迫る5番目の「海の皇帝」と報じられるほどの存在となり、懸賞金が現在の15億ベリーへと更新されます。
ワノ国編では、満を持して四皇の一人である懸賞額46億1110万のカイドウとの直接対決が実現。さらには、実はルフィの食べたゴムゴムの実の正体は、ヒトヒトの実の幻獣種モデル・ニカと呼ばれる世界政府も危険視する代物だったことが判明します。
CP0へは、ルフィの抹殺の命令が下るなど、世界政府としてもかなりの危険人物として扱われることから、ワノ国編の後にはさらなる賞金額の上昇は必至でしょう。
ワノ国後の懸賞金を大胆予想
百獣海賊団との戦いの結果だけでなく、モンキー・D・ルフィをはじめとした世界政府にとっての危険性を加味すると、ワノ国後の懸賞金は大幅な増額が見込まれるでしょう。
ワノ国後にそれぞれの懸賞金がどう変動するか大胆にも予想してみました。
名前 | ワノ国編での功績 | 予想懸賞金額 |
モンキー・D・ルフィ | カイドウ撃退・五老星の勅令による抹殺 | 50億ベリー |
ジンベエ | 飛び六胞撃退 | 6億ベリー |
サンジ | 大看板撃退 | 15億ベリー |
ロロノア・ゾロ | 大看板撃退 | 15億ベリー |
ウソップ | 対百獣海賊団の戦いに加担 | 3億ベリー |
ニコ・ロビン | 飛び六胞撃退・CP0による連行命令 | 10億ベリー |
フランキー | 飛び六胞撃退 | 5億ベリー |
ブルック | 対百獣海賊団の戦いに加担 | 1億8300万ベリー |
ナミ | 対百獣海賊団の戦いに加担 | 1億6千万ベリー |
トニー・トニー・チョッパー | 対百獣海賊団の戦いに加担 | 1億100ベリー |
カイドウと対峙し、世界政府から危険視されていることや『ONE PIECE』自体が佳境に入っていることを原作者が明かしていることからいっても、ルフィが作中でも最上位とも言えるゴール・D・ロジャーや白ひげに迫る50億ベリークラスの賞金首となってもおかしくないでしょう。
また、各種10億級の幹部を倒したゾロやサンジ、さらには政府の目がより強くなったロビンといったメンバーが10億ベリー以上への増額や、その他の面々も本格的に戦線で活躍していることからも、各人が1億ベリーを超える存在となることも考えられます。
まとめ
麦わらの一味の懸賞金を下位から順に追りました。
改めてそれぞれの金額をまとめると、以下の通りです。
モンキー・D・ルフィ | 15億ベリー |
ジンベエ | 4億3800万ベリー |
サンジ | 3億3000万ベリー |
ロロノア・ゾロ | 3億2000万ベリー |
ウソップ | 2億ベリー |
ニコ・ロビン | 1億3000万ベリー |
フランキー | 9400万ベリー |
ブルック | 8300万ベリー |
ナミ | 6600万ベリー |
トニー・トニー・チョッパー | 100ベリー |
ワノ国編でジンベエが合流した時点での麦わらの一味の総懸賞金額は31億6100万100ベリーです。
作中でも上位の海賊へとのし上がったルフィですが、物語もついに核心に迫る事実が次々と明らかになり、海賊王という頂きも見えてきたと言っても過言ではないでしょう。
果たして、一味がどこまでの賞金首となるのか、今後の展開も見逃せません!
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