『ノーゲーム・ノーライフ』は、2014年春の新作アニメとして4月から6月にかけて第1期が放送されていたテレビアニメ作品です。
この記事では、本作品の主人公である空の能力や過去についてご紹介し、本名や白との恋愛関係を解説します。
ネタバレに注意してね。
目次
空とは｜伝説のゲーマー『 』（くうはく）
出典：「ノゲノラ」公式サイト
| 年齢 | 18歳 |
| 身長 | 193cm |
| 体重 | 72kg |
| 転生後の家族 | 白 |
| 声優 | 松岡禎丞 |
主人公の空は都市伝説となっている伝説のネットゲーマー『 』（くうはく）の一人で、白の兄。
「『 』(くうはく)」はそのあまりの強さにチーター集団と噂されている存在でしたが、その正体は空（そら）と白（しろ）のひきこもりニートゲーマーの兄妹でした。
遊戯の神テトが支配する盤上の世界（ディスボード）に召喚され、十の盟約に縛られた位階序列十六種族（イクシード）の種の駒を集めるゲームに参加させられます。
空は白と共に神に挑まれたゲームに対して「『 』（くうはく）に敗北はない」と言い切って攻略を始めました。
白の能力については【ノゲノラ】天才少女「白」の能力や過去|本名やシュヴィとの関係性を解説で解説しています。
空の性格
出典：「ノゲノラ」公式サイト
空は大胆な作戦と口八丁の心理戦で相手を煽りながらロジカルにゲームを進行する強者感と、引きこもりDTゲーマーという自己評価の低さが共存している性格です。
ゲーム以外のことには自信が無いので視界の中に白がいないと外が歩けず、太陽の下では生きていけないゲーオタ。
現実の女性に対しては興味津々で叡智に満ちた策略を紳士的に用いますが、ギャルゲーの攻略みたいにはいかないようです。
世界や人類に対しては冷めた感情を持っていて世界はクソゲーで、人類なんてどうしようもないと考えていますが、その反面で天才という存在と人類の可能性を信じています。
空はカッコイイキモヲタという特殊なキャラだね。
空の声優は松岡禎丞さん
出典：「アイムエンタープライズ」公式サイト
空の声優は異世界転生主人公としていくつもの世界を渡り歩いている、人気声優の松岡禎丞さんが担当しています。
独特の低音が心地よいイケボと白役の茅野愛衣さんとのコンビでのやり取りが好評で、空が時折発するセクハラ発言や名言を上手く演じ分けられるのがすごいです。
数多くの代表作がありますが『ソードアートオンライン』のキリト役と『ノーゲーム・ノーライフ』の空役は外せないという意見がツイッターでは散見されます。
空の強み・得意分野は心理戦
出典：「ノゲノラ」公式サイト
空が得意としているのはストラテジーゲームやギャンブルなどで、対戦相手の心理を読みきって勝てる状況を作り出す才能に長けています。
その能力は天才児の白との勝負による研鑽によって、未来予知に到達しうるほど研ぎ澄まされていました。
ゲーム理論でチェスなどの先読みが有利な「二人零和有限確定完全情報ゲーム」は白に負けるものの、白と一緒に『 』（くうはく）として参加したゲームでの勝負で敗北はないと豪語。
空は白に対して相棒としての絶対的な信頼を持っていて、空の戦略には兄妹の絆と白の計算能力がデフォルトで設定済です。
1人では戦わないところに独特のエモさがあります。
テトからの挑戦状
出典：「ノゲノラ」公式サイト
異世界に転生した『 』（くうはく）はテトに再戦を申し込まれ、否応なしに受けざるを得ませんでした。
唯一神の座を賭けたイクシードすべてに勝利する事でテトへの挑戦権が開かれるクソゲーを最高と判断して、ゲーマーとしてのテトの心理「勝ち逃げは許さない」を見抜く空と白。
ゲームのルール「十の盟約」の本当の意味を見抜いた『 』（くうはく）は、全世界に向けて宣戦を布告しました。
その知性と理性を持って遊戯の神テトの真意を見抜き、種族間の戦力差から6000年の膠着状態に陥ったゲームを動かしていきます。
ルールを把握して瞬時に勝利の回答を得ていく強さが、空というキャラクターの強みです。
人を動かす王の言葉
出典：「ノゲノラ」公式サイト
ド叡智なゲーオタというキャラ付けがされている空の強さは、相手の心理を見透かす知性と、群集心理すら動かす言葉の力を持っている事です。
コールドリーディングなどを使って、弱者ゆえに相手の弱みを知る卑屈さを強さに変えるところが、空がゲームする際に面白さを感じるポイント。
第４話の『 国王《グランド・マスター》』で、空は300万人の人類（イマニティ）の王となった戴冠式で、魔法を引き合いに出して民衆を扇動して先導しています。
弱者として知性を武器に強者と戦うってカッコイイ。
空の本名は不明
出典：「ノゲノラ」公式サイト
『ノーゲーム・ノーライフ』において、残念ながら空の本名は白と同じく原作でも明かされていません。
空の本名は本当に必要なのでしょうか？
ネットゲームの謎の存在『 』（くうはく）の1人を表現する上で空という一文字だけで済みますし、現在私たちが普段使っているSNSのアカウントは、本名でなくても意味や心情を伝えることができます。
『 』（くうはく）が謎の存在という厨二感も空の魅力になっているので、今後も明かされることは無いのかもしれません。
空と映画に登場する主人公との関係
出典：「ノゲノラ」公式サイト
空と劇場版『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』の主人公リクには関係が無く、血縁関係などはありません。
しかし、劇場版が悲劇に終わった事から、ファン心理の願望と思われる空とリク転生説が考察として存在しています。
空と陸の共通点をまとめてみると次のようになります。
・人類の長として6000年前のリクと現在の空がそれぞれイクシードと戦う運命にある
・弱者が強者を倒すために知恵を使って戦う
・叡智に興味はあるもののDT
空とリクが似ていることに関しては、原作でテトが初瀬いづなに説明する際にイメージとして空と白を引き合いに出した経緯があります。
悲劇の過去話と生まれ変わりによる因果にはロマンがありますが、現在のところ空とリクが転生により関係があるのか作品での言及はありません。
転生の可能性を考察できる？
ディスボードには転生という概念が無い事がジブリールによって語られているので、転生説はビミョーな説です。
いずなはテトが語った神話を疑って「どこまで嘘で、どこまでマジです？」と問いただしているので、ファンタジーとして捉えるのが正解なのでしょう。
『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』で語られたように、神話とは得てしてそういうものです。
解釈は人によって違います。
空の過去
出典：「ノゲノラ」公式サイト
空の過去は第７話 『死に手《サクリファイス》』で愚王と呼ばれたステフの父で前国王マハコート・ドーラを語る際に、白を引き合いに出したことで語られました。
人類なんてクソだと語りながらも、自らの過去をジブリールに話す空。8年前に幼いころに父の再婚相手の連れ子だった3歳の白に、空は自分の内面が空っぽの空虚な存在だと見抜かれます。
空は白という本物と出会ったことで、自身が両親や人の顔色ばかりうかがう小賢しさを持っていた事を自覚し、初めての理解者を得ました。
それ以来、空は人間に対して覚めた視点を持ちながら、天才を理解しようとする理性をもつことを自分に課しています。
空と白は恋愛関係になる？
出典：「ノゲノラ」公式サイト
白は空への恋愛感情に似た想いを抱えていて、第２話『 挑戦者《チャレンジャー》』でステフに空が「惚れろ」と要求した際にはヤキモチを焼いていました。
その後、彼女なんていらないと強がっていたことを前転土下座で白に謝罪する空の様子から、空は白を妹としてとらえていて性欲を含めて恋愛対象としては見ていないことが分かります。
変なところで性欲と理性のせめぎ合いに思考が行くところが、引きこもりDTな空の残念なところです。
白のかわいい点については【ノゲノラ】白のかわいい点と魅力をシーン・セリフで紹介で魅力を解説しています。
カワイイは正義は有名なセリフだよ。
白以外のヒロイン候補
出典：「ノゲノラ」公式サイト
白以外に空の彼女となるヒロインは誰になるのでしょうか？
一番可能性が高いのは同じ人類種（イマニティ）のステファニー・ドーラが候補になるのではないかと考えられます。
アニメに登場したヒロイン達はそれぞれかわいいのですが、クラミー・ツェルとフィール・ニルヴァレンはどう見ても百合カップルで、空とはくっつく要素が無いので除外しています。
ステファニー・ドーラ
出典：「ノゲノラ」公式サイト
十の盟約の縛りで空に惚れろと命じられたこともあり本人は否定していますが、空にはそれなりの好意を持っているようです。
生真面目な性格が災いしてゲームは弱くても、作中の評価で「可愛さ・おっぱいの大きさ・王族の財力・大学を首席卒業」など基本スペックが高く、第一候補となります。
ステフの癖に！って言われてるね。
初瀬いづな
出典：「ノゲノラ」公式サイト
空は第１２話 『収束法《ルール・ナンバー10》』獣人種（ワービースト）に勝利した際、自身がケモナー属性持ちであることを包み隠さず話していて、ケモミミ娘パラダイスに、並々ならぬ欲望を持っています。
初瀬いづなとの初対面時には、いづなのあまりの可愛さに衝動が押さえきれずモフっていることから、今後どうなっていくのかが楽しみです。
ジブリール
出典：「ノゲノラ」公式サイト
天翼種（フリューゲル）で知識欲に勝てないジブリールは『 』（くうはく）に敗北して2人の所有物になっています。
かわいく戦闘能力が高いものの残念な性格をしていることから、空に恋愛対象と見られるのかは疑問なところがあります。
まとめ
空は引きこもり属性のゲーオタですが、ゲームを通じて人間を理解して勝利を掴んでいくところに魅力を感じるキャラクターです。
空というキャラクターが人気なのはゲームの強さもありますが、自分の弱さを知りながら、それでも強者と渡り合う姿勢に共感できるところにあると考えられます。
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