『装甲娘戦機』は『ダンボール戦記』で登場した「LBX」を、娘が装着するという「装甲娘PROJECT」として起動したアニメです。
そして、『装甲娘戦機』では『ダンボール戦記』で登場した「LBX」とは扱いが違っているので、アニメをより楽しむためにはLBXとはそもそも何なのかということを押さえる必要があります。
そんな、物語を楽しむために欠かせない、『ダンボール戦記』のLBXと敵となるミメシスについて説明します。
LBXとは?

出典:FC2
LBXはダンボール戦機で登場したもので、Little Battler eXperience、小さな戦士の体験という言葉の略で、タイニーオービットという会社が発売した人型のホビー用小型ロボットです。
子どもたちのホビーとして作られたLBXですが、高機能な戦闘能力を持っていることで、本当の戦闘にも利用されるようになります。

もうおもちゃの域をこえているよね
ダンボール戦機に登場するLBXは「無線操作できるユニット」

出典:あにてれ
LBXは、大ニーオービット社が子どもの玩具として作りました。
あまりにも高性能で暴走事故が起きたことで一時は発売中止にまで追い込まれます。
そして、強化ダンボールができたことで、その中で遊ぶホビーとして復活しました。
大ブームになったLBXは、究極のホビーとされ多くの子どもたちが楽しみ、バトル大会なども開かれています。
また、ダンボール戦機の主要メンバーたちは市販品のカラーリングを変えたり、性能をカスタムしてグレードアップしたり、という形で独自の楽しみ方ができます。
LBXの構造

出典:アニメ放題
ここでは、ダンボール戦機に登場するLBXの構造について説明しています。
骨組み コアスケルトン
内部にコアパーツを取り付けるコアボックス内蔵。
コアボックスにコアメモリ、モーターなどカスタムできます。
外装パーツ アーマーフレーム
コアメモリはカード状態で、戦闘学習データが蓄積できるようになっており、LBXを動かす本人以外動かすことができないように、登録制となっています。
そして、外装には武器を装備できるようになっており、主人公山野バンと悪の組織の戦いの中では、ビルの壁を破壊できるほどの戦闘能力を持っています。
LBXの操作
LBXは携帯端末「CCM」Controle & Communication Manipulatorにより無線遠隔操作ができます。
LBX開発当初は無線が届く範囲は半径100mくらい。
その後、ダンボール戦機Wでは、一般の物でも1km半径まで届くようになりました。
スパークブロード通信での操作可能範囲は半径50kmにもなります。
※スパークブロード通信・・・宇宙空間等で作業することも視野としている次世代高レベル帯域無線通信規格
CCMは携帯電話として利用でき、中折れ式のフューチャーフォンとよく似ています。
そして、CCMとワイヤレス接続ができる環境であればパソコンでの操作も可能。
また、全天周囲モニターを搭載したコックピット型新型CCMも登場しています。
装甲娘戦機のLBXは「パワードスーツ型」

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ダンボール戦機でのLBXは無線によってロボットを操作するというスタイルですが、『装甲娘戦機』の場合、LBXに似た装甲兼パワードスーツをまとい戦います。
ロボットを操作するのではなく、自分の体に背中からまとわせる形のLBXユニットは、謎の金属生命体「ミメシス」と戦うために作られたものです。
主人公であるリコは最新LBX発表会でお父さんへのお土産に買った福袋に入っていたものですが、ミメシスと戦う運命を背負っているからこそ、リコの元にわたったのだと考えられます。
そして、装甲娘戦機の主要キャラクターが使用するLBXをこれから紹介していきます。
リコのLBXはアサシン

出典:MOVIEW
戦闘娘戦機はLBXにそれほど興味もなく、ごく普通の女の子として育った森沢璃子。
お父さんのお土産でもらったLBXの福袋に入っていたものに触れたら、いきなりLBXユニットが体にセットされ、異世界に転移し戦闘に巻き込まれる・・・というところから物語が始まります。
リコがまとったLBXユニットは「アサシン」というLBXユニットです。
「アサシン」は暗殺用に作られたLBXで、高い狙撃能力を持っています。
長距離からの精密な射撃はもちろん、近い距離から狙われた場合にも対応できるよう、接近戦にも強い機能をもち、「暗殺」のため様々なシチュエーションで狙撃できる能力を持つLBXです。
リコがこのアサシンのLBXユニットに選ばれたように感じますが、リコは狙撃の腕があるわけでもない普通の女の子。
なぜこのLBXユニットをまとうことになったのかは、本人も分かっていません。
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