『清陰高校男子バレー部』は、壁井ユカコさんの同名小説が原作のアニメです。
中学校時代に男子バレー部のエースコンビとして活躍していた黒羽裕仁(以下ユニ)と灰島公誓(以下チカ)が福井県の清陰高校で再会し、もう一度全国大会を目指すという青春スポーツストーリーです。
ちなみに「2.43」とは高校男子バレーの春高(全国大会)のネットの高さのことです。県大会までは2.40mですが、春高では3㎝上がり2.43ⅿになります。この高みを目指そうというメッセージが「2.43」には含まれています。
男子バレー部を題材にしており、「ユニチカコンビ」というダブル主人公を起用しているという点で『ハイキュー‼』と比較されることが多い今作。
本記事では『2.43 清陰高校男子バレー部』の面白い?つまらない?人気の理由や魅力を、『ハイキュー!』と比較しながら解説します。
※以下ネタバレを含みます
『2.43 清陰高校男子バレー部』の面白いところは?

出典:ナタリー
『2.43 清陰高校男子バレー部』は仲違いしていたユニチカコンビが清陰高校の弱小バレー部に入部し、仲間とともに春高を目指すというまさに王道のスポーツアニメです。
『2.43 清陰高校男子バレー部』の面白いところは以下の4つです。
『ハイキュー‼』と似ているところと似ていないところの2つに分けながら、ご紹介します。
ハイキュー!!に似ていて面白いところ
- ユニチカコンビのコンビネーション
- 弱小チームが成長し、勝ち上がっていく
- 魅力的なチームメイトや対戦相手
ハイキュー!!にない面白いところ
- キャラが抱えるコンプレックスが重い
それでは、各内容について1つずつ紹介します。
【面白いところ①】ユニチカコンビのコンビネーション

出典:やらおん
ユニチカコンビとは、ウィングスパイカーの「ユニ」とセッターの「チカ」のことをいいます。
ユニは、身長184㎝でずば抜けた身体能力を持つ、本作の主人公です。
ただ、肝心な場面でのミスやひどいときには試合から逃げ出すこともしてしまうプレッシャーに弱い一面もあります。
一方のチカは、バレーのことしか考えない天才バレー馬鹿。
それゆえバレーに対して非常にストイックでチームメイトにも辛らつな言葉を浴びせ、人間関係をギクシャクさせてしまうことがあります。
ユニが中学時代最後の大会を前に逃げ出し遅刻したことで絶縁状態になるも、清陰高校で2人が再会し、再び全国大会を目指していきます。
ユニチカの性格が正反対なのに相性抜群のコンビプレーやユニの弱々しいメンタルがチカとの交流で少しずつ前向きに成長していくところ、チカのなんだかんだでユニを信頼しているところなどダブル主人公の関係がすごく素敵です。
チカがセッターで才能があるけど周囲にキツイ言葉を放ってしまうところが『ハイキュー‼』の影山と似ている点、ユニと『ハイキュー‼』の日向が身体能力に長けている点、二人のポジションがセッターとアタッカー(正確には少し違いますが)という点などが話題になりがちです。
しかし、ユニの性格が日向と違いメンタルが弱く、日向ほど明るくはないため2人の関係性は違ったものに見えると思います。

ユニチカが重要な立ち位置になっているよね
【面白いところ②】弱小チームが成長し、勝ち上がっていく

出典:漫画QQQ
ユニチカコンビが入部したのは部員も少なく、実力も弱い清陰高校男子バレー部です。
『ハイキュー‼』の日向と影山が入部したのは数年前までは活躍していた烏野高校排球部。
こちらは強くも弱くもないという位置づけになります。
それぞれに共通しているのが1年生のエースコンビが入部したことで、チームメイトも成長し、勝ち上がっていくという点ですが、こういう設定はスポーツマンガでは王道ですよね。
弱いチームが努力したり、人間関係でギクシャクしたりしながら、成長して下克上していくというのは観ていて、心動かされるものがあります。
そういう意味で『2.43 清陰高校男子バレー部』も王道の面白さがあります。

王道の流れだけどなぜか見てしまうんだよね
【面白いところ③】魅力的なチームメイトや対戦相手

出典:otajo
『ハイキュー‼』にも魅力的なキャラがたくさんいるように、『2.43 清陰高校男子バレー部』にも魅力的なキャラがたくさんいます。
チームメイト

出典:otajo
小田伸一郎 | 3年生。バレー部主将。身長165㎝という身長の壁に悩みながらもだれよりもバレーに情熱を注いできた。 |
青木操 | 3年生。バレー部の副主将と生徒会の副会長を兼任する秀才だが、毒舌。 |
棺野秋人 | 2年生。太陽アレルギーで屋外での長時間の練習ができない。 |
対戦相手

出典:livedoor
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