『ダンジョン飯』は、漫画誌「ハルタ」で連載されている「丸井諒子」先生による漫画作品です。
現在は12巻まで刊行されており、2023年にアニメ化が決定しています。
この記事では、『ダンジョン飯』のコミックス全巻の内容・魅力をネタバレしながら解説。
考察や感想も含んでいるため、原作の漫画を読んでからこの記事を見ると、より楽しめるかと思います!
【1巻のネタバレ】

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ライオスはドラゴンに食われた妹を助けようとする
物語は、冒険者ライオス一行がレッドドラゴンとの戦闘中に空腹感を覚えるところから始まります。
空腹に気を取られたライオスは、妹のファリンに庇われてドラゴンに捕食されてしまいます。
ファリンの魔法で何とかダンジョンを脱出できたライオスでしたが、ファリンだけはダンジョンに取り残されてしまいました。
荷物のほとんどはダンジョンに置いてきてしまい、無一文になったライオス。
それでも妹のためならばと、仲間のマルシルとチルチャックの静止を振り切ってダンジョンに向かおうとします。
センシが加わり、食料は迷宮内で調達することに
マルシルとチルチャックも協力してくれて、ダンジョンに潜っていくライオス。
未だ空腹状態だった彼らは、ダンジョンの魔物を食べることになりました。
そして迷宮内に入ると、「歩きキノコ」と「大サソリ」を捕まえて食べることに。
このとき、ドワーフ族のセンシがパーティーに加入。
「スライム」や「人食い植物」、「バジリスク」などを食べながら、ダンジョン最奥を目指していきます。
『ダンジョン飯』に出てくる料理はどれも美味しそうで、この漫画の魅力のひとつです。
また、それらの料理はどれも調理から丁寧に描かれていました。
登場人物たちが、この魔物はどんな調理法が良いかなどを話しているのは、リアリティがあり読んでいて面白い要素です。
単行本の最後には、作中に登場した魔物の生態が描かれているため、そちらもぜひ読んでみてください!
ライオスは新しい剣を手に入れる
ダンジョンを進んだ先にある部屋で、鎧の魔物と戦闘になるライオス一行。
このとき、ライオスの剣は鎧の攻撃で折れてしまいます。
動く鎧の内側に軟体動物のような魔物がいたことを見抜いたライオスは、動く鎧を撃破。
このとき拾った剣に、その魔物が住み着いていました。
そうしてライオスはその魔物に愛着を抱きつつ、仲間とともにダンジョンを潜っていきます。
【2巻のネタバレ】

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ライオスたちは第3階層へ
ライオスは第3階層にあるセンシのキャンプで休憩します。
そこには、背中に野菜が植えられているゴーレムが3体いました。
ゴーレムから採れた新鮮な野菜で食事を済ませ、4人は英気を養いました。
ライオスはこのとき、「センシはなぜ迷宮での生活にこだわるのか」と問います。
センシは
「ここで育ったものを食べ、自分からもダンジョンに分け与える」
「そのように暮らしていると、ようやくこの迷宮の中に入れたように思える」
そう答えました。
誠実な性格のセンシらしい一面を見せるのでした。
ファリンとの過去
道中でオークと出会いながらも、11話『ソルベ』では第3階層を進むライオスの前に霊の群れが現れます。
幽霊に憑かれそうになるライオスでしたが、マルシルの魔法でなんとか撃退。
このとき、ライオスの妹・ファリンは霊の扱いが上手であったことが明らかとなります。
ライオスは「ファリンがいればもっと楽だったとか、今は俺達しかいないんだから自分たちの力でなんとかしなくては」とパーティーを鼓舞しました。
ライオスは絵画の世界に入る
休憩するか、このまま第4階層を目指すか迷っているとき、「生きる絵画」がライオスを襲います。
絵に取り込まれれば、そこに描かれている食べ物を貰えると考えたライオスは、絵画の世界に入ろうとします。
絵の中に飛び込んだライオスでしたが、3枚目の絵画ではダークエルフに攻撃されそうになり、すぐに退散。
結局、空腹を満たすことができませんでした。
この時点では、ダークエルフについての情報は明かされませんが、後にふたたび登場します。
今後の展開で重要になるエピソードであるため、この話で登場したシスル、デルガル王は注目です。
【3巻のネタバレ】

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第4階層で巨大なクラーケンと戦闘
第4階層の地底湖で、刃魚に襲われるライオス一行。
マルシルが魔法で爆破しようとすると、センシが激怒しました。
「刃魚を殺し過ぎると、他の魔物の食べる物が無くなり、生態系に影響を及ぼす」と説教します。
言い合いになる二人でしたが、このときクラーケンが出現します。
マルシルは水上で受けるようになる魔法をクラーケンにかけ、なんとか撃破することに成功。
ライオスたちはクラーケンやその中に住み着いていた寄生虫を食べるのでした。
マルシルとファリンの出会い
寄生虫に当たったライオスが回復するまで、マルシルは学校でのことを話し始めます。
ファリンは授業をたびたびサボるため、学校で落ちこぼれと言われるほど浮いていました。
あるとき、精霊の飼育の実験で、ファリンは精霊を大量に繁殖させました。
どうやったのか気になったマルシルは、ファリンがよく行く場所まで案内されます。
そこは、自然にできた洞窟のダンジョンでした。
マルシルはファリンの行動を見て、魔術以外のことをまったく知らないのだと自覚し、ファリンと友達になりました。
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