まだ始まったばかりですが、2021年は『ホリミヤ』の年でしたね。
アニメ化に実写化と『ホリミヤ』の幅広いメディアミックス化は、とても嬉しい限りです。
しかし、原作のファンからすると、『ホリミヤ』もいいけど、『堀さんと宮村君』が原点にして頂点という思いもひょっこりと出てしまいます。
今回は、【『ホリミヤ』に収録されていなくて惜しい!!】と思ったエピソードや【そこはアニメで見たかった…!】というエピソードを集めて、ランキングを作ってみました。
(エピソード名はこちらで勝手につけていますのでご了承ください。)
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目次
ホリミヤのアニメ化して欲しかったランキングTOP10!最も魅力的なシーンはどこ?
【10位】仙石君の父襲来!?
10位は仙石のお父さんの登場回です。
原作タイトルは『49話 冷たい音』で、初めて仙石君のお父さんが登場した回です。
「翔に何を教えた、堀ぃぃ!」と怒鳴りこみに来た仙石君のお父さんは、仙石君から「父さんって…しっかりとした生徒会長だって信じてたよ…。」と、哀愁漂う姿で言われてしまったそうです…。
どうやら、堀さんの父である京介に思い出を面白おかしく脚色して作り上げたエピソードを仙石君に話したようですね。
堀さんのお母さんである百合子は生徒会役員であったため、今でも交流があるのは納得ですが、不良だった京介にまでかみついて泣き落としのような真似をしている姿が仙石家のDNAを感じます。
出だしの印象があまり良くない仙石君などの生徒会メンバーですが、もはやそんなことはなかったんじゃないか…?というくらいに馴染んでいる仙石君のお父さんの登場会です。
仙石の遺伝子が強く、仙石君とお父さんの中身はそっくりですし、のちに仙石君の子どもと思われる少女が少し出てくるのですが、その子も仙石君にそっくりです。
仙石一家のちょっとかわいそうで可愛らしい姿が『ホリミヤ』ではまで収録されていないため、とても惜しいと思いました。
仙石一家の登場回は、何故かこっちまで照れますね。
【9位】修学旅行の写真の話
9位は原作のタイトル『22 レミとさくら』では修学旅行の写真を買う場面です。
このエピソードの一番の見せ場は、なんといっても宮村の翻弄です。
宮村が間違って買った別クラス女子の集合写真でした。
「本当はどういうの買いたかったの?」と堀さんが聞くと、「堀さんのうっかりしたシーン」と答えます。
そのあと、冗談といったり、なんてねと返したり、結局どっち?!となってる堀さんが可愛いです。
やきもきする恋愛模様が甘酸っぱくて大好きなえエピソードなのですが、他にも同じようなシーンがあるためか、『ホリミヤ』ではカットされています。
この時点でつきあってないなんて、もどかしいですよね。
他にも、好きなこの写真を大量に買う石川君と、石川君のベストショットを買うさくらと、さくらとレミのツーショットを買うレミが学生らしくてほのぼのします。
特に石川君の堀さんへの愛情が深すぎて、可哀想な感じもしますが、それでこそ石川くんとも思いますね。堀さんに至っては宮村の写真を買うと言うか、その場から引っぺがして持ち帰ってしまう点が、堀さんらしくてとても好きです。
ちなみに、宮村くんがかい買いなかったのは石川くんの寝顔写真だったそうです。
みんな恋している感じが可愛いです!
【8位】プールとおじいちゃんと宮村君
8位は原作タイトル『5 自己紹介』堀家の庭は夏になると夏になるとビニールプールが用意されるそうです。
宮村君と創太が水着で遊んでいる姿を見た、隣に住むおじいちゃん。
「水浴びかぇ?」「それにしても京子ちゃんは大あたんな恰好じゃなー、そうたくんも大きくなって」と、宮村君はそれに対して「おじいちゃん」とししか言いません。
可愛らしい冗談で堀さんと宮村君を間違えているだけですから、否定する必要もないですからね。
しかし、そのあと「ばあーさんや、京子ちゃんが全裸で水遊びしとるぞ!!着るもの着るもの!」とでかい声で叫び始めます。
これにはたまらず宮村くんも「おじいちゃん!?」と叫びます。
こういう4コマ風味のあるギャグは普通の漫画形式には取り組みづらいのでしょうけど、このエピソードは宮村君が堀家に完全に馴染んでいて好きです。
やはり4コマならではのギャグは、カットされる方向なんですね…。
【7位】ゆうなちゃんの混乱
7位は原作タイトル『4 石川くん』の週末はやせるですね。
堀のお迎えは、水曜日は家着、木曜日は制服、金曜日は疲弊していて、やせこけている家着です。
創太にとっては全部同じお姉ちゃんですが、ゆうなちゃんにとっては「木曜日に来たひと誰!?」状態です。
堀さんの化粧後と化粧前までは見た目が変わる設定は、途中から消えてしまうため新鮮で好きなエピソードです。
ゆうなちゃんは、幼稚園児とは思えないほど大人びていて、創太くんとの絡みが非常に多く魅力的なキャラです。
しかし、サブキャラとしてサブすぎたのか、『ホリミヤ』では井浦くんと並んでカットされやすい存在に…!
ゆうなちゃんのシーンは是非とも使っていただきたかったです。
ゆうなちゃんがカットされすぎている気がする…!?
【6位】石川君がひたすら可哀想シーン
6位は石川君可哀想シリーズのシーンですね。
原作のいたるところで石川君は堀さんからひどい扱いを受けています。
もはやそういうキャラんでしょうね。しかし、石川君の堀さんへの愛情は留まることを知りません。
宮村君と堀さんが付き合ってしばらくたった頃、ようやく堀さんをあきらめたそうです。
彼の奮闘記が軒並みかっとされているので、石川くんの不憫なシーンファンとしては、とても悲しい思いです。
例えば、原作タイトル『6 おめでとう3月』では、石川くんが、「俺ってどうして堀に相手されないんだろう…。」と宮村くんに相談します。
「堀さんだってわざとじゃないよ。親しくしすぎるから逆に接し方も軽くなっちゃうみたいな。」と、宮村君も慰めようとしますが、信じきれない石川君は「じゃ宮村聞いてきてよ、なんかこうなんとなく」とのこと。
(余談ですが、宮村はこのとき石川君を親友に昇格させたそうです。)
そして、いざ宮村君がきくと、堀さんは「え?透今日学校来てたの?」と、堀の中では石川君ははいるかいないかちょっとわからない人になっていました。
もはや可哀想というか、何も言ってあげられないですね。
また、別のエピソード原作タイトル『7 新学期』では、
由紀がある日「宮村って誰かに似てるんだよねぇ」と悩んでいたら、堀が宮村の顔のことがばれてしまうかもと焦ります。
その焦りを感じた石川くんが気を利かせて「朝やっている幕末レンジャーのブラックだよ。」と言えば、「あー似てるかもポスターで見たわ」と、由紀は納得します。
「ナイス透ありがとう。」と堀さんは言いますが、「でも、朝から特撮見てるって…ねぇ?」と、ぼそり。
堀がアニソン好きだっていいってたから見たのに…!
本当に石川君は不憫すぎて好きになるキャラですね。
それだけに、石川君が可哀想なシーンがカットされているのは惜しいですね。
石川君はもう泣いていいと思う。
【5位】髪を切りたくない宮村くん
5位は原作タイトル『13カット』です。
実は、宮村くんが髪の毛を伸ばしている時、髪を切る話題については原作で多く取り上げられています。
例えば、『ホリミヤ』では道で歩いているときに見かけるポスターでアイドルを見つけるエピソードがあります。実は、原作ではテレビで髪の短いアイドルが出ており、その時の話です。
宮村くんは「堀さんが切ったら切ろうかな。隣歩いたりするの堀さんだけだもん。」というところは同じですが、堀さんが「じゃ私も切っちゃおうかな」と言ってどうしてみ髪の短い宮村君を見ようとしている様子が印象的でした。
『ホリミヤ』では恋愛要素が強い書かれ方をしています。
しかし、原作では「堀さんは長い方がすごく、あの…!似合う!!」と宮村君が反論して、「やっぱり自分が切りたくないだけかぁ」と感想を漏らす堀さんはそこにドキドキとした要素を感じていないように思えます。
また宮村君の髪についてはもう一つ、別のエピソードがあります。
石川に髪を切りに行くと言ってしまった宮村はどうしようかと悩んでしまいます。
見かねた堀さんは髪を切ろうとしますが、宮村君は嫌そうです。
「堀さんは楽しそうなんだけど…。」と嫌だけど堀さんが楽しいのであれば…!と宮村君は髪を切ってもらうことにします。
堀さんのカッティング技術を知っている創太は、「グットラック」と宮村くんを励まします。
ちなみに、堀に切ってもらった次の日の創太のあだ名は「ヘルメット」だったそうです。
もう堀さんの好きにさせておこう言いながらもとモンモンとしている宮村君でしたが、いざ切られると「根元からジャキッって!?絶対切りすぎたよ!?嫌な音がするー!!」なと文句をいろいろ言います。
創太に「メットになってない?!」「大丈夫、メットにはなってない!!」と確認作業をするほどです。
堀さんに写真を撮ってもらい、石川くんにメールを打ちます。
「ボーズにされるところだった。もう髪は切らない。プロに任せる」と。
涙目の宮村君も可愛いですが、なにより髪の毛を切りたくないと言う意思が強すぎて、それだけに堀さんのために髪を切ってしまうあのエピソードが映える気がします。
そのため、是非ともこの髪を切ることについてのエピソードは『ホリミヤ』でも書いてほしかったと思わずにはいられないです…!
宮村君の髪形失敗バージョンも見たかった気がします。
【4位】カラオケ回
4位は原作タイトル『13 カット』の創太は絶対アニメ好きな子に育つです。
軽くカラオケに来た堀兄弟と宮村と石川君。
ハリケーンスターという特撮のテーマを歌う創太。
ハリケーンスターの映画版オープニングを選択する堀さん。
幕末レンジャーの幕末イエローのテーマソングを選択する宮村君。
アニソンしか歌わない姉と弟と、宮村君はは粉雪とか歌っても普通にうまいとのことです。
創太に特撮デュエットを誘われてもわからないから歌えないし、歌が上手い宮村とキンキを歌うのもきつくてあわあわしている石川君が相変わらず不憫で好きな回でした。
何より、宮村君(内山昂輝さん)の粉雪とかめちゃくちゃ聞いてみたかったですね。
残念なことにカラオケの回が『ホリミヤ』には存在していなかったので、アニメ化はないのですけど、こういったキャラが歌う回は是人もアニメで見たかったです。
声が付いたカラオケ回はアニメで見たいよね!
【3位】由紀とコノハの恋愛模様
3位は由紀とコノハの恋愛模様です。
宮村君の顔をまだ知らない由紀は、前に堀さんと一緒にいた男の子が気になる様子です。
しかし、堀としては家にいると言われても家には弟の創太しかいないので、誰のことか全くわかりません。宮村君は住んでるわけではなく、遊びに来ているだけですから、わからないのも道理ですね。
由紀には「え?だれのこと?年の離れた弟しかいないけど。」と堀は言いますが、「嘘つかないでよ。私見たんだから!もう気になって眠れないのよ。友達でしょせめてナマエくらい教えろって。」と、怒涛の攻めが行われました。
「だから、創太だって」と言いますが、由紀には通じませんでした。
また、ある時ノートを届けに来た由紀は堀家を訪れると、宮村が出てきました。
「京子いないんだよねと。今日は遅くなるかもって。」と、宮村くんに伝えて居留守を使う堀さんでしたが、由紀は「じゃ今日は帰ります。彼女いますか!」と聞き「お名前教えてもらえませんか。」と、続けて言います。
そこで、なんと宮村は今読んでいる漫画の主人公の名前である「コノハ」と答えるのでした。
原作ではこのシーンが長く、『ホリミヤ』ではある由紀が堀の家に何度も訪れるシーンは原作にありません。このマイナーチェンジも含め、原作とかなり変わってしまったように思います。
原作では由紀はアイドルを見るようにコノハさんを見ているようですが、『ホリミヤ』では恋をしているように書かれているように感じました。
ちなみに、その当時、由紀は宮村くんのことを「絶対アニメオタク、フィギュアもえーとか言ってそう。」と言い、コノハのことは、「超素敵!目とか声とか、あとピアス!!」とかなりビジュアルを気に入っているようですね。
『ホリミヤ』ではその様子がないので、本当に由紀がコノハに恋をしているように見えます。
このときの由紀はどういう想いだったんだろうね。
【2位】悪役っぷり満載の生徒会組
2位は原作タイトル『10 仙石会長と愉快な仲間』です。
最初のコンセプトからかなり変わったんだろうなぁと思ってしまうエピソードは生徒会の人たちが圧倒的ですね。
「ねぇ本当なの?私のミス帳消しにしてくれるって」「ああいいよ、レミのためだもん。」「嬉しいありがとう」「でも、レミ生徒会のひとたちに責められないかな」「大丈夫、レミは何もミスしてないって俺が皆に説明してあげるよ。」と、仙石くんとレミの一連の会話があります。
あからさまな悪役で出てますね。
原作でも後の性格と一致しない言動であるので、このシーンだけ異様に浮いています。
『ホリミヤ』ではどのように表現するのかとワクワクしていましたが、マイルドになっていましたね。このシーン自体がカットされていました。
原作の続きは、河野さんに手を引っ張られる堀さんは、いきなり手をはらわれて、廊下のど真ん中で「堀さんのせいで資料の発行が出来なくなっちゃったじゃない!」と堀さんを責めたてます。
「発行に関する作業は綾崎さん…」と堀さんは言いますが、「なによ、レミのせいにするつもり?!最低」と言い、その場にいた仙石くんは「堀さん話は聞いたかい?とんでもないミスをしてくれたね。」と仙石くんとレミで堀さんに追い打ちをかけます。
集まってきた野次馬達は「堀さんが手を抜いたらしい」とか、「仙石会長がこれから堀さんの失敗したところやり直すってとか言われている」とか色々と言ってますね。
そこで、騒ぎに気が付いた宮村くんは焼却炉に捨てた堀さんの見積書をもって、仙石君に頭突きをします。
見積もりを見たレミと河野さんは「はーい、みんな散った散った、見てんじゃないわよー」と野次馬達を散らし、一件落着します。
原作ではかなり生徒会が悪く書かれていますが、『ホリミヤ』ではレミのただの不注意ということになっています。
珍しい仙石君のあくどいシーンをアニメ版で見たかったなぁという思いもあり、2位にしました。
生徒会組って、えっ!?ってなるシーンだよね。
【1位】宮村君の心の傷跡
1位はやはり原作タイトルは『49話 冷たい音』
堀さんが宮村君が一線を越えるシーンです。
『ホリミヤ』ではカットされているシーンがあります。
おそらく流血シーンだったのでカットされたのでしょうけれども、カットされるには惜しすぎるシーンだったので、この話を1位にしました。
原作で、雨が降っているせいで耳が冷たくて宮村に堀さんが触ると「なんか死にそ」と言います。
「冷たくて死にそうだと堀さんが言います。」「じゃあいっしょに死ぬ?」「いいの?」「いいよ?」と、答えますが、堀さんは宮村君があまりにも死に近くてぞっとします。
「普通は一緒に切るとかそういうことを言うんだろうね。」「あんた私が死ねって言ったら死ぬわけ?」「死ぬよ。堀さんの舌をかみ切ってからね」と言い、堀さんの心臓の上を血が溢れ出るほど思いっきり引っかきます。
かなり暗い内容の会話ですが、宮村君は心に傷を負うたびに安全ピンでピアスの穴をあけるような中学時代を過ごしています。
そのため、かなり死に近いところがあると思います。
しかし、それを堀さんに向けるとは思いませんでした。
宮村君の心をとらえきれていない堀さんの心情も出ていて、見どころの一つです。
暗すぎたためか、原作でこのシーンはカットされていますが、宮村くんのダークな内側を表す大切なシーンだと思います。このシーンをカットされるのは、惜しすぎます。
是非、リメイク作品である『ホリミヤ』に継承してほしかったです。
宮村君の死に近すぎる言動は心に来るものが…!
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まとめ
- 1位:宮村君の心の傷跡
- 2位:悪役っぷり満点の生徒会組
- 3位:由紀とコノハの恋愛模様
今回は、【『ホリミヤ』に収録されていなくて惜しい!!】と思ったエピソードや【そこはアニメで見たかった…!】というエピソードを集めて、ランキングを作ってみました。
『ホリミヤ』はリメイク作品として評価が高く、原作が4コマ漫画であるのに非常にうまくまとまっていて、原作ファンからも嬉しい作品です。
しかし、リメイクするにあたりどうしてもカットしなくてはいけないエピソードが出てきてしまうので、ランキングという形式で作ってみました。
『ホリミヤ』はまだ未完成の作品ですので、今後エピソードに含まれるかもしれません。
そのため、もしかしたらアニメ化になるかも…?と、期待をしていきたいと思います。
アニメ「ホリミヤ」の最終回については考察してる記事もありますので興味がある方はそちらもご覧下さい。
▶︎ ホリミヤのアニメは漫画版の何巻まで!?何クールまで放送かも考察
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