『ログ・ホライズン』でおさえておきたいのは、ゲームの舞台「エルダー・テイル」の世界の仕組みと治安維持のために作られた「円卓会議」の存在です。
主人公であるシロエは、「エルダー・テイル」の世界で経済状況と密接に関わりながら最適な答えを出します。
そこで、ゲームの舞台「エルダー・テイル」の世界はどんなものか?、「円卓会議」とは何か?という内容について解説します。
目次
エルダー・テイルとは?
ログ・ホライズン見終わったー
昔も見たけど今みると違うなぁー
中村悠一さん演じるウィリアムマサチューセッツの言葉がささるわぁ
なんせクソゲーマーだからな!!
いつかエルダーテイルやりたいわぁ pic.twitter.com/TDmar4xfi7— ジャスティス_MAZO (@DaWaRiN_jp) October 5, 2018
米アタルヴァ社によって運営されている超巨大オンラインゲーム。
ヨーロッパ風社会の世界の中で「剣と魔法」を使って冒険します。
そして、複数のサーバーを分散管理することで1つのサーバーにかかる負担を軽減して、快適なプレイ環境を提供しています。
20年以上運営しており、膨大なエリア、モンスター、アイテム、クエストが導入されたこともあり、初めてプレイするかたにとってはいつまでも楽しめるゲームとして知られています。
日本サーバーのみレベル上限100
エルダー・テイルは、サービス当初レベル50が上限でしたが、アップデートにより複数回の上限解放が行われたこともあり上限は90までいきました。
しかし、ヤマト(日本サーバー)のみ上限が100です。
また、レベル上げに関してはメイン職業のみだと、100時間足らずで上限まで達することができるゲームバランスで作られており、1年かければ複数のメイン職業を上限レベルまで上げることも可能です。
12職のメイン職業
エルダー・テイルの世界はメイン職業が存在しており、職業により戦闘スタイルが変わります。
戦闘系職業
守備と攻撃に長けている職業
- 守護戦士(ガーディアン)
- 武士(サムライ)
- 武道家(モンク)
武器攻撃系職業
攻撃に特化した職業
- 暗殺者(アサシン)
- 盗剣士(スワッシュバックラー)
- 吟遊詩人(バード)
回復系職業
回復やサポートを重視した職業
- 施療神官(クレリック)
- 森呪遣い(ドルイド)
- 神祇官(カンナギ)
魔法攻撃系職業
後方で威力の高い魔法攻撃を行う職魚
- 妖術師(ソーサラー)
- 召喚術師(サモナー)
- 付与術師(エンチャンター)
大地人の職業は経済活動が目的
メインプレーヤーとは別で、NPCキャラクターである大地人も存在します。
冒険者との違いは職業が固定されており、街の経済活動を活発化させる役割を果たしています。
そして、メイン職業と違い数えきれないくらいの職業がアップデートの度に追加されており街の活性化に貢献しています。
また、冒険者と比べて戦闘に特化していないこともあり、モンスターに襲われたらひとたまりもありません。
アニメ版の「エルダー・テイル」の展開
アニメの世界としての「エルダー・テイル」は主人公シロエが、大型アップデート「ノウアスフィアの開墾」により強制的にゲームの中にとじこめられたことから始まります。
そんな、「エルダー・テイル」に閉じ込めれた状態を順に説明します。
「エルダー・テイル」はファンタジーの世界を思わせるMMORPGだけど、アニメでは戦闘よりも人間関係や経済に触れた話が多いよ
アニメ版「エルダー・テイル」が面白い?つまらない?を以下にまとめていますので是非参考にしてください。
大型アップデート「ノウアスフィアの開墾」
「エルダー・テイル」という世界で大人気のオンラインゲーム。
新大型アップデートパック「ノウアスフィアの開墾」が導入されたとたん、「エルダー・テイル」の世界に強制的に飛ばされます。
シロエ達は、強制的に飛ばされたことを不思議に思いつつも自分たちの状況を把握します。
ログアウトできない!?
楽しみしていた最新アップデートにより強制的に飛ばされた3万人のプレーヤーは、何が起こったのか調べますが原因が全く分かりません。
そんな中、主人公のシロエは「エルダー・テイル」の世界にあるアキバの街に飛ばされたことを把握します。
そして、シロエはゲームの中でボイスチャットができたり、メニュー画面が開けたりと現実世界でしかできないことがゲームの中で操作可能なことに気づきます。
さらにゲームの中でHPが0になると死亡という扱いになりログアウトできるのではと考えますが、死亡しても神殿に飛ばされてゲーム内で生き返るだけでした。
そこで、シロエはゲームの世界に閉じ込められてログアウトできないと判断します。
エルダー・テイルで繰り広げられる戦いとは?
エルダーテイルでは「大地人vs冒険者」「大地人vs大地人」の戦いが繰り広げられています。
では、各戦いについて、順に説明していきます。
現実世界とゲームの世界のプレーヤーが共存できるかが問われるゲームになっているよね
大地人vs冒険者
大地人は、もともとゲームの中に存在していたキャラクターのことをいいます。
プレーヤーたちがゲームの世界に飛ばされてから出会う大地人は、会話の内容が豊かだったりそれぞれに個性があったりしますが、戦闘能力や身体能力は冒険者に全く及びません。
一方、ゲームの中に飛ばされたプレーヤーのことを冒険者と呼びます。
大地人は、自分たちの世界に突如現われてバトルを繰り広げる冒険者たちを厄介な存在として、両者は敵対する関係にありました。
しかし、「円卓会議」の発足を経て大地人と冒険者はなんとか折り合いをつけてそれぞれの生活をしています。
大地人vs大地人
大地人の争いは政治的なものでした。
「自由都市同盟イースタル」の姫・レイネシアは大地人と冒険者との架け橋となるべく、アキバに拠点を移して仕事をしていました。
そんな彼女のもとに母親から婚約の話がまい込みます。
相手は「ウエストランデ神聖皇国」の当主・トウリ。
しかし、この2国は大地人国家同士であるのにも関わらず、ひどく仲が悪いです。
そのため、互いに戦争を生まないための政略的な婚約と考えられます。
このように、大地人間での政治争いは冒険者たちにも影響を及ぼすようになってます。
冒険者の相関図を以下に纏めていますので是非参考にしてください。
エルダー・テイルに実装されている独特の戦い方
通常MMOの世界ではプレーヤー同士が戦う場合、PK(プレーヤーキラー)と呼ばれるプレーヤー同士の戦いが一般的です。
しかし、「エルダー・テイル」の世界では、MPK(モンスタープレーヤーキラー)という戦い方があります。
ではMPK(モンスタープレーヤーキラー)について順に説明します。
MPK(モンスタープレーヤーキラー)とは?
プレーヤーたちが飛ばされた世界には当然のことながらモンスターがいます。
モンスターは冒険者のことを敵視しており、その敵意のレベルを「ヘイト」と呼びます。
モンスターはヘイトのレベルが高いプレーヤーを攻撃してくるため、プレーヤーはギルドという組織を組んで戦いを挑んでいます。
しかし、円卓会議によって理不尽なPKが禁じられ、プレーヤーの中には目障りな存在に対してモンスターを利用してやっつけてしまおうと考える者が現れます。
自分よりヘイト値の高い相手にモンスターを放ち、いわば奇襲のような作戦に出るのがMPK(モンスタープレーヤーキラー)です。
エルダー・テイルの治安を維持する円卓会議とは?
エルダー・テイルでは「円卓会議」を設立して、治安の維持に努めています。
では「円卓会議」について順に説明します。
治安維持のために作られた
基本的に「エルダー・テイル」の世界では、プレーヤーたちの自由を縛り付けるようなルールは設けていません。
そのため、理不尽なPKを禁じ、大地人への攻撃をしないなどの大枠を取り決める必要があります。
そして、シロエは現実世界への戻り方がわからず絶望するプレーヤーたちを見て、ギルド同士が協力してアキバの街の秩序を保とうと、有力ギルドのギルドマスターを説得して「円卓会議」を作り上げました。
さらに部門を設けて役割を分担
円卓会議は「円卓の十一人」と呼ばれる11人のギルドマスターによって率いられていますが、円卓会議内ではさらに部門が分かれています。
例えば、アキバの街を巡回して治安を維持する「自警団」、異世界の情報を売買できる「情報取扱所」など。
そして、争いの火種となる可能性があったりするものに対しては、「円卓会議」がゲートとなって人々を混乱させないように対応します。
また、「円卓の十一人」それぞれが率いるギルドによって様々な政策を担当しています。
そして、会議中自分のギルドが担当している政策や計画の進捗を報告するのが「円卓会議」の定例となっています。
エルダー・テイルの世界観を揺るがす円卓会議崩壊とは?
エルダー・テイルの治安を揺るがす出来事「円卓崩壊」は、物語の大きな分岐点になります。
では「円卓崩壊」について順に説明します。
円卓崩壊のきっかけは「ホネスティ」の脱退宣言
アキバの秩序を保ってそれなりにうまく運営していた円卓会議が崩壊の危機を迎えます。
それは、「円卓の十一人」の1人である「ホネスティ」のギルドマスター・アインスが円卓会議からの脱退を宣言したからです。
アインス率いる「ホネスティ」は、飛ばされたこのゲームの世界になかなか馴染めないプレーヤーたちが属しているギルドです。
「ホネスティ」を構成するプレーヤーの性質上、この世界で積極的に活動することは、他のギルドに比べて難しいかもしれません。
そんな中、ホ「ホネスティ」担当の政策で結果を出すことができなかったとアインスは会議で報告します。
一方、担当事業がうまくいっているギルドもあるため、甘えなのではという意見も出ています。
しかし、自分の意思とは関係なく異世界に飛ばされ、その世界を愛せないプレーヤーたちにも平等に幸せや豊かさは分配されるべきだと考えるアインスは考えます。
そこで、円卓会議の議題として、儲けているプレーヤーは貧しいプレーヤーに富を配給した方がよいのではと提案します。
しかし、この提案は一蹴され円卓会議では自分の意見は通らないと確信したアインスは組織から抜けることを決めるのでした。
アインスがさらなる波乱を巻き起こす
アインスの反乱はここで終わりではありません。アインスは「アキバ公爵」という爵位を大地人のトップに君臨する斎宮家から授かることに成功しました。
アキバの街は大地人による消費と生産によって経済活動が回っています。
大地人には貧しい流民が多いので、アキバが公爵領となるのは非常に喜ばしいことだったのです。
街の消費と生産を司る大地人から支持を得ているアキバ公爵の役割は、自分たちが想像していた以上に力を持っていることを痛感するシロエたち。
そして、アインスは手に入れたアキバ公爵の名の下に「アキバ統治府」の設立を宣言しました。
「アキバ統治府」の命令には強制力があり、円卓会議に変わる新たな中枢組織の設立します。
円卓崩壊、そのときシロエは?
アキバの秩序回復と安定を目指していわば「ボランティア団体」として活動してきた円卓会議。
ホネスティが抜けて、ギルドマスターであったアインスがアキバを統率しようとする中、シロエはどのように考え行動するのでしょうか。
最初にシロエに働きかけたのは、ほかでもないアインスです。
シロエをアキバ統治府にスカウトし、その分析力を新たな組織でも存分に発揮してくれるよう依頼します。
その際、ログ・ホライズンへの待遇は手厚いものにするとの提案も受け、円卓会議に限界を感じていたシロエは決して悪くはない話だと真摯にアインスの話を聞いていました。
一方、大地人のレイネシアは円卓会議の復活を強く願う、とシロエに懇願します。
加えて斎宮家の当主・トウリはアキバではなくキョウの街でシロエに活躍しないかと口説きます。
考えた末、シロエの決断は選挙を実施してその結果に身を任せるというもの。
「腹黒メガネ」の異名を持つシロエならではの駆け引きが始まりました。
まとめ
今回は「ログ・ホライズン」で重要なポイントになる「エルダー・テイル」の仕組みと「円卓会議」について解説しました。
「ログ・ホライズン」を知るうえで把握しておきたいポイントは以下3つになります。
- 強制的に閉じ込められた「エルダーテイルの世界」
- ゲームの仲の住民大地人との関り
- 秩序を維持するために作られた「円卓会議」の存在
「ログ・ホライズン」は単なるアニメ作品ではなく、政治や経済などの現実世界ともリンクしている問題を抱えながら話が進んでいきます。
そのため、子どもだけでなく大人もハマるアニメになって成長していったのだと考えられます。
また、魅力的なキャラクターも多数登場しているので、それぞれの個性に注目しながら楽しんでみるのもいいかもしれません。
もしこんなことも情報として必要だよというコメントがありましたら是非コメント下さい。
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