『聖女の魔力は万能です』における一番のヘイトキャラは第一王子のカイルで間違いないのではないでしょうか…?
なんと、カイル第一王子は作者も認める程のヘイトキャラであり、聖女らしすぎる性格の良いセイが唯一苦手意識を持っているキャラとなっています。
今回は、どうしてカイル第一王子がヘイトキャラになってしまっているのかの理由と、カイル第一王子に一番振り回されているアイラの想いについて紹介・考察していきます!

他のキャラがみんな性格良すぎるから、
第一王子がよけいひどく感じるよね!
第一王子のカイル殿下とは?

出典:Twitter
カイルは、スランタニア王国の第一王子であるため、現陛下の実の息子にあたります。
一見登場回数が多そうな役職に思えますが、カイル第一王子は1巻~5巻の間では1巻までしか登場しません。
また、基本的にセイを中心に物語は進行するため、唯一登場するライトノベル1巻の中でも、登場回数はそれほど多くはありません。
しかし、読者をイラつかせる一番のヘイトキャラは、間違いなくカイル第一王子と言えるでしょう。
その理由は、セイが一番最初に認識した異世界人がカイル第一王子であるため印象が強く残っていることと、異世界人の中で唯一セイから「常識外れ」と思われているキャラだからです。
その理由は、ある問題の行動から来ています…!
カイル第一王子の国での立場
カイル第一王子自身、あまり国からの評価もよくないようです。
スランタニア王国では、カイル第一王子を皇太子とすることが多いようで、将来カイル第一王子が国王となることが順当な流れとされているようですが、レイン第二王子が優秀すぎるために、第二王子が王位をつぐべきでは?と噂されているようで、かなり厳しい立場にあります。
ただし、現状ではカイル第一王子が王位をつぐ流れになっているので、カイル第一王子の周囲にはいつも数人の側近がおり、今後王国をけん引していくであろう同級生たちに囲まれながら、アカデミーに通っています。
現在は最終学年ということで、公務も行っているようです。
その公務の一環として、『聖女の魔力は万能です』の主人公であるセイとアイラを召喚した「聖女召喚の儀」の責任者を務めていたようで、召喚されたアイラの後見人を務めています。
また、カイル第一王子にはエリザベス・アシュレイという婚約者がおり、カイル殿下と同じく王立学園に通っていますが、あまり仲が良くないようです。
今回はそんな国からもセイからも評判が悪いカイル第一王子の紹介と、カイル第一王子のヘイトを集めさせる行動を3つご紹介いたします。

王子様なんだけど、なんというか…一番頼りないよね。
カイル第一王子とアイラ以外の、他キャラクターの紹介や関係性について相関図付きで別途説明をしている記事があります。
そちらも合わせてごらんになってください♪

『聖女の魔力は万能です』に登場するカイルの馬鹿すぎる行動
カイルは、第一王子でありながらも馬鹿すぎる行動を頻繁に起こしてしまいます。
ここでは、そんなカイル第一王子の馬鹿すぎる行動を、3つ紹介していきます。
ヘイト行動①召喚した聖女は1人だと思うこみ、セイを忘れる!?

出典:Twitter
カイル第一王子は、聖女召喚の儀の責任者をしています。
しかし、儀を実際に行ったのは王宮魔導師団らであるため、聖女召喚の儀が終わった後に入室しています。
聖女が2人召喚されるという前例がないため、カイルは目の前にいたアイラのみを連れて行ってしまいました…。
なんと、その場に居たセイに気づくことなく立ち去ってしまうという大失態をおかします。
しかも、声のかけ方が「あなたが聖女か?」といきなり召喚されて意味も分かっていないアイラはさぞ不安だったでしょう。
また、召喚されたアイラが元の世界に帰れないと聞いて悲しさのあまり泣いてしまいますが、その時のカイルの反応は「なぜ、泣いているのだ?」と困惑するばかりでした。
人の心がわからないにも程があるように思えますね…。
その後、文官に聖女召喚の儀で召喚されたもう一人のことを話されたはずですが、そのことについてカイルは知らなかった様子です。
一見すると文官の怠慢にようにも思えますが、もし文官が話していたにも関わらず心ここにあらずの状態で聞き逃していたとしたら、もはや「聖女召喚の儀」の責任者として失格だと思います。
責任感が足りなさすぎます…。
第一王子として、国を揺るがす大切な魔物の消滅の役目を持つ「聖女」に対し、興味がなさすぎるとも言えるでしょう。
ちなみに、セイが聖女だと判明した後にカイルからの謝罪はありませんでした。

セイを見逃すのは百歩譲ってケアレスミスだったとしても、
報告を聞き逃したあげく、セイに謝罪をしない点が悪すぎるね…。
また、セイが西の森の瘴気の沼を浄化した際に、セイが聖女であることを周囲が認識し始めていました。
セイの存在が噂されていた段階であったも、カイル第一王子は聖女召喚の儀で召喚されたのは2人いることに気が付いておらず、第一王子である立場を考えずにセイを偽物と断じます。
「騎士団の功績を聖女のものとして、表向きは聖女が同行したように見せたんだろう」と、人が行きかう場所で聖女であるセイのプロパガンダを流すマネをしたのです。
召喚しておいて放置し、さらに偽物扱いをするなんて…セイの目線から見ればかなり理不尽な存在ですね…。
コメント