『戦隊大失格』は『五等分の花嫁』で人気の春場ねぎ先生が描く大人気漫画で、2024年から週刊少年マガジンで大人気連載中です。
テレビアニメ化も果たしており、2024年4月から6月にかけてアニメ1期が放送および配信された上、アニメ2期の制作も発表されました。
本記事では『戦隊大失格』原作コミック全巻のネタバレ記事を作成しました。
原作やアニメ1期を既に視聴済みのファン達は復習として、これから本作品に触れようと考えている人達には予習として役立てていただけると幸いです。
本作品の人物相関図は「戦隊大失格の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説【ネタバレ注意】」の記事をご覧ください。
目次
- 1 【1巻のネタバレ】戦闘員Dが大戦隊(ドラゴンキーパー)へ反旗を翻す
- 2 【2巻のネタバレ】戦闘員Dが”パイロンの巣”に潜入 | 桜間日々輝の姉(世々良)や過去
- 3 【3巻のネタバレ】最終試験開始 | 怪人幹部がパイロンの巣に侵入
- 4 【4巻のネタバレ】日々輝(戦闘員D)と獅音海の決別(?) | ペルトロラの猛攻
- 5 【5巻のネタバレ】最終日は大乱戦 | ブルーキーパーとペルトロラとの死闘も始まる
- 6 【6巻のネタバレ】ペルトロラとの激戦 | ブルー(青嶋庄吾)の壮絶な過去とは
- 7 【7巻のネタバレ】ウロボロスへの潜入任務 | 翡翠がかつての部下と再会
- 8 【8巻のネタバレ】翡翠かのんの過去や出生 | 千歳がグリーンキーパーに変身
- 9 【9巻のネタバレ】グリーンキーパー(千歳)暗殺作戦 | 怪人保護協会も動き始める
- 10 【10巻のネタバレ】大戦隊も混沌化 | 怪人保護協会の計画も始動
- 11 【11巻のネタバレ】戦保怪戦が開幕 | 大怪人デスメシアも参戦
- 12 【12巻のネタバレ】錫切夢子の正体 | 大戦隊とデスメシア(薬師)の決戦
- 13 【13巻のネタバレ】大戦隊がデスメシアに敗北? | 薄久保薬師の過去や天使の正体
- 14 【14巻のネタバレ】戦保怪戦が終結 | レッド(赤刎創星)の意外な正体や「新戦隊」とは
- 15 【15巻のネタバレ】戦闘員Dが戦線復帰 | 新戦隊ジェネラルナイトも出撃
- 16 『戦隊大失格』16巻や17巻の発売日はいつ?
- 17 『戦隊大失格』最終話や結末を予想
- 18 まとめ
【1巻のネタバレ】戦闘員Dが大戦隊(ドラゴンキーパー)へ反旗を翻す
大戦隊(竜神戦隊ドラゴンキーパー)と悪の怪人軍団が13年間にもわたり続けてきた死闘(日曜決戦)は“やらせの茶番劇”に過ぎませんでした。
主人公(戦闘員D)が所属する怪人軍団は大戦隊に屈服しながら「民衆の前で敗北を演じさせられ続けていること」が真実ですが、そんな奴隷のような日々から脱出して“大戦隊への反旗および壊滅“を決意した戦闘員Dが大戦隊への潜入を開始します。
戦闘員Dが錫切夢子や桜間日々輝と”協力関係”を結ばされる
戦闘員Dはイエロー部隊の錫切夢子と無色部隊の桜間日々輝からの勧誘を受けたことにより“青年D”という人間の姿に変化しながら大戦隊への入隊試験を受けます。
その後は”桜間日々輝の姿”に変わった状態で夢子と共にレッド部隊のアジトとなる“レッド駐屯地”へ訪れます。
そこで日々輝と同じ児童施設で育った朱鷺田隼から絡まれる中、自分たちを最も見下してきたレッドキーパー(赤刎創星)も素顔(変身していない状態)で現れました。
その瞬間にレッド(赤刎創星)を倒したい衝動に駆られる日々輝(戦闘員D)でしたが、その場は攻撃できずに終わるまま退出します。
再び夢子と2人きりになった途端、彼女の素早いナイフ捌きで何度も首を刎ねられながら「手を組もう」と提案されます。
始めは頑なに拒否する戦闘員Dですが、その度に首を刎ねられては”再生”することの繰り返し…
しかも、その後に日々輝から「合格」の結果を言い渡された戦闘員Dですが、実はこの2人も“大戦隊に反旗を翻す”という目的をもっていました。
夢子の目的は「大戦隊を全滅させること」
日々輝の目的は「大戦隊の不正を正すこと」
この2人の目的も完全でないものの戦闘員Dと共通しており、この場で正式な協力関係が結ばれました。
(夢子の方はナイフ攻撃により強引に結ばれましたが…)
潜入したレッド駐屯地で朱鷺田隼と対決
“大戦隊の壊滅”という共通の目的の上で協力関係を結んだ(結ばされた)戦闘員Dと錫切夢子ですが、今の彼らの強さでまともに大戦隊と戦っても勝ち目はありません。
そこで夢子から受けた最初の指示は「神具を奪うこと」であり、戦闘員Dは”レッド(赤刎創星)の姿”に変化した状態でレッド駐屯地へ潜入します。
駐屯地にいる隊員たちが戦闘員Dを”自分たちのリーダー(赤刎創星)と疑わないまま、目的地である武器庫への潜入までは難なく果たしたのも空しく、正2位の地位にいる朱鷺田隼にはバレていた上、背後から受けた不意打ちで首を吹き飛ばされたため「顔だけ戦闘員Dの状態」に戻されてしまいます。
しかし、そのまま倒される戦闘員Dではなく、持参していたダイナマイトで脅しながら武器庫にあったゴルフクラブでの渾身の一撃を喰らわせることで朱鷺田隼を倒すことに成功します。
レッドキーパー(赤刎創星)に敗北しながらも神具の奪取に成功
朱鷺田隼を倒して安心できたのも束の間…
その直後には本物のレッドキーパー(赤刎創星)が青年D(戦闘員D)の前に立ちはだかります。
朱鷺田隼とは桁違いな強さを誇るレッドキーパー(赤刎創星)に全く歯が立たない戦闘員Dはレッド(赤刎創星)から「奪った神具の返却」を命じられます。
そこで戦闘員Dは自身の能力である「構成」と「再生」の能力を駆使した上で、切断された自分の片腕を“神具の見た目”に変えて置いた後に逃亡しました。
このような騙し作戦が功を奏し、レッド(赤刎創星)を欺きながら神具を奪い持ち帰ることに成功しました。
戦闘員D の年齢や出生、死亡しても復活(再生)できる能力については『【戦隊大失格】主人公(戦闘員D)の年齢や出生 | 強さと能力・死亡しても復活できる理由』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
【2巻のネタバレ】戦闘員Dが”パイロンの巣”に潜入 | 桜間日々輝の姉(世々良)や過去
前巻でレッド(赤刎創星)に倒されながらも生き延びていた戦闘員Dですが、神具を持ち去った容疑をかけられ指名手配されます。
そんな状況の中で桜間日々輝と入れ替わり”パイロンの巣”への潜入を果たしますが、そこで多くの出会いと再会(?)を果たします。
自身の不始末や部下への接し方でレッド(赤刎創星)の醜い本性が明らかに
大戦隊の隊長(正1位)たち5人揃っての会議(大直会)でレッド(赤刎創星)が戦闘員から「自分の神具を奪われたこと」を軽いノリで宣言することで仲間たちや同席する部下たちを驚かせます。
そのような不始末を真っ先に指摘してきたのがレッド(赤刎創星)の忠実な部下として働いてきた緋村仁であり、緋村から「レッドの座を辞任すべきだ」と厳しく追求されました。
しかし、血の気の多い性格のレッド(赤刎創星)が自身の強さを濫用しながら緋村を容赦なく痛めつけ、再起不能の状態になるまで叩きのめします。
さらに大直会の後には、怪人軍団の本部である浮遊城に訪れたレッド(赤刎創星)とブルー(青嶋庄吾)が複数もの戦闘員たちに対して「裏切り者がいる」という言い方で容疑をかけてきました。
レッドキーパー(赤刎創星)の強さや正体、死亡後の復活などについては『【戦隊大失格】レッドキーパー(赤刎創星)の声優 | 強さと能力・死亡後も復活した理由とは』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
碧流亜乱の神具レプリカに戦闘員Dが大苦戦?
前巻ラストでレッド(赤刎創星)に敗北しながらも何とか生き延びていた戦闘員Dですが、腹部の傷などが深く動くだけでも辛い状態です。
それでも自分が落とされた森林地帯からの脱出をはかる戦闘員Dの前に桜間日々輝が立ち塞がります。
桜間から行く手を阻まれますが、その後に現れたブルー部隊の碧流亜乱に対しては嘘を言う形で匿ってくれました。
しかし、そのような厚意を素直に受け取れない戦闘員Dの方から堂々と姿を現しながら碧流亜乱とのバトルを開始します。
碧流亜乱が使う鎌の形状を模した神具レプリカ「闇御津羽神(くらみつは)」と粘性の高い溶解液を用いる戦法で猛攻撃を仕掛ける亜乱から神具を奪い去る戦闘員Dですが…
神具レプリカを握った途端に戦闘員Dの両手が溶解液で溶かされて持てきれなくなり、すぐ奪い返されてしまいます。
そのため、可愛い少女や中年おじさんなどの容姿に変身しておだてながら逃げ続ける戦闘員Dですが、神具を振り回しながら執拗に追い続けてくる碧流亜乱から逃げ切れません。
桜間日々輝が姉(世々良)との過去を振り返りながら戦闘員Dと入れ替わる
逃げ続ける中でも強烈な拳の一撃で碧流亜乱を吹き飛ばしたことで、ひとまず隠れることが出来た戦闘員Dですが、見つかるのは時間の問題です。
そんな状況の中で再び現れた桜間日々輝が姉(桜間世々良)や両親との関係による“自身の過去”を振り返ります。
日々輝は美人な姉と両親の4人暮らしでごく一般的な家庭で育ってきたものの、怪人幹部であるペルトロラにより起きた”宗教施設襲撃”により家族を奪われます。
両親が死亡した上、一命を取り留めた姉(世々良)も事件中に崩れた瓦礫の下敷きになったことで両足に重傷を負い、以降は”車椅子生活”となっていました。
姉が病院でのリハビリ生活に入る中、日々輝も朱鷺田隼と同じ孤児院で引き取られますが「大切な人を守る」という決意は崩れておらず、自分の片腕まで切断しながら戦闘員Dと入れ替わる形で助けてくれました。
そして”桜間日々輝”の姿に変わった戦闘員Dが追ってきた碧流亜乱を倒し、撃退することに成功します。
桜間日々輝の姉や過去、目的などについては『【戦隊大失格】桜間日々輝(ひびき)こそ本当の主人公? | 姉や目的・両親との死別』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
“パイロンの巣”で新たな出会いと再会?
桜間日々輝と入れ替わった戦闘員Dは彼の姿のまま街中を彷徨い歩く中、同じ無色部隊の来栖大和に連れてこられた“パイロンの巣”で過ごし始めます。
パイロンの巣は大戦隊の者たちが居住する施設ですが、来栖や日々輝のような”無色部隊の隊員たち”は最終試験に合格して5色の部隊に選ばれなければ標的である大戦隊のリーダーたちに会うことも出来ません。
無色部隊にも多くの隊員がおり、女性隊員の薄久保天使(えんじぇる)や明林恋蓮とはうち解ける一方、男性隊員の獅音海や浦部永玄からは因縁をつけられてしまい、あまり良い関係性を築けません。
そのような中で始まった”日曜決戦の仮想戦”も何とか乗り切りますが、地上や大戦隊での生活は戦闘員Dの想像以上に大変なものでした。
1日の生活や訓練だけで疲労困憊となる日々輝(戦闘員D)に姉(桜間世々良)が会いに来た上、日々輝が自室の奥に密かに匿っていた戦闘員XX(エクスズ)とも遭遇してしまいます。
【3巻のネタバレ】最終試験開始 | 怪人幹部がパイロンの巣に侵入
姉(桜間世々良)や戦闘員XXとのやり取りも経て最終試験に臨む日々輝ですが、自分とコンビを組まされた獅音海とのコンビネーションが絶望的過ぎて、早くも前途多難な状況です。
さらに大戦隊に気づかれないまま怪人幹部のペルトロラもパイロンの巣に侵入したことで、予想外な事態へと進み始めてしまいます。
姉(桜間世々良)や戦闘員XXとの関係で更に悩まされる
パイロンの巣での1日目を何とか乗り越えた戦闘員Dですが、自身がなり代わっている”桜間日々輝”の姉(世々良)が会いにきます。
日々輝の姉・世々良も大戦隊に所属している上に「現役のピンクキーパー」です。
しかし弟(日々輝)が大戦隊に入ること自体を強く反対され続けており、この時の面会では怖い表情に変わりながら果物ナイフの切先まで向けられながら警告されます。
それでも戦闘員Dも屈せず、絶対に合格して5色の部隊に入ることを宣言することで言い返します。
姉(世々良)が帰っていった後も自室のクローゼット内に隠れ続けている戦闘員XXとの情報交換や自身の事情の説明などを続けますが、始めは「怪人失格」などと否定されながら攻撃までされる始末です。
それでも最終試験の前日に「自分たち戦闘員が味合わされた屈辱の十余年間」という共通点により、ひとまず和解できた上で日々輝(戦闘員D)は同じ候補生たちと共に最終試験に挑みます。
ピンクキーパー(桜間世々良)の強さや過去、死亡後の復活などについては『【戦隊大失格】ピンクキーパー(桜間世々良)の弟は日々輝 | 強さと能力・死亡後の復活について』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
最終試験で立ちはだかる錫切夢子や朱鷺田隼に苦戦
最終試験では各色ごとの”5組”に分けられ、それぞれの組が2人コンビを組まされる形で挑みます。
日曜決戦を想定して”1日30分”という制限時間があり(期限は3日間)、5人の怪人役(正2位などの隊員たち)がもつ鍵を奪った上で脱出できた者が合格となります。
日々輝(戦闘員D)は”レッド組”となりましたが、気まずい関係性が続く獅音海とのコンビを組まされてしまいます。
本番の試験でも「自分だけで充分」と言い張る獅音は戦闘員Dのことを相変わらず邪魔者扱いしながら協力しようとする様子も見せません。
しかし、最終試験の開始と同時に早くも苦戦を強いられます。
イエロー組(来栖と雪野)によるトラック操作の不意打ちでも錫切夢子を仕留められなかった上、戦闘員Dと獅音海の前にレッド部隊の朱鷺田隼が立ち塞がります。
いつもと変わらず、1人で攻撃を開始する獅音ですが…
無色部隊の中では一・二を争う程の強さを誇るはずの獅音ですら、朱鷺田隼の攻撃2発だけで倒されてしまいます。
その後も起き上がり、反撃を開始しても獅音の攻撃は朱鷺田隼には全く当たらず、逆に更なる攻撃を受け続けたことで更なるダメージを受ける始末でした。
日々輝(戦闘員D)が自身の能力で試験を乗り切る
(戦隊大失格 第3巻 春場ねぎ/講談社)錫切夢子や朱鷺田隼に全く敵わぬ上、グリーン組(天使と石川)を追い詰める翡翠かのんまで加わり、戦況がさらに悪化してしまいます。
それでも日々輝(戦闘員D)は天使に前もって描いてもらっていた怪人役を務める隊員たちの似顔絵を利用し、自身のもつ「構成」能力で翡翠や朱鷺田の姿に何度も変わりながら彼女たちを惑わせます。
その結果、見事に形成逆転を果たし、戦闘員Dや獅音の攻撃を朱鷺田にあてることができました。
そんな状況の中で終了のベルが鳴ったため、1日目の試験は鍵を奪えずに終わります。
それでも獅音の方から日々輝(戦闘員D)に話しかけ、自身の過去(兄との死別)について話した上で“自分たちの協力関係”についての議論を始めてきました。
怪人幹部ペルトロラがパイロン巣に侵入
明日の2日目に備えての議論が日々輝(戦闘員D)と獅音による始まる中、戦闘員XXにも大きな異変が起こり始めていました。
勝手に日々輝の自室から出て戻った後、すぐにいつものクローゼット内に隠れる戦闘員XXですが、メガネをかけた男性隊員に見つけられた上、強烈な平手うちをされます。
しかし、この男性隊員の正体は「怪人幹部ペルトロラ」が化けていただけに過ぎず、すぐに戦闘員XXの前で自身の姿を現します。
パイロンの巣に侵入したペルトロラを前にして、心の中で戦闘員Dに対して「逃げろ!」と叫びますが…
実際に声に出せない上、離れた場所にいる戦闘員Dに対して、XXの声など届くはずもありません…。
【4巻のネタバレ】日々輝(戦闘員D)と獅音海の決別(?) | ペルトロラの猛攻
1日目の戦闘でやっと獅音との協力関係を築けると思えたのも束の間…
2日目になると、獅音海は浦部永玄や雪野アンジェリカたち4人と組むことを宣言しながら日々輝(戦闘員D)とのコンビ関係を解消してきます。
突然の裏切りに怒りながら獅音へ一太刀浴びせながら1人きりで去る日々輝(戦闘員D)ですが、その直後に翡翠かのんに狙われて追われ続ける窮地を迎えます。
日々輝(戦闘員D)が薄久保天使たちと協力関係を結ぶ
翡翠かのんから逃げる日々輝(戦闘員D)を助けてくれたのは同じ候補生として受験中の天使であり、2人は協力関係を結びます。
さらに、その後も来栖や一度は怪人役の隊員に倒された小熊蘭丸とも協力関係を結ぶことに成功しました。
しかし、獅音海たちに先を越された戦闘員Dたちはこのままでは合格できずに最終試験を終えることとなります。
戦闘員Dたちが合格するためには、獅音海たちよりも先に“5つ目の鍵”を入手する必要がありますが…
その5つ目の鍵はイエロー部隊の錫切夢子が持っており、彼女から鍵を奪うこと自体が今の戦闘員Dたちの強さでは高難度でもあります。
候補生たち数人で錫切夢子に挑むが…?
日々輝(戦闘員D)たち候補生による作戦も始まり、天使や来栖との3人で錫切夢子を取り囲むまでは順調に進みました。
しかし、取り囲む中でドラゴンガジェットを発射した途端、彼らの砲撃を錫切夢子が展開したバリアにより完全に防がれてしまいます。
そのバリアは小熊蘭丸が錫切夢子の頭上へ仕掛けた不意打ちまでも防がれたのです。
自分たちの作戦が完全に失敗に終わったため、日々輝(戦闘員D)たちがヤケになりながら体術での戦闘に切り替えても彼らの攻撃が夢子にあたるはずもなく、返り討ちに遭います。
それでも攻撃を仕掛けながら来栖と会話する日々輝(戦闘員D)の「錫切夢子が憧れるヒーロー像」に対して「悪人でもなれる」という言い方を気に入られたことで「夢子の方から鍵を手渡される」という意外な展開で“黄色の鍵”を入手しました。
候補生たち同士による”鍵の奪い合い”が始まる
夢子から手渡される形で”黄色の鍵”を入手できた日々輝(戦闘員D)たちですが、その直後に接近してきた浦部永玄と雪野アンジェリカに奪われてしまいます。
さらにの奪われた直後に2日目終了のベルが鳴り、これで日々輝(戦闘員D)たちの敗北(不合格)が確定したと思い込みながら油断した2人から奪い返しますが、実はここまでの時点でも2日目の最終試験はまだ終わっていませんでした。
浦部たちが奪った後に鳴った終了ベルは機械いじりを得意とする「小熊蘭丸が仕掛けていたフェイク」に過ぎません。
そのため、日々輝(戦闘員D)たちが浦部から奪い返した鍵も有効というわけです。
その後に皆で走って逃げる中、日々輝(戦闘員D)は来栖から頼まれたことで彼に黄色の鍵を託しますが、石川の発射したビームが来栖の手をかすめたことで鍵を手放してしまいます。
その隙を突いた明林恋蓮から再び奪われそうになった瞬間…
今度は“本当の終了ベル”が鳴り響いたため、間一髪で鍵を守り抜くことに成功しました。
小熊蘭丸と藍染小町が怪人幹部ペルトロラに倒される
日々輝(戦闘員D)たち候補生が2日目の最終試験も終えた中でも、パイロンの巣に潜入していたペルトロラの本格的な猛攻が始まります。
本当の姿を現しながら隊員たちを殺害していく様子を目撃したブルー部隊の藍染小町(従1位代理)が自身のもつ神具レプリカ「海坊主」で果敢に迎撃しますが、大きすぎる力の差に敵わず、一方的に重傷を負わされます。
しかも、その現場にタイミング悪くはち合わせた蘭丸も藍染の加勢に入りますが、候補生1人きりで何とかなる相手や状況ではありません。
それでも蘭丸は己の身を犠牲にしてまでも藍染を背後にあるエレベーターに乗せて地下へ移動させたことにより守り抜きました。
しかし、エレベーターに乗らずペルトロラからの攻撃を喰らい続けた蘭丸の方は藍染以上の重傷を負わされながら倒されます。
それでも一命は取り留めたことで医療室にて療養しますが…
翌日の最終試験になると、何も変わらぬ様子で候補生たちの前に現れます。
実はこの時に現れた蘭丸はペルトロラと同行させられていた「戦闘員XXがなり変わった状態の姿」に過ぎませんでした。
最終日に日々輝(戦闘員D)と獅音海の戦闘が始まる
床や壁などにつけられた大きな傷などでペルトロラの潜入や襲撃を怪人役の隊員たちも気づきますが、最終日の最終試験が中止になることなく実行されます。
そのような混沌化した状態の中で開始された最終日ではこれまでと違い、同じ色の組でも敵対関係となってしまった候補生同士による対決となりました。
「ピンク組の明林VS七宝」「ブルー組の浦部VS蘭丸」「イエロー組の雪野VS来栖」「グリーン組の石川VS天使」そして…
一度は和解できそうになりながらも結局は決別してしまっていた「レッド組の日々輝(戦闘員D) VS獅音海」における因縁の対決が幕を開けます。
始めは全開に発したバーストフォルムで獅音を一方的に追い詰めた日々輝(戦闘員D) の優勢にみえましたが…
獅音も自身の辛い過去が脳裏に蘇りながら怒りの感情で立ち上がりながら、日々輝(戦闘員D) にも負けない大きさのバーストフォルムを展開して、反撃態勢に入ります。
実は獅音も戦闘員Dと同じく「レッド(赤刎創星)に蹂躙された」という辛い過去の持ち主である上、彼が入隊してきた理由も「大戦隊への復讐」であり、思わぬところで戦闘員Dや錫切夢子との共通点がありました。
【5巻のネタバレ】最終日は大乱戦 | ブルーキーパーとペルトロラとの死闘も始まる
最終日では同じ組で敵対関係となった候補生たちの”1対1″によるバトルが展開されますが、小熊蘭丸の姿に変化した「戦闘員XXやブルー(青嶋庄吾)の介入」により、大乱戦な戦況へと変わります。
さらに、ペルトロラまで乱入してきたことで「候補生や隊員たちVS怪人幹部」という死闘へと転じていきます。
日々輝(戦闘員D)と獅音のバトルに小熊蘭丸(戦闘員XX)が乱入
同じ組同士でありながらも敵対関係となってしまった候補生たちによる騙し合いも含めた激闘が始まる中、日々輝(戦闘員D)と獅音海の対決もますます激化していました。
しかし、そんな2人の戦いに“小熊蘭丸の姿に変化した戦闘員XX”が乱入し、獅音への猛攻撃を仕掛け始めます。
同じ頃、前巻で本物の蘭丸のおかげで一命を取り留めながらも重傷で身動きすら取れずに倒れている藍染小町も自分の上官であるブルーキーパー(青嶋庄吾)に見つけられた形で救出されていました。
日々輝(戦闘員D)と戦闘員XXがブルー(青嶋庄吾)に敗北?
蘭丸の姿に変化した戦闘員XXの猛攻に押され続ける獅音…
そのような戦況が続いた末、戦闘員XXが彼にトドメを刺そうとした瞬間、先まで藍染を救出していたブルーキーパー(青嶋庄吾)が現れます。
ブルー(青嶋庄吾)は現れたと同時に“戦闘員XXへの容赦なき猛攻”を始め、戦闘員XXの方も防御態勢に入りますが、ブルー(青嶋庄吾)の絶大な強さや攻撃を喰らいながら重傷を負わされる形で倒されました。
ブルー(青嶋庄吾)に全く敵わないことを悟った戦闘員XXが逃亡に演じるのも空しく、大型トラックの荷台の中に隠れても速攻で追いつかれると同時に見つけられてしまいます。
そして間髪入れずにトドメを刺されそうになる戦闘員XXを守りにきた日々輝(戦闘員D)がブルー(青嶋庄吾)の前に立ち塞がります。
しかし、ドラゴンガジェットを全開にさせても、日々輝(戦闘員D)の攻撃はブルー(青嶋庄吾)が展開したバリア(前巻で夢子が展開したものと同じ)により完全に防がれてしまいます。
その後も七宝司も割って入り日々輝(戦闘員D)たちに加勢してくれるものの、自分たちが束になっても敵わないことを悟った戦闘員XXから“降伏宣言”をした上で日々輝(戦闘員D)とブルー(青嶋庄吾)、七宝司を連れてペルトロラの居場所へと案内し始めます。
日々輝(戦闘員D)たち候補生がペルトロラと対面
戦闘員XXの案内で辿り着いた先は“合格者の扉”の先であり、ブルー(青嶋庄吾)が扉を蹴り破って入ると、4人は「巨大な大木の姿」に変化しているペルトロラと対面します。
自身の力が至らぬことをお詫びする戦闘員XXですが、彼女は謝罪と同時に「大戦隊の抹殺」をペルトロラの手で果たすように懇願するものの、彼よりも先に攻撃を仕掛けたブルー(青嶋庄吾)の神具「青竜レヴィアタン」が突き刺さります。
神具の絶大な威力の攻撃で大木が大破したものの、その大木から真の姿で出てきたペルトロラが“大勢の分身たち”と共に反撃を開始します。
怪人幹部の地位は伊達でなく、戦闘員DやXXでは防ぎきれなかったブルー(青嶋庄吾)の神具での攻撃との撃ち合いに勝った上、神具ごとブルー(青嶋庄吾)を吹き飛ばしました。
しかし、これで勝負がついたわけでなく、ブルー(青嶋庄吾)も神具で一時的に操った日々輝(戦闘員D)の手でペルトロラを刺させることでダメージを負わせます。
さらにブルー(青嶋庄吾)がすぐに姿を現した時点で、大勢いたペルトロラの分身の人数も半分程に減らされていました。
ペルトロラの分身たちに隊員と候補生たちが迎え撃つ
ブルー(青嶋庄吾)1人だけの手で半分ほどの分身を倒されたペルトロラは撤退したかのように日々輝(戦闘員D)たちの前から消え去りますが、その直後には彼らと別行動を取っていた獅音海たちとはち合わせます。
さらに怪人役を務めてきた夢子たちも一斉に到着したことにより、4人の隊員と複数人もの候補生たちもペルトロラへの攻撃を仕掛けます。
いくらペルトロラが幹部であり強大な強さの持ち主とはいえ、隊員も含めての大人数相手には分が悪く、残っていた分身も次々と彼らの攻撃で倒されていきます。
同じ頃、扉の中に立ち止まったままの戦闘員XXが戦闘員Dに対して「これから何のために戦えばいいんだ?」と問いかけていました…。
【6巻のネタバレ】ペルトロラとの激戦 | ブルー(青嶋庄吾)の壮絶な過去とは
戦闘員XXが戦う意味を見失う中、戦闘員Dもまた「自身の目的(世界征服)を果たした後の世界」を日々輝から諭されます。
その結果、自分の上官である幹部(ペルトロラ)と“理想が違っていること”を悟った上でペルトロラを敵視した上で候補生たちと共に戦います。
一方、ペルトロラの分身との戦闘にピンクキーパー(桜間世々良)も入ってきた上「ブルーキーパー(青嶋庄吾)の壮絶な過去」も明かされます。
候補生たちが善戦するも思いがけぬ形成逆転に…
夢子から密かに渡されていたドラゴンガジェットを使い、ペルトロラに対しても果敢に挑む候補生たち…
バーストフォルムを全開にしながら斬りかかり一時的には追い詰めたように見えたのも空しく、思いがけぬ形成逆転が起きてしまいます。
ペルトロラの分身が雪野の真上から放った攻撃を彼女を庇って喰らった石川が倒されます。
さらに、石川から助けられた雪野もペルトロラの刃に捕らわれ、身動きすら取れない状況に陥ります。
しかし雪野が自分の足元に落ちているガジェットに気づき、それを自身の足で蹴り上げて飛ばした上、自分の手で持ちながらそのまま背後にいるペルトロラの顔面を刺したことで撃退に成功しました。
その後も天使や浦部、獅音の健闘で残った分身体を次々と倒し続けます。
ピンクキーパー(世々良)と隊員たちもペルトロラの分身を殲滅
夢子たち4人の隊員も候補生たちとは離れた場所でペルトロラとの激戦に奮闘していました。
特に夢子の使うリモコン型の神具レプリカ「月読命」による“早送り”や”一時停止”が翡翠や朱鷺田隼の攻撃補助に大いに役立った末、撫子益荒男の強烈な一撃で見事に殲滅します。
さらに隊員や候補生たちから逃げ切っていた分身の前にも、途中から駆けつけてきていたピンクキーパー(世々良)が現れると同時に、自身の神具「桃竜ナーガ」を駆使することでペルトロラを宇宙の果てまで飛ばします。
しかし、ここでも涙を流しながら”弟(日々輝)の無事”を祈りながら涙を流すという見事なブラコンぶりを見せていました。
錫切夢子 の正体や本名、能力や本当の目的などについては『【戦隊大失格】錫切夢子の正体と本名 | 過去や目的・強さと能力・死亡する可能性について』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
ブルー(青嶋庄吾)の壮絶な過去が明かされる
候補生たちもペルトロラの分身を撃退することに成功したものの、雪野を守った“石川の死亡”という大きな代償もありました。
さらにペルトロラの分身も実際にはまだ2人残っていた上、その前には戦闘や神具の使い過ぎで疲労したブルー(青嶋庄吾)もいます。
そんな中で「ブルー(青嶋庄吾)がまだ18歳だった頃の過去」が脳裏に蘇ります。
当時の青嶋はまだ大戦隊に入る前であり、複数人もの部下たちを従えながら“大規模な強盗や窃盗”で生計を立てていました。
そのような生活を続ける中で青嶋庄吾の前にレッドキーパー(赤刎創星)が立ち塞がる上、まだ大戦隊ではない頃の青嶋庄吾が敵うべくもなく、一発の蹴りだけで倒されてしまいます。
しかし、青嶋庄吾が強盗などを働いていたのは自分たちの生活や私利私欲のためだけではありません。
父親かつ当時のブルーキーパー(青嶋理久人)が運営する孤児院や、そこで暮らしている子供たち(日々輝や朱鷺田隼)の生活を支えるためでもありました。
ただ、そのような生活も長くは続かず部下たちより遅れる形で警察に捕まった上、何とか脱出して逃亡する中ではち合った“怪人幹部アンデレガ“から受けた攻撃で重傷を負わされます。
(現在の口元を始めとした顔面の傷はアンデレガに負わされたものです)
そんな青嶋庄吾に声をかけてくれたのが彼を倒していたレッド(赤刎創星)であり、思いがけぬ形でのスカウトを受けたことで大戦隊へ入り「現役のブルーキーパー」となりました。
ちなみに、青嶋庄吾がブルーキーパーになれたのは彼自身の強さをレッド(赤刎創星)から見込まれていただけでなく、前任の理久人が怪人との戦闘で再起不能にされる程の重傷を負わされていたためでもあります。
日々輝(戦闘員D)とブルー(青嶋庄吾)の死闘も決着
己の過去から現在に戻ったブルー(青嶋庄吾)の前にいたのはペルトロラの分身との激闘で倒れた紺野の姿でした。
奮闘により何体かは倒したものの紺野が負った傷も深く、もはや立ち上がることすら出来ない状態です。
そんな紺野から託された神具レプリカ「蛭子」で残った2人のペルトロラもアッサリ倒しますが、そんなブルー(青嶋庄吾)の前に日々輝(戦闘員D)が立ち塞がります。
そのため、戦況は“自分の正体や真の姿”を晒した戦闘員Dとブルー(青嶋庄吾)の死闘へとシフトチェンジしますが、この2人は出会ったばかりの頃と違い“お互いの高い実力”を認め合った上で全力でぶつかり合います。
ブルー(青嶋庄吾)が神具での攻撃を出し惜しみなく放ち続ける中でも間一髪で避けながら接近した戦闘員Dが自身の武器でブルー(青嶋庄吾)の心臓を貫いたことで勝利を果たしました。
しかし、この時の「戦闘員Dとブルー(青嶋庄吾)の戦闘」も逃げ延びていたペルトロラ(本物)に仕組まれていたものであり、そんな彼の隣には戦闘員XXの姿もありました。
そのような仕組まれた勝利に納得できない想いもある戦闘員Dですが、それでも大戦隊の1人(ブルー)を倒したことで「大戦隊の壊滅」という目的に一歩近づけたことに変わりありません。
日々輝(戦闘員D)と薄久保天使がグリーン部隊に配属される
ペルトロラの襲撃という予想外なアクシデントや死闘に見舞われながらも撃退することに成功した隊員や候補生たちは、最終試験も終わった形でひとまずの日常を謳歌をします。
“石川の死亡”や”蘭丸の重体”など大きな代償もあったものの、生き残った候補生たちはペルトロラの分身たちを倒した戦績を買われたことで“特別合格”とされながら「5色部隊への入隊」を果たしました。
日々輝(戦闘員D)は天使と一緒に“グリーン部隊”へ配属され、今後は2人を呼び出した翡翠かのんが「日々輝(戦闘員D)と天使の直属の上司」となった上で「怪人幹部の捜索」が主な任務となります。
グリーン部隊は「裏での怪人討伐専門」であり、戦闘員Dの性格や目的にもかなり合っているということです。
次巻から日々輝(戦闘員D)たちの本格的な”潜入任務”が始まりますが、それまでの間は「姉(世々良)とのデート」や「リーダー(千歳)との出会い」など、束の間の日常を謳歌します…。
【7巻のネタバレ】ウロボロスへの潜入任務 | 翡翠がかつての部下と再会
天使と共にグリーン部隊に配属された日々輝(戦闘員D)ですが「怪人幹部マガティア」や「ウロボロス」と呼ばれる怪しいグループの情報を聞きつけます。
そして、隊長の千歳も含めた4人でマガティアやウロボロスが過ごす廃校への潜入任務にかかりますが、これまでとは大きく違う異変に苦戦させられます。
日々輝(戦闘員D)たちが廃校での学園生活を始める
天使と共にグリーン部隊に配属された日々輝(戦闘員D)ですが、その仕事内容は”ゴミ出し”や”駐屯地の掃除”など雑用ばかりで彼の想像を裏切るものでした。
しかし、大戦隊が「怪人幹部マガティア」や「ウロボロス」と呼ばれる怪しいグループの情報を聞きつけたことにより、ウロボロスが拠点としている「廃校への潜入任務」をグリーン部隊が実行することになります。
この潜入任務でのメンバーは日々輝(戦闘員D)と天使、翡翠に加えて、グリーン部隊の隊長かつ「現役のグリーンキーパーでもある千歳」も含めた4人です。
廃校に到着した途端、翡翠の威勢のいい蹴りで教室に入ると“廃校での教師”を務める男性・我藤嶺が現れ、男子生徒の西木有に命じる形で校内の案内をしてくれました。
しかし、日々輝(戦闘員D)たちが校内案内されている間、彼らと別れた我藤が廃校のボス(校長)とされる男性に接触します。
学園内で繰り返されるループの仕掛け人は怪人幹部のマガティア
校内案内も終えた後は日々輝(戦闘員D)たち4人も廃校の”正式な生徒”として扱われ始めます。そんな中で翡翠が”我藤への強烈な蹴り”を浴びせますが、その途端に「翡翠が我藤を蹴る前までの時刻」へと戻されます。
その後も違う攻撃方法で攻めますが、また同じように時間が戻されてしまい、まるで「廃校そのものの時間がループさせられている状況」に戸惑います。
その異変の理由に真っ先に気付いたのが千歳であり「この廃校内にマガティアがいること」を確信しました。
そして放課後から本格的な調査のため、まずは”生徒への聞き込み”から始めます。
千歳から質問された女子生徒・谷口唯から「千歳たちも含めて自分たちは1年以上も同じクラス」と言われ、単にループしているだけでなく「生徒たちの記憶まで改竄されていること」も確信します。
しかし、この時に日々輝(戦闘員D)と別行動を取っていた天使もマガティア達の術中にかけられ、自身の記憶を彼らの都合の良い形に改竄されていました。
翡翠かのんがかつての部下・若葉京助と再会および激闘
他の生徒たちと同じように記憶を改竄された天使に対して正気に戻るように声をかけ続ける日々輝(戦闘員D)たちですが、そんな中であることに気づいた翡翠が校長室へ走り込んでいきます。
そのようにして入った校長室には、翡翠のかつての部下・若葉京助がおり、この若葉こそが「この廃校のボス」だったのです。
若葉は4年前に行方不明となった”マガティア捜索班”の一員でしたが、実際には若葉だけが生き残ったまま廃校で過ごしていました。
さらには、捜索班のリーダーとして既に死亡していた常盤奏の神具「大国主神」を奪っていた上で、今度はそれを翡翠に向けて放ちながら攻撃を仕掛けます。
翡翠の方も自身の神具レプリカ「保食神」で迎え撃ちますが、その激闘の中で2人一緒に校長室から校庭へと落下してしまいます。
その落下中に翡翠のひと刺しが若葉の頭部を貫くことで倒したかのように思えたのも束の間…
これまでのループと同様に「翡翠と若葉の再会前」まで時間を戻されました。
戦闘員Dと我藤の激闘中に幹部マガティアが現れる
マガティアによるループを解けないことで苛立つ翡翠と別行動を取る日々輝(戦闘員D)が職員室に入ると、そこにいた我藤と対峙します。
その直後に入ってきた男子生徒・大地ロミオが好意を寄せていた女子・姫路百合が「1週間前に飛び降り自殺していたこと」を知らされた後に再び職員室に入ると同時に我藤への反論を始めた途端“退学処分”を言い渡されたことに納得できない日々輝(戦闘員D)から我藤への攻撃を仕掛けます。
我藤の定規類での防御や反撃により“真の姿”に戻りながらも攻撃を続けますが、我藤の斬撃で身体を真っ二つにされながら落としたガジェットを奪われてしまいます。
そんな状況の中、2人の激闘により倒れた机類などが浮き始める異変に気づく戦闘員Dの前に、怪人幹部マガティアも入ってくる形で現れました。
戦闘員Dが警官2人と一緒に再び廃校へ潜入するが…?
マガティアが現れた中でも我藤への攻撃をやめない戦闘員Dですが、その瞬間、ループにより時間を戻された上、彼だけが廃校から追い出されていました。
そんな戦闘員Dに後ろから2人の警官(村上重信と西木正志)に声をかけられます。
ちなみに、この警官たちは前巻で千歳に“神隠し”の容疑をかけながら取り押さえていた中で日々輝(戦闘員D)と出会っていました。
(また、西木正志は廃校の生徒である”西木有の兄”です)
さらに警官たちが”神隠し事件”として追ってきたのも「マガティアやウロボロス絡み」であり、その末に彼らも廃校へと流れついたわけです。
思わぬ再会を果たした3人で再び廃校に潜入しますが、更なる異変に見舞われます。
「翡翠も記憶を改竄された状態でボス(若葉)に従わされていること」から始まり、再び警官2人もはち合った千歳が再び取り押さえられるなど、日々輝(戦闘員D)にとって更に不利な状況ばかりが続きます。
それでも西木正志が授業中の我藤に接近した中、放送室にいる若葉が同行させている男子生徒を傷害した瞬間に洗脳されていた翡翠の意識が元に戻ります。
【8巻のネタバレ】翡翠かのんの過去や出生 | 千歳がグリーンキーパーに変身
ますます混沌化する状況が続く廃校の中で、若葉やマガティアとの最終決戦が始まります。
さらにマガティアとの決戦中に思いがけぬ形で「翡翠かのんの悲しい過去と出生」や「千歳の正体(現役のグリーンキーパー)」も明かされます。
翡翠かのんの過去や出生 | 両親との死別や親友との別れ
廃校での状況がますます混沌化する中「翡翠かのんの秘められた過去」が明かされます。
翡翠がまだ8歳だった頃、自宅に侵入してきた怪人に両親を殺害されたため、お隣さんかつ仲良しな幼馴染の少女・さやかちゃん一家に引き取られます。
暫くの間はさやかや両親に大切にされながら幸せに暮らしますが、その幸せも長くは続きません。
公園のブランコでさやかと一緒に遊ぶ中、自分に絡んできた中年男性を血まみれになりながら殺害してしまいます。
その様子を最後まで見ていたさやかからも怖がられてしまい、その時点でさやかや両親とも決別します。
その後、まだ10歳という幼い年齢にも関わらず”パイロンの巣”での最終試験をパスしたことにより「最年少の合格者」として、大戦隊の者たちからも高く注目される程の存在となりました。
日々輝(戦闘員D)の能力や我藤との共闘で若葉京介を倒す
翡翠かのんの過去から現代に戻った時点で、戦闘員Dと若葉による激闘が放送室の中で繰り広げられていました。
若葉の神具を使った戦法に苦戦する戦闘員Dですが、彼は自身の能力を駆使して“常盤奏の姿”に変化します。
常盤奏の姿で語りながら近づく戦法で若葉の精神を揺るがす戦法で追い詰めますが、今度は棚の下敷きとなり倒れたまま動けない状態の翡翠も意識を取り戻した上で若葉に語りかけます。
戦闘員Dの変化以上に精神状態が不安定となった若葉が、日々輝(戦闘員D)の拳の一撃で吹っ飛ばされますが、それでもまだ完全には倒れません。
精神に加えて戦況まで追い詰められた若葉が神具を利用した形での”変身”を行い「巨大な樹木の姿」に変わり、その巨大さは外やグラウンドにまで飛び出る程です。
しかも見境のない攻撃を繰り返すことで、生徒たちを守りたい我藤の方から「休戦および共闘」をお願いされます。
我藤のことを信じられない日々輝(戦闘員D)が拒否しようとする寸前に翡翠が彼の申し出を受け入れたために“一時的な共闘”が始まります。
長い枝を颯爽と走りながら中心部にいる若葉へと近づく日々輝(戦闘員D)と翡翠…
しかし、日々輝(戦闘員D)がバーストフォルムを全開にした途端、先に仕掛けた翡翠の攻撃により若葉が倒されました。
同じ頃、敵同士であるはずの千歳とマガティアがお茶を飲みながら交渉を進めていました。
しかし、お互いの意見が合わないことで交渉事は決裂に終わった上、千歳も仲間たちには見せない怖い表情に変わりながら「マガティアを倒すこと」を宣言します。
グリーンキーパー(千歳)がマガティアの術を破りながら倒す
若葉を倒した日々輝(戦闘員D)と翡翠が再び校舎の中に入ると、翡翠に続いて正気に戻った天使や西木警官と再会します。
さらに皆の前に西木警官が捜していた弟・有も現れますが…
その有は「マガティアが化けた”偽物”」に過ぎず、気を抜いた西木警官の腹部を背後から貫きます。
さらにマガティアのもつ“裏の世界”へ連れ込まれた日々輝(戦闘員D)が必死に脱出しようとする中、若葉戦では共闘した我藤が彼らの行く手を阻む上「休戦の解除」を宣言しながら再び攻撃を仕掛けてきました。
しかし、そんな状況の中で現れた千歳が日々輝(戦闘員D)たちの前で変身して「グリーンキーパー」の姿に変わります。
そして自身のもつ神具「緑竜ファーブニル」の絶大な威力で”裏の世界”ごとぶち破りながら、マガティアにも大ダメージを負わせました。
我藤の逮捕と連行で潜入任務も完了
マガティアによる裏の世界から抜け出せた日々輝(戦闘員D)たちですが、彼らと共に脱出していた我藤からの攻撃はまだ続きます。
グラウンドに出たと同時に繰り広げた斬り合いで、我藤の右膝を斬った日々輝(戦闘員D)の勝利に終わった上、小型サイズになりながらしぶとく生き延びていたマガティアも翡翠のひと刺しで倒されます。
我藤やマガティアとの死闘にもやっと決着が着いた後に、千歳が改めて自分の正体(グリーンキーパーであること)を日々輝(戦闘員D)たちに宣言した中、警官2人も倒れた我藤を2人がかりで背負いながら逮捕した上で署に連行していきます。
本来ならば、廃校に閉じ込められていた生徒たちを解放したことで彼らからお礼を言われるはずの日々輝(戦闘員D)たちでしたが…
生徒たちにとっては“楽園”だった学校(幻覚)を破られた怒りを一斉にぶつけられながら去っていきます。
小さな大直会で獅音海や浦部永玄たちと再会
“生徒たちからの罵声”というスッキリしない結末でありながらも「ウロボロスへの潜入および壊滅」という任務を完遂した日々輝(戦闘員D)たちは小さな焼肉屋に寄り、打ち上げも兼ねた大直会でひと息つきます。
そんな彼らの前にピンク部隊の萩野乃愛を始め、レッド部隊に配属された獅音海やイエロー部隊に配属された雪野も混ざってきます。
そして、大直会が終わりお店も閉まった後には同席していた浦部に招かれる形で日々輝(戦闘員D)と天使が浦部の自宅を訪れます。
かなり大きな豪邸に住む浦部は小さな弟や妹にお出迎えされた後、日々輝(戦闘員D)や天使と語り合います。
最終試験までの時点では怪人側を”完全に敵視”していた浦部でしたが、最終日で経た“戦闘員XXとの出会い”により「話せば分かる奴なのでは?」と、これまでとは大きく違う感情も抱き始めていました。
さらに、これまでは邪険にばかりしてきた日々輝(戦闘員D)に対しても「お互いに頑張ろう」と友好的に接してくれたのです。
しかし、そのような憩いの時間も長くは続きませんでした。
浦部宅を後にした日々輝(戦闘員D)を踏切前で待っていた夢子から「グリーンキーパー(千歳)を殺す方法」についての議題および相談をもちかけられます。
【9巻のネタバレ】グリーンキーパー(千歳)暗殺作戦 | 怪人保護協会も動き始める
夢子との協同による「グリーンキーパー(千歳)暗殺作戦」を始める青年D(戦闘員D)ですが、またしても思いがけぬ展開に翻弄されます。
さらに大戦隊と敵対関係にある「怪人保護協会」も本格的に動き始めます。
桜間日々輝が怪人保護協会の者たちを救う
2巻で戦闘員Dと入れ替わり姿をくらませていた桜間日々輝が変わり果てた姿で廃校に潜入します。
しかし、彼が潜入した時点で戦闘員Dたちグリーン部隊の活躍により我藤やマガティアが倒された後…
彼らにかけられてきた幻が完全に解けた上、そこにいた生徒たちも既に立ち退いた後でした。
しかし、そんな日々輝よりも一足早く潜入していた「怪人保護協会」の騎偉寿と瑠憂那の2人から“お化け呼ばわり”されながらも、廃校内にいた怪獣の襲撃から2人を助けます。
何とか怪獣を退けたものの、吹っ飛ばされて廃校の窓から落ちそうになった日々輝ですが、今度は彼を「命の恩人」と讃える騎偉寿と瑠憂那が必死に日々輝を救出します。
同じ頃、大戦隊の隊長たち集まっての大直会にて「ラスボスについての議題」が始まっており「大怪人デスメシアの復活」こそが怪人幹部の目的であることを、レッド(赤刎創星)の口から告げられました。
しかし、後の”戦保怪戦”で怪人幹部でない別の人物がデスメシアであったという驚愕の事実に全員が驚かされる展開を迎えます…。
青年D(戦闘員D)と錫切夢子のストーキングデート
日々輝や大戦隊がそれぞれの動きをしていた中でも「錫切夢子とのストーキングデート」が始まります。
そのデートの本質は「グリーンキーパー(千歳)を暗殺するための作戦」であり、青年Dの姿に変化した戦闘員Dも夢子と一緒に、大直会を終えて帰宅中の千歳の尾行を始めます。
その途中で怪人保護協会に所属する悌代大介の「怪人差別をやめさせるための演説」を行なっている状況を目撃するなどのことで一時的に見失うこともありましたが、最終的には何とか千歳の自宅に到着することで住処を確保することまでは成功します。
千歳は既婚者であり、街から外れた人気のない森林の中でかまえた自宅にて、若い妻やまだ幼い娘との3人暮らしであることも判明しました。
そして夜になると戦闘員Dと仮面などで変装した姿の夢子による暗殺作戦が実行されますが、その直後に浦部と雪野が現れ、2人の行く手を阻みます。
錫切夢子でもグリーンキーパー(千歳)には敵わない?
行く手を阻む浦部と雪野の一閃で両腕を切り落とされてしまう戦闘員Dですが、夢子の助太刀で何とか雪野を退散させます。
戦闘員Dも何とか態勢を持ち直しながら浦部を追い詰めますが、屋根にいた千歳からの発砲で頭部を破損させられた上、千歳の方は会話しながら“グリーンキーパーの姿”に変身します。
変身したばかりのグリーン(千歳)に奇襲をかけた夢子は自身の神具で彼の動きだけを”一時停止”させながら強烈な殴打でダメージを負わせますが、それだけで彼を倒せるわけではありません。
グリーン(千歳)が神具「大国主神」で作り出した“樹木の迷路”に戦闘員Dが迷う中でも夢子からの猛攻が続きます。
(浦部は迷路に入らぬまま退散しています)
しかし今度は神具での一時停止も通用せず、夢子でさえもグリーン(千歳)の攻撃一発だけで倒されました。
しかも、この時点で夢子と”桜間日々輝”であることまでバレてしまっていたのです。
このままでは自分も倒されることを確信した戦闘員Dが1巻での朱鷺田戦の時のようにダイナマイトを使って威嚇しますが、グリーン(千歳)の方は動揺するどころか「怪人なら自分本位であれ」と諭されながら実行させるように促されます。
結局はこの時もダイナマイトに発火させられないままグリーン(千歳)に倒されそうになった瞬間、駆けつけて到着したばかりのレッド(赤刎創星)が神具により放った炎で状況が一変します。
レッド(赤刎創星)が放った炎に紛れて付近の岩影に隠れた戦闘員Dをグリーン(千歳)の方からレッド(赤刎創星)に対して「俺が倒しちまった」という嘘をつき、レッド(赤刎創星)を引き上げさせる形で助けてくれました。
助かったもののグリーン(千歳)の行動に納得しきれない戦闘員Dが“助けた理由”を問い詰めますが、グリーン(千歳)の方は「出会った時に助けてもらえたことの恩義」を覚えており、その恩を返したに過ぎないことを話しながら去っていきます…。
日々輝(戦闘員D)と天使に”裏切り者疑惑”をかけられる
グリーン(千歳)暗殺作戦が失敗に終わってからも間髪入れずに“新たな任務”が始まります。
その任務とは町中に蔓延る「怪獣たちの殲滅」である上、今回は「グリーン部隊とレッド部隊による共同任務」にもなりました。
そのため、レッド部隊に配属された獅音海や朱鷺田隼とも共闘する中、天使の“丸呑み作戦”が大成功したことで見事に全ての怪獣たちを殲滅できました。
しかし、日々輝(戦闘員D)と天使の健闘に水を刺すかのように、獅音から衝撃の事実を告げられます。
それは「レッド(赤刎創星)が日々輝(戦闘員D)と天使のどちらかが”裏切り者”と疑っている」ということでしたが…
日々輝(戦闘員D)はすぐ我に返ると同時に「天使の方が裏切り者」と断言してしまいます。
さらに日々輝(戦闘員D)たちの健闘とは裏腹に、別の場所で「怪人幹部チャコブルとヤケコカブの融合体」とはち合わせた翡翠は一撃も喰らわせられずに追い詰められた挙句に逃げられてしまいました。
怪人保護協会が動き出す中、日々輝(戦闘員D)がレッド(赤刎創星)を倒す?
怪人幹部フワリポンのTV報道での演説の後、薄久保薬師(天使の父親)率いる「怪人保護協会」も勢揃いでTV出演した上で本格的に動き始めます。
さらに薬師の娘である天使も加わり、薬師から「人と怪人に平等な権利と尊厳を」と宣言した上で「大戦隊への反旗」を堂々と宣言しました。
そんな状況の中、人気のない場所で着替え中のレッド(赤刎創星)を目撃した日々輝(戦闘員D)が彼に気づかれぬように背後から近づきながら、自分のガジェットを突き刺したことで簡単に倒してしまいます…。
【10巻のネタバレ】大戦隊も混沌化 | 怪人保護協会の計画も始動
偶然とはいえ前巻ラストでレッド(赤刎創星)を倒したはずの日々輝(戦闘員D)ですが、次の放送回では復活した状態でそのまま出演していることに驚かされます。
また、イエロー部隊を中心に大戦隊の中もますます混沌化する中、怪人保護協会の恐ろしい計画もついに始動してしまいます。
錫切夢子がイエローキーパー(黄理谷真夜)と対立
日々輝(戦闘員D)たちがレッド(赤刎創星)の早過ぎる復活に驚いている頃、イエロー部隊でも隊長と隊員による大きな亀裂が入り始めていました。
その亀裂を作ったのは錫切夢子であり、ウェンディや山吹茜に加えて雪野も含めた隊員たちの前で、元・イエロー部隊で今は怪人保護協会に所属している悌代大介が持参してきたケースに詰め込まれた怪獣を何の躊躇いもなく倒してしまいます。
さらに遅れて研究所に入ってきたイエローキーパー(黄理谷真夜)に対して「悌代大介の殺害」を宣言した上、それを実行できた場合の条件として「私(夢子)に”イエローキーパーの座”を譲ってほしい」と捨て台詞を残しながらウェンディたちを連れて立ち去ります。
しかし、イエロー(黄理谷真夜)の方も夢子からの宣言や条件に対して全く動揺しないどころか、夢子の真の目的を見抜いている様子でした。
日々輝(戦闘員D)たちが薄久保薬師との対談から決裂へ
天使の案内で“怪人保護協会の本部”を訪れた日々輝(戦闘員D)と翡翠の前に代表者として指揮する薄久保薬師が現れます。
出会うなり薬師への質問を始める日々輝(戦闘員D)と、そんな彼に対して前巻の報道で宣言した「人と怪人に平等な権利と尊厳」についての説明を始める薬師…
薬師が話す自分たちの目指す世界に内心で感激する日々輝(戦闘員D)ですが、薬師が怪人や戦闘員たちを”憐れみの目”で見てきたことを聞かされた途端、お互いの思考に食い違いが生じ始めます。
さらに一緒に話を聞いて翡翠も薬師の言い分に納得できなくなったため、2人は彼らの前から去ろうとしますが、周囲に潜んでいた悌代大介を始めとした協会の者たちに取り込まれた途端に自身のガジェットを出しながら攻撃を仕掛けます。
しかし、日々輝(戦闘員D)たちの攻撃に対して、協会の者たちも夢子やブルー(青嶋庄吾)と同じ”バリア”を展開させながら防いでしまいます。
このバリアも神具の1つであり「神具レプリカver.2.0」と呼ばれており、悌代大介により開発および製造されたものでした。
バリアで自分たちの攻撃をあてられない日々輝(戦闘員D)が瞬時に方向転換した上で「薬師を人質に取る作戦」を実行し、協会の者たちが攻撃できないように仕向けますが、それもすぐに破られてしまいます。
前巻で翡翠の前に現れた「怪人幹部チャコブルとヤケコカブの融合体」が日々輝(戦闘員D)の背後に落下してきたことで引き離されます。
人質作戦も失敗に終わりますが、その時には翡翠も自身の神具を装着した上で左山十字を倒した上で戦闘態勢に入っていました。
しかし、この時点で日々輝(戦闘員D)たちは薬師や天使を始めとした怪人保護協会と決裂したことになります。
仕組まれた報道 | 大戦隊の闇が民衆にも伝わり始める
一時は決裂したように見えた日々輝(戦闘員D)たちと怪人保護協会ですが、翡翠と怪人幹部の激闘をよそに意外な形で和解します。
薬師は実は“大の怪人ファン”であり、自分が着用している羽織を差し出しては、日々輝(戦闘員D)に対して”サイン”を求めてきます。
意外な本質を聞かされた日々輝(戦闘員D)も快く応じるようにサインを書きます。
そんな中、薬師が付近にある液晶テレビの電源を入れると、フワリポンが司会を務める“オフイベ”の状況が放送中でした。
その報道を見ながら「我々は全面的にフワリポンを支持する」という宣言を聞かされながら始まった「大戦隊と怪人保護協会の対談」に戦闘員Dも“青年D”の姿で同席します。
この場でも薬師が話す要望は大戦隊に聞き入れてもらえなかったものの、5人揃って仮面を外して“自分の素顔”を晒した上、復活したレッド(赤刎創星)に対して薬師の方から”握手”を求めます。
そんな薬師からの希望に快く応えるレッド(赤刎創星)が素顔のままで握手に応じますが…
薬師がファンたちを代表する形で「ファンたちの本心(“紛い物”や”原作無視”など)」を伝えた途端にレッド(赤刎創星)が怖い表情に一変しながら、強い握力で薬師の手をねじり切ってしまいます。
会談そのものが報道中である故「レッド(赤刎創星)の薬師への行ない」も漏れなく、多くの民衆が目撃することとなりました。
その瞬間から民衆たちの”大戦隊を見る目”が急転直下したように「大戦隊の解散」を求めるデモやストライキが一斉に始まってしまいます。
ちなみに、この会談の放送を始め「大戦隊の闇を民衆に知らしめること」まで、全てが薬師とフワリポンによって仕組まれていたことだったのです。
このような仕組まれた報道や”レッド(赤刎創星)の非道な行為”は民衆からの支持率を大きく下げた上、13年間にもわたり続いてきた「日曜決戦も打ち切り」とされました。
怪人保護協会とフワリポンによる恐ろしい計画も始動
大戦隊を批判するデモやストライキが続く中でも日々輝と戦闘員XXが再会を果たします。
2人が再会した場所では薬師たち怪人保護協会を支持する民衆が大勢集まっている状況であり、戦闘員XXの方から日々輝に対して「今すぐ立ち去ること」や「共存のために”人間”として生き延びること」を忠告されます。
そんな2人の会話をよそに「薬師の演説」が一区切りついた途端、フワリポンが集まってきた民衆たちの首を刎ねる形での殺害を始めます。
この2人は集まってきた人間を殺害した上で「“怪人”として生まれ変わらせること」であり、それこそが怪人保護協会の目指す「怪人の共存における真意」でした。
その真意を知らされた民衆が一斉に抗議しますが、烏合の衆に過ぎない人間たちの言葉に薬師たちが耳を貸すはずもなく、殺戮を続けます。
そんな薬師やフワリポンの残酷な行為を再会と同時に話していた日々輝と戦闘員XXも影から見ていました…。
【11巻のネタバレ】戦保怪戦が開幕 | 大怪人デスメシアも参戦
前巻から公の場に姿を表しながら本格的に動き出した怪人保護協会、そんな彼らを阻止するために総動員で出動した大戦隊…
大きな組織同士の激闘が繰り広げられる“戦保怪戦”が、ついに開幕しました。
また、これまではグリーン部隊に所属した上で”桜間日々輝の姿”で戦い続けてきた戦闘員Dも本来の姿(戦闘員の姿)に戻った上で戦保怪戦に臨みます。
右京と左山の過去と怪人化 | 戦闘員Dの激戦
ついに開幕した戦保怪戦、まずは藍染率いるブルー部隊が怪獣たちへの襲撃を始めますが、早くも苦戦を強いられます。
そんな戦況の中に割り込んできた戦闘員Dが颯爽と怪獣たちを倒しながら奥へ怪人保護協会の本部へ乗り込んでいきます。
ちなみに、同じ頃には同じ部隊のグリーン(千歳)たちも怪獣を倒していましたが、この時点での彼らの目的は“錫切夢子の目的を果たさせること”でした。
戦闘員Dたちがアジトを守る怪獣たちを倒した甲斐あり、夢子も自分にとっての標的である橙代大介に重傷を負わせながら、彼女自身の目的地まで案内させることに成功します。
一方、侵入に成功した戦闘員Dの前に立ちはだかる右京と左山が注射器の形をした”変化剤”を自分たちの首に打った瞬間、怪人の姿へと一変しました。
そのような恐ろしい変化を遂げる中、2人の脳裏に辛い過去が蘇ります。
右京と左山は同じ高校に通っていた仲でしたが、正義のために動き続けていた右京が初代ピンクキーパーであった“桃江才加の死亡”についての真相を暴くための捜査を独断で始めていました。
しかし、そのような捜査を続ける中、黒服の男たちに殺されそうなところを左山に助けられたのです。
再び現代に戻ると、怪人の姿に変わった右京と左山が放つ強力な攻撃で戦闘員Dの方が追い詰められてしまうことで思わぬ形成逆転が起こります。
大戦隊は錫切夢子のクローン体まで造っていた
右京と左山に加えて朱鷺田隼たちも加勢に入ることで更に不利な戦況を強いられる戦闘員Dは逃げながら戦況を立て直す戦法に移りますが、今度はイエローキーパー(黄理谷真夜)まで立ち塞がり、更なる苦戦を強いられる羽目になります。
別の場所ではグリーン(千歳)が天使を追い詰めており、フワリポンも自身で首を刎ねて操る人間たちを従えながら大戦隊の本部へと侵入していました。
一方、橙代大介を案内させていた夢子も自分の目的地に到着しましたが…
そこでは「夢子のクローン体」が複数体も保管されていたのです。
即ち、橙代大介は大戦隊からの指示を受けていたことにより、夢子のクローン体を造り続けていたということになります。
新たなブルーキーパー(蒼馬圭介)も戦保怪戦に参戦
グリーン部隊やピンク部隊から離れた場所で奮闘を続ける藍染たちブルー部隊の前に「チャコブルとヤケコカブの融合体」が再び現れます。
怪獣たちとの戦闘で力も体力も使い果たした藍染たちに勝ち目などありません。
このまま、なぶり殺しにされそうになった瞬間“新たなブルーキーパー”に就任した蒼馬圭介が到着し、部下たちを守るように融合体との戦闘に入ります。
戦況がますます分割していく状況を見た薄久保薬師が「今夜、大戦隊が敗北すること」を予知するかのように断言しました。
ピンク(桜間世々良)とフワリポンの激闘
戦保怪戦がますます混沌化していく中、遅れて到着してきたレッド(赤刎創星)が颯爽と怪人を倒して勝利する間、ピンク(桜間世々良)とフワリポンによる激闘も始まっていました。
フワリポンに首を刎ねられたピンク(桜間世々良)ですがその姿や光景はフェイクに過ぎず、彼の背後に回った瞬間に強烈な蹴り攻撃を喰らわせながら、フワリポンの全身を地面にめり込ませます。
その間にブルー(蒼馬圭介)も神具で融合体を”氷の城”に変えながら氷漬けにして、勝利を飾っていました。
しかし、その直後、自分のクローンたちが保管されている研究室に居るままの夢子の前にレッド(赤刎創星)が現れます。
薄久保薬師も大怪人デスメシアに変化しながら戦場に進出
戦闘員Dを追い詰めていた右京と左山が途中から入ってきたイエロー(黄理谷真夜)に倒され、怪人保護協会の戦力がジワジワと削がれ始めます。
そんな戦況を危惧した薄久保薬師も持参していた”変化剤”を自身の首に打った途端“大怪人デスメシア”へと変化しました。
デスメシアは保護協会の者たちや怪人幹部とは桁違いな強さを誇っており、ブルー(蒼馬圭介)とグリーン(千歳)の2人がかりでの攻撃をも寄せつけません。
さらに分身体まで出しながら、大戦隊の2人をも圧倒していきます。
【12巻のネタバレ】錫切夢子の正体 | 大戦隊とデスメシア(薬師)の決戦
薄久保薬師も大怪人デスメシアに変化した上で大戦隊の前に立ち塞がることで最終決戦へと突入します。
そんな緊迫した状況の中で“山吹茜の過去“や“錫切夢子の正体“まで明かされます。
山吹茜の過去 | 戦闘員Dもイエロー(黄理谷真夜)に敗北?
薬師もデスメシアとなって動き出した中、戦闘員Dはイエロー(黄理谷真夜)の強さや神具に苦戦を強いられていました。
そんな状況の中、同じ戦場にいる山吹茜の過去が明かされます。
茜は小学生の頃から正義感の強い持ち主であり、悪い者に対しては容赦なく追い詰めて撃退することを繰り返してきました。
そのような性格はイエロー部隊に配属されてからも変わらず密かに「ドラゴンガジェットの改造」を目論みながら取り組んでいたものの、これまでの身勝手な行動をイエロー(黄理谷真夜)から指摘されたことで精神が壊れ始めます。
それでも最後まで自分の上官であるイエロー(黄理谷真夜)を守る役目を全うするため、自ら戦闘員Dに抱きつきながら彼ごと高圧電流が流れる地面の方へと落ちていきました…。
錫切夢子の正体が判明後、自ら戦線を離脱
錫切夢子が自身のクローンと向き合う中で現れたレッド(赤刎創星)から「夢子の人生は大戦隊に握られていること」を指摘される共に、レッド(赤刎創星)の操作1つでこれまで培養液に浸かっていた夢子のクローン達が外側へ放り出されます。
しかし、レッド(赤刎創星)が去っていった後には山吹茜の捨て身行為やデスメシア(薬師)の攻撃に巻き込まれてきた戦闘員Dも夢子とクローン達が残された研究室へ落とされてきました。
さらに、戦闘員Dを追ってきた薄久保天使の口から本人のいる前で「錫切夢子の正体」が明かされます。
錫切夢子の正体は「鈴桐家」という竜神に仕えた”巫女の一族の生き残り”であること、さらに本名も「鈴桐六子(すずきり むこ)」だったのです。
しかも、これまで大戦隊が使ってきた神具やレプリカも夢子たち一族の血液や身体から作られてきたことまで判明します。
このように自分の正体を知られた夢子は自分のクローン達を連れながら戦線を離脱するように去っていきました…。
藍染小町の神具レプリカに戦闘員Dと天使も苦戦
夢子が去っていった後、今度は藍染小町が研究所へ入ってきた上、自身のもつ神具レプリカ「海坊主」により巨大化した左腕で戦闘員Dと天使に対して容赦なく攻撃を仕掛けてきます。
特に自分が大好きだったブルー(青嶋庄吾)を倒した戦闘員Dへの恨みや憎しみによる猛攻撃は容赦ありません。
しかし、天使が発動した能力および技を喰らっただけでアッサリ倒されてしまいました。
大戦隊5人とデスメシア(薬師)の決戦
戦闘員Dと天使が藍染を倒した後、外では5人揃った「大戦隊とデスメシア(薬師)による決戦」が始まりました。
グリーン(千歳)とイエロー(黄理谷真夜)、さらにレッド(赤刎創星)の神具を駆使した手加減なしの攻撃を受けても無傷であり続けるデスメシアから「これは大戦隊の負けイベであること」を聞かされても怯まずに攻撃を続けます。
しかし、そんな中でまだ生きていたフワリポンの姿を発見したピンク(桜間世々良)だけが戦場を離れて、フワリポンを追います。
この時のフワリポンは単に生きていただけでなく、自分が倒していたピンク部隊の部下たちまで配下した上で引き連れていました。
また、ピンク(桜間世々良)とフワリポンの再戦が始まる中、戦闘員XXと日々輝に加えて、碧流亜乱までもが2人の戦場に入ってきます。
フワリポンの奇策で桜間姉弟が死別
石壁の上で再会した日々輝と碧流亜乱が揉めながら取っ組み合いの喧嘩に発展した途端、日々輝から押された碧流亜乱が瓦礫の転がる地面へと落下してしまいます。
慌てて駆けつけた日々輝が見ると碧流亜乱はまだかろうじて生きており、自分の目の前で戦っていたピンク(桜間世々良)とフワリポンの前で土下座しながら亜乱を救ってもらうようにお願いします。
日々輝の姿を見たことで攻撃を止めるフワリポンの隙を突いたピンク(桜間世々良)の攻撃が決まり、フワリポンの胴体を真っ二つに切り裂きました。
再びフワリポンを倒した直後、真っ先に亜乱の治療を開始したピンク(桜間世々良)ですが…
地面を這いながら動いていた「フワリポンの本体」からの不意打ちをまともに喰らうことで首を刎ねられながら倒されてしまいました。
今度は前巻でのフェイクではなく、事実の断首だったため、弟(日々輝)の目の前でピンク(桜間世々良)が死亡したことになります。
【13巻のネタバレ】大戦隊がデスメシアに敗北? | 薄久保薬師の過去や天使の正体
前巻で桜間姉弟が死別させられた間に、他4人の大戦隊を倒した薄久保薬師(デスメシア)から自分の娘であるはずの「天使の正体や自分たちの関係性」を聞かされます。
さらに、そのような状況の中で「薬師自身の悲しい過去」も明かされます。
ペルトロラの復帰 | 戦闘員Dと翡翠かのんが再出撃
4人の大戦隊を倒した薄久保薬師(デスメシア)が本格的な侵略を始める中、最終試験の時に候補生たちの手で撃退されていたはずのペルトロラも復帰したかのように”パイロンの巣”で再び姿を現します。
そんなペルトロラに対して、真っ先に攻撃を仕掛けたのが獅音海…
彼は兄の仇であるペルトロラへの強い憎しみを抱き続ける故に「何度も仇を討たせてくれること」による感謝の気持ちまで叫び飛ばしていました。
一方、大戦隊との激闘で重傷を負った戦闘員Dがたまたま再会した翡翠かのんと「デスメシアを倒す」という共通の目標により意気投合した上で一緒に彼の居場所へと向かいます。
これまでも同じグリーン部隊として、日々輝の姿でウロボロス潜入任務などを共にしてきた2人でしたが…
かのんが本来の姿である戦闘員Dと自分の気持ちで共闘するのはこれが初めてとなります。
薄久保天使の正体は「ユリメリダの入れ物」に過ぎない?
戦闘員Dと翡翠かのんが薬師(デスメシア)の居場所へ向かう中、天使の行動にもさらなる異変が起き始めます。
大戦隊と決別して自分の父親(薬師)のために戦う決意を固めた天使が、かつて最終試験で共に戦った七宝司の首を絞めて苦しめます。
そのような行動を父親から褒められるものの、天使は父親に対して「地上の人々を見逃してほしい」とお願いしながら、自分たちの周りにいる七宝たちを救おうとしますが、父親(デスメシア)の尻尾攻撃で吹き飛ばされてしまいます。
しかも、その直後に天使が「実の娘ではないこと」に加えて「自分の妻(ユリメリダ)の入れ物に過ぎないこと」という、衝撃的な真実まで告げられました。
レッド(赤刎創星)の新フォームが解禁 | グリーン(千歳)の過去も判明
自分における衝撃的な真実を聞かされたことで意識が追いつかない天使ですが、父親(薬師)からは「自分の使命を思い出せ」と言われながら、更なる追い討ちをかけられます。
しかし、そんな親子のやり取りを阻むように一度は倒されたはずのレッド(赤刎創星)が再び立ち塞がる上、これまでに見せなかった“新フォーム”まで解禁しながら、神具から発した炎で反撃を開始しました。
そんなレッド(赤刎創星)に反応するかのように駆けつけたイエロー(黄理谷真夜)もレッド(赤刎創星)を援護するように攻撃を再開させます。
グリーン(千歳)の過去 | 妻(緑川早苗)との幸せだった日々…
レッド(赤刎創星)とイエロー(黄理谷真夜)が薬師(デスメシア)との死闘を再開させた中、重傷で倒れていたグリーン(千歳)も翡翠かのんの前で目覚めます。
レッド(赤刎創星)達とは違って重傷の上に変身まで解けた状態に陥りながらもデスメシアの目前にまで辿り着けたグリーン(千歳)…
「お前だったのか…思い出したよ」
そう言いながらグリーン(千歳)の脳裏には「愛する妻(早苗)との楽しかった日々」が蘇ります。
そして現実に立ち戻ったグリーン(千歳)が巻き起こす強風でデスメシアを吹き飛ばしました。
遠く吹き飛ばされたデスメシアの前に、今度は戦闘員Dが攻撃を仕掛けます。
自分の拳を犠牲にした渾身の一撃でデスメシアを地面に叩きつけた戦闘員Dに、天使も立ち上がって「一緒に戦いたい」という思いを告げてきます。
そんな2人の元に辿り着いたグリーン(千歳)と翡翠かのんも合流した上で、今度はグリーン部隊4人でデスメシアの迎撃に入ります。
日々輝に”姉(ピンク)殺害の容疑”をかけられる
デスメシアとの決戦がますます白熱していく中、姉(ピンク)の死亡に悲しむ日々輝も思わぬ窮地に陥ります。
ピンク(桜間世々良)を殺害したフワリポンが去った直後にピンク部隊の部下たちもその場に到着すると同時に、自分たちの上司の死体を前に悲しみと怒りの感情を露わに出します。
しかも、倒れながらも意識を取り戻した碧流亜乱が目の前にいる「日々輝がやった」と、ありもしないことを叫びながら呼びかけるのです。
そのせいで、日々輝に向けられていた部下たちの疑惑の視線が「怒りと憎しみの感情」に変わる上、遅れて到着してきた朱鷺田隼も怒りの表情を露わにしながらピンク部隊の部下たちと一緒に日々輝への攻撃を仕掛けます。
しかし、彼らの攻撃を命中しそうな瞬間、まるで何者かに瞬間移動させられたかのように、日々輝の姿が消えました。
薄久保薬師の過去 | 妻(ユリメリダ)との幸せだった日々…
戦闘員Dたちと薬師(デスメシア)の激戦が続く中、薬師の脳裏に己の過去が蘇ります。
薬師はまだ18歳だった頃、田舎の山村にある住居に1人で住んでいた中でまだ怪人幹部だった姿のユリメリダと出会い、村人たちから匿います。
少し会話するだけで意気が合ったことにより、村人たちには隠す形で“ユリメリダとの共同生活”が始まります。
しかし、村での共同生活は長くは続かず、薬師が1人で外出中、彼の自宅が大火事で全焼した上、村の女性から「村に火種を持ち込んだことが原因」と言われながら、薬師の行動(怪人幹部との共同生活)を遠回しに指摘されました。
自宅を失ったことや村から離れるため、村の女性の身体を乗っ取り姿を変えたユリメリダを連れて東京へと引っ越します。
安いアパートで新たな共同生活を始めた中、駅構内でチャコブルと戦闘員による襲撃に巻き込まれて大怪我をした薬師をユリメリダが必死に守ろうとしますが、その直後に現れた大戦隊に倒されてしまいます。
意識だけは残っていたものの、状況前に乗り移っていた村の女性の生命や身体が保たないため、たまたま2人の前に通りかかった“幼少期の薄久保天使”の身体に精神を移しました。
しかし、今度は乗り移った後もすぐにユリメリダの意識を出すことはできず、以前までのように会話するためには十数年もの年月をかけなければなりません。
その瞬間に涙を流しながら「2人が笑い合える世界に変えること」を誓った薬師…
それから現代に戻った中、十数年ぶりに“ユリメリダの意識”が戻り、天使の身体に乗り移ったまま「ただいま、薬師君」と話しかけます。
【14巻のネタバレ】戦保怪戦が終結 | レッド(赤刎創星)の意外な正体や「新戦隊」とは
ユリメリダが天使の身体から復活を果たした中で、長く続いてきた戦保怪戦もついに終結の刻を迎えます。
しかし、終結後に明かされる“レッド(赤刎創星)の意外な正体“や、日々輝によって新たに結成した「新戦隊」が表舞台に現れるなど、状況は更に混沌化の一途を辿ります…。
薬師(デスメシア)の弱点を発見? | 戦闘員Dたちの秘策とは
前巻ラストで天使の身体の中で復活したユリメリダですが、天使自身の精神もまだ生き続けており、左目の神具から発動した光線技で薬師(デスメシア)を攻撃します。
しかし、巨大な岩壁をも簡単に貫き破壊できてしまう程に絶大な威力を誇る天使の神具でもデスメシアはまだ生きている上、これまで以上に広範囲な攻撃で戦闘員Dたちへの攻撃を容赦なく仕掛けます。
そんな中である建物の中にデスメシアを誘い込むことに成功した上、再び対峙した戦闘員Dから「大怪人デスメシアの弱点」を告げられます。
デスメシアは“額の角”を弱点としており、翡翠かのんの神具「緑竜ファーヴニル」や戦闘員Dの強烈な蹴り攻撃で攻め続けますが、それでもデスメシアの角をへし折ることはできません。
しかし、そのような戦況こそが戦闘員Dたちが密かに立てて実行中の作戦でもありました。
薬師(デスメシア)の封印で戦保怪戦が終結
戦闘員Dたちが最終決戦の中で目指していたのは完全に倒すことではなく「薬師(デスメシア)の封印と自滅」でした。
戦闘員Dと翡翠かのんが戦い続ける中、離れた位置にいた天使が戦闘員Dからの合図と共に監禁部屋のドアを完全に閉じるように封鎖します。
この監禁部屋のドアや壁は灼熱とも言える程の熱さをもっており、薬師(デスメシア)でさえも壊すどころかマトモに触れることすらできません。
実は薬師は自身がデスメシアに変化した時に、変化剤を完全に注入しきれていなかったために”人間としての記憶や機能”がまだ残っており、そのことを戦闘中に察知されていたのです。
そして、戦闘員Dから「このまま監禁部屋で一緒に過ごしながら薬師を餓死させること」を告げました。
そこまで聞かされたことで、薬師(デスメシア)も“己の負け”を認めます。
しかし、それでも同じ部屋に「話し相手(戦闘員D)がいてくれることの嬉しさ」を笑顔で話しました。
一方、街中でも”大怪人デスメシアの死亡”がメディアで報じられましたが、住人たちに対しては「大戦隊がデスメシアを倒した」と報道されており、その状況を生き延びていた日々輝たちも遠くから見ていました。
そして日々輝は自身が抱いてきた「大戦隊の不正を正す」という目的を更に強く固めます。
レッド(赤刎創星)の正体も判明 | 記憶喪失後はグリーン(千歳)の妻や娘と過ごす
戦保怪戦が終結した直後、大戦隊の内部でも思わぬ転換期が訪れます。
それこそが「レッド(赤刎創星)の抹殺も兼ねた追放」ですが、実はこれまで本編で活躍し続けてきたレッド(赤刎創星)は「複数もいるクローンの中の1人」に過ぎなかったのです。
いきなりピンク部隊の黒子たちに囲まれる上、その直後に現れたイエロー(黄理谷真夜)が「新たなレッド(赤刎創星)のクローン体」を連れてきながら紹介してきました。
さらに、イエロー(黄理谷真夜)はこれまで戦い続けてきたレッド(赤刎創星)のことを「いらなくなった”お古”」と言い捨てる上、新たにレッドキーパーの座に就くクローンからも「お前の後は引き継ぐから安心してくれ」と軽い笑顔で言われます。
そこまで聞かされた後、イエロー(黄理谷真夜)により自分たちが集まっている橋を爆破されたことでレッド(赤刎創星)は橋の下の海中に落とされました…。
赤刎創星も日々輝が率いる新戦隊に加入して浮遊城に侵入
イエロー(黄理谷真夜)の手により殺害されかけたレッド(赤刎創星)ですが、何とか一命を取り留めた上、天ノ川市で発生したスラムでグリーン(千歳)の妻(早苗)や娘(椛)に保護されながら生き延びていました。
この時の赤刎創星は大戦隊にいた頃の記憶を失っていたため、人が変わったかのように平和を望む言動をする上、2人に対しても優しい口調で話します。
しかし雨の日に椛と一緒に外出した赤刎創星の前に、戦保怪戦の終結と同時に消息を絶っていた左山と浦部永玄が現れました。
彼らは自分たちのことを「新戦隊」と名乗り“新しい時代を作る組織”であることを説明した上で、翌日になると赤刎創星を自分たちのアジトへと案内します。
アジトに辿り着くと、七宝司と紅薊に加えて、騎偉寿に瑠憂那と、かつて大戦隊に所属していた者たちと怪人保護協会に所属していた者たちが合同するかのように集まっている上、新戦隊を率いる桜間日々輝も帽子やお面などを装着して変わり果てた姿を隠す服装で現れました。
日々輝から歓迎されるかのように食事をしながらの会談が始まった途端、赤刎創星が自分の失った記憶を取り戻すことに焦りながら皆に対して自分のことについての質問を始めます。
そんな赤刎創星に対して、日々輝は“条件つき”という制約を設けながら教えることを誓いますが、まず先に新戦隊としての仕事をこなすことを提示されます。
日々輝から出された条件に応じた赤刎創星は「スラムで生まれる怪人と、その原因の調査」という仕事を始める中、左山や浦部と共に怪人軍団のアジトである浮遊城へと潜入していきます。
赤刎創星が記憶を取り戻す中で早苗からの復讐が始まる
左山や浦部と共に浮遊城へ潜入した赤刎創星を待っていたのは、2人の美女をはべらせるスラム王の男性でした。
そのスラム王がその時に訪れてきた赤刎創星が大戦隊の”レッドキーパー”であることを知った途端に狼狽ますが…
その瞬間、彼の左隣にいた金髪美女のナイフ捌きでスラム王に加え、もう1人の美女や赤刎たちを囲んできた手下たちまで倒して全滅させてしまいます。
実は、この金髪美女の正体は“ピンク部隊の黒子”であり、赤刎たちから逃げるように逃亡していきました。
そして、戻った赤刎もすぐに早苗に対して黒子のことを話します。
自分たちが暮らす場所も襲撃されることを危惧した2人が眠っている椛も連れ、仲間が運転する車で逃亡する中で赤刎の記憶が戻り「自分が大戦隊のレッドキーパーであったこと」を思い出したのです。
しかし記憶を戻した途端、赤刎の腹部に早苗のもつナイフが刺さります。
実は早苗はこれまでに番組や日曜決戦の脚本家として働いており、赤刎たちのせいで「自分の大切な作品や夫(千歳)を奪われたことへの復讐」を目的としていました。
そして、赤刎が自分の前で記憶を取り戻す機会を伺っていたのです。
赤刎創星も日々輝たち新戦隊と共に再始動
まだ完全とまでは言えないものの、自分がレッドキーパーであることを思い出した赤刎、早苗から自分が過去に受けてきた酷い仕打ちが脳裏に蘇りながらもトドメを刺されそうになった瞬間、車の目前に現れた怪人に驚いた運転手がハンドルをきり過ぎたことによって、豪快に横転します。
横転により車から吹っ飛ばされた椛を赤刎が自分の身を乗り出しながら助けたことで、何とか守り抜きました。
しかし安堵する間もなく、背後から襲撃してきた黒子を倒しますが、その間に車からの落下で重傷を負った早苗が別の黒子たちに拉致されてしまいます。
早苗が連れ去られた先の廃屋へと辿り着いた時点で倒れている早苗を発見しますが、既に死亡していた状態です。
早苗の死を悲しむ間もなく大勢の黒子たちから取り込まれた赤刎ですが、浮遊城で出会った金髪美女も含めた全ての黒子を赤刎1人で倒すことで全滅させました。
黒子たちを倒した赤刎を日々輝たち新戦隊が待ち受けており、赤刎はそんな日々輝たちの前で「自分の物語はまだ終わっていないこと」や「自分をコケにした大戦隊へ鉄槌を下すこと」を強く宣言しました。
同じ頃、1年間にもわたり薬師(デスメシア)と一緒に監禁部屋で過ごしてきた戦闘員Dも天使から迎えられる形で、やっと出てこれたのです。
【15巻のネタバレ】戦闘員Dが戦線復帰 | 新戦隊ジェネラルナイトも出撃
前巻での戦保怪戦終了から1年を経て、薄久保薬師(デスメシア)の最期を看取った戦闘員Dが再び大戦隊との戦場に復帰します。
さらに新戦隊と出会う中で“懐かしい人物との再会”も待ち受けていました。
浮遊城への潜入で碧流亜乱との再戦
薄久保薬師(デスメシア)の最期を看取った戦闘員Dが天使と一緒に1年ぶりの外や待を堪能します。
もちろん単に遊ぶだけでなく、ハンバーガーを食べた後には戦闘員のアジトである浮遊城に潜入しました。
今の浮遊城は大戦隊のブルー部隊が取り仕切りながら、戦闘員たちを自分たちの都合よくこき使っている状況です。
そのように仕切っている2人のうち1人はストーリー初期で戦闘員Dや日々輝と深い因縁をもつ碧流亜乱ですが、彼はこれまでとは大きく違い、凶悪さに満ちた形相で襲いかかってきたことで再戦が始まりました。
もう1人の戦隊との2対1による不利な戦況に陥る戦闘員Dですが、薄久保薬師(デスメシア)から譲り受けた義足も駆使しながら見事に2人とも倒した上で浮遊城から脱出します。
ピンク部隊との共闘および対立?
浮遊城から街へ戻った戦闘員Dはグリーン(千歳)や翡翠かのんとも再会した上、再び”桜間日々輝の姿”に変わりながらグリーン部隊としての活動を再開します。
グリーン(千歳)の運転で到着した先は前巻で早苗や椛とレッド(赤刎)が一時的に過ごしていたスラム街です。
イエロー部隊が利用する秘密裏な施設で晴れて正隊員に昇格した大和と再会した上、イエロー(黄理谷真夜)とも出会います。
しかし、戦闘員Dにとってイエロー部隊の中で最も馴染み深い錫切夢子の姿は、やはりありませんでした…。
その後はスラム街の中で“ピンク部隊との協同任務”にかかりますが、この時点ではリーダーであったピンク(桜間世々良)の姿もありません。
そのため、今のピンク部隊は萩野乃愛が中心となって活動中ですが、そこで見つけた老人を倒すか逃すかで戦闘員D(日々輝)と萩野乃愛が対立しながら彼らによるバトルに突入してしまいます。
2人のバトルや対立は仲間たちのフォローにより何とかおさまりますが、夜になると今度はピンク部隊の黒子たちが襲撃してきたため、翡翠かのんと萩野乃愛の2人で迎撃に入ります。
重岡との死闘にグリーン(千歳)や翡翠かのんも参戦
翡翠かのんと萩野乃愛が黒子たちを退けた翌日になると、今度は戦闘員D(日々輝)が1人きりで先日に逃した老人の自宅を訪れます。
しかし、この“重岡”という老人は「未の幹部”エメマタイ”の肉片」を既に食べていた状況のため、戦闘員D(日々輝)の目前で怪人化してしまいます。
怪人化した重岡からの猛攻を防ぎながら人間に戻るように必死に呼びかけ続ける戦闘員D(日々輝)の奮闘も空しく、後から駆けつけて到着した萩野乃愛の攻撃で倒されました。
その時にはグリーン(千歳)や翡翠かのんも到着していましたが、彼らは萩野乃愛の意見や行動の方に同意しています。
しかし、一度倒して捕獲できたのも束の間…
今度は倒れた重岡の肉体から出てきた“巨大な触手たち”がスラム街で暴れ出しますが、ここでトドメを刺して最後のトリを飾ったのも戦闘員D(日々輝)ではなく、萩野乃愛でした。
戦闘員Dたちの前に新戦隊ジェネラルナイトも現れる
巨大な触手たちは複数の人間たちから変化していたものであり、その3人も捕らえることに成功しました。
そんな状況の中で3人の新戦隊ジェネラルナイトも現れますが、その中にいるジェネラル2の正体は新戦隊のリーダーとなっていた桜間日々輝です。
全身を大戦隊以上のいかついコスチュームで身を包んでいるものの、戦闘員D(日々輝)からは日々輝であることを速攻で見抜かれていました。
(ちなみに中心にいるジェネラル1のコスチュームは七宝が着用しています)
その後は各々が持ち場につきますが、戦闘員D(日々輝)と日比輝が2人きりとなって久々の会話を交わします。
同じ頃、別の路地裏前にいたグリーン(千歳)が自分の娘(椛)を見かけたことで話しながら追いますが…
その先で待っていたのは娘ではなく、前巻で大戦隊を追放されたレッド(赤刎)でした。
『戦隊大失格』16巻や17巻の発売日はいつ?
『戦隊大失格』16巻の発売日が2024年10月17日(予定)と発表されました。
発売日 | 次巻発売までにかかった期間 | |
17巻 | 2024年12月(予想) | 2ヶ月(予想) |
16巻 | 2024年10月17日(予定) | 3ヶ月(予定) |
15巻 | 2024年7月17日 | 2ヶ月 |
14巻 | 2024年5月16日 | 3ヶ月 |
13巻 | 2024年2月16日 | 3ヶ月 |
12巻 | 2023年11月16日 | 2ヶ月 |
11巻 | 2023年9月14日 | 3ヶ月 |
10巻 | 2023年6月15日 | 3ヶ月 |
9巻 | 2023年3月16日 | 3ヶ月 |
8巻 | 2022年12月16日 | 2ヶ月 |
7巻 | 2022年10月17日 | 3ヶ月 |
6巻 | 2022年7月15日 | 3ヶ月 |
5巻 | 2022年4月15日 | 2ヶ月 |
4巻 | 2022年2月17日 | 5ヶ月 |
3巻 | 2021年9月17日 | 3ヶ月 |
2巻 | 2021年6月17日 | 2ヶ月 |
1巻 | 2021年4月16日 |
こうして振り返ってみると大体2〜3ヶ月に1回のペースで発売されてきたことが分かります。
アニメ2期も発表されたため、17巻の発売日も16巻から2〜3ヶ月後となる2024年12月辺りに発売される可能性が高いですね。
『戦隊大失格』最終話や結末を予想
最後は『戦隊大失格』の最終話で迎えるであろう結末を簡単に予想および考察してみます。
日々輝が結成した”新戦隊”でも目的達成までの道は険しい?
戦保怪戦の終結から半年後、日々輝により結成された“新戦隊”が始動しており、ここからが日々輝の目的である「人間と怪人が平等に生きられる社会」を実現させるための“本当の意味でのスタート地点”に立てたはずです。
しかし、本当に目的を達成するまでの壁は日々輝の想像以上に高いと思います。
まず、怪人保護協会や大戦隊により起こされた”戦保怪戦”で大き過ぎる犠牲を出したことで、生き残った民衆の脳裏には「大戦隊や怪人への強い恐怖心」が残っている上「レッド(赤刎創星)も新戦隊に加入したこと」が大きなネックとなります。
そのような状況下で民衆から理解してもらえるためには「民衆にとってお得と思われる程の大きな特典やメリット」を目一杯与える必要も生じてきますが、結成されたばかりの新戦隊にそこまでできる程の経済力はないはずでしょうし、本当に少しずつ地道に活動を進めることで「民衆の信頼を取り戻す必要がある」ということです。
その地道な期間も1ヶ月や1年程度で終わるものでなく、数年または十数年もかかる可能性も高いです。
日々輝が再登場した錫切夢子や戦闘員Dに倒されて死亡する可能性も高い?
日々輝や新戦隊における問題は”民衆の信頼”だけでなく、戦保怪戦の最中や終盤で姿を消した「錫切夢子や戦闘員Dの再登場」により、新戦隊を結成した日々輝の命が彼女たちに狙われる可能性もあり得ます。
そもそも、錫切夢子と戦闘員Dは本編開始時から「大戦隊を壊滅させる」という共通する目的の下で協力関係を結びながら、混沌化の極みにまで達した戦保怪戦まで何とか戦い続けてこれたわけです。
しかし、戦保怪戦で大戦隊が壊滅状態になったにも関わらず、自分たちと深い関係にある日々輝に”新たな戦隊”を結成されたら面白いはずがありません。
戦保怪戦までは”戦闘員Dと入れ替わる形での協力関係”を続けてきた日々輝ですが、自身が結成した新戦隊が原因で、今度は日々輝自身が2人に狙われて倒された末に死亡する最終話や結末を迎える可能性も決してゼロとは言い切れません。
まとめ
今回は『戦隊大失格』原作漫画のストーリー内容をネタバレしながら紹介しました。
特撮の戦隊ヒーローシリーズとは異なり、敵側の“戦闘員の1人”を主人公とした形でのストーリー展開に加えて「戦隊側の闇」に迫る要素が多くの読者やファン達から支持されてきたものと考えられます。
『五等分の花嫁』とは大きく毛色の異なる作品のため、連載や放送開始時には戸惑う人も多かったかもしれませんが、それでも最終話までに日々輝たちが報われる結末を迎えられるように応援していきたいですね。
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