食戟のソーマシリーズは本当に長く放送されている素晴らしいアニメです。
そんな食戟のソーマもいいよ最終章の食戟のソーマ 豪ノ皿、今回の話のメインはBLUE。
父である幸平城一郎が参加しなかった大会でもあり、そして創真自身も定食屋ゆきひらを継ぐかどうかの判断基準にするという想いで参加したのですが・・本当はたった一人の人に美味いと言ってもらうためだったことが分かります。そんな食戟のソーマ 豪ノ皿の話を紐解いていきます。
目次
食戟のソーマの最終回はどうなる?結末やその後もネタバレ
始まりは学期末試験
原作で行くと32巻の277話になるのですが、BLUEの話に行く前のちょっとしたイベントといった感じでした。
海の家を10人1組で運営して、3日間で300万稼ぐという内容だったのですが、それでもブーイングが出ていた所、創真たち遠月十傑のメンバーのみ最終日だけで300万というハンデ付き。スタジエール編もこんな感じで経営をメインにしたバトルだったのですが、今回はハンデがきつい。2巻で店舗を完成させたのですが、周りは誰もが諦めモード。
そんな中創真たち遠月十傑のメンバーは元遠月十傑のメンバーもこんな壁を残り越えてきたはずと奮闘します。
結果は1日で653万円という2倍の売り上げでピリオド。
ぎりぎりどころか余裕の課題クリアとなりました。この後、いよいよ食戟のソーマ 豪ノ皿のメインの話であるBLUEの話が葉山アキラから出てきます。
まさかたった1日で課題の300万どころかそのダブルスコアである653万円をたたき出すとは思いませんでした。
そして試験終了1日前には世界が舞台になる料理対決のBLUEの話が葉山アキラから出てきて、かつ才波朝陽からBLUEで勝利したら結婚しろとえりなに求婚するなどいろいろな話が出てきました。
いきなり求婚!
BLUEの前に父である城一郎と親子水入らず
定食屋ゆきひらは主人公である幸平創真が料理の道に進むにあたって欠かせない場所。そこに今まで海外に行っていた父親の城一郎が帰っていきます。そこで親子水入らずでこれからを語ります。そこでやっと真実が語られます。どうして創真を遠月茶寮料理學園を入学させたのか、才波朝陽という人物は誰なのかなど…これからBLUEに参加するにあたって創真自身が疑問に思っていたことを聞き出します。
親子の会話いいね~
いよいよ開幕がBLUE
父である城一郎が緊張のあまり参加できなかったBLUEという舞台で、いよいよ息子である創真が参加する事になります。目的は表の料理人薙切えりな、裏のトップである才波朝陽の2人を倒すこと、そして定食屋ゆきひらを継ぐこと、そして最強の料理人になるために挑んでいきます。そして才波朝陽はBLUEの大会で戦うためには勝ち抜くしかありません。
いよいよ始まったねBLUE
BLUEで朝陽を下した後いよいよメインの薙切えりな
原作で行くと36巻の309話からになるのですが、BLUEで朝陽を下した創真は薙切えりなとのために最後の一皿を作ります。そのまえに薙切薊の毒が抜け、悲劇を繰り返さないためにあえて善意の圧力を繰り返すなど、今までの不自然さが出てくる部分の答えが出されていきます。
たった一人のために作られた一皿っていいね
薙切えりなを苦しめた神の舌とは
母の薙切真凪も同様に持っている異能と呼ばれる神の舌という能力。これは普通の人と味覚の感覚が違う状態で、より繊細な部分まで味を評価してしまうという能力になります。そのため例えプロが作った料理でもまずかったら吐いてしまいますし、さらには臭いや料理の見た目だけで食べるのをためらう事もあります。
そのため母の薙切真凪は料理を食べることが出来ず、点滴を打ちながら生活をしているという状態でした。そして異能の力を持った朝陽であれば自分を満足させてくれると薙切真凪は言いますが、朝陽は創真に負けて、さらには異能を持たない創真には自分を満足させる料理は作れないと否定します。
より細かい部分まで味を評価できるのは神の舌の魅力的な所ですが、能力者にとっては食生活に影響が出るくらい厄介な能力だったんですね。そのため薙切真凪も料理をみるたびに不味かったら吐いてしまうなど、不安が消せなかったのかもしれません。
凄い能力なのに
神の舌を救ったのは失敗作
薙切真凪を満足させたのは幸平創真の母親である幸平珠子が作ったボーリング球みたいに丸く焦がされた炒飯。見た目は酷かったけど、食べてみたら美味しいという料理が今回の匂いがない炒飯の原点となっています。特に神の舌を持つえりなや母親は臭いや見た目だけで食べれないと判断してしまう事もあり、その状態で食べるには臭いのない炒飯は欠かせません。この時朝陽は異能の力である他人の技術を奪うクロスナイブズを使いますが、薙切真凪から料理に自分がないという評価になり、幸平創真に負けてしまいます。失敗は成功の母と言いますが、その通りですね。
「食戟のソーマ」原作で語られた最終話
原作でいくと最終巻36巻の315話になります。神の舌を持った薙切えりなに美味しいと言わせる。声が食戟のソーマの最終話になります。名誉でもなく蹴落としでもなく、料理を作る人の気持ちが食べる人に伝わり、その結果美味しいと言ってもらう事が料理人として欠かせない評価になります。創真の最後の一皿は創真が書見して完敗したえりなの皿を再構成した皿で、連帯編で転機となった皿である鶏卵の天ぷらベース丼。その名はエッグベネディクト丼。創真が今まで積み重ねた料理技術をもとにただ神の舌をもってしまって苦しんでいる薙切えりなを美味しいと思わせるために工夫した集大作といっても過言ではありません。
凄い目的だね
エッグベネディクト丼
当初食戟のソーマ 豪ノ皿は創真が遠月十傑の1位になっただけでは満足できず、さらに世界へと視野を広げる話になると思っていました。何故なら創真の父親である城一郎も、自分の腕をさらに磨くために世界へと渡ったからです。ですが実際は神の舌を持っている薙切えりなに美味しいと言わせることが最終的な目標になったことに凄く感動を覚えました。そして、神の舌を持ったものが本当に美味しいと思わない限り発生しないおはだけが発生して城郭を吹き飛ばします。ここで語られたえりなの本音がお母さんにただ自分の作った料理を食べてほしかったという想いが凄く泣けました。えりな自身も料理を食べてほしかった人がいたという事ですね。
薙切えりなに美味しいと言わせれた?
薙切えりなはおはだけを出しながらも最後はまずいわよっと言いますが、これは料理人とって実は嬉しいセリフなんです。
この人に美味しいと言わせるまで切磋琢磨にゴールがさらに先に延びてしまっていますが、それが創真の料理の実力を引き上げるもとになっています。
特に創真の最後の言葉「ぶつかりあおーか」といったセリフが凄く嬉しそうでした。これで食戟のソーマは終了となります。
まとめ
食戟のソーマの最後は結果的に創真自身、父親と同じでBLUEで銃優勝となったことを理由に海外に修行に出かけるという形になってしまいます。やっぱり親子ですね。
ただ料理人として優勝とか名誉とかよりも食べてくれる人に美味しいと言わせてたい。そんな純粋な想いが最もおいしい一皿を作るために必要だという事を気づかされました。
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