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阿万音 鈴羽の正体とは?ダルとの関係性についても考察

STEINS;GATE

Steins;Gateは、どのキャラも魅力的な作品であり、その中の一人でも欠けてしまっては物語が成り立たなくなってしまうほど、全員が重要な役割を果たしています。

 

また、Steins;Gateのシナリオとして最も大きな特徴としては、世界線の存在です。

この世界線の存在により、同じ登場人物でも全く違う性格や人生を歩むという変化を見ることができるのです。

 

今回は、Steins;Gateの登場人物のうち、阿万音 鈴羽という人物に注目して見ていきます。

彼女は、もう一人の主人公といっても過言ではないほど、本作において重要な役割を持つキャラクターです。

 

ネタバレも含めて解説していきますので、ご注意ください!

阿万音 鈴羽(あまね すずは)のプロフィール

ラボメンNo.008、スポーティーな見た目と二つ結びのおさげが特徴的な18歳の女の子。

口癖は「オーキードーキー」で、高額なMTBを乗りこなす、ある意味で男らしい人物として描かれている。

 

ある日を境に、岡部達の過ごす未来ガジェット研究所の1Fで経営されている、ブラウン管工房のバイトとして転がり込む。

店長であるミスターブラウンと鈴羽の会話で、彼女は「一人前の戦士」と自称していたことと、バイトをしているという理由で、岡部からはバイト戦士というあだ名で呼ばれることに。

 

性格としては、岡部の厨二病的な冗談を信じてしまうほどに純粋であると共に、まゆりやフェイリスなど初対面の人物に対しても、人当たりのいい人物であるが、唯一、紅莉栖を親の仇のように最初から嫌っている。

 

明るく快活で、アウトドア系の人物といった、Steins;Gateでは珍しい立ち位置になっている人物である。

阿万音 鈴羽の正体とは?

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α世界線での鈴羽

そんな鈴羽の正体は、未来からタイムスリップしてきた2036年の人間

鈴羽は、作中でラジ館の上に突如として現れた人工衛星のような機械(タイムマシン)に乗って、岡部達の前にタイムスリップをしてきたのである。

 

2036年の鈴羽は、ディストピア世界を構築したSERNに対抗するレジスタンス「ワルキューレ」に所属しているテロリストとなっている。

ちなみにこのワルキューレの創設メンバーは岡部とダルであるが、鈴羽が物心つく前に死亡したため、面識はなかった。

 

α世界線での鈴羽がタイムスリップしてきた理由としては、IBM5100を岡部に渡すことで、タイムリープマシンの存在に気が付かないようにするためというものである。

つまり、SERNのディストピアが存在しない世界に変えるため、彼女はタイムスリップしてきたのだ。

 

途中失敗したりもしたが、紆余曲折あり、IBM5100を岡部に託し、SERNがタイムマシンの存在を知らない世界線である、β世界線への移動を成功させるのですが、β世界線に移動した岡部達の前には、再び鈴羽が現れるのであった。

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β世界線での鈴羽

β世界線においても、鈴羽は2036年からタイムスリップをして、岡部達の前に現れる。

その姿は、α世界線の快活スポーツ少女という印象から、戦闘服を思わせるようなタイトな服装に身をつつみ、髪の二つ結びについても、輪っかを作るような結び方に変えている。

 

β世界線の向かう未来は、第三次世界大戦である。

そのため、タイムスリップしてきた鈴羽は、軍隊訓練を受けており、身のこなしはさながら軍人そのもの。

性格についても、α世界線の鈴羽と異なっている。基本的にはα世界線で嫌いだったものは、β世界線ではそうではないケースがほとんど。SERNについても紅莉栖についても敵対視をしていない点が特徴的。

 

本編では23話頃からしか出てこないが、その存在感は非常に強い。

また、派生作品であるSteins;Gate0については、β世界線の話であるため、こちらのβ世界線上の鈴羽がメインで登場している。

阿万音 鈴羽の両親は誰?

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鈴羽の父親はダル

作中で鈴羽は、自分の使命に加えて、父親についても必死に探していた。

その過程の中で、まゆりはダルが鈴羽の父親であることを見抜き、無事に親子の再開を果たすことになるのである。

 

それ以来、鈴羽はダルを呼ぶ際に、「父さん」という呼称を使用するようになる。

最初こそ、自分が父さんと呼ばれる事実に、全く慣れていない様子のダルであったが、徐々に順応していくのであった。

 

見た目については、鈴羽とダルとではあまり似ていないように感じる。

鈴羽自身も、自分の見た目は母親に似ているとも自称しており、見た目の遺伝はダルゆずりではなさそうだ。

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鈴羽の母親は「阿万音 由季」という人物

鈴羽は人の間に生まれた人物であるため、父親がいれば母親もいる。

この母親は、「阿万音 由季」という名前の人物であり、ダルの妻でもある。

 

有名コスプレイヤーであり、見た目はふんわりとして非常に可愛らしく、鈴羽に似ている。

性格としては、おおざっぱでおおらか。

 

ダルとはコミマで運命的な出会いを果たしたことから親密になっていき、結婚に至る。

 

コスプレが趣味ということもあり、まゆりやまゆりの友達のコスプレイヤーであるフブキとカエデとも仲がいい。

 

アニメ本編では出てこないものの、スピンオフ作品であるSteins;Gate0ではしっかりと登場人物の一人として登場。

ダルとの出会いや関係構築についても描かれているので、気になった方は見てみてください。

阿万音 鈴羽の印象的なシーン

冒頭にお伝えした通り、鈴羽は本編上でも非常に重要な役割を果たしています。

そんな彼女の印象的なシーンをいくつか紹介します。

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惨劇の回避

まずはβ世界線での、初めてのSERN襲撃〜まゆり死亡時における、タイムリープ補助。

パーティの最中、SERNの襲撃にいち早く感づいた鈴羽は、いったんパーティー会場から身を隠し、SERNの襲撃の最中に岡部達を守るように再登場します。

 

まゆりは既にSERNの手で殺されており、どうにかしてタイムリープをしなければならない状況の下、鈴羽は岡部に暗号を送ることで、無事にタイムリープが成功。一時的ではあるものの、まゆりを助ける形となります。

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失敗した失敗した失敗した…

また、鈴羽を印象付けるシーンとして非常に有名なものが、「失敗した失敗した失敗した…」です。

 

α世界線における目標の、IBM5100を奪取した鈴羽は、使命のため更に過去へタイムスリップをすることを決心づけます。

というのも、α世界線のタイムマシンは、過去には行けても、未来には行けないという未完成品になっていることが由来しています。

 

つまり、使命を全うするということは、2000年代の岡部等全員と永遠に別れるということを指します。

そんな悲しい事実に涙しながらも、鈴羽は過去に旅立ちます。

 

ここまででも十分印象的なのですが、本番はここからです。

過去に旅立った鈴羽を待っていたのは、タイムトラベルによる記憶喪失でした。

自分の使命を完全に忘れてしまった鈴羽は、普通の人間として過ごしてしまいます。

 

彼女の記憶が戻ったのは、鈴羽が死亡する数年前。

使命を忘れていた自分への失意、岡部やダル達に感じる無念、そのような思いをしたためた手紙には、用紙いっぱいにある文字が書き殴られていました。

 

失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した…

 

その手紙を受け取った岡部は、鈴羽の絶望を感じとるを得ない、印象的なシーンとなっています。

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失意の岡部の前に現れたβ世界線の鈴羽

今までの過去をなかったことにして、β世界線に戻ってきた岡部。

β世界線に至った岡部を待ち受けていたのは、紅莉栖を救えないという絶望でした。

 

失意の中に落ち込む岡部の前に、β世界線からやってきた鈴羽が岡部に、シュタインズ・ゲートの存在を話すシーンが印象的な演出となっています。

 

紅莉栖もまゆりも救い、第三次世界大戦を阻止するという使命のためにやってきた彼女の姿は、正に岡部を救うための救世主と言えます。

まとめ

快活な言動からは想像できない、阿万音 鈴羽という人物の持つ使命と、両親の謎は、Steins;Gateの中でも、大きな目玉となるシーンです。

 

彼女がいることによって、岡部はシュタインズゲートに至ることができたとも言えることから、非常に重要で、魅力的なキャラと言えるでしょう。

   

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