『青春ブタ野郎シリーズ(略称は『青ブタ』)』は鴨志田一先生により執筆されている大人気ラノベ作品です。
アニメ化もされており、テレビ版が2018年に、劇場版アニメ『ゆめみる少女の夢を見ない』が2019年に公開されました。
本記事では『青ブタ』の人物相関図を作成してみました。
梓川咲太を中心とした、妹や友人、ヒロイン達との交流や関係性が魅力的な作品です。
目次
『青ブタ』の人物相関図
『青ブタ』は鴨志田一先生により執筆されている大人気ラノベ作品です。
梓川咲太を中心に“思春期症候群”を発症したヒロインたちとの出会いや交流が、彼や彼女たちを成長させていくストーリー展開が本作品の魅力です。
『青ブタ』の登場キャラクターたちを紹介
ここからは『青ブタ』に登場したキャラクターたちを紹介していきます。
梓川咲太(あずさがわ さくた)
誕生日 | 4月10日 |
身長 | 172cm |
所属 | 峰ヶ原高校2年1組(初登場時) |
CV | 石川界人 |
本作品の主人公であり、作品名にある「青春ブタ野郎」とは咲太のことを意味しています。
バニーガール姿の桜島麻衣と出会ったことがキッカケで、都市伝説とされている「思春期症候群」を発症したヒロインたちと関わっていきます。
桜島麻衣とは後に“恋人同士”の関係性となりますが、その様子はかなりぎこちなく、女王様気質な麻衣の言いなりです。
中学生の頃までは横浜市で平凡に暮らしてきましたが、妹(かえで)がネットやLINE上で友人達からのいじめに遭ったことが原因で思春期症候群を発症したことで家庭崩壊した上、咲太自身も「胸が血だらけになる」という症状を患っています。
その後も次々に降りかかる非日常や人間関係で絶望していましたが“初恋の人”となる牧之原翔子との出会いで立ち直りました。
峰ヶ原高校を受験したのも翔子と再会するためでしたが、家庭崩壊後の現在では”かえでと2人暮らし”のため、父親からの仕送りとファミレスでのバイト代で学費や生活費を賄っています。
中学生の頃に患った症状が変なふうに誤解されたことで「過去に暴力事件を起こした」という悪評を流されているため、高校では殆ど孤立していましたが、本人は「空気と戦うなんてバカバカしい」と放置してきました。
そのため校内で話せる友人は国見佑真と双葉理央くらいしかいませんでしたが、本編のストーリー開始時からは桜島麻衣を皮切りに”思春期症候群”を発症したヒロインたちとの交流や関係性も深めていきます。
桜島麻衣(さくらじま まい)
誕生日 | 12月2日 |
身長 | 165cm |
血液型 | AB型 |
特技 | 料理 |
所属 | 峰ヶ原高校3年生(初登場時) |
CV | 瀬戸麻沙美 |
本作品のメインヒロインで、黒髪ロングヘアーをウサギ型のピンで留めた容姿が特徴です。
6歳の頃に子役デビューしており、ストーリー開始時の時点では10年もの芸能歴を誇る実力派女優です。
また、腹違いの妹として豊浜のどかがおり、彼女も本編に登場すると同時に咲太と出会って絡んでいます。
本編で咲太と出会った時には芸能界での活動を休止していましたが、それには“母親との喧嘩”や本人がかかってしまった“思春期症候群”が大きな理由や原因となっていました。
思春期症候群が治った後には母親とも和解して芸能活動も復帰した上、咲太とも“恋人同士”の関係性となりました。
しかし出会った頃から見せてきた女王様気質は変わらず、恋人同士となってからも麻衣の方が主導権を握っています。
桜島麻衣が発症した思春期症候群は「姿や存在の消失」
桜島麻衣が発症した思春期症候群は「周りから自分の姿が見えなくなること」と、その症状の進行に合わせて母親や他人から忘れてしまうことで「桜島麻衣という記憶や存在そのものが消えてしまう」というものでした。
桜島麻衣の性格や思春期症候群に関しては、「【青ブタ】桜島麻衣はなぜ姿が見えない? | 性格や思春期症候群の解決法を解説」の記事を参照ください。
古賀朋絵(こが ともえ)
誕生日 | 5月23日 |
身長 | 152cm |
特技 | スマホの早打ち |
所属 | 峰ヶ原高校1年4組(初登場時) |
CV | 東山奈央 |
原作小説2巻『プチデビル後輩の夢を見ない』のメインヒロインです。
少し癖の強い形のショートヘアで、前髪の左側をTの文字型をした髪留めでまとめています。
中学生の頃までは博多で在住していましが、父親の転勤により咲太や桜島麻衣の住む神奈川県へと引っ越してきました。
咲太より1学年下の後輩であり、始めは咲太のことも”先輩”と呼んでいましたが、自身の発症した思春期症候群を解決させた後からは高校でもバイト先でも親しい友人同士のような関係へと発展しました。
さらに妹(かえで)の面倒見が良い面でも咲太から頼りにされるようになります。
常に周囲の空気を読んで行動する繊細な性格ですが、神奈川に引っ越したばかりや入学時に「友達が1人もいないことに対する不安や恐怖心」から来ています。
さらに「1人でいることが恥ずかしいこと」と捉えており、友達作りのために必死にイメージチェンジをして自分を変えたのです。
しかし九州地方の出身のため、咲太との会話中に自分が慌てた時には思わず方言(博多弁)が出てしまいます。
古賀朋絵が発症した思春期症候群とは「ラプラスの悪魔」
古賀朋絵が発症した思春期症候群とは「ラプラスの悪魔」と呼ばれる“高度な未来予測”でした。
始めは”同じ日(6月27日)を何度も繰り返す症状”と解釈されていましたが、実際は「未来をシミュレートしている現象」であることが明かされます。
発症した原因は「同級生から受けた告白」であり、朋絵の方が断りたいために一時的に”咲太と恋人同士”となりました。
古賀朋絵の性格や思春期症候群に関しては、「【青ブタ】古賀朋絵はループから抜け出せない | 性格・思春期症候群・名言を解説」の記事を参照ください。
双葉理央(ふたば りお)
誕生日 | 10月23日 |
身長 | 155cm |
特技 | 不思議な現象を全て科学で説明できる。 |
所属 | 峰ヶ原高校2年(初登場時) |
CV | 種崎敦美 |
咲太と同じ高校の友人で、原作小説3巻『ロジカルウィッチの夢を見ない』のメインヒロインです。
高校では科学部に所属しているものの部員は双葉理央1人しかいないため、実際にはいつも1人で化学室にこもりながら研究に勤しんでいます。
そのため、友人は校内で話してくれる咲太と国見の2人しかいませんが、内心では“国見への好意”を抱くと同時に咲太のことも大切な友人と思っていました。
双葉は本作品の中では誰よりも思春期症候群における知識も豊富にもっており、咲太から相談される度に麻衣たちが発症した症状を彼にも解りやすく説明する形で間接的に協力してくれることで「本作品の物語を進行させる上での“重要な立ち位置”」にいるキャラクターでもあります。
双葉理央が発症した思春期症候群は「ドッペルゲンガー」
双葉理央が発症した思春期症候群とは「ドッペルゲンガー」で“自分そっくりの分身が誕生する”という現象が起きてしまいます。
(そのため、発症している間は双葉が別々の場所に2人存在していました)
双葉が発症したドッペルゲンガーはかなり厄介な症状で、もう1人の双葉が勝手に自分のSNSアカウント上で自撮り画像をアップされてしまう上、その自撮り行為がエスカレートしていきました。
そのような症候群を発症した原因は「双葉自身の抱える不安感やコンプレックス」でした。
バスケ部で女子生徒たちからの人気が高い国見や桜島麻衣と恋人同士としてつきあい始めた咲太を見ながら「孤立することへの不安感」を抱きながら「構ってほしい」という思いが無意識のうちに芽生え始めてしまったためです。
双葉理央の性格や思春期症候群に関しては、「【青ブタ】双葉理央は孤独な女子高生 | 性格や思春期症候群を解説」の記事を参照ください。
豊浜のどか(とよはま のどか)
誕生日 | 3月14日 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 158cm |
特技 | 早着替え |
所属 | 桜庭学園2年生(初登場時) |
CV | 内田真礼 |
現在売り出し中のアイドルグループ「スイートバレット」のメンバーで、原作小説4巻『シスコンアイドルの夢を見ない』のメインヒロインです。
(アイドル活動中は「どかちゃん」という愛称で呼ばれています)
桜島麻衣とは“異母姉妹”という少し複雑な関係性をもって生まれてきました。
金髪を始めとした見た目により、清楚な雰囲気が特徴的な桜島麻衣と対局的に思われがちですが「芸能活動をめぐって自分の母親と喧嘩してしまう」など、義姉と似ている点も多くあります。
このような喧嘩は本心では母親や麻衣のことが大好きだからこそ、自分の思いも遠慮なくぶちまけてしまう影響によって起きることが多いです。
豊浜のどかが発症した思春期症候群は「義姉(桜島麻衣)と中身が入れ替わってしまう」症状
豊浜のどかの思春期症候群とは、義姉(桜島麻衣)の住むマンションを訪れた途端に「お互いの中身(心)が入れ替わってしまう」というものでした。
豊浜のどかの思春期症候群の原因は「義姉(桜島麻衣)へのコンプレックス」であり、のどか自身がアイドル活動を頑張っている中でもお互いの母親たちの間で「義姉(桜島麻衣)と比較されてしまうこと」による重圧や劣等感に悩まされていたのです。
豊浜のどかの性格や思春期症候群に関しては、「【青ブタ】豊浜のどかは売り出し中のアイドル | 性格や思春期症候群の解決法を解説」の記事を参照ください。
梓川かえで(あずさがわ かえで)
誕生日 | 11月5日 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 162cm→163cm |
特技 | 忍者ごっこ |
本名の表記 | 梓川楓 |
CV | 久保ユリカ |
咲太の妹で、原作小説5巻『おるすばん妹の夢を見ない』と8巻『おでかけシスターの夢を見ない』のメインヒロインです。
本編のストーリー開始時から“引きこもり”で、大好きなパンダの形状の部屋着で過ごしています。
実年齢の割に幼い性格や仕草を多く見せてきましたが、その原因には楓(かえで)自身が発症した思春期症候群が大きな原因となっていました。
この”かえで”に変化してからは極度の人見知りとなり、麻衣を始めとして自分の知らない人が自宅を訪れてきた途端、咲太の後に隠れてしまいます。
それでも大好きな兄(咲太)のために「理想の妹」になろうと邁進しており「毎朝、咲太を起こすこと」を日課としています。
ストーリー展開の進行と共に咲太が麻衣や双葉、のどかや牧之原翔子など次々と女子を自宅に招き入れる現状に危機感を抱き始めたことにより「外に出て普通に学校へ通うこと」を目指します。
梓川かえでの引きこもりの原因は”いじめ”と”思春期症候群”
かえでが引きこもり及び思春期症候群を発症した原因とは「中学生時代に受けた友人たちからの“いじめ”」でした。
SNS上で友人たちから「自分への悪口」を書き込まれ、かえではそれを見る度に「身体に傷や痣ができてしまう」という思春期症候群を発症しました。
咲太がすぐに”かえでの症状や傷”について説明しますが、両親はおろか医師や周りの大人たちからも“自傷行為”と決めつけられるだけで誰からも信じてもらえなかったのです。
本当のかえで(楓)の性格とは
かえでも本編で咲太の協力の甲斐あり、思春期症候群から脱したことにより記憶や“本当の性格”を取り戻しました。
思春期症候群にかかって甘えん坊だった”かえで”に対して“楓”の方は「少し大人びた性格と話し方」をする点が大きな特徴です。
さらに、かえでだった頃より「少しキツめな目つき」に変わります。
ただ、楓の中には「”かえで”だった頃の記憶」が完全に失われています。
牧之原翔子(まきのはら しょうこ)
誕生日 | 4月10日 |
身長 | 150cm(中学生)→160cm(大学生) |
所属 | 桜庭学園2年生(自称) |
CV | 水瀬いのり |
咲太にとっての“初恋の人”で、原作小説6巻『ゆめみる少女の夢を見ない』と7巻『ハツコイ少女の夢を見ない』そして劇場版『ゆめみる少女の夢を見ない』のメインヒロインです。
黒髪のロングヘアで左右を少し編み込んでいます。
本編中では“中学生”と“大学生”の姿や年齢で咲太の前に現れますが、後に同一人物であることが判明しました。
中学生の方は真面目で純粋な性格である一方、少し内気で自分の意見を言えない一面もあります。
そのため、拾った猫を飼いたいことを両親に言い出せず「はやて」と名付けた後は咲太に預けて、面倒を見るために梓川家に通い始めました。
一方、大学生の方は悪戯っぽい上に空気を読めるのに敢えて読まないという、かなり太々しい性格です。
それでも優しさに満ちた性格は中学生の頃と変わらず、翔子が咲太に伝えた「やさしい人になりたい」や「三大好きな言葉はありがとう・頑張ったね・大好き」の台詞は、以降の咲太の性格や言動に強い影響を与えました。
咲太に対して「桜庭学園2年生」を自称していながらも、実際に在籍していた記録はありません。
麻衣たちと違って長い期間にわたって消息不明となりましたが、かえでのことで再び心が折れた咲太の前に再び現れます…。
国見佑真(くにみ ゆうま)
所属 | 峰ヶ原高校2年(初登場時) |
CV | 内田雄馬 |
咲太や双葉とは1年の時のクラスメイトで、2人にとって数少ない友人です。
1年の時から彼らの悪評を気にせずに接し続けており、咲太や双葉の相談を理由も聞かずに引き受けてくれることもありました。
咲太と同じファミレスでバイトをしている上、バスケットボール部にも所属しています。
上里沙希と恋人同士として付き合ってますが、イケメンで女子生徒たちからの人気も高く、バスケ部の練習には複数の女子たちが見にくる程です。
国見も双葉からの好意に気づいていたものの、自分ではどうして良いのか分からずに気づかないフリをしていました。
3巻で告白されましたが、その後も友人関係は続いています。
母子家庭で育っており、早く自立するために消防士を目指しており、試験や訓練を終えて”正規の消防士”となった後に咲太や双葉と再会した上、上里沙希との交際も続いています。
上里沙希(かみさと さき)
所属 | 峰ヶ原高校2年1組(初登場時) |
CV | 茜屋日海夏 |
国見の彼女でクラスの女子グループの中心に立っています。
国見とは真逆に咲太の悪評を信じ込んでいる故に「国見の評判が悪くなる」と言いながら、咲太に対して嫌悪感を丸出しにしながら彼氏(国見)に近づかないことを指示しています。
そんな様子を見た国見から”咲太との仲”を取り持つこともしてもらえましたが、殆ど上手くいかずに終わっています。
まとめ
今回は『青ブタ』の人物相関図と共に、各キャラクター達の紹介もしてみました。
桜島麻衣を始めとして”思春期症候群”に悩まされながらも咲太と共に解決しながら成長していく過程や、人間関係の輪が少しずつ広がっていく展開が本作品の最大の魅力ではないでしょうか。
アニメ1期や劇場版を経て、現在ではアニメ2期も待ち望まれていますが、実際に制作および放送開始された場合は原作小説8巻のストーリーから始まるはずです。
そうなると広川卵月(ひろかわうずき)や赤城郁実(あかぎいくみ)のエピソードの映像化にも期待できそうですね。
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