フルーツバスケットの見る順番 | 時系列や各作品のあらすじ・見どころを解説

2001年に放送された人気アニメ『フルーツバスケット』がリメイクされ、新たにアニメ化しました!

既に『フルーツバスケット』の原作が完結した今、リメイクした2019年からの『フルーツバスケット』はキャラクターデザイン・声優・構成も一新されています。

古くから『フルーツバスケット』を応援しているファンのみなさんにとっては朗報ですが、困ってしまうのは2019年版の『フルーツバスケット』から知ってしまった方かと思います。

「リメイクされたとなると、リメイク前の2001年版はいつ見ればいいのかな?」となりかねません…!

『フルーツバスケット』の見る順番は結論から下記の通りです。

このページでは、『フルーツバスケット』を見る順番・時系列・各作品のあらすじ・見どころを本文で解説していきます。『フルーツバスケット』に興味のある方は、ぜひ参考にして下さい♪

 

     

 

『フルーツバスケット』の作品一覧・放送順

『フルーツバスケット』はシーズンごとに合番を振ってくれているため、時系列順・放送順がわかりやすいです。

最初の2001年に放送された『フルーツバスケット』は原作完結より前に放送されていることや、原作者である「高屋奈月」さんが制作側の意向でシナリオに関われなかったこともあり、あらゆる伏線がカットされています。

そのため、『フルールバスケット』は第１部のみで完結という扱いになっています。

2019年から放送されている『フツールバスケット1st season』からは続編が作られることを前提としたつくりになっていることがタイトルからわかるので、安心して見られますね。

アニメの新旧では違いや異なる部分が沢山あるので賛否両論だったりします。詳しくは「フルーツバスケットのアニメ新・旧の違いは？」で解説しています。

登場人物やキャラの関係性も知っておきたい方は「フルーツバスケットの人物相関図！登場人物・キャラクターの一覧を解説」も合わせて読んでみて下さい。

フルーツバスケットの人物相関図！登場人物・キャラクターの一覧を解説

フルーツバスケットに登場するキャラクター達の人物相関図を作成しました。各登場人物・キャラクターを一覧形式でそれぞれの解説も行っています。

animegaphone.jp

2021.05.12

 

『フルーツバスケット』の見る順番

『フルーツバスケット』を見る順番は、上記表の順番で見ればOKです。

『フルーツバスケット』の2001年版は、正直いつ見ればいいのか悩みます。
個人的には、『フルーツバスケット 1st season』を見た後に、「フルーツバスケットの世界をもっと楽しみたい!」と思った方が、2001年版『フルーツバスケット』を見るのが良いのかなと思います。

理由としては、最近のアニメーションは全体的にレベルが高いので、最初から2001年代の作品を見てしまうと受け入れが難しい方も多いと思うためです。

また、伏線が大幅にカットされている状態ですので、2001年版を見終わってすぐに2019年版の『フルーツバスケット』を見ると伏線が浮き彫りに見えすぎてしまうことも考えられるためです。

しかし、『フルーツバスケット』のリメイク版を味わい尽くしてしまった方には『フルーツバスケット』の供給がまだまだ足りないと思われます…!

そのため、そういった供給が足りなくなってしまった方に、2001年版『フルーツバスケット』を見ることをお勧めします!!

2019年に作成された『フルーツバスケット』に比べ、2001年版『フルーツバスケット』はギャグのテンポが良い作品です。
ギャグとシリアスと恋愛のバランスが非常に優れているので、非常に魅力的な作品となっています。

その代わり、伏線などの深みは少し物足りなくなる可能性がありますが、そのあたりはすでに伏線を知り尽くしているファンの方々には新しく目に映るのではないでしょうか?

「見る順番はこうが良いよ!」と言われても、「本当にそうかな?」と思ってしまった方へ、2001年版と2019年版ではどこが変わっているのか「フルーツバスケットのアニメ新・旧の違いは？」にて比較してまとめました。

キャラクターデザインや伏線など見てわかる部分以外にも、製作スタッフについても触れられていますので、せひご覧になって下さい♪

フルーツバスケットのアニメ新・旧の違いは？ 気になる評判も解説

フルーツバスケットのアニメの2001年版、2019年版の違いについて、声優・内容・作画、OP・ED、また気になる評判について解説。

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2021.05.12

 

『フルーツバスケット』の時系列

『フルーツバスケット』の物語上の時系列は、上記の通りになります。

『フルーツバスケット』は時系列を逆にしてするなど、トリッキーな時系列の変更などはしていおらず、リメイク作品はシーズンごとに放送順で見ると時系列順になります。

しかし、2001年版の『フルーツバスケット』は一部作で完結になっているため、時系列通りにリメイク作品の間に見ることはおすすめしません。

理由としては、作品に関連性がないからです。

2001年版の『フルーツバスケット』は一部作で完結。
2019年版の『フルーツバスケット』はシーズンごとのナンバリングのみで完結しています。

『フルーツバスケット』のリメイク版とリメイク前の作品は、別の作品として見ましょう!

 

各作品のあらすじ・見どころを解説

フルーツバスケット

あらすじ

原作は「花とゆめ」で人気の”お茶の間ほのぼの系コミカル学園ラブラブちょっとふしぎ物語”。

ヒロインは、わけあってテントで一人暮らし中だった女子高生、本田透(ほんだ　とおる)。透はひょんなことから同級生の男の子、草摩由希(そうま　ゆき)の家に住み込むことになる。全校女子のアイドル由希と、保護者(ほごしゃ)役の草摩紫呉(そうま　しぐれ)との生活は、一見ごく普通の家庭のように見えたのだが…。草摩家に隠された重大なヒミツ！　なんと彼らは異性に抱きつかれると…!?

出典：フルーツバスケット公式サイト
 

見どころ

主人公である本田透が草摩紫呉の家に住み込むようになるところから始まり、透は十二支の呪いを知ることになります!

プリンス由希ファンクラブ会長らとのやり取りもありながら、透の家庭事情の解決や様々な十二支との出会いから、草摩に近づいていく透は健気で、いい子過ぎます…。

色褪せない数々の名言も織り交ぜながらも、猫憑きである夾の本来の姿を知ってしまった透が怪我を負いながらも夾に接しようとする透は本当にいい子過ぎて心配になるレベルです。

2001年版の『フルーツバスケット』は、透の心の傷や草摩依鈴などの呪いを解く上でのキーとなるキャラも登場しませんが、透の優しいだけじゃなく、一緒に傷ついてくれる女の子を応援したくなる作品です。

見どころ①由希のファンクラブ｢プリンス・ユキ｣会長の奮闘

2001年版の『フルーツバスケット』では、物語の伏線はカットされていますし、過去の話もカットされがちです。

そのため、花島咲や魚谷ありさなど透の友人たちの透への想いは理由がなく、なかなか腑に落ちない場面が多いのですが、その友情を一番感じさせてくれるのが第十八話です…!

会長の素子は副会長の南たちを連れ添って、花島咲の弱点を見つけるために「魔王宅潜入計画」を立てます。

しかし、花ちゃんや弟の恵は、悪意に気が付き透が目障りだという草摩由希のファンクラブを追い払ってしまいます。

透は花ちゃんが心配でバイトを早引けし、魚ちゃんも花ちゃんの家に来てくれました。

草摩に取られてしまったようで寂しかった花ちゃんは、心配で来てくれた透を嬉しく思います…!

原作の過去話がカットされていますが、変わらず穏やかな友情が見られる第十八話は、穏やかになれるシーンでした。

見どころ②傷つきたくない夾を透が必死に追いかけるシーン

『フルーツバスケット』26話は、不朽の名シーンが満載です…!

特に、猫付きの真の姿を透に見せてしまった夾が森に逃げていく姿は、十二支の呪いを象徴しているようでした。
十二支の呪いを受けている由希は、傷つきたくなくて透から逃げる夾を必死に止めます。
十二支の呪いを受けたもの同士、逃げるだけなのかの人生になってしまっていることに同じく憤りを感じていたんですね。

夾の母親は「私だけはあなたを愛しているから。怖くないわ。」と言いいながら、毎回数珠が外れそうにないかどうかを確認していました。

夾への愛情と言うよりも、本当の夾を避けているようにしか思えなかったようで、醜い姿を見ても「一緒に生きていこう」なんてバカみたいなことを言ってくれる透に出会えて、夾は涙を流します。

夾が透から逃げるために、由希の方に爪を立てる夾の必死さや、十二支の呪いに立ち向かおうとする由希のたくましさも感じられるシーンでした。

『フルーツバスケット』をご覧になる方は、せひ最終話まで見ていただきたいです…!

フルーツバスケット 1st season

あらすじ

高校生の本田透は、唯一の家族だった母親を亡くしてから一人でテント暮らしをしていた。
ところが、テントを張ったその場所は由緒正しい『草摩家』の敷地内だった！
草摩紫呉に家事の腕を買われた透は、学校の王子様的存在の草摩由希、そして由希を敵視する草摩夾と一緒に住むことに。
しかし、透はまだ知らない。
『草摩家』が何百年も前からある呪いに縛られていることを……。

出典：あにてれ

見どころ

2001年版『フルーツバスケットから』から2019年版『フルーツバスケット』となり、グラフィックや声優さんも一新されています…!

綺麗になったグラフィックは、フルーツバスケットのイメージでもある桜の色彩も美しく、別のアニメを見ている気分になります。

また、2001年版では話数は「第●話」と表記されていたのですが、新シリーズとなり、回のごとの名言になりました。フルーツバスケットは名言も多い作品です。

 

見どころ①中学生の頃の魚ちゃんが映像化!

魚谷ありさは透の友人で、元不良です。
高校入学当初から透は魚ちゃんと呼んでおり、かなり親しげです。

その理由は中学の頃にさかのぼり、透の母親である本田今日子にあこがれていた魚ちゃんが透にぶつかって家に連れて帰るところから始まります。

現役の不良であった魚ちゃんは高校生に追われており、怪我も絶えません…。

自分が寂しかったのあとすら気がつけなっかった魚ちゃんは、透や今日子さんに心を溶かされていくシーンは穏やかで魅力的なシーンです!
リメイク前ではカットされていたシーンですので、中学校時代の過去編が見られてて嬉しかった方も多いのではないでしょうか？

透と仲良くなった後、不良らしい絡まれ方もする魚ちゃんでしたが、そのハラハラ具合も素敵でした。

見どころ②草摩藉真さんの登場と真の猫憑きの姿がリメイクされた感動シーン!

猫憑きであった夾は、母親が自殺してしまったことで「母親を死なせたのは猫憑きである夾のせい」と謂れのない中傷を受けてしまいます。

傷ついていた夾ですが、草摩藉真に引き取られ徐々に幸せになっていきます。

本来の姿を嫌う夾は、昔と変わらず「ネズミのせいだ」と言います。

たった一人で死んでしてほしくない藉真は、夾の本来の姿を透に見せてしまいます…!
夾が自分の人生を「終わっている代物」と言いますが、藉真は本当にそうであるのかためすために夾の姿を封じていた数珠を取り払ってしまったのです。

慊人に猫の物の怪の姿を見られたときのように、透に「気持ち悪い」と思われてしまった?暖かいい場所であったすべてを失ってしまった?と恐怖する夾の叫び声が鳥肌ものです…!

そんな夾の心に向き合う透の強さがリメイクされてどう変わっていくのか、注目ポイントです!!

▶︎ フルーツバスケット 1st season(1期)の各話あらすじ

 

フルーツバスケット 2st season

あらすじ

透が紫呉の家に住み始めてから一年が経とうとしていた。
由希と夾だけでなく草摩家の皆とも交流を深めてきたが、今も気になるのは忌まわしき『呪い』の正体。
進むべき道、決められた宿命、終わりなき――十二支の――宴を前にして由希は、夾は、そして透は何を想い、何を決意するのだろうか……。

出典：あにてれ

見どころ

セカンドシーズンとなり、リメイク前の作品でもアニメ化されていなかったシーンがたくさんあります…!

当主である慊人との会合や、十二支でまだ会っていなかった馬・鳥などとも出会い、そのなかで、十二支の呪いについて透は考え方を改めていきます。

呪いの正体とは？決められた道筋は変えられるのか？など、透は十二支の呪いとの向き合い方を迫られて行きます。

見どころ①紅野と魚ちゃんの出会い、そして一目惚れ!

コンビニで初めて出会った紅野と魚ちゃんはお互いに気になり始めてしまいます。
一目惚れ感が良いですね!

魚ちゃんは頭を下げた時に手に持っているポテトチップスを落とすという、なかなかないドジっぷりが透と似ていることもあり、紅野に会えるものならもう一度会ってみたいとい思います。

その甘酸っぱい一目ぼれはフルーツバスケット内ではなかなか無い表現ですし、魚ちゃんの初々しさは見どころの一つです!

さらに、喫茶店のバイトの休憩中に紅野を見つけた魚ちゃんは、追いかけて背中を掴んでしまいます…!
走ってまで追いかけたことで紅野は元々笑顔が素敵だと思っていたこともあり、そんな必死に追いかけてくれた魚ちゃんのことを好きになっていく姿が印象的でした。

紅野は慊人のお付きとして仕事をしていますが、休みがない仕事のためコンビニで買い物をしたこともないなど、かなり一般常識とズレた環境にいます。

そのために、「定められた通りに仕事をしているだけだ」の生活は満ち足りているとも言いますが、コンビニにいくような無駄な時間に出会った魚ちゃんと言う存在に心惹かれていきます…!

最終的には、魚ちゃんのほほを撫でて去っていくのですから、意味深ですよね。

見どころ②慊人と透がついに出会う…!

紅野ばかりを連れまわす慊人を、紫呉はかき回します。

「昔の紫呉はもっと慊人だけを見ていた」と言う慊人は、自身を見なくなった煉のことが好きだからか?と邪推し、紫呉を取られるかもしれない恐怖は煉への憎みになっていき、最終的には怒りが見かけただけの本田透に向かっていきます。

透は深夜に会いに来た慊人から「夾は高校を出たら幽閉される」ことや「十二支に自由がない」ことを知り、「幸せですか？」と聞いてしまい…?
ハラハラする展開が続くシーンは見どころの一つです!

透目線ではただのひどい人のような慊人ですが、慊人こそが十二支を統べる主なのだと知るシーンは慊人の不安定さと透の純真さが合わさって、迫真の場面になっています…!

透を傷つけないようにと守ろうとする紅葉の弱弱しい強さも見どころです。

▶︎ フルーツバスケット 2nd season(2期)の各話あらすじ

 

フルーツバスケット The final

あらすじ

物語はついに最終章に突入ー

母親を亡くした透はテントで一人暮らしをしていたが、
その場所が由緒正しい『草摩家』の敷地だったことが縁で草摩由希、草摩夾と一緒に住むことに。
ところが、草摩家は何百年も前から忌まわしき『呪い』に縛られていた。
由希、夾、そして草摩家の皆と交流を深める透は呪いを解こうと奔走するも、
解決の糸口は全くつかめない。それどころか、草摩家の当主である草摩慊人が
女性だったという最大の秘密を知り言葉を失くしてしまう。
『神』の慊人と『十二支』の皆をつなぐ“絆”、それは儚く脆い悲しみの螺旋……。
しかし、終わらない宴はない――誰もが忘れた最初の記憶、最初の約束。
その向こうで由希を、夾を、そして透を待っているものとは……。

 

出典：あにてれ

見どころ

最終シリーズと銘打たれていることもあり、十二支の謎の解明・解呪と話が進んでいきます。
既に紅野にかけられた呪いが解けたことも知り、透は十二支の呪いを解くために行動していくことに。

慊人と紫呉の関係性も複雑で、慊人がどうしてねじれた正確になってしまったのかも、煉さんや晶さん、そして紫呉など様々な登場人物の思惑が要因となっているのだと知り、透がどう接していくのかが見どころです!!

透と夾の関係性や、由希と真知との関係性など、関係性も加速していきます…!

見どころ①依鈴の旅の終着点

依鈴は今まで十二支の呪いを解くことで慊人からの呪縛を解きはらってしまいたいと思います。

しかし、依鈴は元々慊人から嫌われていることもあり、煉さんの命令で晶さんの骨壺を持ち出そうとしたことがばれて、閉じ込められてしまいます。

元々、依鈴は十二支の呪いを解くために付き合っていた潑春から離れていたのですが、依鈴を二階から突き落としたのが慊人であったことや、今も依鈴を閉じ込めているのが慊人であることを知り、慊人よりも依鈴を選ぶことに…!

十二支は神様である慊人のことを本能的に気にかけてしまうようですが、潑春は十二支の呪縛を振り払うことに成功しました。

依鈴は、十二支の呪いを解くために頑張ってきました。
しかし、病院に入院するほど疲弊していた状態だったため自分だけではこれ以上は無理だと悟り、潑春の元へ帰ってきます。
その際の、潑春の言葉が依鈴を救っているのが目に見えて伝わってきます!!

『フルーツバスケット』の中では珍しい最初から付き合っていたカップルであったため、ようやく元に戻ってくれたんだ…!という感動がある素晴らしい回でした。

遺伝子に刻まれた十二支の呪いよりも、自分の好きな人である依鈴を選ぶ潑春の想いも見どころの一つです!

▶︎ フルーツバスケット The final(3期)の各話あらすじ

 

まとめ

フルーツバスケットの見る順番と時系列をまとめて解説しました。

結論としては、リメイク版をみてからリメイク前の2001年版を見るのをおすすめします…!

 

『フルーツバスケット』は不朽の名作ですが、やはりリメイクされるにあたり原作者の意見が取り入れられています。
さらに、3シーズン以上が確定しているため、やはり主流は原作者である「高屋奈月」さんが絡んでいる2019年版の『フルーツバスケット』なのではないかと思います。

もちろん2001年版の『フルーツバスケット』にも見どころはたくさんありますので、『フルーツバスケット』の世界観をもっと味わいたいという方は、リメイク版を見終わった後に2001年版の『フルーツバスケット』をみてはいかがでしょうか?

『フルーツバスケット』は名言の宝庫です!何度見ても楽しめる作品となっているので、繰り返し見ていただきたいですが…。
やはり、お気に入りの回というものはあると思います!
「アニメフルバの名言・名セリフ集｜全シリーズを紹介」記事もありますので、ぜひ参考にしてください♪

【フルーツバスケット】 アニメフルバの名言・名セリフ集｜全シリーズを紹介

アニメフルーツバスケットことフルバの名言・名セリフを紹介します。

animegaphone.jp

2021.05.07

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