フルーツバスケットの人物相関図！登場人物・キャラクターの一覧を解説

「フルーツバスケット」の人物相関図を作成しました。

各登場人物についてもキャラクター同士の関係性など一人ずつ解説しています。

まだ「フルーツバスケット」を見たことがないよ!という方は、先にアニメの視聴をおすすめしています。
「フルーツバスケット」のアニメは2001年版とリメイク版(2019年〜2021年)が存在しており、この記事では主に2019年〜2021年に放送されたリメイク版で相関図を作成しています。

新旧の違いについては「フルーツバスケットのアニメ新・旧の違いは？」を参考にして下さい（見る順番も把握しておくとさらにフルバスを楽しめます）

フルーツバスケットの見る順番 | 時系列や各作品のあらすじ・見どころを解説

フルーツバスケットを見る順番を時系列に紹介し、各作品のあらすじ・見どころも合わせて紹介・考察していきます。

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2021.05.07

 

     

 

フルーツバスケットの人物相関図

『フルーツバスケット』は白泉社「花とゆめ」で連載された人気作品で、2001年と2019年にアニメ化されました。

原作で両親を亡くした「本田 透」は祖父に引き取られますが、祖父が娘家族と同居するため家を改装することになります。
その間、居場所がない透は草摩家の所有する山でテントを張って暮らしていましたが、偶然にも草摩 紫呉の家を訪れたことで草摩家に身を寄せることになります。

祖父の家の改装が終わり家に戻りましたが、草摩由希・夾が透を迎えにきて、結局透は草摩家に居候する事になりました。

 

しかし、草摩一族には決して世間にいえない、ある秘密を抱えていたのです。

 

そんな『フルーツバスケット』に出てくる人物たちを細かく紹介します。

フルーツバスケットは、2001年版と2019年版で様々な違いがあり賛否両論になっている場面があります。
「フルーツバスケットのアニメ新・旧の違いは？ 気になる評判も解説」でどの点が変更されたのかや、変更に伴う評判をまとめてるので興味がある方はこちらも合わせて読んでみて下さい。

フルーツバスケットのアニメ新・旧の違いは？ 気になる評判も解説

フルーツバスケットのアニメの2001年版、2019年版の違いについて、声優・内容・作画、OP・ED、また気になる評判について解説。

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2021.05.12

 

フルーツバスケットの登場人物・キャラクターの一覧を解説

本田 透 CV:石見舞菜香

出典 「フルーツバスケット」公式HP

海原高校の3年生、女子高生の本田 透は両親を亡くしビル清掃会社でバイトし自活しています。

真面目で明るく自分のことよりも人を心配する心優しい性格です。
誰かを怒ったり罵ったりすることができない、というよりも苦手。
何事も真っ直ぐに受け止めますが、少々天然なところもあります。

祖父が娘夫婦と暮らすために家を改装することになり、草摩家の山でテントを張ったことがきっかけで、草摩家へ厄介になります。

同居していく中で、「物の怪憑き」として生まれる草摩家の謎を知ることになります。
その運命に苦悩している草摩一族の姿を見て、透は何とか呪いを解けないかと考えるように･･･。

幼い頃に父を亡くし、高校1年の時に母も失い、父方の両親から母ともども疎まれていたこともあり親族がいるのに天涯孤独状態です。

本人はあまり自覚していなかったようですが、いじめも経験し、不遇な少女時代をすごいていた時、迷子になった自分を助けてくれた「帽子の少年」に対し強い憧れを持っています。

また幼い頃、父の葬儀で「勝也に似ていない」といわれ、父を亡くした今日子が自暴自棄になり置いていかれるのではないかと恐怖した経験が大きなトラウマになっています。

本田透の過去や秘密に関しては「本田透の過去や闇｜家族関係や声優情報」で詳しく解説してるのでそちらをご覧下さい。

【フルーツバスケット】本田透の過去や闇｜家族関係や声優情報も解説

【フルーツバスケット】の本田透とは?フルバの旧作・新作の声優情報と3期で判明する透の心の闇についても解説・考察していきます。

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2021.05.12

 

こうしたトラウマや父を強く慕う気持からなのか、父親と自分を近づけるようにまねていた父の口調が、現在透のピント外れの敬語につながっています。

透は、厳しい家庭環境にありながらも明るく生きている優しい女性です。
十二支にかかわることで、透は心の闇を解きほぐしていきます。

「フルーツバスケットの名言・名セリフ集」の記事に透や透に影響を受けた様々な人が名言まとめていますので合わせてご覧下さい。

【フルーツバスケット】 アニメフルバの名言・名セリフ集｜全シリーズを紹介

アニメフルーツバスケットことフルバの名言・名セリフを紹介します。

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2021.05.07

 

草摩 夾 CV:内田 雄馬

出典 「フルーツバスケット」公式HP

草摩家の中にあり、十二支に入れなかった猫の物の怪が憑いています。
変身すると猫の姿のほか、本来の姿といわれる異形の姿になります。

透、由希と同級生で短期でぶっきらぼうです。
紫呉の家に透が入った日、由希にケンカをふっかけそのまま紫呉の家にいついてしまいました。

ただ、彼も生い立ちに悲しみがあり、夾の物の怪の本来の姿「異形の姿」となっているとき、姿が見にくく腐敗臭を放つことで母親が受け入れられず自殺してしまうなど、とてもつらい目にあっています。

母が亡くなると父からも拒絶され、藉真に育ててもらったことで人の愛情を知りました。

夾にとって由希は、猫をだました鼠の物の怪憑きであり、また自分とは違い周りから誕生を望まれ、祝福を受けている事、また恵まれた生活を送ってきたことなどから疎ましく思っています。
逆に、人に愛されるべき性格で、何でもそつなくこなす由希に憧れも持っています。

透に出逢い本来の異形の姿を見られますが、それでも「一緒にいたい」と言ってくれた透は夾の大切な人になります。

また由希とも言い争いの結果、幼いころからお互いに憧れていたのだと知り、それをきっかけに気の置けないケンカ友達になります。

草摩 由希 CV:島崎 信長

出典 「フルーツバスケット」公式HP

透の同級生で見た目もよく成績も優秀、運動能力も高い男の子です。
学校ではファンクラブ「プリンス・ユキ」があるくらいですが、本人はモテるという自覚が全くなく、それどころか自分はつまらない人間でちょっと女の子っぽい顔にコンプレックスを抱いています。

草摩一族の中にあり、十二支の鼠（子）の物の怪が憑りついています。
鼠は十二支の頂点となる存在で、子年が産まれるのは稀有、神と等しいとされます。

幼い頃、変身体質を友人に見られてしまい、唯一の友人の記憶を消さなければなりませんでした。
記憶隠蔽によって唯一の友人をなくしたことは由希の大きなトラウマとなり、自分のことに深く立ち入られないように過ごすようになってしまいます。

生徒会長を引き受けてからは少しずつ、人との関わりが増えていきます。倉伎 真知も翔の妹というだけの印象でしたが、「王子なんかじゃない」という言葉で次第に気になるようになり、最終的に交際するようになりました。

欠点は折り紙を折れないくらいに超不器用という点と、彼が作った料理が壊滅的にまずいということくらいです。

魚谷 ありさ CV:種崎 敦美

出典 「フルーツバスケット」公式HP

本田 透の親友で元ヤンキーの魚谷 ありさ。
母が家を出て父が酒びたりになったことで不良の道へ入り、なんと小学校5年生で暴走族デビューを果たしています。

しかし、透の母親である今日子に出会いをキッカケに厚生しました。
透の母もまた、若いときに特攻隊帳をしており「赤い蝶」と呼ばれる伝説の人だったそうで･･･。

今日子からは、ヤンキー時代に来ていた特攻服を受け取っています。
高校2年になると喫茶店、コンビニなどバイトを掛け持ちし、そこで出会った草摩紅野に恋愛感情をもち、再会してから自分の気持ちを伝え、高校卒業後の交際は順調です。

アニメでは栗色の髪の毛に青い瞳ですが、原作では金髪に茶色の瞳です。
姉御肌で涙もろく、透のことを大切に思ってくれている親友です。

花島 咲 CV:佐藤 聡美

出典 「フルーツバスケット」公式HP

常に黒いものをまとっている花島 咲は、人の思念を電波として受け取ったり、悪意に満ちた思念「毒電波」を相手の脳に送ったり、不思議な能力を持っています。
神秘的ですが、何かを始めると熱中してしまうなど意外な面も持っています。

由希にいきなり近づき始めた透を敵視する「プリンス・ユキ」の会員たちが透をどうにかするために、まず恐ろしい毒電波を操る咲の家に侵入し弱点を探ろうとしたこともあるほど、透と仲が良く、他からは無類の強さを誇っています。
その際には、名言も飛び出しているので、1期の21話は花ちゃんファン必見です。

美人でスタイルも抜群なので、何もしなければ憧れの女の子です。

昔はこの力をコントロールできなかったため、魔女といわれいじめを受けていました。
両親は咲を転校させ、そこで透やありさとであいます。自分の思いを全部さらけ出すことで自分を変えることができました。

今ではクラスメイトも仲が良く、ありさや透をはじめとしてたくさんの友人がいます。

本田 今日子 CV:沢城みゆき

出典 「フルーツバスケット」公式HP

透の母で、すでに亡くなっています。

透にはもちろんですが、由希、夾、それに透の親友の魚谷ありさにも影響を与えた人です。
昔は生粋のヤンキーで赤い蝶と呼ばれていた今日子は、透の父である本田勝也に出逢ったことで不良をやめた経緯があります。

不良だったことで勝也の親族から嫌われ、不良をやめるときに不良仲間から暴行を受け受験もできず、今日子の両親からも勘当されています。

やがて勝也と結婚し透を出産しますが、勝也は早くに亡くなり、一緒に死にたいと考えますが、透の存在が今日子を引き留めてくれました。

本田今日子については、透の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。

【フルーツバスケット】本田透の過去や闇｜家族関係や声優情報も解説

【フルーツバスケット】の本田透とは?フルバの旧作・新作の声優情報と3期で判明する透の心の闇についても解説・考察していきます。

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2021.05.12

草摩 紫呉 CV:中村 悠一

出典 「フルーツバスケット」公式HP

十二支の犬(戌)の物の怪が憑いています。

透たちが暮らす家の主人で、みんなの保護者的存在となっています。
紫呉は由希のいとこに当たり、普段は様々なジャンルの作品を書く小説家です。

形から入るタイプで、小説家っぽいからという理由で着流しが普段着。
外出する時はスーツを着ますが、胡散臭い、ホストっぽいと揶揄されています。
何時もふざけた言動ばかりで、本心を明らかにしませんが、透たちには優しく接します。

紫呉が動くときには必ず慊人を自分の物にするという理由があり、周囲の人間はいつもこれに巻き込まれているようです。

実は由希を自分の家に住まわせているのも、慊人を手に入れるためであり、十二支の絆が邪魔と考えているからです。

十二支の呪いがいずれ解けるということをわかっているらしく、呪いにゆがみをもたせるために、神の慊人に最も近い「子」(鼠)憑きの由希を自分の元に置いているわけです。

透を家に住まわせたのも草摩という閉ざされた家に呪いとは全く関係のない透を入れることで、十二支の目を外に向けさせるためでした。

草摩 慊人 CV:坂本 真綾

出典 「フルーツバスケット」公式HP

草摩家の当主、十二支にとっては「神」となる草摩慊人は、物の怪憑きにとって「絶対的」頂点に君臨している存在です。

短い黒髪で華奢な体型、中性的でぞっとするような美しさがあり、肌を見せることを忌み嫌っています。
普段は白地の和装、真紅の帯、黒紅の羽織を着ています。

気難しく笑っていたかと思うと怒りだすなど、幼いころから癇癪持ちのようです。
女性十二支の杞紗たちには強く感情をぶつけることがあり、暴力も躊躇しません。

透がきたことで十二支と神である自分との絆に何らかの変化ができたことを不安に思い、透に対し敵視していくところが見られます。

神として自信を持っているものの、慊人自身にも少しずつ心の変化があるように思えますね。

慊人の存在は『フルーツバスケット』における最大の謎であり、十二支の呪いを受けたものたちにとって様々な感情のトリガーになっています。

慊人のネタバレなど詳しい内容は「草摩慊人の性別は男？女？ | 性格や家族関係や声優情報」でまとめていますので、そちらをごらん下さい。

【フルーツバスケット】草摩慊人の性別は男？女？ | 性格や家族関係や声優情報も紹介

【フルーツバスケット】に登場する草摩慊人は草摩家の当主であり、十二支を苦しめる元凶にもなっています。しかし、慊人の家族関係や性別がフルバ最大の謎であり、すべての問題を解決するためのカギになっています。さらに、リメイク版では声優も変わっているため、そちらも合わせて紹介いたします。

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2021.05.14

草摩 紅野 CV:梅原 裕一郎

出典 「フルーツバスケット」公式HP

十二支の「酉」の物の怪憑きで、透たちの9歳年上です。

慊人の仕事の補佐をしており、慊人が最も気に入っている十二支の一人です。
彼女が自分を気に入っていることを理解しており、彼女の許可がない限り草摩の外には出ません。

彼は最も早く呪いから解放されており、なんと中学生の時点で呪いが解けています。

神様に対する思慕の念はすでに消えています。
深夜のコンビニで偶然出会った魚谷ありさは人として紅野が初めて好きになった人です。
明るい笑顔や、一度会っただけの紅野を必死に追いかけてくれたことがきっかけのようでしたね。

逆にありさも紅野に対して興味を持ちますが、抜けているところが透に似ていたからだといっています。

しかし、慊人を捨てられない紅野はありさとはもう会えないと決めており、透からありさが紅野への想いを告白をした学校祭の演劇を映像化したDVDを受け取ることなく、ありさから離れようとします。
その後、とある事情で慊人に刺されてしまい、入院していた病院でありさと再会することになります。

中学の時には酉の物の怪憑きが解けていましたが、慊人は自分以外にすがる人はなく、彼女への愛情もあり一生一緒にいると誓いました。

幼い頃は紫呉を慕っており、紫呉、はとり、綾女を兄さんと呼びます。

慊人とは、はとりが結婚の話を持ち出してから定期的に肉体関係を持つようになりましたが、そのせいで紫呉から嫌われてしまいます。

草摩 潑春 CV:古川 慎

出典 「フルーツバスケット」公式HP

透の1つ年上で、紅葉たちと同じ年の草摩 撥春は十二支の中の「丑」の物の怪憑きです。

髪の毛が真っ白で、根元が黒という牛のようなカラーが特徴的。
ロックテイストなファッションに身を包んでいます。

「子」鼠に一番乗りを奪われた間抜けな丑といわれからかわれ続けたため、かなり卑屈な性格となってしまいました。

両親はキレやすい性格の撥春に困り、武術などを習わせますが、やはり物の怪憑きからくる性格はどうにもならず、キレると性格も豹変する「ブラック」状態になります。

キレやすくて卑屈で周りを困らせることが多い撥春ですが、ものすごい方向音痴で呉羽の家に行くのに3日かかったことも。
ただ、観察力は人一倍鋭く、時には由希、紫呉に対しても鋭い一言を言い放つことがあります。

子憑の由希を一方的に嫌っていたのですが、コンプレックスを解き放ってくれたことで由希に対して心を開き、今ではよき理解者となっています。

ちなみに、依鈴と付き合っており、とある事情で一度依鈴に振られてしまいましたがその後無事に付き合うことになります。

草摩 依鈴 CV:豊崎 愛生

出典 「フルーツバスケット」公式HP

容姿端麗、人を寄せ付けないくらいにキレイでスタイルもいい妖艶なイメージがある少女です。

十二支の中で「午」の物の怪憑きで、足までの長いロングヘアがトレードマークでしたが、終盤でバッサリ、ショートヘアになります。

理想的な家庭で育った･･･と思い込んでいたのですが、自ら「本当に楽しい?」と問いかけたことで一瞬にして崩壊、無理をして幸せな家庭を演じてきた両親から虐待を受けます。
倒れているところを撥春に救われ付き合い始めますが、第三者が慊人に話したことで付き合いが露見し、2階の窓から突き落とされ、入院騒動にまで発展します。

大けがをした依鈴は撥春に依存する自分から撥春を解き放つために撥春をつきはなし、呪いを解く方法を探します。
透と出会ったときも、撥春と同じような優しさを感じ、透へ依存してまた巻き込んでしまうと思い遠ざけます。

煉の策略もあり、慊人に軟禁されるなど様々なことがあった依鈴ですが、撥春と気持ちを確認し合い、今は幸せに暮らしています。

草摩 燈路 CV:大地 葉

出典 「フルーツバスケット」公式HP

十二支の中で最も年下で、「未」の物の怪憑きです。

透よりも5学年下になりますが、口達者、毒舌家で屁理屈をこねさせたら大人も顔負けです。
頭の回転が速くボキャブラリーも豊富。詰問口調なので相手の反感を買ってしまうことも。

ただ、本人は自分の言葉遣いがよくないことを理解しており、直さないと･･･と思っているようです。

物の怪憑きの子供が産まれた家庭では、夾にしても撥春にしても、親との関係が悪くなってしまうことが多いのですが、燈路の両親は理解が深く、物の怪憑きの子どもをしっかり受け止め暖かい家庭で育ちました。
妹の日向が生まれたことで、大切な人が増えたようですね。

ちなみに、一度、慊人に杞紗が好きだと言ったことで杞紗を害されてしまったことから、杞紗を一生守っていくことを誓っています。

また、依鈴が慊人に突き落とされるシーンを目撃していましたが、ずっと言えないでいました。

草摩 杞紗 CV:上田麗奈

出典 「フルーツバスケット」公式HP

十二支のうち、寅の物の怪憑きである草摩 杞紗は、物の怪憑きに見られる独特な髪色と目の色のせいでいじめにあいます。

それがもとで失語症となってしまい、入学したばかりの中学に通うことができなくなってしまいました。

家を抜け出して衰弱したことで変身してしまい、そこを撥春がみて紫呉の家に連れてきました。
透はあまり自覚していなかったものの、自分もいじめられていた過去をもち、いじめられている事が恥ずかしくて人にいえなかった気持ちもわかると伝え、杞紗は少しずつ話ができるようになります。

中学に通えるようになり、少しずつ前に進んでいます。大人しく思慮深い性格で、将来かなり美しくなるのでは?といわれています。

倉伎 真知 CV:加隈 亜衣

出典 「フルーツバスケット」公式HP

倉伎 真知（くらぎ まち）は透の1つ下の学年で、普段は無口で大人しい女の子です。

母親から完璧を求められてきたことにトラウマを持っています。
そのトラウマによって完璧な物などが苦手で、破壊したくなる衝動にかられてしまう彼女ですが、由希とのかかわりもあり、少しずつ変わっていきます。

普段はぬいぐるみのモゲ太を大切にしています。
（うさぎが好きでモゲ太もうさぎに似ているので好きらしい）

由希がお詫びにとプレゼントしたモゲ太のペーパーウェイトも大切なコレクションで、綾女が持っていたモゲ太の人形もすぐに限定品と見抜いています。

後にこの限定品を見つけた由希は真知にプレゼントしていますよ。

真鍋 翔 CV:江口 拓也

出典 「フルーツバスケット」公式HP

透と同学年でいつもテンションが高い翔（かける）。
家の跡継ぎ問題が解決する以前は、無口で近寄りがたい存在だったと恋人の小牧が伝えています。

今日子の葬儀の際、透にあっていますが、小牧も両親を事故で亡くしていることもあり透に「お前の方が不幸だと勘違いするな」といっており、人の悲しみを理解できないところがあったようです。

しかし、由希と関わっていく中で少しずつ物事を慎重に考えるようになり、人の気持ちを考えた行動をとれるよう頑張っています。

翔は真知の父の愛人の子で、真知の異母兄となるため、跡取りになれるよう母から強烈なスパルタ教育を受けていました。
しかし、「どうして親の言うとおりの人生を歩まなくてはならないのか」という疑問を感じ、跡継ぎを放棄します。
これにより、真知の弟が家を継ぐことになり、今は親子仲も修復したようです。

ちなみに、由希に「ゆんゆん」というあだ名を付けたのは翔です。

草摩 藉真 CV:森川 智之

出典 「フルーツバスケット」公式HP

草摩一族の一人であり、夾の養父、また武術の師匠でもある人です。
母が亡くなり、父が育児放棄した夾を養子として引き取り育ててくれた人ですね。

実は夾と同じように猫憑きだった祖父を拒絶していた過去があり、それを現在も悔やんでいます。
祖父に対しての償いをするかのように夾を引き取った経緯があります。
ただ、夾と過ごすうち、懺悔の念よりもさらに深い愛情が産まれたことは間違いないでしょう。

透の夾に対する気持ちに気が付いたとき、祖父の妻である祖母のように猫憑きに同情し一緒にいるのではないかと疑いますが、透の真の愛情を理解し、透と夾を暖かく見守っています。

母親が死んだのも、猫がしいたげられるの全部由希のせいだとする夾を、十二支の呪いや真の猫憑きの姿から逃げていると藉真は言い、透に真の猫憑きを見せています。

その結果透は夾を救いましたが、なかなか賭けの要素が強いことをやってのける人です。

草摩 楝 CV:折笠 愛

出典 「フルーツバスケット」公式HP

草摩家の前当主である草摩晶の妻、現当主草摩慊人の実母が草摩 楝です。
妖艶で驚くほどの美貌の持ち主である楝の顔は、慊人にそっくりといわれています。心身を患い奥の間にいてほぼ出てきません。

草摩の権限は現当主である慊人が掌握していますが、楝派と呼ばれる一部の人間が楝に従っています。
夫の晶にひどく執着し、慊人については十二支との絆を否定、自分と晶だけが本物の絆をもちそれ以外は偽物といい放ちます。

十二支を統べる神、慊人にひどく嫉妬し、慊人だけがほしいと思っている紫呉と肉体関係をもったり、はとりを誘惑するなど十二支と慊人の仲を裂こうとする様子が見られます。

また、依鈴に銘じて晶さんの骨壺を慊人から取ろうとした張本人です。
その際に、十二支の呪いを解く方法を依鈴に教えると言いましたが、そんなものを知っているはずもなく…。

煉についている女中はそのことを「やっぱり」といってあきれているところから、うそつきの常習犯なのかもしれませんね。

草摩 晶 CV:石田 彰

出典 「フルーツバスケット」公式HP

現草摩家の当主であり、十二支においては神の慊人、その実父が晶です。

病弱で短命といわれており、その美しさは儚げで浮世離れしているといわれていました。
自分の置かれている立場やさみしさを理解してくれた楝と恋に落ち、周囲の猛反対を振り切り結婚、慊人が産まれました。

慊人が産まれ溺愛していましたが、楝はそれに嫉妬します。
晶は愛の結晶である慊人が産まれたことを、楝にこそ最も喜んでほしかったのに、愛する楝にそれを理解してもらうこともできず亡くなりました。

死ぬだけの男と卑下していたこともあり、永遠への憧れを持っています。
慊人に対して「特別な子」だと言い聞かせていることも、慊人が永遠の対象だったと思わせます。

草摩 紅葉 CV:潘 めぐみ

出典 「フルーツバスケット」公式HP

草摩 紅葉は兎(卯)の物の怪憑きで、日本人の父とドイツ人の母を持つハーフです。

見た目がかなり子供っぽく、透は紅葉のことを小学生だと勘違いしていました。
外見は幼く見えますが、内面は非常に大人です。

しかし、高校入学時は似合うからという理由だけで女子の制服を着ているなど、やっぱり他のキャラクター同様、ちょっとずれている感じがしますね。
身長が伸びてからは、男子生徒用の制服をしっかりと身に着けています。

紅葉も、母に対して「自分のせいでおかしくしてしまった」という思いがあります。
紅葉の母は紅葉が物の怪憑きだということを受け入れられず、精神を病んでしまったのです。

父親は母の中にある紅葉に関する記憶を隠蔽することに同意し、母は紅葉のことを自分の子として認識せず「草摩家のだれかの子」と思っています。

母と妹を見たいと透が働くビルにしばしば足を運ぶ姿は胸が痛みます。
母のように優しく接してくれる透に女性として愛を感じていながらも、過去にとらわれっぱなしの夾にはっぱをかけ、2人が幸せになるようにと願うところも紅葉らしいと思います。

草摩 楽羅CV:釘宮 理恵

出典 「フルーツバスケット」公式HP

透たちの2つ年上で、恥ずかしがり屋で大人いのですが、興奮してしまうと猪突猛進、乱暴者に変身します。

彼女は猪(亥)の物の怪憑きですから、こういうところが出てしまうのでしょう。

夾のことが大好きで、夾の前に行くとテンションが異常に高くなります。
夾は小さい頃に楽羅に会ったため、姉のような存在ともいえますが、楽羅は十二支憑きの運命を背負った自分よりもずっとみじめな奴がいる･･･と、自分を安心させるために近寄ったのです。
しかしあるとき、夾の本来の姿「異形の姿」を目にして逃げ出してしまい、これに罪悪感を持った楽羅は「夾を愛せば、彼を見て逃げ出した自分をなかったことにできるのではないか?」と夾に気持ちを寄せるようになりました。

透のことは本当に夾のことが好きなのか疑心暗鬼でしたが、夾を他の誰からも奪われたくない 一番大切な存在だからと聞き、それ以降、自分の気持ちを託せる相手と認めたようです。

草摩 はとり CV:興津 和幸

出典 「フルーツバスケット」公式HP

辰の物の怪憑きである草摩 はとりは、透よりも10個上、綾女を唯一制御できる人として知られています。

草摩一族の主治医でもあり、記憶の隠蔽術を行うのが彼です。

由希の友人が由希の変身を見てしまったときに友人としての記憶を失わせたのも、紅葉の母が紅葉の物の怪憑きを受け入れられなかった時、人の子として記憶を操作したのもはとりです。

十二支の中で辰の物の怪憑きですが、変身するのはタツノオトシゴです。
はとりにとって龍ではなく、タツノオトシゴに変身してしまうのはコンプレックスといわれています。

草摩 佳菜と付き合っていたのですが、結婚したいと慊人の元を訪れたとき、左目の視力を失うほどに傷つけられ、佳菜はそれを自分のせいだと病んでしまいます。
少しずつ壊れていく佳菜を見ていることができず、自らの施術で佳菜の記憶を消した悲しい過去を持っています。

透たちの担任で一度は透の記憶を隠蔽することも考えますが、佳菜と同じように変身した自分をためらいもなく受け入れたり、なぞなぞの答えが佳菜と同じだったりしたことで、透に対して佳菜の面影を抱くようになります。

草摩 綾女 CV:櫻井 孝宏

出典 「フルーツバスケット」公式HP

草摩紫呉、草摩はとりと同級生でマブダチトリオの1人です。

綾女は、十二支の中で「巳」の物の怪憑きで、透から言わせると大人版由希。テンションが高くて明るく、自分本位で王様気質、高校自体に生徒会長を務めたのも納得です。

巳の物の怪憑きなので寒さに弱く、急に冷え込むと冬眠状態となることもあります。
由希の実兄ですが、由希は隔離されて育っていたので会話を交わしたこともなく、弟に対して完全に無関心でした。

しかし、今はその当時が嘘のように由希に対し兄ばかっぷりを発揮。
自分が気ままに生活するために由希が犠牲になっていたと気が付いてからは、積極的に由希と時間をとろうと頑張っています。

いまだに自由気ままというところもありますが、はとりのことだけは尊敬しているので、はとりのいうことはしっかり聞きます。

また、服飾店「あやめ」の店長でもあり、店員である「美音」と恋太同士です。
美音には、透と同じく十二支の呪いがバレているようですが、ツ級することはなく2人は店で同棲しているようです。

物語終了後の「another」では2人の子供がいるため、結婚したようですね。

草摩 利津 CV:河西 健吾

出典 「フルーツバスケット」公式HP

由希に負けず劣らずのユニセックスな美貌の持ち主です。

十二支の中で「申」の物の怪憑きですが、ものすごく気が弱く自分に自信がありません。
誰に対しても低姿勢で、なにかあるたびに自分のせいだと考えてふさぎ込みます。

相手のことを第一に考えて行動しますが、その行動はほぼ空回りです。男の恰好をすると萎縮するため、大学に行く際にも振袖を着ています。

ちなみに、慊人が振袖を着ている姿を見て「慊人さんも同じ趣味が…!?」と言ってしまうシーンがあり、うっかりさんという印象がぬぐえない性格です。

屋根の上に立ちうっかり足を滑らせても、ちゃんとちゃくちが出来るほど運動神経が良く、おっちょこちょいですが大きな怪我はあまりしていないと思われます。

草摩家の保養施設、温泉宿を女将の母親と共に営んでいます。彼にとって常に堂々と振る舞う綾女は憧れです。

まとめ

フルーツバスケッの相関図および登場人物同士の関係についてまとめてみました。

十二支の物の怪に憑かれてしまうことで、様々な過酷な運命に翻弄されてしまう草摩一族ですが、透という異質な存在が出てきたことで化学変化が起きる様子、またそれぞれの苦悩やトラウマを解決していく様子など、魅力がたくさん詰まった作品です。

相関図、キャラクターがわかってくると、さらに『フルーツバスケット』が魅力ある作品になると思います。

他にもこういう人だよ!というご意見がある方は、コメントをお寄せいただけますと幸いです。