ヘタリアとは国を擬人化した漫画で、アニメ化・舞台化も行われたほどの人気作品になっています。
ドラマCDやCDなど様々なグッズ化かどメディアミックス化が進んでいるヘタリアですが、その中で面白くないのでは?と巷で噂されている映画「銀幕ヘタリア」の評判と、実際に面白くないのかをご紹介いたします…!
主に映画で登場する国々を相関図にしてまとめた記事がありますので、そちらをご参照ください!
※実在する国家・軍・宗教すべてにおいて無関係であり、ヘタリアという漫画・アニメを元にする記事です。
目次
映画「銀幕ヘタリア」とは
映画版『ヘタリア』の正式名称は、「銀幕ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)」になります。
1時間20分ほどの映画で2010年に作成されました。
wikiでは、『小規模公開ながらぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では満足度87.8と好評で第5位を記録している。』とありますが、実際のところ評価はどうなっているのでしょうか…?
うーん、高評価って本当かな…。
「銀幕ヘタリア」の内容・あらすじ
ある日、世界中で謎の怪事件が発生し、人類は滅亡の危機に直面した。アメリカは緊急の国際会議を開き「俺の指揮下で世界を救おう」と熱弁する。ところが、いつものように、会議にあつまったフランス、イギリス、ドイツ、日本、ロシア、イタリア、(カナダ)の足並みはそろわず、バラバラに動きだしてしまう。世界平和を望む気持ちは変わらない。しかし、怪事件の裏に動く強大な存在を前に、それぞれの力はあまりに小さく、無力だった。彼らの運命やいかに!そして、彼らは世界を救うことができるのか?
引用:Amazonprimeページ
映画が公開されたのは2010年。
アニメの1・2期の『ヘタリア Axis Powers(ヘタリア アクシス パワーズ)』が終わったあたりの作品となります。
割と古めの映画ですね。
5期『ヘタリア The Beautiful World(ヘタリア ザ ビューティフル ワールド)』以降からヘタリアを見た方は、キャラクターデザインが古く見えるかもしれません。
映画をどのタイミングの話か分からないという方やアニメの見る順番そものがわからないと言った方は、見る順番を別途記事にてまとめましたので、そちらをご覧ください♪
「銀幕ヘタリア」のつまらない・面白くないポイント
①使いまわしが大量
池袋なう。銀幕ヘタリア見た!!大画面で見れたのはよかったけど(いつもは携帯だしね)話しはグダグダ(笑)しかも1期の使いまわしもあるし!
— End (@endism) June 23, 2010
一番の残念ポイントは、アニメ版の映像が使いまわされていたポイントです。
アニメ映像、しかも1期の映像を使いまわしています。
いきなり「ねこタリア」が入ってくるのもよくわからなかったですし、映像の使いまわしはさすがにどうかと思いました。
それならば、もう少し値段が可愛くてもいいのでは?と思わずにはいられないですね。
アニメの内容ということは、四コマが入ってくるということ。
内容がアニメ未公開シーンなどであればまだわかりますが、映画に入れる内容ではないのでは…?となってしまいます。
使いまわしは、ちょっとね…。
②構成が意味不明
銀幕ヘタリアは新作60分+過去の名シーン20分の構成など・・
— 金星18号 (@kinsei18goooou) June 4, 2010
残念ポイント①でもお話ししたように、実はアニメ版の映画とは全く関係のない内容の四コマが入ってきます。
使いまわしも十分アウトだと思っていますが、一番許せないのは「使いまわしが入るタイミング」です。
映画がシリアスであっても、陽気なアニメ版が挿入されますし、区切れが良いとは言えないタイミングでアイキャッチのように四コマが入ってくるため脳の切り替えが追いつきません…。
「あれ?何の話してたっけ?」と映画の上映中に映画の内容を忘れるというハプニングを初めて経験しました。
話が飛びすぎてわけわからなくなるのは困る
③展開が謎
ヘタリアの銀幕も実はそんな感じでDVD借りたけどナンジャコリャな展開だったけど推しが最高だったので良かった
— hinatakuti本格的に通信大勉強(式神利四) (@hinatakuti) July 12, 2020
作品は、ピクト星人という謎の地球外生命体が攻め込んでくるところから始まります。
しかし、ピクト星人というものがどんなものか、映画を全部見終わっても全くわかっていません。
また、何故か侵略してきたピクト星人をおもてなしをするのですが、それを面白くもないのに受けているピクト星人の意味が分かりません。
ピクト星人が変えるきっかけとなった騒動も、なぜ顔を書けば元に戻るのか意味が分かりませんでした…。
ギャグとしてすべてを飲み込んでしまうには大きすぎて、展開が追いつけない人も多かったのではないでしょうか?
ギャグとしての見込めるか、飲み込めないかが評価の分かれ目かも?
「銀幕ヘタリア」のここが面白い!
①オリジナルの地球外生命体が登場する!
銀幕ヘタリア、dアニメストアで見たことがありますが私は好きです。
シリアスを期待し過ぎてしまって期待値が高くなりすぎてしまった結果なのではないかと……同時期のヘタリアアニメと同じ、92擬人化ギャグ映画として見れば面白いと思います。
— ワシミミズク@新診ダンRPG:冒険者「サラ・ルーシェン」 (@hane8787) September 5, 2020
銀幕ヘタリアは批判多いけどきっついおくにネタもやってるからそこは面白いんだよな(祖国は何もきまらねえまま攻められる)
— 💉粉葉っぱ💊 (@2psmgn_pa) September 5, 2020
アメリカには宇宙人の友人がいますが、ほかに地球外生命体が登場した例はありません。
そのため、映画の主なストーリーである「ピクト星人」の来星は歴史にもない、ヘタリアのオリジナルストーリーとなっています。
未曾有の危機に対し、それぞれの国がキャラらしい戦い方をしているのも見どころのポイントです!
新しいヘタリアの側面を別媒体で見れるから、メディアミックス化っていいよね!
見どころ②出演しているキャラクターが多い
銀幕ヘタリアがトレンドに入ってる理由について、銀幕ヘタリアでツイートしてる人が誰ひとり知らないの本当に面白いしヘタリアらしいなって思う。
当時からずっとCV高橋広樹の祖国推し。 pic.twitter.com/OXMDpPxga8
— 舞鈴 (@msongs_0524) September 5, 2020
公式サイトには30名近いキャラクターが出演しており、それぞれのキャラクターを劇場版で見れる・聞けるといいうのは見どころの一つですね!
やはり、劇場の音響で聞ける機会というのは少ないですし、待ちに待った劇場版化ということもあり、キャラが登場し話しているだけで幸せだった人も多いのではないでしょうか?
ヘタリはキャラが大勢いることも魅力の一つですが、だれがだれかわからなくなってしまうこともしばしば…。
アニメで主に出てくるキャラクターで、映画には主要で登場していないキャラをロシア中心でまとめてみましたので、ご参照ください♪
出番の多い少ないは当然あるけど、ヘタリアならではのキャラ数の多さは魅力だよね♪
見どころ③コメディが成立している
rt 銀幕ヘタリアはそんな酷かった記憶無いな。映画の構成的には問題ありだと思うし人にオススメはしないけど、メインストーリーは面白いし原作の明るく楽しいコメディ要素がちゃんと活かされてるから、ボロクソに言われるほどでは無いと思う
— みかも (@motimotikokoron) September 5, 2020
ヘタリアのノリでなければ、これほど壮大な馬鹿話はできなかったのでは?と思います。
ギャグに思いっきり振り切れているさまを劇場版でやってしまうあたりは、さすがヘタリアです。
最初からまとまる気のないG8から始まり、まとまろうとしたにもかかわらずやっぱり仲が悪いG8で終わる感じがいつもどおりでしたね♪
ピクト星人の進行をどう止めるかの着地地点も、なかなか一方向に振り切れていないと出来ない終わり方でした。
しかし、作品初の劇場版をあれほどのギャグにできる作品は少ないかと思います!
個人的にはプロイセンの一人劇場が面白かったです。
プロイセンと言えば7期ではかなりグッズが触れた印象なので、2021年春アニメから知ったという方も多いのではないでしょうか?亡国として存在している珍しいキャラならではなお秘密もあるようで…?
そんなプロイセンについて考察をまとめてみましたので、そちらもあわせてご覧ください!
ギャグとして見るとなかなか面白いよね。
「銀幕ヘタリア」個人的な感想
大変個人的な意見としては、最初は受け入れられたのですが、次々と挿入されていく意味不明なアニメ映像に翻弄されていました。
「スイスとリヒテンシュタインが幸せに暮らせればいいなぁ」と途中から現実逃避をしていましたが、映画の内容を忘れそうになりながらなんとか映画を見切ったという感じです。
スイスとリヒテンシュタインの話がめちゃくちゃ癒された!
最後の謎展開がおもいっきりにギャグに振り切れていました…。
あっという間に解決してしまうのも、サインペンがなぜかイタリアの目の前に落ちていたのもちょっと最後だけ素に戻ってしまったので受け入れが難しかったです。
とりあえず、ローマをおじいちゃん扱いできるイタリアが最強なんだなと実感しました。
しかし、映画としてヘタリアが進出したという実績があるのは大きいなと思い、うれしいです。
今回のようなアニメ挿入がなければ「あぁ、ギャグ路線のヘタリア」なんだな…と思いながら見られたので、次映画化があるのならば、是非アニメ挿入だけは考え直していただいて、作成していほしいです。
まだ「銀幕ヘタリア」を見ていない方には、是非DVDや定額サイトでの鑑賞をお勧めしたいです。
「銀幕ヘタリア」についてのみなさんの声
「銀幕ヘタリア 記憶」で検索すると記憶を失ったみんなたちがわんさか出てきて面白いです
— みなつ234/250 (@hinatax372) April 4, 2021
それくらい重い罪を背負ってるということを銀幕ヘタリアは自覚したほうがいい。そして人格否定に繋がる言葉に厳しいこの世の中であえて言うが銀幕ヘタリアを面白いという人とは付き合わないほうがいい。
— 🌘KIRIOKA🌘 (@kirioka_r18) September 5, 2020
銀幕面白いと言うのはいいけど、あれがいつものヘタリア呼びだけはどうしても解せない。いつもあんなにクソつまんないギャグじゃないよー
でも銀幕ヘタリア嫌いじゃないよ。割と最近見返したから次見る気はしばらくないけど— にちか (@nichica830) September 6, 2020
銀幕ヘタリアを今見ようとしてる人はシリアスじゃない、映画だけどいつものアニメと全く変わらないくらい平常運転ということを頭に入れてみると普通に面白いのでぜひ
— ふろーと🥤 (@furokke_0008) September 5, 2020
銀幕ヘタリア、(面白いか面白くないかは置いといて)私はくそ好きだよ。記念すべき映画化で他のアニメでは絶対に起こりえないカオスが広がるストーリーとかメインキャラクターよりも予算をかけられた棒人間みたいな敵100体とか最後みんなで盆踊りするところとか実にヘタリアらしい…よね…うん、
— かのトマト@原稿@11/7☆ナ04b (@kano_tomato) September 5, 2020
皆さんの声のまとめ
基本的には酷評ですね。
しかし、DVDなどでギャグとして見るなら面白いのでは?という方もいらっしゃるようです。
どちらにしろ、皆さんヘタリア愛に満ちているので、どんな内容であれヘタリアという枠中で起こったですのでそれもいい思い出として消化しているようです。
黒歴史として記憶をなくしてしまったような人もいますが、それらも含めヘタリア界隈で話せるネタとして扱われているので、ヘタリアファンは受け入れる幅が広いなと感じます。
ヘタリアの思い出話に混ざりたいなと思う方は、是非一度銀幕ヘタリアを見てみたらいかががでしょうか?
結局ファン同士、みんなでワイワイするのが一番楽しいよね♪
映画「銀幕ヘタリア」を見るのはちょっと…と思った方へ
ここまで酷評が続くとあまり「銀幕ヘタリア」を見たいと思う方は多くないような気がします。
そのため、銀幕ヘタリアを見るのは「ちょっとなぁ…」と思った方にはまだマイルドなゲーム版「学園ヘタリア」をお勧めします。
賛否両論ありますが、まだ映画「銀幕ヘタリア」ほどではないと思っています。
理由は評判のなかでは、良いと感じる人と悪いと感じる人の感性の違いが大きいと思ったからです。
いったいどこまでを許せるか?が最初から知っていれば地雷のにおいがした瞬間に逃げられます…!
大切なのは、酷評されている部分が許せるかどうかだと思っていますので、是非ゲームの評判を先にご覧になってからプレイしてはいかがでしょうか?
ゲーム「学園ヘタリア」の評判を集めた記事を別途用意していますので、そちらをご覧ください!
まとめ
映画「銀幕ヘタリア」はあまりいい評判を聞かなかったので、映画を見るのも戦々恐々としていたのですが、一度見てしまえば意外と面白かったです。
皆さんの評判など関係なく、先入観無しに映画を見ると楽しいかもしれません。
ただし、楽しむには「ギャグだと割り切る」ことが大切だと思っています。
いつものシリアスとギャグに振り切れてた5分アニメではなく、ギャグでひたすらヘタリアキャラが動き回っているのを楽しむくらいが丁度良いと思います。
「あれはギャグ作品で、ヘタリアキャラを見に来たんだ…!」と思って見た方が、個人的には良いと思います。
ヘタリアはファンの方が優しすぎると思っているのですが、そんなファンの皆さんの記憶から消され、映画化自体がなかったことにされているほどの黒歴史作品です。
やはり、「ヘタリアならいいよ!」と言ってくれる方がいる方は菩薩のような優しさを持っているんだな、と改めて感じました。
今回2021年春アニメで初めてハマった方は、ぜひ映画にも手出してみてはいかがでしょうか?
供給が足りなくなった時にはとてもいいかと思います!
コメント
すみません、日本語を話しません)I read the entire article about the review of “Hetaliya on the screen” with the help of translation software, what to say? As a Hetalia fan from China, although I am a little unhappy with the author’s efforts to downplay the existence of Mr. China, hahaha, of course, this is not harmful, I agree with the author’s point of view.
In fact, for our Hetalia fans, we often jokingly say that “this movie contains almost all of Hetaliya’s bloody shots” hahaha, indeed, the constantly repeated plot does greatly affect the look and feel of the entire movie, but don’t forget that this fan also has a lot of repeated scenes in the first season, so adding some battle plots can be said to be a great improvement over the movie. Finally, let’s look forward to Hetaliya getting better and better!乾杯!