女神のカフェテラスの人物相関図！登場人物・キャラクターの一覧を解説

『女神のカフェテラス』は『風夏』や『ヒットマン』で人気の瀬尾公治先生により週刊少年マガジンで2021年から連載中の大人気漫画作品です。

また、テレビアニメも 2023年4月から『五等分の花嫁』や『彼女、お借りします』と同じTBS系列のスーパーアニメイズム枠で放送中です。

本記事では『女神のカフェテラス』の人物相関図を作成してみました。
既に原作もアニメも追っている人達は復習として、これから本作品に触れようと考えている人達には予習として役立てていただけると幸いです。

本作品の全巻ネタバレの詳細は「【女神のカフェテラス】原作の全巻ネタバレ解説 | 最後の結末はどうなる？」の記事を参照ください。

 

【女神のカフェテラス】原作の全巻ネタバレ解説 | 最後の結末はどうなる？

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2023.05.24

 

『女神のカフェテラス』の人物相関図

『女神のカフェテラス』は「週刊少年マガジン」で連載中の人気漫画作品です。

喫茶「Familia」を経営する主人公(粕壁隼)とメインヒロイン5人を中心に展開される恋愛模様に加えて、祖母から孫へと受け継がれる人間関係も魅力的な要素ですね。

 

喫茶「Familia(ファミリア)」の店長とメイドたち

まずは、喫茶「Familia」で働く主人公(粕壁隼)とメイドたちを紹介します。

元々は隼の祖母(粕壁幸子)がオープンしたカフェでしたが、幸子の死亡後に孫の隼が店長となって5人のメイドたちと共に再びオープンしました。

 

粕壁隼(かすかべ はやと)

本作品の主人公で、外側に跳ねた天然パーマが特徴的な青年です。
理知的でプライドが高く、5人のメイドたちに対しても嫌味っぽい口調で話しますが、根は優しく頼りになる面も多くあります。

現役で東大に合格したほどの秀才ですが、この時期に“祖母(幸子)の訃報”を聞いたことで3年ぶりに帰郷した中で、幸子に住まわせてもらっている“5人のメインヒロインたち”と出会います。

自分を育ててくれた祖母とは3年前に喧嘩別れしていたため、始めは閉店した喫茶店「Familia」を取り壊して月極駐車場に変える方針でしたが”祖母の想い”や”5人の絆”を知ったことにより、休学した上で自身が店長となり、5人のヒロインたち(メイドたち)と共に「Familia」の営業を再開させました。

 

粕壁隼が祖母と喧嘩別れしていた理由とは

第1話の時点で“粕壁隼が祖母と喧嘩別れしていた理由”も明かされており、祖母は「Familia」をオープンさせたため、町の資産家(不破)から多額の借金をしていました。

まだ3歳という幼い年齢の頃から、嫌味ばかり言われながらも頭を下げ続けてきた祖母の姿を何度も見ており、自分が東大や大企業に入社することで不破たちを見返しながら祖母を守ろうと考えていたのです。
しかし隼が中学生の頃にそのことによる“意見の食い違い”による口論から大喧嘩へと発展した末、隼は自ら実家(Familia)を出て行ったわけです。

 

粕壁隼は最終的に5人のメイドの誰かと結ばれる

原作27話では未来の時期が描かれ、未来の隼と”隼の娘”が登場しています。
(この時の隼は高校教師として働いており、自分の娘も生徒となっています)

娘が見つけた5人のメイドたちの海水浴の写真を見た途端に「ママ」と叫んでいたため、この時点で隼は最終的に「5人のメイドの誰かと結ばれること」だけは明かされています。

 

小野白菊(おの しらぎく)

月島流星と並ぶ最年長者で、黒髪のおカッパ頭が特徴的な女性です。

喫茶「Familia」ではキッチンを担当しており、お店で出すメニューに加え、自身が得意とする日本食の腕前も一級品です。
さらに掃除や洗濯などの家事全般も得意としています。

普段は控えめで大人しい性格ですが、アルコール類に極端に弱い上、酔うと匂いフェチなド●乱に変貌しては隼に対して見境いなく迫ってきます。
(酔いの原因はお酒だけでなく、ウェットティッシュの臭い等も含まれます)

また、5人のメイドたちの中で「隼との過去の面識」を唯一もっており、隼への好意を抱きますが過去の面識に気づいているのは白菊の方だけです。シラフの状態でも恋のライバルたち(流星や紅葉)から抜け駆けしようとすることもありますが、速攻で2人から止められる状態が続いています。

ちなみに、掲載誌(少年マガジン)で開催された「第1回キャラ人気投票」では第1位の座に君臨しました。

 

親子揃って粕壁幸子から料理を教わっていた

白菊が料理上手なのは、過去に粕壁幸子から料理を教わっていたためです。

さらに、父親(小野賢雄)もまだ子供(白菊)が生まれていない頃、幸子の弟子として修行を積んでいました。

小野白菊の魅力や過去、隼や彼の祖母(幸子)については「【女神のカフェテラス】小野白菊のかわいい魅力 | 告白や過去・隼や幸子との出会い」の記事を参照ください。

 

【女神のカフェテラス】小野白菊のかわいい魅力 | 告白や過去・隼や幸子との出会い

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2023.06.05

 

月島流星(つきしま りほ)

小野白菊と同じ大学に通う女子大生で「Familia」では、主に接客を担当するムードメーカー的な存在です。

打算的かつ腹黒い性格ですが、芯はしっかりしている上、実は5人の中で“1番の常識人”でもあります。
出会ったばかりの隼を懐柔させるためにハニートラップを仕掛ける一方、近所への挨拶回りの時は隼に対して「自営業の大変さ」を叱るように諭すこともありました。

始めは隼を頼りないと思いながらも一緒に営業や生活を続けながら“隼からの優しさ”に触れていくことで好意を寄せるようになります。

 

幼少期は天才子役として活躍していた

まだ幼少期で両親と一緒に暮らしていた頃は“天才子役”として活動していた過去の持ち主でしたが、当時は自分よりも両親のために頑張っていました。
(同じ子役出身の千代田莉々歌に対して優しく厳しくアドバイスしているのも、そのためです)

一度は役者の道を捨てた上で「Familia」のメイドを始めましたが、進級した時と同時に大学の演劇部へ入部する形で、再び役者への道を進み始めています。

月島流星の魅力や過去、隼や祖母、両親との関係性については「【女神のカフェテラス】月島流星のかわいい魅力 | 役者としての過去・両親や祖母、隼との関係性」の記事を参照ください。

 

【女神のカフェテラス】月島流星のかわいい魅力 | 役者としての過去・両親や祖母、隼との関係性

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2023.06.06

 

鶴河秋水(つるが あみ)

「Familia」メンバーの最年少者です。
高校で空手部に所属しており、全国大会で優勝できてしまう程の強さを誇ります。

完全に体育会系な性格のため、考えるよりも先に体が動く“元気でアホな子”です。
調子に乗りすぎた末、隼のノートパソコンを壊すなど常識外れな行動も多く、隼から怒られたり他メイド達から呆れられることも多いです。

しかし、桜祭りの出店で不破の孫たちに絡まれた時には大好きなストリートファイターの必殺技を駆使しながら撃退してくれるなど、非常に頼れる面の持ち主でもあります。
さらに、インターハイで負かした雁谷崎零から強いライバル意識を燃やされながらも「Familia」で接していくうちに尊敬されるようになります。

また、アニメ版では“準々主人公”という立ち位置とされています。

鶴河秋水の強さや魅力、隼と結ばれる可能性については「【女神のカフェテラス】鶴河秋水のかわいい魅力 | 強さと必殺技・姉や祖母、隼との関係性」の記事を参照ください。

 

【女神のカフェテラス】鶴河秋水のかわいい魅力 | 強さと必殺技・姉や祖母、隼との関係性

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2023.05.30

 

鳳凰寺紅葉(ほうおうじ あかね)

左目が隠れる金髪のショートヘアが特徴的な女性です。
5人の中では最もクールな性格で普段もクールに振る舞っていますが、自分が音楽活動をしていることが隼に知らされたことや褒められた時には赤面しながら狼狽えることもあります。

5人の中で唯一のフリーターですが、それは自身の所属する“ガールズバンド”での音楽活動を行なっているためです。
バンドではボーカル兼ギターに加え、作詞までこなす実力派であり、歌や演奏も多くのファンたちから支持されています。

また、過去に幸子から“コーヒーの淹れ方”を教わっていた故に「Familia」でもバリスタ担当として働いています。

実は“名家の出身”であり、母親や祖母(洋子)により、実家へ連れ戻されそうなところを隼に救われてから好意を抱いてはクールにアタックしますが…
今では抜けがけしようとする白菊を流星と一緒に止めることの方が多くなっています。

読者たちからも圧倒的な人気を得ている女性キャラでもあり、2回目以降のキャラクター人気投票では白菊をも抑えて第1位の座に君臨し続けています。

鳳凰寺紅葉の魅力や人気の理由、隼や碧井風夏との関係性については「【女神のカフェテラス】鳳凰寺紅葉がかわいい・人気の理由| 隼や祖母、碧井風夏との関係性」の記事を参照ください。

 

【女神のカフェテラス】鳳凰寺紅葉がかわいい・人気の理由| 隼や祖母、碧井風夏との関係性

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2023.06.02

 

幕澤桜花(まくざわ おうか)

赤髪のお嬢様結びが特徴的で、そのお淑やかそうな容姿とは裏腹にヒステリックで負けん気が強く、反骨精神が旺盛な性格です。
そのようの性格も相まって、隼とは出会った頃から口喧嘩が絶えず“犬猿の仲”の関係性です。

しかし服飾系のセンスや能力は非常に高く「Familia」の制服デザインや店内の飾りつけ等で大活躍しています。
(また、秋水が不破の孫に放った”花形ミサイル”も桜花が隼からの指示で作ったものです)
その一方で料理は苦手であり、唯一まともに作れるのは幸子から教わっていた”ピラフ”ですが…
第1話で食べてもらった隼からの評価は「普通」に留まっています。

原作89話でフランスの有名ファッションブランドの紹介を受けたことで「Familia」も退職した上で渡仏したため、一時的に物語から退場しましたが…
その会社をすぐに解雇されたため、わずか1ヶ月で帰国しては再び「Familia」に復帰しました。

また、アニメ版では“準主人公”の立ち位置とされています。

幕澤桜花の性格や魅力、隼と結ばれる可能性については「【女神のカフェテラス】幕澤桜花のかわいい魅力 | 妹や祖母との関係・隼と結婚する可能性が高い理由」の記事を参照ください。

 

【女神のカフェテラス】幕澤桜花のかわいい魅力 | 妹や祖母との関係・隼と結婚する可能性が高い理由

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2023.05.29

 

喫茶「Family(ファミリー)」および千代田食堂の店員たち

不破重久が「Familia(ファミリア)」を潰すため、隣にオープンさせたファミレスです。
5人のメンバー全員が「Familia(ファミリア)」のメイドたちと似た容姿の持ち主ですが、経営の勝負で敗北後は隼が買い取ります。

その後は「Familia(ファミリア)」との区別化をつけるため「千代田食堂」という店名に変わり、お店で提供するメニューも和食中心へと変更されました。

 

千代田莉々歌(ちよだ りりか)

月島流星と同じツインテールが特徴的な女性です。

流星と同じく子役で経験を積んでからYou Tuberおよび現役アイドルとしても活躍中でしたが、お店の宣伝用に撮影し始めた動画の中で「Familiaを潰す」という台詞を放つ場面まで配信されたことで炎上させてしまいます。
この炎上が原因で自分たちのお店(Family)が閉店する危機を迎えさせてしまいますが、隼が不破から買い取ってくれたおかげで、再び5人で「千代田食堂」の店名に変更しながら経営を再開できました。

初登場時は自分と同じ“子役出身”の流星に対するライバル心も露わに出しますが、隼や流星に救われてからは彼らを慕うようになります。

 

高崎舞乙(たかさき まお)

読者モデルとしても活躍中で、幕澤桜花や隼の娘と似た髪型の黒髪ロングが特徴的な女性です。

大人びた雰囲気なルックスと異なり、サキュバスのような性格で砕けた言動が目立ちます。
さらに大の下ネタ好きであることも判明しました。

「Family(ファミリー)」や千代田食堂での働きぶりはあまり芳しくはなく、仕事中に不平不満をもらすことも多いです。

 

宗谷萌美(そうや もえみ)

緩やかなボブカットと、小野白菊と似た穏やかな雰囲気や話し方が特徴的な女性です。
実家の有名料理店「宗谷花壇」で培った修行の成果もあり、和食や懐石料理では白菊と互角また凌ぐ程の腕前を発揮します。

料理や仕事のために和帽子を被ると普段の穏やかさから一転して、冷静かつ厳しい口調の料理人へと変貌します。
自身が実家に帰らねばならなくなった時、他4人に対して厳しい料理指導をすることもありましたが、このような性質により同じメンバーのティーナからは何度も遊ばれてしまっています。

 

吉野碧流(よしの へきる)

小説家志望のフリーターであり、5人の中では唯一メガネ姿の女性です。

「Familia(ファミリア)」のメイドたちの恋愛模様を漫画や小説のようなメタ視点で楽しそうに語ることが多いですが、周囲からはあまり理解してもらえていません。
基本的には宗谷萌美に次いで穏やかな性格かつ口調で話しますが、たまに毒舌になることで鳳凰寺紅葉に対して大きな精神的ダメージを与えたこともあります。

 

ヴァレンティーナ 吾輩(ヴァレンティーナ あずま)

ブラジル出身の自称・旅人で、「Family(ファミリー)」のメンバーでは最年少の女性です。

日本人のハーフで浅黒い肌と八重歯、そして鳳凰寺紅葉と似た形の黒髪ショートが特徴的で、皆からは「ティーナ」という愛称で呼ばれています。

カポエラを嗜んでおり「Familia(ファミリア)」の秋水と意気投合しながら、いつも試合形式の訓練を続けています。

 

雁谷崎零(かりやざき れい)

原作86話で初登場した空手少女で「秋水のライバル的存在」だった少女です。

格闘家らしく武人的かつ男勝りな性格で、インターハイで敗北させられた秋水に再び勝負を挑むべく「Familia(ファミリア)」を訪れますが、メイドたちの料理やコーヒーの腕前を全て”格闘技の強さ”と誤解しながら隼のことを一方的に師匠のような見方で尊敬し始めます。

隼の手配により、一時的に「Familia(ファミリア)」を離れた桜花の穴埋め要因として雇われながらも、桜花の復帰で退職を決意する中で千代田莉々歌からのスカウトを受けて「千代田食堂」の店員となりました。

ある意味では本作品の中で“最も立ち位置が変化している人物”とも言えますが、空手の強さは本物であり「Familia(ファミリア)」に乗り込んできた不破の孫を強烈な一撃で倒しては追い返しています。

 

粕壁隼の親族

ここでは粕壁隼の親族である祖父母と娘を紹介します。
隼だけでなく、5人のメイドたちを巡り合わせた重要な人物ばかりです。

 

粕壁幸子(かすかべ さちこ)

粕壁隼の祖母で、本編で隼たちが再オープンさせた喫茶「Familia(ファミリア)」の初代マスターです。

幼少期に両親と死別させられた隼を引き取り1人で育ててくれましたが、喫茶店での経営難が原因で隼と大喧嘩した後、彼の方から出ていく形で別れました。
隼が上京後にすれ違う形で訪れてきた桜花たち5人を住み込みで雇って6人で楽しく過ごしてましたが、そのような楽しい生活も長く続きませんでした。

隼が上京中に永眠する形で死亡したため、葬儀は一緒に住んでいたメイド5人で執り行われ、隼には訃報が届くまで知らされなかったのです。
しかし皮肉でありながらも幸子の死亡こそが「隼と5人のメイドの出会い」へのキッカケとなりました。

 

粕壁幸子は過去に桜花の祖母たちと働いていた

粕壁幸子はまだ16歳だった頃に、やがて結婚することになる夫・粕壁大洋(隼の祖父)が営む「喫茶ファミリア」の住み込み従業員となり、桜花の祖母たちと一緒に働き始めました。

その後、プロの料理人を目指しながら様々な料理店で修行を重ねた結果、43歳で自分の息子が高校卒業した時期に合わせて渡西しました。
そして15年間の中で総料理長を務めたスペインのレストランで三ツ星シェフとして活躍しながら、白菊の父親(賢雄)を始めとした弟子の育成にも尽力してきたのです。

 

本当はスペインで新たなお店をオープンする予定だった？

三ツ星シェフとして多くの弟子たちを育成後にはスペインで新たなお店をオープンする計画でいました。
しかし、そんな時期に孫(隼)の両親が交通事故で死亡してしまい、まだ幼い隼を引き取るために帰国した末、日本で本編の喫茶「Familia(ファミリア)」をオープンさせたのです。

 

粕壁大洋(かすかべ まさひろ)

隼の祖父であると同時に幸子の夫であった男性です。
(幸子よりも早く死亡したため、彼女と同じく本編の時代では既に”故人”です)

喫茶「Familia(ファミリア)」の前身となった「喫茶ファミリア」の店長で、幸子を始めとした従業員たちを”二等兵”と呼んでいました。
顔は隼と瓜二つのルックスでぶじょう髭を生やしており、従業員に対する口は悪く、働き始めた幸子に対しての接し方もかなり荒かったです。

しかし外で幸子を強引にナンパしてきた若き頃の不破重久を容赦なく懲らしめるなど、隼と大いに似た面も持ち合わせていました。
ちなみに大洋の手料理はかなり不味かったらしいです…。

 

粕壁隼の娘(本名は不明)

原作27話で登場した“隼の娘“です。
容姿や髪型は若き頃の粕壁幸子と瓜二つであり、喫茶「Familia(ファミリア)」の5人のメイドの誰かが母親であることだけ判明しています。

 

小野白菊の親族

ここでは小野白菊の親族を紹介します。
祖母(明美)と父親(賢雄)ともに「Familia(ファミリア)」や粕壁幸子と非常に深い縁の持ち主です。

 

宮古明美(みやこ あけみ)

小野白菊の祖母で、若い頃は粕壁幸子と共に働いていた喫茶ファミリアの元・従業員です。
孫(白菊)と同じく、アルコールに弱い体質で酔うと人に抱きつく癖がありました。

 

小野賢雄(おの けんゆう)

小野白菊の父親で、粕壁幸子の弟子として修行してきた男性です。
修行の末、現在ではミシュランガイドで三ツ星を獲得する程の人気スペイン料理店でオーナーシェフを務めます。

仕事で忙しい中でも”娘(白菊)の将来”を強く心配しています。

 

月島流星の親族

ここでは月島流星の両親を紹介します。
祖母(由美子)・母親(流凛)ともに流星と同じく、女優や役者の人生を歩んできました。

 

姉川由美子(あねかわ ゆみこ)

月島流星の祖母で、喫茶ファミリアの元・従業員です。
ファミリアで働く傍ら「昭和を代表する程の大女優」として活躍していました。

 

月島流凛(つきしま るり)

月島流星の母親で元・役者として活動していた女性です。
義母(由美子)や娘(流星)と違って自分は売れないまま引退しており、自分の無念も晴らす思いで幼少期の流星を天才子役にしようと必死に育ててきました。
(皮肉にも由美子との出会いと”演技レベルの違い”が流凛自身を絶望にさせて引退にまで追い込んだのです)

しかし子役として売れ始めた娘を疎ましく感じるようになり、その苛立ちから夫(流星の父親)との教育方針の違いによって喧嘩が絶えなくなっていました。
その結果、優秀な弁護士を雇った上で裁判まで起こしたことで離婚した上、親権まで奪って夫を追い出していたのです。

それでも一緒に暮らし続ける流星あたりは更にキツくなり、行為は変わらず、娘から出て行かれて1人となってからは酒びたしのダラシない生活を送ってきました。
そのような生活の末“余命3ヶ月の末期癌”にかかり、夫の手で入院生活を送る中で再会した流星から皮肉ばかり言われますが「流星の決意の真相」が収録された映像を見せられたことで治療を受けて、まだ生き続ける気持ちに変わりました。

 

月島流星の父親(本名は不明)

月島流星の父親で、姉川由美子の息子である男性です。

自分の妻(流凛)が入院したことを娘(流星)に知らせるため、「Familia(ファミリア)」へ入店します。
しかし、サングラスにトレンチコートという見るからに怪しそうな服装かつ雰囲気だったために桜花と秋水から疑われた結果、秋水の豪快なスクリューパイルドライバーにかけられてしまいます。
(それでも気絶程度で済みましたが…)

持ち歩いている親子写真を証拠として隼たちからも”流星の父親”と認知された上で再会した流星に対して「自分たち夫婦が離婚した理由や真実」を打ち明けました。

基本的には温厚な性格かつ穏やかな話し方ですが、入院中の流凛に対する皮肉や暴言を続ける娘に対しては平手打ちすることで厳しく叱っています。

 

鶴河秋水の親族

ここでは鶴河秋水の親族を紹介します。

 

鶴河勝代(つるが かつよ)

鶴河秋水の祖母で、若い頃は粕壁幸子たちと共に働いていた喫茶ファミリアの元・従業員です。

若き頃は黒髪ポニーテールの髪型を始め、店内を元気いっぱいに走り回ってはお皿を割ってしまうようなドジさ加減も孫の秋水と共通しています。
そのようなミスやトラブルを繰り返すことが原因で何度もクビにされかけますが、店長(粕壁大洋)を「隊長」と呼ぶなど、彼との人間関係は良好だったようです。

孫である秋水のバカな行動も含めて理解してくれた数少ない人物でしたが、現在では難病を患い高齢者施設で過ごしています。
さらに今では、秋水を含めた家族における記憶を失っています。
秋水からはこのような事実を受け入れてもらえず“秋水自身の家出の原因“となってしまいました。

 

隼からの一括で秋水たちの記憶を取り戻した

東北での温泉旅館で再会した姉(鶴河恵理)を通じて、自身が過ごす高齢者施設にまで会いに来てくれた秋水の顔を目前に見ても思い出せないどころか、強く押し飛ばしてしまいます。

そのことで泣き喚く秋水とそんな状況を見かねた隼が「龍田二等兵」と呼びながら一括しただけで我に帰りながら記憶を取り戻し、秋水のこともハッキリ思い出せました。

その後は昔と同じように秋水とも楽しく話せています。

 

鶴河恵理(つるが えり)

鶴河秋水の姉で、温泉旅館の宿泊先の旅館で再会した秋水に声をかけた上で祖母(勝代)のいる高齢者施設へ案内してくれた女性です。
(秋水もまた、隼と同じように幼少期で両親と死別させられたことも、恵理から聞かせられました)

妹(秋水)とは真逆にストレートロングで落ちついた容姿と性格で穏やかに話しますが、実は“元ヤンキー”であることも判明しています。
そのため、自分の言うことを聞こうとしない秋水に対してはヤンキーだった頃の怖い表情に豹変しては大声で怒鳴りながら躾けることもあります。

 

鳳凰寺紅葉の親族

ここでは鳳凰寺紅葉の親族を紹介します。
祖母(洋子)と母親ともに、紅葉を実家に戻そうと動き出すと手段を選ばず強行手段に出る点が大きな特徴です。

 

鳳凰寺洋子(ほうおうじ ようこ)

鳳凰寺紅葉の祖母で、若い頃は粕壁幸子たちと共に働いていた喫茶ファミリアの元・従業員です。

紅葉を実家へ連れ戻すため、原作68話で部下たちを使って喫茶「Familia(ファミリア)」に突入させてまで、隼と紅葉を無理やり拉致させてしまうなど、犯罪まがいな行為も平気で実行してしまいます。
しかも自宅内では日本刀の切先を向けながら隼の気持ちを試すなど、紅葉絡みの者に対しては本当に容赦がありません。

しかし、隼からの答えと表情に対して若き頃の「幸子の決意表明」と重ねて見えたことを実感すると納得しながら隼と紅葉をアッサリ帰らせています。

 

鳳凰寺紅葉の母親(本名は不明)

鳳凰寺紅葉の母親で、自分の娘に家業を継がせるため、強引に連れ帰っては勝手に決めた相手と結婚までさせようとしていました。

現在の紅葉の髪や身なりを始め、バンド活動にも強く否定的でしたが、紅葉自身が淹れた「幸子直伝のコーヒーの味」を知った途端に納得した上で連れ戻すことをやめて紅葉の思うように生きることを許してくれました。

現時点(コミック10巻)までの段階ではまだハッキリ判明していないものの、母親も隼の祖父母と知り合っており、小野賢雄と同じく「粕壁幸子の弟子であった可能性が高い」と思われます。

 

幕澤桜花の親族

ここでは幕澤桜花の親族を紹介します。
祖母(春恵)や父親以上に双子の妹・橘花が強い存在感を放っています。

 

幕澤橘花(まくざわ きっか)

幕澤桜花と同じ日に生まれた“双子の妹“です。
顔は瓜二つですが、橘花の方はいつもメガネをかけている点が大きな特徴です。
(真逆な言い方をすると、メガネ以外で見分けをつける方法がありません)

姉の桜花と違い、現役東大生として頑張っていますが、性格や言葉遣いのキツさは姉を上回っています。
原作31話で姉の生活を探ろうと喫茶「Familia(ファミリア)」に来店しますが、一緒に住んで働いている隼やメイドたちを”下級人間”などと呼んで貶すことで姉を怒らせてしまい、桜花から引っ叩かれました。

しかし、本心では誰よりも「姉(桜花)の優しさ」を求めており、自分には可愛い洋服を作ってもらえなかったことに嫉妬していたなど妹らしい一面も併せ持っています。
そのように自分の想いをぶちまけたことで姉との和解も果たせました。

 

桜花が離脱中はFamilia(ファミリア)を守って活躍した？

姉の桜花が渡仏によって一時的に物語から離脱していた間は、間接的かつ本人も理解できない中で「Familia(ファミリア)を守ること」にも貢献していました。

原作90話で秋水の不注意な言動により彼女と桜花がお店にいないことを不破の孫たちに知られて襲撃されるものの、雁谷崎零が倒してくれた後、通りすがりの橘花が“狂犬”と恐れる桜花と勘違いされたことで、再び「Familia(ファミリア)」は守られたのです。

 

幕澤桜花と橘花の父親(本名は不明)

幕澤桜花と橘花の父親で、娘たちのことを大切に思うあまり、始めは店長(隼)に対して強い不信感を抱いていました。

しかし自宅へ招いて彼の苦労(両親との死別や休学中など)を知った途端に見る目が変わり、安心して桜花を任せてきました。
(とはいえ、父親だけ隼と桜花が恋人同士であると勘違いしています)
それでも、隼が桜花と橘花を和解させてくれたことに対しては正確に理解してくれています。

 

幕澤春恵(まくざわ はるえ)

幕澤桜花と橘花の祖母で、若い頃は粕壁幸子たちと共に働いていた喫茶ファミリアの元・従業員です。

原作48話で幕澤に訪れた隼を見た途端に、かつての店長(大洋)と人違いしながら号泣します。
春恵自身は自分の事情で喫茶ファミリアを辞めた時、大洋に対して「また戻ってくる」という約束を交わしていましたが、守れずに終わったことをずっと悔やんでいました。

ちなみに現役で働いていた頃は、桜花と同じく皆の制服デザインを担当していた上“料理が苦手だった点”も孫と共通していたことが判明しています。

 

不破重久と親族

最後は、隼やメイドたちの敵となる不破重久と親族を紹介します。

 

不破重久(ふわ しげひさ)

「Familia(ファミリア)」や千代田食堂のある町に住む資産家の老人で、ストーリー開始時から“悪役”のポジションで登場しています。

官僚だった父親の代から政界や警察に加えて芸能界にまで顔が利くことで己の権力を振りかざしています。
そのような行動を隼たちが再開させた「Familia(ファミリア)」オープン初日にも行っており、隼やメイドたちの怒りを買っただけでなく、彼らを応援してくれている魚屋さん達からも嫌われています。

自身で「Familia(ファミリア)」を潰すため、当店をパクった喫茶店「Family(ファミリー)」をオープンさせたものの、炎上問題が起きただけで自分で雇った千代田莉々歌たちを突然クビにするなど、身勝手極まりない行動も起こしています。

しかし、どんなに逆上している時でも冷静さを完全に失わうことなく、隼からの取引(「Family(ファミリー)」の買い取り)には応じています。

 

不破重久が隼や「Familia(ファミリア)」に憎しみを抱く理由

不破が抱く“隼への憎しみ”とは本編開始よりも更に前…
まだ祖父(大洋)がファミリアを経営していた頃から始まっていました。

当時の若い頃の不破は高級車を乗り回しながら、1人で買い出しに出掛けている幸子をナンパしては強引に車に乗せようとしたところを、大洋から懲らしめられたのです。

しかも若き頃の大洋のルックスが”隼と瓜二つ”であり「Familia(ファミリア)」オープン以降からは必然的に隼の顔に「自分が憎む大洋の顔」が重ねて見えてしまうようになったのです。

 

エーちゃん(不破重久の孫)

不破重久の孫で、日頃から祖父の権力を悪用しながら友人たちと3人組でつるんで行動しています。
祖父と違って本名は明かされていませんが、友人たちからは「エーちゃん」という愛称で呼ばれています。

桜まつりの会場で隼や秋水と一緒に出張店を開いた桜花をナンパしてはしつこくつき纏う上、本人たちのいない間に彼らの出店を壊すなどの破壊行為まで平気で実行してしまう怖さもあります。
しまいには隼を殴る形で暴行まで働きますが…
秋水の放つ昇竜拳やミサイルで倒されてからは、秋水と桜花にだけ強い恐怖感を抱きます。

その一方で、隼たちへの復讐のために自ら空手を習って鍛錬するなど意外と努力家な一面も見せますが、彼らが襲撃した時に店内にいた雁谷崎零の絶大な強さには遠く及ばず、速攻で倒されました。
さらに逃げ帰る途中でバッタリ会った幕澤橘花を”狂犬(桜花)”と人違いしながら再び恐怖のドン底に落とされています。

 

まとめ

今回は『女神のカフェテラス』の主要キャラや重要キャラたちを紹介してみました。

掲載誌や”男主人公とメインヒロイン(メイドたち)5人”という設定により『五等分の花嫁』と重ねて見ながら比較する人も多いようですが、本作品では「主人公やヒロインと祖父母の繋がり」まで密接に描かれている点が斬新に感じられますね。

隼は既に祖父母と死別した後からのスタートとなりましたが、メイドたちとの祖母や親族との再会を中心とした人間模様はアニメ版でも丁寧に描いてくれることにも期待したいですよね。