「幼女戦記」は、2017年冬の新作アニメとして1月から3月にかけて第1期が放送されていた人気テレビアニメ作品です。
2019年2月には続編となる劇場版も公開された上、テレビアニメ第2期の制作も発表されました。
本記事では、本作品の主人公・ターニャの名言・名セリフをまとめてみました。
幼女戦記のあらすじ
現実社会でエリートサラリーマンが”金髪の幼女”として転生させられた場所は、魔法が存在する戦場でした。
この幼女の名は、「ターニャ・デグレチャフ」
帝国軍の誇る“航空魔導士官”として、着実に敵である共和国軍の兵士達を倒して実績を上げていくターニャですが、目指していた「安全な後方勤務」とは真逆に、さらに過酷な最前線へと進まされてしまいます。
幾度にもわたる過酷な戦闘の結果、一度は平和を取り戻したように見えましたが、それはあくまでも”一時的な停戦”でしかなかったのです。
共和国軍の方は着実に次なる戦闘の準備を進めており、戦争はターニャだけでなく軍そのものを思いがけぬ方向へと導いてしまいます…。
幼女戦記は名言だらけ
本作品の劇中では、多くの名言を出ています。
特に主人公ターニャが発するセリフは非常にカッコ良いものばかりです。
主人公ターニャの無慈悲な名言がかっこいい
本作品の主人公ターニャが発する“無慈悲な名言”は、他のアニメ作品のキャラクター達とは一味も二味も違う“独特な言い回し”が大きな特徴的。
そうした独特なセリフ内容に対して、時には恐怖させられ、そしてまた感動させられる内容が実に多いのです。
ちなみに現在では、そんなターニャのカッコ良い名言ばかりを集めた「日めくりカレンダー」も発売されています。
アニメ本編を視聴した後に、この商品で復習することにより、ターニャの名言の重みやカッコ良さを、より深く堪能できると思います。
幼女戦記ターニャの名言まとめ
ここからは、ターニャが本編の中で発してきた”名言の数々”を紹介していきます。
「軍隊とは組織、組織に必要なのは規則。以上だ!」
これはライン戦線(第1話)の中で、命令違反を犯した2人の部下(ハラルド伍長とクルスト伍長)に対して発したセリフです。
最初の回でのセリフということもあり、ターニャ自身の“愛国心”や”規律に対する徹底ぶり”を実感できますね。
「蛆虫どもに期待などしておらん。だが、少なくとも絶望はさせるな!」
これは士官学校で“教官”として初めて部下たちを持った時(第2話)に発したセリフです。
「蛆虫」という呼び方は少し酷いと感じた視聴者も多かったかもしれません。
しかし、これはあくまでも新兵となった部下たちにある”プレッシャー”を少しでも和らげようと考えての「ターニャなりの配慮」と捉えるべきでしょう。
そうして捉えることで、まだ士官学校に入ったばかりの新兵たちに「活躍までは求めないが、命令違反などの“悪いこと”はしないように!」という言い方にも置き換えられますよね。
「さらに前へ、もっと前へ。ものは試しだ、行ける所まで行こうではないか。我々ならば前へ進める」
第5話でターニャ自身が”大隊長”として率いる「第二〇三航空魔導大隊」のデビュー戦(ダキア戦線)で見事な勝利を飾った時に、部下たちに発したセリフです。
ちなみに、このセリフを言う中でエンドロールに入ったため、この回はここで終わりか…と思った後に面食らった視聴者も多かったはずです。
何故なら、この時の「もっと前へ」や「行ける所まで〜」をその直後に実行してしまったのですから…。
第5話は名言・名シーンの宝庫
この第5話ではエンドロール中にもED曲が流れず、そのまま先のストーリーへと進んでいきます。
先に紹介した名言の如く、すぐに部下たちを引き連れて敵の首都へ向かってしまうのです。
首都の上空でターニャ自身が“幼女の声真似”による「宣誓」をした後に”魔導演算宝珠”を使い、狙撃したことで首都の広範囲に大爆発を起こさせます。
ターニャが、この光景を見ながら叫んだ「た〜まや〜」のセリフに吹いたファンや視聴者も多かったのではないでしょうか。
こうして考えてみると「第二〇三航空魔導大隊」のデビュー戦を飾った第5話は、意外にも“名セリフと名シーンの宝庫“だったとも言えますね。
「お相手は鈍重な鉄の塊。ダンスを踊れるとは思えんな」
これは華々しい勝利を飾ったダキア戦線に続く、第6話での空中戦の中で発したセリフ。
この時の戦闘相手は歩兵でも魔導士でもない「大きな爆撃機」です。
本来ならば、爆撃機が複数も敵として現れたなら並の兵士たちであれば躊躇してしまうところでしょう。しかし魔法の力で高スピードで自在に飛べるターニャ達から見れば、爆撃機を始めとした大きめな戦闘機など「鈍重な鉄の塊」でしかありません。
そのセリフの如く、移動スピードは圧倒的にターニャの方が上回っていました。
そして1機の爆撃機の前側に立ちながら、敵の操縦士たちに向かって”手榴弾”をヒョイッと投げていきます。
ターニャ「こんにちは。そして、さようなら」
出会ったばかりだけど、もう死別の時間である…この時に敵に対して発したセリフもまた、ターニャらしい皮肉を存分に込めた名言でしたね。
こうして1機目を撃墜した後、残りの戦闘機たちは速攻で逃げていきますが…ターニャがみすみす逃してくれるはずがありません。
“魔導演算宝珠”による狙撃で容赦なく全滅させてしまう点もまた、ターニャらしい一面でしたね。
「少し早いが自分へのクリスマスプレゼントにちょうどいいな」
オース・フィヨルドでの攻防戦(第7話)でターニャがアンソン大佐を倒すと同時に奪った小型小機関銃を眺めながら発したセリフです。
アンソン大佐はこれよりも前(第2話)と後(第11話)と、合計3回にも渡り戦ったため、テレビ版(第1期)の中では“最も因縁深い敵”と言えるでしょう。さらに、この時に発した名言と奪った小型小機関銃が、後に娘(メアリー)との確執や死闘へとつながっていくため、ファンの中には「最も印象深い名言」と捉えている人達も多いはずです。
そもそも、この時にターニャが奪い「自分へのクリスマスプレゼント」にしてしまった小型小機関銃は、元々はメアリーが大好きな父親(アンソン)へ贈った“誕生日プレゼント”だったのです。銃の持ち手部分には「アンソンのイニシャル」まで刻まれていたのも大きな特徴でした。
父親の死をキッカケに軍に志願したメアリーが、後の劇場版で出会ったターニャが「自分が父親に贈ったはずの銃」をまさか敵側が持っていたことを知ってしまう場面は本当にやりきれない気持ちですね。
奪った時のターニャが発した、このセリフは単に名言とだけでは捉えきれません。この名言と同時に奪った小型小機関銃が、やがてメアリーとの因縁や死闘へと繋がっていくわけですから、物語そのものにおいても「決して外せない重要な名言」と言えるでしょう。
ターニャの名セリフを普段の生活で使おう
ここからは、我々の日常生活の中でも使えそうな名セリフをまとめてみます。
会社内の部下や同僚たちの”士気”を挙げられそうな名セリフ
ターニャの名言は“部下に対するセリフ”が非常に多いことが特徴です。
そのため、日常生活でも使えそうなセリフも「会社内の部下や同僚たちに使えそうなもの」が多いと思われます。
そこで「会社内で使えそうな名セリフ」というテーマで、厳選した3選を紹介します。
ターニャの名言では使われている言葉を、「戦争→仕事」に、そして「軍隊→会社・社会」という言葉に置き換えることで、社内でも使えるよ!
①「5分前行動もできない無能を、祖国のために間引くことが分からないと?」
これはまだ士官学校時代(第2話)の頃に発したセリフです。
ターニャ自身が規則やルール、そして時間を守らない部下に対しては特に厳しく、その”制裁方法”にも容赦がありません。
現実社会でも「5分前行動の大切さ」を訴えかける会社は多いはずです。
毎日のように始業時刻ギリギリに出社してくる新入社員に使えば、かなり効果的と言えるでしょう。
②「素晴らしい!定時帰宅だ」
これは第7話でのアンソン戦が終わった後に、部下たちに発したセリフです。
今や夜遅くまで残業させられるようなブラック企業ばかりの現代において「定時帰宅」など夢物語かもしれません。
しかし「定時帰宅を目指す」という目標を持たせることにより、部下や同僚たちに対して「脳率や効率性」の上昇は狙えるでしょう。
③「無駄口を叩く暇があったら、生き残るために最善を尽くせ!」
今や理不尽な残業だけでなく「自分がいつリストラされてもおかしくない」というのが、会社員の現状です。
これは第1話のライン戦線の中で部下たちに発したセリフ。これを会社員に置き換えるならば「社員として生き残るために頑張れ」という意味で使えるでしょう。
さらにターニャと同じように「最善」まで加えて仕事の能率性まで上げさせれば、先に紹介した「定時帰宅できる状態」につなげることも、夢ではないはずです。
反対に”使ってはならない名言”とは?
ここでは、先とは反対に会社内だけでなく、人に向かって“絶対に使ってはならない名セリフ”も簡単に紹介しておきましょう。
- 「蛆虫どもに期待などしておらん」(第2話)
- 「豚の餌にしてやる!」(第12話)
- 「目標!糞の塊!」(劇場版)
「蛆虫」や「豚」、ましてや「糞」などと呼ばれて気持ちの良い人などいないはずです。
これらを軽はずみに使うと、部下や同僚、さらに友人や恋人との人間関係まで破壊してしまいかねません。
まとめ
今回は「幼女戦記」の主人公ターニャが本編の中で発した”名セリフ”をまとめてみました。
本作品は”本格的な戦記モノ”であると同時に「主人公の名言が極めて多いアニメ作品」とも言えます。
本記事の中でもいくつか紹介したものの、これらは”ごく一部”にしか過ぎません。
迫力ある戦闘シーンやストーリーだけでなく「ターニャの名セリフを追求する楽しさ」もまた、本作品を何度もリピート視聴したくなる要因と言っても過言ではないはずです。
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