幼女戦記に似てるアニメはある？幼女戦記ファンにおすすめのアニメ

『幼女戦記』は、2017年冬の新作アニメとして1月から3月にかけて第1期が放送されていた人気テレビアニメ作品です。

2019年2月には続編となる劇場版も公開された上、テレビアニメ第2期の制作も発表されました。

本記事では、『幼女戦記』に似たおすすめアニメ作品を紹介していきます。

幼女戦記といえば、どんなアニメ？

まずは『幼女戦記』が「どんなアニメ作品なのか？」という点について、簡単に紹介していきます。

「戦争」が作品のメインテーマ

本作品の作品名を初めて聞いた時に「幼稚園を舞台にした“ほのぼの系アニメ”」という印象を抱いたファンも多かったのではないでしょうか？

実際私もそんな中の1人であり、出演された声優さん方の中にも同じ印象を抱いた人が数名いたようです。

しかし、そんなことはなく、実際には「過酷な戦場で戦う“ハードな戦争モノ”」のアニメ作品です。

主人公が策略家で腹黒

主人公のターニャは、前世でも転生後でも「自身の立身出世」を最優先として生きてきました。

これには「安全な後方勤務」に対する目標に対する”執念の強さ”があります。

目標や執念の強さもあり、内心は「かなり腹黒な性格」である点も、ターニャの大きな特徴の1つです。

『幼女戦記』主人公ターニャの詳細は「【幼女戦記】ターニャ・デグレチャフとはどんなキャラクター？最後は死亡？」の記事を参照ください。

【幼女戦記】ターニャ・デグレチャフとはどんなキャラクター？最後は死亡？

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2021.09.07

主人公が異世界に転生する

本作品のテーマを一言で言ってしまうと「転生モノ」の作品です。

しかし、これまでに見られてきた転生アニメとは違い、主人公の“前世”と“転生後の苦難”が描かれています。
そこで、この2点において、これまでの転生モノに多かった主人公とターニャの違いを簡単に比べてみましょう。

他の転生モノ作品とは違い、前世からエリートだったターニャの場合、転生させられずに現代社会で生き続けられた方が幸せだったというわけですね。

萌え要素は抑えめ

転生モノ作品において、”萌え要素”が多いのも大きな特徴です。しかし、あくまでも”ハードな戦記物”として描かれている『幼女戦記』においては「“萌え要素”は、かなり抑えめ」です。

それ故に、そうした要素を期待していたアニメファンの中には、大きく肩透かしを喰らった人達も多かったかもしれません。

しかし、本作品には”萌え要素”など無くとも、「戦闘シーンの迫力」やターニャを始めとした個性的なキャラクター達で織りなす「深い人間ドラマ」など、様々な魅力が詰まっています。

さらに、萌え要素がない代わりに、ターニャ(CV.悠木碧さん)が数多い名言が放ってくれています。

『幼女戦記』ターニャ名言の詳細は「【幼女戦記】ターニャ・デグレチャフの名言・名セリフまとめ」の記事を参照ください。

【幼女戦記】ターニャ・デグレチャフの名言・名セリフまとめ

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2021.09.06

幼女戦記に特徴が似ているアニメ

ここからは『幼女戦記』と似ている、または同じベクトルを持つと思われるアニメ作品を、5作品に絞る形で紹介していきます。

コードギアス-反逆のルルーシュ-

皇暦2010年8月10日。世界唯一の超大国である”神聖ブリタニア帝国”は、宣戦布告と共に日本に侵攻してきます。敗戦した日本は占領され「エリア11」と呼ばれると同時に”イレブン”と蔑まされるようになります。

そして日本占領から7年後…日本に滞在中のブリタニア人・ルルーシュが、謎の少女C.C.から授かった絶対遵守の能力「ギアス」を駆使しながら「ゼロ」として仮面を被り「黒の騎士団」を結成して、ブリタニア帝国へ戦いを挑みます。

作品の主人公ルルーシュは、“組織のリーダー“である点が『幼女戦記』のターニャと似ています。さらに、両作品とも“主人公の存在感”がとても高い上に「極めて高い“カリスマ性”」で、自分の組織に属する部下たちを大きく凌ぐ戦闘能力や特殊能力を持っている要素も共通点と言えますね。

ただ、ルルーシュの場合は自身のために戦うターニャとは違い、あくまでも「大切な妹(ナナリー)の平和と幸せのために戦っている点」に心を打たれる人も多いかと思います。

「コードギアス」を超えるアニメ7作品に関しては「人気アニメ「コードギアス」を超える面白いアニメ7選」の記事を参照ください。

人気アニメ「コードギアス」を超える面白いアニメ7選

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2021.09.06

ログ・ホライズン

作中の現実世界で人気のRPG「エルダー・テイル」の有名プレイヤー・白鐘恵が、自身のプレイヤーキャラである”シロエ”の姿で、ゲーム内の街(アキバ)にいることに気づきます。こうしたゲーム設定に酷似した異世界に迷い込んでしまったことを理解したシロエが「大地人との共存」や「元の世界への帰還」するための方法を模索していきます。

主人公が「ゲーム内の世界に転送されて閉じ込められる」という点では、『幼女戦記』よりも「SAO」のほうに近いかもしれません。しかし、同じようなゲーム世界の中でも、戦闘シーンが多めな「SAO」と違って、本作品では主人公による「政治的な場面」が多く描かれています。

こうした政治的な場面では、シロエも直接的な戦闘能力でなく、持ち前の“頭脳”を駆使して乗り切ろうとしていきます。

『幼女戦記』のターニャもまた、戦場での絶大的な強さとはまた別に、非戦闘時の上官たちの前では前世(サラリーマン)の頃から培ってきた知識や記憶を駆使した“頭脳戦”も繰り広げます。

“頭脳”も駆使する面では、シロエとターニャは、かなり共通しているのではないでしょうか。個人的に本作品は「幼女戦記」と「SAO」を“良いトコ取り”したアニメ作品のようにも思えます。

この2作品が(どちらかでも構いませんが)好きなアニメファンにも、是非とも一度は観ていただきたいですね。

タイタニア

広大な宇宙の大半を支配するタイタニア一族は、支配内で微かなひび割れが生じます。権益を巡るトラブルから、宇宙都市国家エウリヤに所属する無名な提督”ファン・ヒューリック”が四公爵の1人”アリアバート”が率いる「タイタニア軍」を破ってしまうのです。

誰もが予想外かつ、望んですらいなかった勝利をキッカケとして、新たな歴史が始まります。

同じ戦記モノとはいえ、こちらは壮大な宇宙を舞台に繰り広げられるスペースオペラです。舞台こそ違いますが、本作品に登場する”タイタニア一族”のキャラクターたちが織りなす人間関係や「強者だからこその苦悩や葛藤」を見ていると、まるで『幼女戦記』に登場した帝国軍の上官たち(ゼートゥーア閣下やレルゲン中将など)を彷彿させられてしまうのです。

それにより”帝国軍”と”タイタニア一族”における「組織としての重さ」が似ているように感じますね。

さらに、『幼女戦記』でターニャが言っていた「勝利の使い方」や「戦争の勝ち方」においての重要性が、本作品でも謳われているようにさえ思えます。

原作小説は「銀河英雄伝説」で有名な田中芳樹先生によって執筆されているため、作品としての面白さや奥深さは、お墨つきです。

「銀英伝」やガンダムシリーズとは、また一味違う壮大なスペースオペラを堪能してみるのも良いですね。

進撃の巨人

※第4期Part.2は、2022年1月から放送開始予定

巨人たちがはびこる世界の中で生かされている人々は、その脅威から身を守るため、巨大な壁に囲まれた街での生活を余儀なくされていました。

しかし、調査兵団が戻ってきた日、主人公エレンの母親が街中にまで侵入してきた巨人に食べられてしまいます。自分の無力さに打ちのめされたエレンは、幼馴染のミカサやアルミンと共に「調査兵団」へと入団して”巨人への復讐”を目指します。

本作品の「調査兵団」も皆が“同じ軍服や制服”を着用した組織で大人数で敵と戦う点が、『幼女戦記』のターニャ率いる「魔導大隊」と共通しています。さらに戦場においても、2作品とも「上空を飛び回りながら戦う描写」も似ているように感じられます。

本作品のエレン達はターニャ達とは違って”魔法”を使うことはできません。自分たちで独自に開発して作り上げたワイヤーを使って飛び回るわけですが…個人的には、そうして飛び回っている時の“スピード感”においては『幼女戦記』をも超えているように感じます。

また、”同じ軍服を着用した大人数の団体”でも、本作品の方が『幼女戦記』以上に「各キャラクター達の悲しい過去や“心理描写”」が細かく描かれている面にも好感を持てます。

アニメ第4期Part.2の放送を控えている中、原作コミックの方がついに完結を迎えました。原作もアニメ版も、これから触れてみたいと思っている人達は、今がちょうど良い時期かもしれませんね。

オーバーロード

※2021年4月の時点で、テレビ版第4期と完全に　新作劇場アニメの制作も発表されています。

時は2138年。一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム「ユグドラシル」がサービス終了を迎えようとしていましたが、サービス終了時間を過ぎても、ログアウトできなくなってしまいます。

現実世界ではゲーム好きの冴えない青年は、骸骨の姿をした最強の魔法使い「モモンガ」として異世界の掌握を始めます。

転生して「最強の主人公」の座に君臨しているモモンガ(アインズ)が、『幼女戦記』のターニャと似ていますね。さらに、本作品は”ダークファンタジー”のジャンル故に「魔法を使う戦闘シーン」も多く描かれています。

魔法としての種類やジャンルは異なるものの、本作品でもキャラクターが魔法を唱えて放つ時には『幼女戦記』と同じように「魔法陣」が光り輝く表現で描かれています。

『幼女戦記』のターニャ達と共演した実績も

本作品のアインズ達は「異世界かるてっと」というショートアニメ作品で、本編とは違う”可愛らしい姿”に変わって登場しました。さらに『幼女戦記』のターニャ達との“共演”まで果たしたのです。

そのため、アニメファンによっては、この作品で本編よりも先にアインズ達の存在を知った人達も多いのではないでしょうか？

「異世界かるてっと」の中では可愛い姿に変わってしまったアインズ達ですが、本編の中ではカッコ良いデザインで登場している上に『幼女戦記』にも負けない迫力の戦闘シーンまで披露してくれます。

これを機に『幼女戦記』とは似ていながらも、一味違う”ダークなカッコ良さ”を味わっていただきたいですね。

幼女戦記に似てるアニメは意外と多い！

今回は、あくまでも5作品に絞る形で紹介しましたが『幼女戦記』に似たアニメ作品は他にもあります。

上記5作品以外では「終末のイゼッタ」や「ガルパン」を始めとした「”美少女”と”ミリタリー”」を兼ね合わせた作品を挙げるアニメファンも多いそうです。

こうして考えてみた結果…「『幼女戦記』に似たアニメ作品は意外と多いこと」が分かりました。

まとめ

今回は「幼女戦記」に似ている、または同じベクトルを持つ面白さを放つアニメ作品を5作品に絞って紹介してみました。

ここで、これまで紹介してきた作品群が「幼女戦記」と似ている要素についても、簡単にまとめてみます。

これらの作品は、ほとんどが「幼女戦記」よりも前の年代に制作および放送されてきましたね。そのため、後から放送された『幼女戦記』に対して「パクリだ！」と厳しい感想や評価を下したアニメファンも多いかもしれません。

しかし真逆の方向に視点を変えてみることによって「これらの作品があったからこそ『幼女戦記』も生まれてきた」と考えることも可能なはずです。

アニメ作品を観る順番は人によって様々です。これら5作品より先に『幼女戦記』に触れた人達も多いと思います。

そうした方々には、是非とも本作品に似たこれら5作品を視聴してみてはいかがでしょうか？