『僕のヒーローアカデミア』(以下ヒロアカ)に登場するオーバーホールは、指定的団体「死穢八斎會」の若頭「治崎 廻」です。
今回は、オーバーホールの強さ、個性、必殺技など詳しく解説します。
目次
オーバーホールとは
オーバーホールは指定敵団体「死穢八斎會」若頭で、零細化が進んでいる死穢八斎會の復興と裏社会の支配という2つの野望をもっています。
資金集め、人材確保など積極的に動いていた中、ある事故によってヴィラン連合に目を付けられました。
オーバーホールのプロフィール
誕生日 | 3月20日 |
個性 | オーバーホール |
性格 | 潔癖症 |
好きなもの | 組 |
細く鋭い目がいかにも酷薄な性格を表しています。
真っ赤なペストマスクが印象的です。
ほかにも、少し赤みのある黒髪の短髪。紫のファー付モッズコートに黒シャツ、白ネクタイ、黒のスラックスで白のスニーカーと、シックながらも目立つ格好をしています。
かなりの潔癖症で他人が体に触れるとじんましんが出てしまいます。
作品の中には、幼少期、孤児院のようなところで過ごした描写があり、そこで「個性は一種の病気である」という学説を知り、これをずっと信じていたようです。
死穢八斎會の組長に拾われてからは息子のように育てられており、強い恩義を感じていました。
オーバーホールの声優は「津田 健次郎」さん
「僕のヒーローアカデミア」新たな敵・オーバーホール役は津田健次郎(コメントあり) #heroaca_a #ヒロアカ https://t.co/O7BnPpGz2D pic.twitter.com/ZdCVkaOuRp
— コミックナタリー (@comic_natalie) September 22, 2018
オーバーホールの声優は津田 健次郎さんです。
幼い頃ジャカルタにいた津田さんは、映画が好きで役者の道を志したといいます。
声優デビュー作はあだち充原作野球アニメ「H2」で、第15回声優アワードでは、主演男優賞も受賞しました。低音ボイスが魅力の津田さんですが、小学生の声まで演じられる役幅の広い声優さんです。
津田 健次郎さんの代表作
- 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 海馬 瀬人
- テニスの王子様 乾 貞治
- 呪術廻戦 七海 建人
オーバーホールの初登場は何期?目的とは
オーバーホールはヒロアカにいつ登場したのか、オーバーホールが初登場した期を紹介します。
オーバーホールの初登場は4期
ヒロアカ4期、第1話は雄英高校のメンバー紹介のような回でした。
第2話はヴィラン達を紹介しており、死枯木弔率いるヴィラン連合のアジトに登場しました。トゥワイスに連れられて現れたオーバーホールを見て、死枯木弔は「とんだ大物を連れて来たな」といっていますから、オーバーホールの名は大きく広まっていたことがわかりますね。
ヒーローたちが勢力を増したことで指定敵団体として警察から監視され、大きな行動をとれずにいるオーバーホール。自分たちの傘下に入るようにと伝えたオーバーホールに対し、死枯木弔の仲間マグネがぶち切れ攻撃しますが、オーバーホールによって上体が分解されます。
続いてコンプレスが飛びかかりますが片腕が吹き飛び次いで死枯木弔が反撃。オーバーホールの前に飛び出て盾となったオーバーホールの仲間が吹き飛び死亡します。
オーバーホールは冷静になったら電話してくれといい立ち去ります。強力な個性をもっていることが如実に分かる初登場でした。
オーバーホールの目的は何?個性改造は手段
死穢八斎會の組長の元で成長したオーバーホールは、世の中は強い個性をもっているものが支配する時代となり、オールマイトが活躍し始めてからは死穢八斎會のような指定敵団体は居場所をなくしていきます。幼少期に読んだ「個性は病気」という学説を信じているオールマイトは、個性によって成り立っている社会を毛嫌いしていました。
恩義ある組長は仁義を重んじる昔かたぎの考え方でしたが、次第にオールマイトはこの考えに背き、強引に組を広げようと行動し始めます。
オーバーホールの目的は恩義ある組長の死穢八斎會を大きくすることでしたが、これは組長との関係に大きな溝を生むことになります。
しかし、組長の考えに賛同できなかったオーバーホールは、どうにか死穢八斎會を盛り立てようと試行錯誤します。そんな折、自分の個性をコントロールできない孫娘「壊理」を紹介されます。
個性が似ていることで壊理を任されたオーバーホールは、壊理の個性が「時間を巻き戻す」ものであると知ってしまいます。オーバーホールは壊理の個性をしようし衰退した組を大きくするため、裏社会に返り咲こうとしていました。
壊理を個性で作った薬を弾丸として流通させ、ヴィラン側に個性を消す薬を、ヒーロー側に個性を復活させる薬を売ろうとしました。そのバランスをコントロールすることで、敵指定団体である死穢八斎會の勢力を拡大しようと考えたのです。
壊理を材料とした薬を作りたいと考えたオーバーホールですが、良識をわきまえた組長が許すわけがありません。当然のごとく反対した組長を植物人間状態にしたオーバーホールは暴走を始めます。
壊理(エリ)ちゃんとの関係性は?父親?
壊理は死穢八斎會の組長の孫娘です。
昔、組長の娘は結婚する際に組長ともめて絶縁。その後、音信不通となっていましたが、組長の娘が自分の娘を捨てたという事実を知り、組長が引き取り保護したのです。
組長の娘は、自分の娘が実の父親…組長の娘の夫に触れて消えてしまったことで「娘が呪われている」と思い、自身の娘を捨ててしまいました。
組長は、自分の個性をコントロールできない壊理を、個性が似ているオーバーホールに預け、壊理の個性について調べてほしいと依頼したのです。オーバーホールは組長のことを親のように慕っていたので、組長の孫となれば自分の娘と同じといいう思いをもってもよかったのではないかと思います。
しかし、実際はオーバーホールと壊理の個性はまったく違うモノであり、組を大きくするという目的のため、壊理を残酷な運命に導いてしまいました。
オーバーホールの結末は?4期の最後に腕を切り取られる
アニメみたんですが、うわああ、オーバーホールが腕切られるところ痛ましくてやっぱり見てられなかった。
— Samara (@Samara4565) January 18, 2020
壊理を個性で作った薬を弾丸として流通させ、ヴィラン側に個性を消す薬を、ヒーロー側に個性を復活させる薬を売ろうと画策していたオーバーホールは、個性を消す薬を完成させたところでヒーローに摘発されます。
オーバーホールはルミリオンと戦いかなり消耗していましたが、自分の個性を利用し仲間と融合。強大な力をもってデクの前に現れました。しかしその戦闘のさなか、デクは壊理を保護する事に成功し、壊理の「対象の時間を巻き戻す個性」でワンフォーオールの力を100%使い続けることでオーバーホールに圧勝しました。
デクに負けたオーバーホールは警察によってヴィラン病院へ運ばれる途中、死枯木弔らヴィラン連合に襲撃されます。オーバーホールは個性を発動するために絶対必要となる両腕を破壊されます。
ただ、死枯木弔は「これからは咥える首もなくただただ眺めて生きていけ」といっていますので、オーバーホールは生きていると考えられます。
オーバーホールの個性「オーバーホール」は強すぎる | 必殺技まとめ
ヒロアカの中でもオーバーホールの個性はかなり強力な個性でした。オーバーホールの個性を紹介します。
オーバーホールの個性・戦い方
オーバーホールこと、治崎廻の個性が
ガチでチート!!マグネを殺し、
コンプレスの片腕や、地面を破壊する
[分解]。自らの傷や、
味方の傷を[修復・回復]させる。自分と対象となる相手を[破壊]し、[融合]させ[融合相手]の、個性も、使用可能。
さらには、[分解]と[修復]を組み合わせる戦闘方法まで。 pic.twitter.com/TcCr5261Hr— 😈芭流覇羅「首のない天使」🌙 (@kurohige2507) January 15, 2020
オーバーホールの個性は「オーバーホール」です。
対象の分解と修復ができるこの能力によって地面、骸兵等の形を変形させたり見えない道を作ることも可能。人が分解の対象となれば死亡。逆に即死レベルに分解されたとしても、直後に修復の力を利用することで蘇生できます。
この力を自分に使えば、疲労しても外傷を負っても分解してからその前の自分に修復すれば蘇生します。つまり、いつでも万全の状態で戦闘できるという、とんでもない個性です。
オーバーホールの必殺技まとめ
オーバーホールは、非常に強力な個性のため、ひとつひとつの技が必殺技レベルになっています。
どんなシーンで利用したのかも合わせて紹介します。
分解 125話 敵連合のマグネとの戦闘シーン
オーバーホールが初めてその個性を見せたシーンです。
マグネの上半身に触れるだけで分解しました。
触れて分解し殺すという、オーバーホールの基本的な力がよくわかります。
修復 153話 ミリオとの戦いで地面を分解しあたらいい形に修復
オーバーホールの分解という個性は広範囲に利用できることが、このシーンでよくわかります。
ミリオと戦っていたオーバーホールは周囲一体の地面を分解。
修復で地面の形を変え、まるで地面を操っているような攻撃を見せました。
融合 153話 デクとの戦い
153話ではデクとの戦いの中で、根元を取り込み融合。
その個性を引き継ぎより強力な力を見せました。
これもオーバーホールの個性が非常に強力出ることを示すシーンです。
オーバーホールは生きていた!脱獄して297話に登場
オーバーホールはヴィラン連合の死枯木弔によって腕を破壊され、収容所「タルタロス」に収監されていました。
収容所とはいっても個性社会の異端児たち、犯罪によって人としての範疇(はんちゅう)を超えてしまったものが閉じ込められている場所です。陸地から5キロ離れた海、その最深部は水深500mという脱獄不可能な収容所とされていました。
しかし、そこにニアハイエンドらを引き連れた死枯木弔(AFOが乗り移っている)が登場。正面から攻撃を仕掛け門をどんどん突破し、電子パルスが切られ監視システムがダウンします。
血狂いマスキュラー、歯刀ムーンフィッシュのほか、あのオーバーホールもこの騒ぎに乗じて脱獄しました。
死枯木弔から「僕に従え」といわれますが、これに乗るはずもなく…自分の個性を取り戻すべく、その力をもっている壊理奪還に動くと思われます。
まとめ
とてつもない個性をもっているオーバーホールの個性がなくなったとき、ここで1人敵が脱落か…と考えた人も多いでしょう。しかしオーバーホールは腕がない状態ですが収容所から復活を果たしています。
これから先、ヒーローたちの大きな敵として、また壊理奪還のために動き始めることが予想されます!
ヒロアカはこれから先も見逃せませんね。
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