『異世界おじさん』は殆ど死んでいる先生によりWebComicアパンダで連載中の大人気漫画作品です。
テレビアニメ化も果たしており、2022年7月からアニメ1期が放送されました。
本記事では、メイベルの歌や魔法能力を紹介。
さらに、意外な正体や魅力にも迫ります。
本作品の人物相関図は「異世界おじさんの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
目次
メイベル・レイベールとは
メイベルは、異世界グランハバマルで「氷の一族の末裔」として登場しました。
異世界人たちを脅かす魔炎竜ブレイズドラゴンを倒すのに必要とされる武器「凍神剣」を守り続けたものの、おじさん(シバザキ)と出会ったばかりの頃は氷のように心を閉ざしながら引きこもり生活を送っていました。
メイベルのニートおよび引きこもり生活は母親が原因
メイベルが長年にわたりニートおよび引きこもり生活を続けていた原因には、母親が大きく関わっていました。
メイベルの母親はまだ9歳の娘を置いたまま若い男性と冒険に旅立ってしまいましたが、本当の理由はまだ一緒に暮らしていた頃に言われた「氷の一族の生活はチョロい」という教えに従うつもりで引きこもり始めていたのです。
メイベルが冒険者になった理由はおじさんが原因
メイベルの心を開かせなければ、魔炎竜ブレイズドラゴンを倒すのに必要な「凍神剣」を入手できないとされており、本来は異世界もの作品におけるキーキャラクターになるはずでした。
しかし、おじさんが村人からメイベルを紹介された上、魔炎竜や凍神剣のことを教えられたにも関わらず、おじさんが凍神剣も使わぬまま単独で魔炎竜を討伐してしまったため、村での「メイベルの存在価値」が無くなってしまいます。
以前からメイベルのニート引きこもり生活は村人たちからの反感を買っていたために、半ば強引に村から追い出されたまま冒険者となったのです。
本来はメイベルの心を開かせてから、共に魔炎竜を倒す流れがセオリーのはずですが…
これにはおじさんが行動順を完全に間違えていたわけですね。
メイベルがおじさんに好意を抱いた理由
出会ったばかりの時は自分の生きる場所を奪われたことで強い憎しみを抱いてきたものの、おじさんから「人生」や「好きなことを貫く強さ」を教えられたことがキッカケで、メイベル自身が抱いてきたおじさんへの憎しみが徐々に好意へと変わっていきました。
しかし、エルフ(翡翠)やアリシアと違って、メイベルの場合はおじさんへの好意の抱き方やアプローチの仕方が少し変わっていると同時に、時には病んでいることもあります。
メイベルの声は声優「悠木碧さん」が担当
メイベルの声を担当している声優さんは「青二プロダクション」に所属している悠木碧さんです。
悠木さんは4歳の頃から芸能界入りされており、子役として多くの映画やテレビドラマに出演されてきました。
そして、2003年に放送されたテレビアニメ『キノの旅』のさくら役で声優デビューも果たされました。
悠木碧さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『幼女戦記』ターニャ役
- 『Persona5 The Animation』佐倉双葉(ナビ)役
- 『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役
- 『戦姫絶唱シンフォギア』立花響役
アメリア「ゲームアプリ『チェインクロニクル3』でのコラボ時には、今井麻美さんがメイベル役を担当されていました。」
メイベルの正体 | 日本人と異世界人のクォーター
メイベルはツンデレエルフ(翡翠)やアリエルと違って、純粋な異世界人ではありません。
実はメイベルにもおじさん達と同じ日本人の血が流れていたのです。
メイベルの祖先が日本人だった
メイベルが純粋な異世界人でなく、実は日本人の血も引いていたことが原作13〜14話での台詞で判明しました。
この時に、おじさん(シバザキ)のことを「私たち氷の一族の先祖と同じ”日本の在りし処(ニホンハバマル)”からの転移者」と言っており、メイベルの一族の先祖もまた、400年も前に日本からの転移してきた日本人だったわけですね。
メイベルがハーフでなくクォーターである根拠とは
メイベルが日本人と異世界人、両方の血を受け継いでいるものの、メイベルの場合はハーフでなく“クォーター”となります。
もしもメイベルの母親が日本人、または日本からの転移者と結婚してメイベルを生んでいたならば、普通のハーフです。
しかし先に紹介した台詞の中で「先祖」と言っていた上、この転移者が「神よりも神を殺せる武士」として凍神剣を授かっていたことも判明しています。
そのため、この武士が遥か昔の時代に転移し、異世人の女性(メイベルの祖先)と結婚したことで、氷の一族の最初の後継者を生んだのでしょう。
この最初の子供こそが”日本人と異世界人のハーフ”であり、このハーフから生まれてきた者たちは全て”クォーター”の扱いとなるはずです。
このように氷の一族の家系図を思い浮かべて考えた結果、何代も後に生まれたメイベルもまたクォーターと捉える方が妥当と言えますね。
メイベルはおじさんからSEGAゲームの歌を教わった
メイベルは歌が上手いものの、長年にわたる引きこもり生活が災いして人前で歌うことを苦手としていました。
しかし原作29話で、おじさんからSEGAゲーム(ソニックやナイツ)の挿入歌やエンディング曲を教えてもらった上に、その場で歌ってみたことにより、おじさんの前では堂々と歌えるようになれたのです。
メイベルの魔法能力はおじさんにも匹敵する
氷の一族である影響もあり、メイベルの放つ氷系魔法の威力や能力は、おじさんの魔法能力にも匹敵します。
一度は自分の魔法でおじさんを氷漬けにした
引きこもり生活から冒険者に変わるまでの短期間、メイベルは”暗殺者”となっており、自分の人生を奪った「おじさんへの復讐」を目的に動いていました。
原作13話でやっと見つけたおじさんを所持している凍神剣の性能と、自身の高スピードを組み合わせた結果「おじさんを凍結させること」に成功しています。
強大な敵の前ではおじさん達のサポート役に回ることが多い
メイベルの駆使する氷系魔法が絶大な威力を発揮する一方、戦闘能力においてはおじさんやエルフ(翡翠)と比べると劣ります。
さらに敵やおじさんからの予想外な攻撃や戦法に対する反応も鈍いため、メイベルの方が捕らわれてしまいがちです。
そのため、オークやゴブリンなど並の魔物程度ならメイベル1人きりでも倒せるものの、魔炎竜のような巨大かつ強大な敵を相手に戦う時には、おじさんやエルフ(翡翠)のサポート役に回ることが多いです。
ツンデレエルフ(翡翠)の本名や強さ・魅力に関する詳細は「【異世界おじさん】ツンデレエルフ(翡翠)の本名と強さ | かわいい魅力・主人公と結ばれなかった理由」の記事をご覧ください。
メイベルのかわいい魅力とは
エルフ(翡翠)には一歩及ばないものの、メイベルを推すファンも非常に多く「かわいい」と言われることもあります。
ここでは、メイベルが高く支持されている魅力に迫ります。
【魅力①】エルフ(翡翠)とは違う美貌の持ち主
異世界での美女として真っ先にエルフ(翡翠)を挙げるファンも多いかと思いますが、美貌ではメイベルも決して負けていないと思います。
確かに金髪のエルフ(翡翠)と比べると、メイベルの髪色(水色)や顔立ちは少し地味に見えてしまうかもしれません。
しかし、ツンデレ要素により少し気が強そうなエルフ(翡翠)とは違い、メイベルの大人しそうな表情にはある意味でエルフ以上の可愛いらしさも感じられるはずです。
【魅力②】おじさんからの台詞や行動に照れる表情がかわいい
いつも冷静かつ少し暗い雰囲気もあるメイベルですが、おじさんからの台詞や行動に対しては過剰に反応しながら顔面を真っ赤にして照れる反応がとてもかわいいんですよね。
長年にわたる引きこもり生活をしてきたメイベルにも異性同士における一般常識は持っています。
それなのに、おじさんからいきなり指輪を渡されそうになったり「一生養うことができる」などと言われたりしようものなら、メイベルのように焦り出して赤面してしまうのは当然の反応と言えますよね。
真逆な言い方をすると、おじさん(シバザキ)の方が恋愛経験がなく、いきなり女性に対して指輪を贈ろうとする行動にも問題あるわけで、おじさんの常識の無さとメイベルの中の一般常識があまりにずれ過ぎているんですよね…。
おじさん(シバザキ)の本名や強さ・能力に関する詳細は「【異世界おじさん】主人公(シバザキ)の本名・声優 | 強さや能力・結婚について
」の記事をご覧ください。
【魅力③】ニート癖や転落人生により守りたくなるタイプ
ニート癖や引きこもり生活を長く続けてきた故、メイベルは時間の感覚も他人とは大きくずれています。
おじさんやエルフ(翡翠)が朝型や昼型なのに対し、完全に夜型となっているメイベルは夕方5時以降から冒険に出発する習慣が普通となっています。
さらに一時期はリュシディオン王国の正規騎士として頑張って働いていたものの、遅刻や欠勤の常習犯だっために解雇されてしまいました。
(メイベルの解雇には、おじさんのことも原因でしたが…)
おじさんとの出会いで人生を大きく狂わされたことで失敗続きの転落人生に激変させられたメイベルだからこそ、男性読者から見れば「自分も異世界に転移してメイベルを守ってあげないと」と思わされてしまう点もまた、メイベルの大きな魅力の1つだと思います。
まとめ
今回はメイベルの歌や魔法能力、おじさんと出会う前までの生活について紹介しました。
さらに、驚くべき正体やファンたちから支持されている魅力についても迫ってみました。
メイベルの場合、ツンデレ要素が強いエルフ(翡翠)とは真逆に、おじさんや読者たちが守ってあげたくなるような“妹”のような雰囲気が強いと思います。
そのため、アニメ放送によって作品やヒロイン達の知名度が上がっていく中で、やがては視聴者たちの間でも”エルフ派”と”メイベル派”に大きく分かれそうな予感もしています。
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