「戦翼のシグルドリーヴァ(通称は「シグルリ」)」は、2020年秋の新作アニメとして放送されていた人気テレビアニメ作品です。
本記事では第4話ラスト場面から登場し「姉御」の愛称で親しまれている天塚弥生のキャラクター性や正体・能力を紹介。
記事の後半では、渡来園香たちとの過去や死亡後に彼女を導いて再起させた物(アイテム)にも迫ります。
第4話の詳細は以下の記事をご覧ください。

天塚弥生(姉御)とは

出典:アニメつぶやき速報!!
まずは、天塚弥生に関する基本情報から紹介していきます。
天塚弥生(姉御)のプロフィール
まずは天塚弥生の簡単なプロフィールから見ていきましょう。
愛称 | 姉御 |
年齢 | 24歳 |
身長 | 165cm |
誕生日 | 4月5日 |
ワルキューレ名 | ヘルムヴィーゲ |
抜群のスタイルを誇る美人ワルキューレですが、日常生活では常にサングラスをかけています。
特に印象強いのは、“ヘソ出しルック”にホットパンツ”というコーディネート。
かなり際どい格好で、身を包んでいます。
豪快かつ気前のいい”姉御”
かつては「ヘルムヴィーゲ」の名を持つネームドワルキューレでしたが、2年前(2023年)のピラー戦が原因で現在はその登録を抹消されて、A級になってクラウディア達の所属している舘山基地に派遣されました。
かなりの腕利きパイロットであり、これまでも馴染みのシールド隊を連れながら、各地を転々としてきました。
アニメ版で活躍している後輩にあたる新世代(現役)ワルキューレ達からは「姉御」の愛称で呼ばれながら親しまれています。
アニメ版では第4話での「チンアナゴピラー撃破作戦」の時に初登場しましたが、六車宮古・駒込アズズ・渡来園香とは以前からの付き合いもあったため、ラスト場面でその姿を現した時点でクラウディア以外の3人とは“再会”となります。
姉御「アンタ達ー!何て格好で戦ってんだい!」
六車宮古「アーネーゴー!姉御姉御ー!」
姉御「ま、よろしく頼むよ、ヤンチャ妹たち!」
この再会時、最も姉御との再会を喜んでいたのは六車宮古でしたが、実は渡来園香との方が長い付き合いであったことが後に明かされます。
未成年者に対しても、普通にお酒を勧めてしまう・・・
週末には4人揃ってショッピング等に出かけたりするものの、ピラーとの戦いは既に展開中のため、大掛かりな歓迎会を開く余裕まではありません。
そのため、姉御ならではの”歓迎会”が女子寮の浴室で開かれます。
まだ浜松基地に候補生として入ってきたばかりの桜や園香と一緒に女子寮の浴室で入浴を堪能しますが、この時にお酒を持ち込んでは「誓いの杯」と称して2人にも勧めてしまうのです!
ちなみに、この2人の候補生はまだ未成年者な上、園香の方に至っては、まだ義務教育の年齢(当時はまだ11歳)でしたからね・・・。
天塚弥生(姉御)の能力と活躍とは?

出典:アニメつぶやき速報!!
ここからは天塚弥生(姉御)のパイロットとしての強さや能力、戦闘中の活躍ぶりについて、前日譚(ラノベ版)も交えて迫ります。
戦闘シーンの活躍や強さは前日譚(ラノベ版)の方で披露された
アニメ版の姉御は“転戦続き”として有名であり、クラウディアもその事を気にしていました。
しかし第5話での入浴シーンの中でも六車宮古だけでなく、普段は人をあまり褒めない駒込アズズからも、その実力を認められています。
しかし、アニメ版の方では登場話数も少なく、実際に戦場に出たのも2話分(第6話〜第7話)だけだったため、クラウディア達と比べて戦闘においての見せ場は決して多いとは言えませんでした。
そんな姉御の戦闘シーンでの活躍や、ワルキューレとしての強さは前日譚(ラノベ版)の方で主に描かれていたのです!
「富士戦役」では桜や園香との連携でピラーを殲滅!
アニメ版の時系列より遡ること、2年前・・・
浜松基地で訓練を積んできた候補生たちが正式なワルキューレとなるために出席した”叔翼式”の最中、霊峰富士にアニメ版でもお馴染みとなった”柱”の形をした「富士プライマリーピラー」が現れます。
姉御「最悪のタイミングだよ・・・あれが“最悪の敵”ってやつだ!」
その”最悪な敵”である柱からピラーの小郡が園香たちのいるコンサート会場に襲撃してくる中、桜より少し遅れる形で姉御も園香と一緒に出撃します。
姉御「天塚弥生、ぶちかますよ!」
その戦闘中、ピラー達は姉御の「F7F」ばかりを狙って追いかけますが、これも実は姉御による巧みな”戦略”でした!
姉御「ついつい、乗り込む時に持ってきたモンだから・・・あれだよ!“ヘイズルーン”神様のコップがあたしの尻の下にあるのさ!」
この“ヘイズルーン”こそが、この時のピラー達の“狙い”であり、姉御は自身を“囮”とすることで桜や園香たちを救おうとしていました。
ちなみにアニメ版の方でも、ピラー達は「若い男女や生まれたばかりの”赤ん坊”をよく狙うこと」が明かされました。
姉御が自機に持ち込んだ“ヘイズルーン”は候補生たちが正式なワルキューレになるために「必要な物」であり、これを熟知していたことによる“囮作戦”だったのです。
姉御の読みは見事に的中し、自分を追い続けるピラーの小郡たちを桜や園香に攻撃させることで見事に殲滅させました!
しかし、この戦いに勝利しただけでは”柱”まで消滅することはなく、残り続けてきました・・・。
姉御と園香、そして桜による連携プレイはラノベ作品「戦翼のシグルドリーヴァ Sakura(上)」で読むことができます。
堕とされても帰還するほどの悪運を持っている
先に挙げた富士戦役に勝利したものの、この時の姉御は死んでもおかしくない程の出血をしており、帰還した時のコクピット内は“血の海”と化していました。
しかし、そこは”オーディンの加護”を受けたワルキューレであり、姉御自身は医師すら驚かせる程のスピードで完治して退院してしまいます。
その後に戦線復帰するものの、次の百里での「不可視のピラー」との戦いでまたしても重傷を負わされてしまいます。
この時は一緒に出撃した神宮寺晃の方は戦死してしまうものの・・・姉御の方はまたしても“奇跡の生還”を果たしてしまうのでした!
こうした”生き残り”に対しては「ただ単に悪運が強いだけ」と感じてしまう人も多いかと思いますが、これまでのピラー戦のなかで戦死したワルキューレ達も多くいました。
“運も実力のうち”とはよく言ったものですが、姉御の場合はそうした“悪運の強さ”までも自分の強さとして取り込んでしまっているようにも思えます。
百里での晃との死別はラノベ作品「戦翼のシグルドリーヴァ Sakura(下)」に掲載されています。
天塚弥生(姉御)の過去

出典:アニメつぶやき速報!!
ここからはアニメ版でも触れられて垣間見えていた天塚弥生(姉御)の”過去”や”真実”に、前日譚(ラノベ版)から触れていきます。
【天塚弥生の過去①】桜と園香を快く迎えた
それぞれの理由や決意で新世代ワルキューレの”候補生”として浜松基地に向かう沖田桜と渡来園香を駅前まで迎えに行きます。
これが姉御と2人の候補生(桜と園香)による“出会いの形”でした。
ちなみに、当時もサングラスは定番であったものの、着ていたのは自衛官の制服でした。
しかし、そこも姉御ならではの”着こなし方”が表現されており・・・ボタンは全開にして”豊満なスタイル”を露わに出しておりました!
2人を浜松基地まで案内した後には、同じ仲間である神宮寺晃も紹介しており、暫くの期間はこの4人で一緒に行動していきます。
【天塚弥生の過去②】”日本初”の戦乙女(ワルキューレ)に
この4人の中では、やはり豪快かつ指揮能力も高い姉御が“リーダー的な存在”となりますが、彼女たちは「富士戦役」での勝利と功績が認められて「”日本初“の戦乙女(ワルキューレ)」に認定されました!
その後には静岡県から程々の距離に位置する百里基地に転属しますが、そこで「地獄の百里戦線」を経験します。
しかし、この戦いで心身ともに披露した桜だけは晃からの提案や計らいによって「浜松基地での教官」として、再び浜松基地に戻されたため、彼女だけが離れ離れとされてしまいます。
【天塚弥生の過去③】訓練性時代の宮古やアズズとの出会い
桜が”教官”として浜松基地に移ってから1週間後・・・彼女の乗機である「P-51」を送り届けるために、姉御が園香と共に会いに来ます。
到着時には桜だけでなく、彼女が担当している訓練生も一緒にいましたが、その中にはアニメ版のメインキャラとしてお馴染みの六車宮古と駒込アズズもおりました。
宮古とは初対面の時から仲良くなりますが、アズズの方にたいしては少し悪い出会い方をしてしまいます。
(それでも過失はアズズの方にあったわけですが・・・)
この“出会い”があったからこそ、アニメ版の第4話〜第5話にかけての再会シーンも引きたっていたということですね!
第5話の詳細は以下の記事をご覧ください。
【天塚弥生の過去④】大切な戦友との”死別”
宮古やアズズとの出会いも果たした後には、園香と一緒にまた百里基地へと戻ります。
しかし、その後の「不可視のピラー」との戦いで再び重傷を負わされた上、一緒に出撃した晃の方が戦死してしまうことで“死別”させられます。
さらに悲しき別れは続いていくかのように・・・姉御たちの後に同じ戦場に出撃した桜もまた、戦いの中で命を落として死亡してしまうのでした。
これにより、姉御は大切な戦友を2人も失ってしまったのです。
【天塚弥生の過去⑤】渡来園香と気まずい関係に
彼女とは2年前に配属されていた百里基地での「不可視のピラー戦」での行いが原因で、“気まずい関係”に変わっていました。
姉御「あの子(園香)とは前(2年前)の部隊が一緒でね・・・ちょっぴり気まずい関係なのさ」
その理由が第6話での「大反抗作戦」を前にして里見司令官との会話で明かされます。
それは「園香が出撃できないようにするため、機体に細工を施していたこと」でした。
その会話を気づかぬ間に聞かれた姉御は、園香から強く問い詰められます。
園香「それ、どういう意味ですか?どういうことなの?答えて、お姉ちゃん!」
2年前の姉御と園香は百里基地にワルキューレとして所属してピラーと戦い続けてましたが、姉御が自身の中で悪い予感がしたため、「園香を戦死させないための対策」を本人には内緒で取っていました。
姉御の方は奇跡的に命拾いして、治療後は戦線に復帰したものの「園香に合わせる顔がない」と判断したことで、自分から離れて距離を取っていたのです。
(その間の園香の面倒は里見司令に頼んで見てもらっていました)
現実世界では「悩みは時間が解決してくれる」とも言われてますが・・・この2人の”気まずい関係”は、2年ほど離れていただけでは解決どころか、更に気まずさを増していました。
第6話の詳細は以下の記事をご覧ください。

【天塚弥生の過去⑥】大切な戦友との悲しき再会

出典:アニメつぶやき速報!!
園香との”気まずい関係”を全く修復出来ないまま、「富士プライマリーピラー攻略作戦」が始まります。
イギリスのネームドワルキューレであるラサ・ルリザーレが放つ砲撃によって空いた穴からクラウディア達と一緒に潜入しますが、まるで異空間のような光景の中で多くの“戦闘機の残骸”を目の当たりにします。
姉御「今までピラーに辿り着けずに堕ちた者たちの“墓標”ってわけかい・・・」
しかも、そこに堕ちていたのは日本だけでなく、世界中の機体も多くありました。
司令官の方からもカメラ映像により、その無残な光景が見えていた中、同席している大神オーディンが静かに口を開きます。
オーディン「死者が来る・・・」
そう呟いた途端に”ギャラルホルン”が鳴り響くと同時に、世界中でピラーが襲撃してきます。
さらに同じ頃、姉御たちが見たのは・・・
アズズ「ざっけんな・・・命を冒涜しやがって!」
彼女たちの前に現れたのは、数機にわたる黒い英霊機「スヴァルトワルキューレ」でした。
その”黒い英霊機たち”からは同じワルキューレでありながらも戦死したパイロット達の“コールサイン”を感知されます。
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