「戦翼のシグルドリーヴァ(通称は「シグルリ」)」は、2020年秋の新作アニメとして放送されていた人気テレビアニメ作品です。
本記事では渡来園香のキャラクター性や正体(過去)・能力を紹介。
記事の後半では、大切な戦友との和解や決着に迫りながら、アニメ最終話以降の変化についても考察していきます。
渡来園香とは?

出典:アニメつぶやき速報!!
まずは渡来園香(以下は「園香」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
渡来園香のプロフィール
まずは渡来園香の簡単なプロフィールから見ていきましょう。
愛称 | ソノ |
年齢 | 14歳 |
身長 | 147cm |
誕生日 | 4月27日 |
血液型 | AB型 |
舘山基地の仲間たちからは「ソノ」の愛称で親しまれてますが、同じワルキューレである駒込アズズからは“お園”と呼ばれています。
世界最年少ワルキューレ
ピンク系カラーの髪色が特徴的な園香ですが、彼女は世界最年少のワルキューレに選ばれた少女です!
そのオットリした雰囲気からは想像できないような戦歴も誇ります。
少し天然気味な”ツッコミ役”
最年少でワルキューレに選ばれる程の能力を持つ園香ですが・・・クラウディア達4人の中では、少し「天然」な性質もあります。
オットリした雰囲気の中でも、仲間への”ツッコミ”をするものの「的を外れたツッコミ方」も大きな特徴と言えます。
第1話での出撃時にも自身を”死神”と称しながら落ち込むクラウディアを見た駒込アズズが、かなり大胆なやり方で彼女に発破をかけてあげますが・・・
園香「アズちゃん、不器用だから・・・」
アズズ「ハァッ?この上なく上手かったし!」
更にはファンたちの間で”神回”と大絶賛された水着回(第4話)の中では水着姿のまま英霊機に乗りながら意味不明な台詞をアズズにぶつけてきます。
園香「アズちゃんのエッチー!」
アズズ「ハァっ?」
アズズからしたら、何故そんなツッコミされるのか、全くもって意味不明ですが・・・こうした“天然さ”もまた、園香の1つの魅力となっているのでしょうね。
第4話の詳細は以下の記事をご覧ください。

“花壇の手入れ”の役目に
戦闘中では、ピラー戦の重要な戦力として大活躍するワルキューレですが、日常生活の中でも“それぞれの役目”を持って動いています。
園香の場合は舘山基地内の「花壇の手入れ」を役目として、普段から懸命に向日葵たちに水をあげては大切に育てています。
彼女が育てた花たちは毎年恒例の「夏祭り」でも使用されており、第10話ではその準備でも大忙しな状態でした。
第10話の詳細は以下の記事をご覧ください。

仲間想いで自己犠牲的な性格

出典:アニメつぶやき速報!!
本作品においての戦う目的とは、もちろん「ピラーの殲滅」になりますが、それでも単に敵を倒すことだけが戦いとは限りません。
戦死者を出さないため(或いは少しでも減らすため)、時には自身や自機の身をはって仲間を助けることも重要となってきます。
第7話での「大反抗作戦」の中で不本意にも柱の中に入ってしまった後輩2人(鈴原くるみと石動萌)が黒い英霊機から狙われてしまったところを、真っ先に助けたのが園香でした!
彼女は自分の犠牲も厭わずに身を挺して、敵の攻撃から庇った結果、大怪我をした上に気絶までしてしまいます。
(その後は駆けつけてくれた姉御から助けられたため、死なずに生還できました)
本来は姉御(弥生)のように、自身も機体も無傷なまま助けて生還できるのが1番カッコ良いのでしょうが・・・あの状況の中では、園香が咄嗟に判断して真っ先に助けに行っていなければ、後輩2人は撃墜されて戦死していたことでしょう。
第7話の詳細は以下の記事をご覧ください。

渡来園香の強さや能力

出典:アニメつぶやき速報!!
ここからは前日譚(ラノベ版)も交えて、渡来園香の強さや能力に迫りたいと思います。
弱冠11歳で”戦場デビュー”を果たす実力者
園香の戦歴として真っ先に注目すべき点とは「最年少で“戦場デビュー”を果たした」ところでしょう。
候補生として浜松基地で訓練を続けた末、静岡コンサート会場で開催された”叔翼式”に出席する最中、あまりにも悪すぎるタイミングで「富士プライマリーピラー」が出現してしまいました!
さらに柱からはピラーの小郡が現れては会場を襲撃されてしまいます。
本来ならば、まだ11歳の園香はこのまま逃げて避難すべきなのですが・・・桜が奮闘する中で自身も「M.C.72R」に搭乗して、姉御(弥生)と一緒に出撃してしまうのです!
園香「渡来園香、飛びます!」
あまりにも唐突すぎな”戦場デビュー”でしたが・・・桜や姉御(弥生)との連携プレイまでこなした結果、見事に大勝利を飾りました!
出撃するまでは確かに大変だったものの・・・園香にとっては大好きな”お姉ちゃん”や桜と一緒に戦えたこともあり、一生忘れることのできない”デビュー戦”となったはずです。
教官(桜)との模擬戦でも健闘!
浜松基地で教官を務める桜に乗機の「P-51」を届けにきた園香ですが、その時に20人もの訓練生たちの前で、まさかの「模擬戦」を行うことになってしまいます!
この模擬戦の結果は「園香の負け」に終わったものの、桜ともほぼ互角に戦えていたこともあって、当時はまだ訓練生だった宮古やアズズをも感心させてしまいます。
そして本人も負けた悔しさなどは全くなかったようで・・・それどころか「模擬戦」でも自分を負かした桜のことを、訓練生たちの前で大いに褒めていました。
姉御(天塚弥生)も認める程の操縦技術
4人の中で最も”オットリした性格”により、かなりドン臭い印象を持たれがちですが・・・ピラー戦の中で追い詰められた時に「とんでもない操縦技術」をいきなり披露してくるのも園香の特徴と言えるでしょう。
第1話でも小郡を引きつけながら自機ピラー本体に急降下させたと思いきや、激突しそうな紙一重のところで向きを変えて、やり過ごしてしまいます。
クラウディアから見れば、かなり無茶ぶりな操縦にも見えてしまったものの「1番何をしでかすか分からないのが園香」という点ではアズズも充分に認めています。
第1話の詳細は以下の記事をご覧ください。

さらに第6話で出撃した「大反抗作戦」の中では、姉御(弥生)と“同等の速さ”で飛び、宮古やアズズをも驚かせてしまう操縦も披露します!
姉御「あれ位、やってのけるさ!だって、あの子は・・・」
園香の操縦技術は、クラウディアやアズズ達よりも前から一緒に戦ってきた姉御(弥生)からの”お墨つき”でもあります。
第6話の詳細は以下の記事をご覧ください。

そして極めつけとなるのが、やはり第9話での「舘山奪還作戦」での戦闘になります。
姉御(弥生)からのメッセージで再起した園香が隠れていた才能を更に解放したかのように、ピラーの群れを殲滅していきます。
この時点でクラウディア達S級にも負けない実力を身につけてしまったのでは、ないでしょうか。
第9話の詳細は以下の記事をご覧ください。

予測不能な戦法を取る頭脳
最終決戦の中、クラウディアがオーディンと、宮古とアズズが巨神トールと戦っている中、園香だけはかなり離れた場所で黒い英霊機「スヴァルトワルキューレ」と化した桜との再戦を繰り広げます。
完全に敵対してくる桜の強さは凄まじく、姉御(弥生)との死別から成長した園香でもマトモにぶつかり合っていては勝ち目がありません。
そんな中で園香は、ここでも「常人では思いつかないような戦法」を発揮します!
- 自機を急上昇させた瞬間、機体下に装備されている武装を外しては、そのまま落としてしまう。
- その落とした2本の武装が真下にいる桜機の両翼に直撃したと同時に、その重さにより両翼を切断させてしまった。
- 両翼を切断された桜の機体は、そのまま墜落してしまった。
何も撃つことだけが戦闘でなければ、弾丸やミサイルなどの武装も考えようによっては、思いがけない形で役に立つということですね。
しかし並みのパイロットはもちろん、ワルキューレでさえも緊迫した戦闘中に、ここまで斬新な発想をなかなか思い浮かぶものではありません。
この再戦は”常人では思い浮かばない斬新な発想”を瞬時に見出した園香の「作戦勝ち」と言えるでしょう。
渡来園香の過去

出典:アニメつぶやき速報!!
ここでは前日譚(ラノベ版)を中心に、園香の”知られざる過去”に迫りたいと思います。
【渡来園香の過去①】桜や姉御と出会う
弱冠11歳でワルキューレ“候補生”に選ばれた園香は「第一次戦乙女選抜試験」に参加するため、浜松基地へ向かう途中、駅前で沖田桜と出会います。
その後には2人を迎えに来てくれた姉御(天塚弥生)、更には神宮寺晃との出会いも待っていました。
そこで、園香たちの出会いの形や順序を簡単に辿ってみましょう。
- 浜松基地へ向かう途中の駅前で、同じ”候補生”である沖田桜と出会う。
(ちなみに初対面の時は桜からは”家出少女”と勘違いされてしまった) - 駅前にいる園香と桜の前に姉御(天塚弥生)が現れて、迎えに来てくれた。
- 更に浜松基地に到着すると、神宮寺晃とも出会う。
ここまでの出会いを経たことにより、アニメ版で園香が身につけているロケットの中の“写真”に映っている4人が揃いました。
浜松基地ではこの4人で行動することになり、週末のショッピングや「姉御ならではの”歓迎会”」もありますが・・・この辺りを詳しく知りたい人は、ラノベ作品「戦翼のシグルドリーヴァ Sakura(上)」を読んでみることをお勧めします。
【渡来園香の過去②】訓練生時代の宮古やアズズとの出会い
「富士戦役」では桜や姉御(弥生)との見事な連携プレイによってピラー戦で勝利しますが、この後に4人は「“日本初”のワルキューレ」となり、百里基地へ転属となります。
しかし桜だけが「教官」を務めることになり、再び浜松基地へ戻されます。
そんな彼女が教官生活を始めてから1週間が経過した後に、園香は姉御(弥生)と共に桜の乗機である「P-51」を届けにやってきます。
そこでまだ訓練生だった頃の宮古やアズズと出会います。
宮古はアニメ版と変わらず、当時から誰に対しても明るく接することが出来ていたため、特に問題なかったのですが・・・”アズズとの出会いの形”は、かなり微妙でした。
園香はその場で宮古やアズズ以外の訓練生たちにも「世界最年少ワルキューレ」として驚きや尊敬の眼差しで見られますが、特にアズズからは本当に”もの珍しさ”な視線で見られ続けます。
しまいには、そんなアズズから自分の頬をつねられてしまいますが、痛がっている園香を助けてくれたのは、やはり同行していた姉御(弥生)でした。
宮古やアズズとの”出会い”を詳しく知りたい人は、ラノベ作品「戦翼のシグルドリーヴァ Sakura(下)」を読んでみると良いでしょう。
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