「戦翼のシグルドリーヴァ(通称は「シグルリ」)」は、2020年秋の新作アニメとして放送されていた人気テレビアニメ作品です。
本記事では駒込アズズのキャラクター性と多くのファン達から「かわいい!」と称賛されている理由を紹介。
記事の後半では、アズズの名セリフや過去(訓練生時代)にも迫ります。
目次
駒込アズズとは?
まずは駒込アズズ(以下は「アズズ」と表記します)の”正体”から紹介していきます。
駒込アズズのプロフィール
まずは駒込アズズの簡単なプロフィールから見ていきましょう。
愛称 | アズ |
年齢 | 17歳 |
身長 | 155cm |
誕生日 | 12月2日 |
血液型 | O型 |
帰国子女の天才肌!
ドイツからの帰国子女であるアズズは、自他共に認める“天才”です。
訓練生時代の頃から、持ち前の優秀な頭脳を駆使して、学業の面だけでは教官(沖田桜)からも一目置かれていた程です。
そして自身が戦乙女(ワルキューレ)となって舘山基地に配属されてからは、アズズが立案した作戦を元に動いて戦っていきます。
皮肉屋かつ意地っ張りな性格
皮肉屋かつ意地っ張りな性格のため、仲間や隊員たちに対しても棘のある言葉や台詞を平気で放ってしまいます。
こうした性格も殆ど生まれつきのものであり、訓練生時代の頃には、これが原因で同じ訓練生たちとの衝突や揉め事を起こしてしまうことも多かったのです。
しかし彼女が配属された舘山基地では”変わり者”ばかりが集まっているためか、そうした性格や言葉遣いもまた「可愛い」と捉えられてしまうことも多かったりします。
自分の生活にはだらしない
日常でも徹夜で研究に励んでしまうことが多いため、軍人でありながら「朝が苦手」な体質です。
そのため、朝食の時間にはいつも最後に来るだけでなく、テーブルについてからも眠ってしまうことも多かったりします。
そんなだらしないアズズの生活の面倒を見てくれているのが、訓練生時代からの“腐れ縁”である六車宮古です。
部隊や子供達への面倒見が良い
徹夜までしながら研究に勤しんでしまう故、自分の生活にはだらしないアズズですが・・・意外にも仲間や部隊の面倒見は良い方だったりします。
着任したばかりのクラウディアが驚いていた通り、舘山基地の隊員や操縦士たちは揃って”変わり者”揃いな部隊です。
特に宮古やシールド隊(三馬鹿)に対しては容赦がなく、第6話では「大反抗作戦」を目前に控えていても、緊張感の欠片もない彼女たちを正座させて叱ります。
第6話の詳細は以下の記事をご覧ください。
こうして緩み過ぎている隊員たちを“引き締める”こともまた、アズズの役目となっています。
ちなみにクラウディアが舘山基地へ着任するまでの時期には“まとめ役”も担っていました。
更には館山に住む子供たちの面倒見も良いことで、とても懐かれており、第1話ではサッカーにも誘われます。
そして第1話で転属してきたばかりのクラウディアへの“面倒見”も意外と良かったりします。
これまでの欧州での戦いの中で自身が”死神”と称しながら蔑んでいるクラウディアの背中を、かなり強引な形で押してくれます。
アズズ「非科学的だな!そんなくだらない悩み、ウチが晴らしてやる!」
そして英霊機のコクピット内にあるスピーカーを使って、基地の中にいる者たちに対して”クラウディアが抱いている悩み”を暴露してしまいます!
完全に予想外なアズズの行動に対して、クラウディアの方は困惑させられてしまいますが・・・
「うちの死神は”美人”だ!俺たちは”引き”がいい!」
皆の予想外な反応に強く驚くクラウディアですが、アズズの方は「どうだ!」と得意気です。
園香「アズちゃん、不器用だから・・・」
アズズ「ハァッ?この上なく上手かったし!」
園香から指摘された通り、確かにアズズのやり方は大胆かつ強引だったかもしれません。
渡来園香の詳細は以下の記事をご覧ください。
しかし、これもまたアズズが”隊員たちの性格”を熟知した上で行ったことであり、舘山基地には”死神”程度でビビッて逃げ出してしまう者などいないことも把握していたのでしょう。
この時に取った行動はクラウディアだけでなく、隊員たちの“士気”を上げることに見事に貢献したのです!
第1話の詳細は以下の記事をご覧ください。
数多い”名セリフ”と絶妙な”ツッコミ具合”
アズズの特徴の中でも特に印象的なのが、本編の中で発している台詞やツッコミ具合だったりします。
数多い”名セリフ”
アズズに対して、その可愛いルックスや頭脳明晰な点以上に、本編の中で発してきた「名セリフ」が強く印象に残った人も多かったのではないでしょうか?
せっかくなので、アズズが発してきた「名台詞の一部」を簡単に紹介してみます。
- 「やっぱり、ウチは”天才”だ!」(第2話)
- 「何とか凌げ!凌げば勝ちだ!」(第2話)
- 「男臭いよー!」(第4話)
- 「元身内(桜や晃)とやり合うのは”士気”への影響がデカい。やるなら”大元(巨神トール)”だ!」(第7話)
- 「嫌いだよ、死に場所を探すような奴らは全員。だから、死んでも戻れ!」(第7話)
- 「ウチらは傷だらけの”敗残兵”なんだよ!」(第8話)
- 「お前も言ったろ、世界を救うにはウチが必要だって。今がその時だ!」(第10話)
- 「男は、すぐカッコつけようとする!」(第11話)
- 「何だ?神様ってのも、ウチ以下か?」(第11話)
- 「あとは”覚悟”だけだ!」(第12話)
- 「その言葉、そっくり返してやる!アンタの方こそ認めろ。少しは神様らしく”偉大なところ”を見せたら、どうだ?」(第12話)
主に戦闘シーンで発した台詞を挙げてみましたが・・・どれもカッコ良く本当に”名台詞”と言えるものばかりで、これだけで“アズズの存在感”をヒシヒシと感じさせられてしまいます!
第7話の詳細は以下の記事をご覧ください。
名台詞の多さだけで言えば、ある意味では「機動戦士ガンダム」のシャア大佐にも負けていないと思いますね!
しかし、私的に最も強く印象に残ったのは第4話で水着姿になってから叫んだ「男臭いよー!」だったりします・・・。
第8話の詳細は以下の記事をご覧ください。
絶妙すぎるツッコミ具合
アズズといえば、数々の名セリフと同じ位に「絶妙すぎるツッコミ具合」もはずせません!
そこで、アズズが仲間たちとの会話中に入れてきた”ツッコミ台詞”も簡単に挙げていきましょう。
第1話での戦闘中 | (宮古と園香の戦闘ぶりを見たクラウディアからの評価) クラウディア「腕は悪くないように見えるが・・・」 アズズ「頭が悪い!」 |
第4話での洞窟内 | クラウディア「ずいぶん個性的な”デートコース”だな アズズ「こんな”デートコース”あるか!」 |
第5話での外食中 | 宮古「難しいことは分かんないけどさ・・・」 アズズ「まだ”難しいところ”まで行ってなーい!」 宮古「アタシには難し過ぎるの!」 アズズ「何故ウチが怒られるー?」 |
第11話での出撃中 | シールド隊「俺たちが、どんなに”ふしだらなこと”を考えてても許してくれる!」 アズズ「”軽蔑”はするからな!」 |
ここまでツッコミ具合が絶妙すぎるアニメキャラも、かなり珍しいのではないでしょうか?
もしもピラーとの戦争が完全に終結して、世界が平和を取り戻した後には・・・クラウディアやシールド隊(三馬鹿)と”漫才コンビ”を組んで活動すれば、かなり売れそうですよね!
駒込アズズが”かわいい”と称賛される理由とは?
駒込アズズは、六車宮古と同様に多くのファンから”かわいい”と称賛されています。
駒込アズズがかわいい称賛される理由は、主に以下の4つの要素があるからです。
- 対照的な色合いの髪と瞳
- キュートな水着姿
- 時折見せる”ポンコツさ”
- 意外と涙もろい一面
六車宮古にかわいい理由は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
①対照的な色合いの髪と瞳
アズズのルックスは帰国子女という設定もあってか、完全に日本風な宮古とは対照的に、どちらかと言えば「外国人美少女」のような印象に近いですね。
さらに「白髪に赤い瞳」という、髪色と瞳の色の”濃度”が非常に対照的な点も強く印象に残ったファンも多かったようです。
②キュートな水着姿
ファン達の間でも「神回」と誉れ高い第4話(水着回)では、キュートな水着姿(ハーフツイン水着)を披露してくれました!
ここまで可愛い姿からは、普段から聞く憎まれ口も想像できませんよね。
第4話の詳細は以下の記事をご覧ください。
アズズの”キュートな水着姿”を円盤で永久保存したい人には、Blu-ray第2巻を購入しておくのもおすすめですよ!
③時折見せる”ポンコツさ”
頭脳明晰でありながらも、時折見せてくれる“ポンコツさ”もアズズを可愛くしてくれています。
第5話で姉御(天塚弥生)から「大反抗作戦」の話を聞かされて激怒したアズズが”直談判”と称して、オーディンに話をしに行こうとします。
しかし、肝心な”居場所”を掴めていないことを同行しているクラウディアから突かれた時に見せた”ギャグ顔”が何とも言えず可愛かったですね!
第5話の詳細は以下の記事をご覧ください。
こうした「決して完璧なわけではない」という一面を大きく見せてくれるところもまた、アズズが支持される一因でしょう。
天塚弥生(姉御)の詳細は以下の記事をご覧ください。
④意外と涙もろい一面がある
いつも仲間たちに対しても”憎まれ口”ばかり叩いているアズズですが、本編のストーリーが進行していくにつれて「意外と涙もろい一面」も見せてくれます。
アズズの泣き顔が特に印象深かった場面(話数)を挙げてみましょう。
- 格ゲー対決の中でオーディンから”自身の弱点”を指摘された時(第5話)
- 2つの作戦が成功して帰還した後に”赤ちゃん”が無事に生まれた場面(第9話)
- 最終決戦の目前に開かれる「夏祭り」開始前に、宮古に対して”弱音”を吐いた場面(第10話)
第9話の詳細は以下の記事をご覧ください。
特に③は”名場面の1つ”と多くのファンや視聴者から支持されました!
アズズ「弱虫で・・・ゴメン」
こちらは完全にシリアスな表情で涙を流していましたからね!
こうして見ると、アズズは本作品における一種の”ツンデレ”だったかもしれませんね。
第10話の詳細は以下の記事をご覧ください。
そんなアズズのかわいさは、立体物(完成品フィギュア)になっても満遍なく、見事に再現されています!
駒込アズズの能力・強さを紹介
ここからは、駒込アズズの”能力”と、それを駆使しての”役割”に迫りたいと思います。
【駒込アズズの能力①】作戦立案と戦闘を兼ねる
アズズの1番の活躍どころは、やはり優秀の頭脳を駆使しての「作戦立案」になります。
しかし戦乙女(ワルキューレ)である以上、自身も宮古や園香と一緒に英霊機で出撃しては、戦闘にも参加します!
その一例として解りやすいのが第2話で繰り広げたフジツボピラー戦で大きく役立ってくれた“冷却剤”でしょう。
出撃前にこのピラーの特性を理解していたアズズは”奥の手”として、園香機に”冷却剤”を積ませており、これのおかげで倒すことが出来ました!
第2話の詳細は以下の記事をご覧ください。
しかし、その一方で宮古や園香の戦闘スタイルがあまりにも”直感的”すぎる故に、自分の出した作戦とはかけ離れた行動を取られてしまう苦労人な一面もあったりします。
【駒込アズズの能力②】英霊機の”魔改造”
アズズの能力を語る上で「英霊機の“魔改造”」も外せません!
神から与えられた、有難い英霊機を”改造”してしまうなど、これまでは上層部にとっても思いもよらない発想でした。
(ちなみにクラウディアも第1話で改造のことを聞かされた時は大きく驚いていましたね)
この改造においては本人がまだ訓練生時代だった頃に、ある出来事がキッカケで思い立って始めたことです。
しかしアニメ版での時系列(現在)では、その成果が大きく認められただけでなく、世界各国の戦乙女(ワルキューレ)たちからも注目されるようになりました。
本人たちの英霊機では宮古機の「勇者砲」が、最も解りやすい例ですね!
【駒込アズズの能力③】駒込理論
これもアズズならでの優秀な頭脳を駆使した能力となりますが「ピラーの研究」を続けてきた結果、エネルギー経路である“地脈”の特定に役立っています。
この研究や成果を「駒込理論」と呼んでいます。
しかし、あまりにも熱心に研究に勤しむことが多く、徹夜までしてしまうことが多いのが難点でしょうか。
【駒込アズズの能力④】データ分析による計算能力
アズズたち戦乙女(ワルキューレ)も入れて大部隊で挑んだ「大反抗作戦」ですが、富士プライマリーピラーの柱の中にいた巨神トールからの強烈な一撃だけで完敗してしまいます。
その後にもクラウディアと共にヴァルハラの探索任務などに勤しみますが、このトールの攻撃(強烈な雷)のことも一度見た時点で綿密に計算していたのです。
アズズ「当たり前だ、ウチが計算したんだからな!」
第11話で最終決戦に臨んだ戦乙女たちを待ち受けていたオーディンに対しても自信満々に言い放ちます。
しかし彼女のこうしたデータ分析と”高い計算能力”のおかげで、最終決戦の中でトールから再び放たれた雷から司令部への直撃を避けることで仲間たちや司令部を救えたのです!
第11話の詳細は以下の記事をご覧ください。
駒込アズズの致命的な”弱点”とは?
ここからは、能力や役目とは対照的に、駒込アズズの致命的な“弱点”に迫ります。
運動神経が絶望的
優秀な頭脳や高い計算能力とは反対に、運動神経は“極めて低い”ことが大きな特徴です。
第1話でクラウディアがまだ舘山基地に来たばかりの時、アズズは子供たちから”サッカーの相手”を頼まれて一緒にやるものの・・・その時点で「運動神経の低さ」が露呈されてしまいます。
宮古「アズは”運動神経ゼロ”だからね」
アズズ「ゼロなわけあるか!“1”はあるし!」
宮古に対して強く否定するのも空しく・・・代わりに入ってくれた彼女が蹴ったボールを避けられず、ものの見事にアズズに直撃してしまうのです。
“被弾率”が高い!
知力は優秀でも操縦士や戦乙女(ワルキューレ)としての戦闘能力は“凡庸”であり、そのことをオーディンからもハッキリ告げられてしまいます。
その根拠の1つがクラウディアたち「4人の中で最も”被弾率”が高い」ということです。
これはアズズ機の原型機の機能にも関係しますが、1番の原因は、やはり彼女自身にあります。
“頭脳は非凡”である故に戦闘中でも選択肢が多く浮かび過ぎる分「咄嗟の判断が遅れてしまう」ためです。
実は”カナヅチ”
これもアズズ自身にある”運動神経の低さ”が原因ですが、実は“カナヅチ”でもありました!
第4話でのチンアナゴピラー戦で一度撃墜されてしまった故に、シールド隊が準備してくれた洞窟に入りながら格納庫を目指しますが・・・出口が目前の所で入った海の中で、完全に溺れてしまいます。
その溺れている描写も可愛いものでしたが、あの時にもしも宮古が抱えて助けてくれなかったら・・・間違いなく、再戦する前に”溺死”していたことでしょう。
駒込アズズの過去(訓練生時代)に迫る
ここからは、アズズの過去(訓練生時代)にも迫ってみましょう。
訓練生時代の頃は”トラブルメーカー”だった!
ドイツから日本に戻ってきたアズズもまた、戦乙女(ワルキューレ)に志願して浜松基地にある養成学校に入ります。
しかし入学早々から、宮古も含めた20名もの訓練生たちの中でも、ひときわ厄介な“トラブルメーカー”となってしまいます。
- 教官(沖田桜)の最初の”ご挨拶”をも、口出しすることで途中で遮ってしまう。
- 同じ訓練生である蛍川縁(日本国首相の孫娘)と口論になり、揉め事を起こしてしまう。
- わざと嫌われるように振る舞い、孤立しようと動いてしまう。
自分より目上の存在である教官(沖田桜)に対してもタメ口な上に“上から目線”で話します。
そして最も大変だったのが②であり、入学早々から特に仲が悪かった縁から”自身の事情”を聞かされた途端に爆発して怒鳴り散らした末に教室から出て行ってしまった時でしょう。
アズズ「ふざけるな!ウチをお前の”自殺”に巻き込むんじゃない!」
それでも宮古だけが追いかけてきては、止めようと懸命に動いてくれたのです。
そんな宮古からはアズズの“本心”を完全に見抜かれていました。
宮古「だってアズ、皆のこと嫌ってるようには見えないんだもん。むしろ“自分から嫌われようとしてる”みたい!」
口先では、いつも憎まれ口ばかり叩いているアズズでしたが・・・本当は誰よりも“皆の死”を恐れていたのです。
データ分析による研究を既に始めていた
アニメ版でも“データ分析”から作戦や計算に入ってきたアズズでしたが、こうした能力や行動も、この訓練生時代の頃から既に始めていました。
宮古には、そのことまでも見抜かれていたようで、彼女からも聞かれます。
アズズ「無理だ!計算したんだ!データが証明してるんだよ!」
アズズは、この時期より更に前・・・欧州で勇敢にピラーと戦ってきた者たちの戦闘データを基に「日本の今後」をシミュレートしていたのです。
しかし、そのシミュレートした末に出てきた結果とは、あまりにも残酷なものでした。
「欧州やヨーロッパとは国土が比較にならない日本は今後、どんどん“劣勢”に陥らされる」というものでした。
確かに彼女が戦乙女(ワルキューレ)となって舘山基地に配属されて奮闘してきたのも空しく「大反抗作戦(第7話)」では巨神トールの雷だけで大惨事となった上に舘山をも奪われて”完敗”してしまいましたからね・・・。
この訓練生時代では、さすがにそこまで細かく予測することは不可能でしょうが、アズズが出した“劣勢”の結果は本人の想像していた以上に的中していたことになります。
宮古や教官(桜)との共闘で”戦場デビュー”する
こうした波乱に満ちた訓練生生活を送り続けた末に”叔翼式”を目前に控えた中、まるで「波乱な訓練生生活の”集大成”」と言われるかのように、浜松基地や養成学校の近くにある浜名湖に「セカンダリーピラー」が出現します!
まだ正式に戦乙女(ワルキューレ)になれていないアズズ達は教官(桜)から、すぐ避難するように命じられますが、大型ピラーだけでなく「ヒトデピラー」も大量に現れます!
さすがの教官(桜)でも、ここまで数で攻められてしまっては分が悪すぎます。
そんな状況を間の当たりにしたアズズも、結局は宮古に押される形で格納庫に置かれていた「P-51」に2人一緒に乗り込んでは出撃してしまいます!
アズズを含めた訓練生たちにとって、あまりにも唐突すぎな”戦場デビュー”となってしまいましたが、彼女は自身の頭をフル回転させながら飛んでは、機体に装備されているロケット弾でヒトデピラーの群れを殲滅していきます!
その後も時期の”残弾数”なども頭に入れながら戦い続け、教官(桜)へアドバイスを送りながら共闘した結果・・・「セカンダリーピラー」を退けることに成功したのです!
(この戦いは後に「第二次浜松攻防戦」と言われます)
オーディンとの出会いが”改造”のキッカケに
「第二次浜松攻防戦」を何とか生きて勝ち抜いた後、アズズたちは”叔翼式”に出席しますが、その席で大神オーディンと出会います。
そして先の戦いで2人が乗った機体こそが、本来ならば「宮古に与えられるはずの”英霊機”」であることを告げられます。
しかし激闘の末にバラバラに大破してしまったため、宮古の英霊機だけは”叔翼式”に間に合わなかったのです。
そんな中でアズズが「新しい英霊機の支給」を希望しますが、オーディンからは「それは不可能」と返されてしまいます。
アズズ「分かった・・・アイツ(宮古)の英霊機は、ウチが“修復”する!」
この言葉に対して、オーディンも始めは自身の目や耳を疑ってしまいますが、アズズはあまりにも酷く大破した英霊機を本当に修理してしまいます!
さらには“魔改造”まで施された形で宮古の元に帰ってくる結果となります。
アニメ版でもお馴染みの「無反動砲」もこの時の出来事がキッカケになったのですね。
ここまでのアズズの”訓練生時代”は、ラノベ作品「Sakura」の下巻に収録されています。
駒込アズズの英霊機も紹介
最後に、駒込アズズの英霊機を紹介していきます。
駒込アズズの英霊機は「He100D-1」
まずは「He100D-1」の簡単なスペックから紹介していきましょう。
全長 | 8.19m |
全幅 | 9.42m |
最大速度 | 670km/h(5,000m) |
航続距離 | 1,010km |
エンジン | DB601M液冷V型12気筒(1,175hp) |
空虚重量 | 1,810kg |
全備重量 | 2,500kg |
武装 | 7.92mm機銃(MG17)×2 20mm機関砲(MG151)×2 |
イエローのカラーリングが斬新であるものの・・・それでもクラウディア達の英霊機と比べると、少し地味な印象にも見えてしまいますね。
原型機は戦闘に不向きな代物だった
アズズ機の原型機「He100」の長所と短所も簡単に挙げていきましょう。
長所 | ・100km周回区間で”時速634.32km”という世界記録(1938年当時)まで出した。 |
短所 | ・その反面、敵側からの弾を喰らいやすい主翼を”表面冷却機”にしたことが「構造上の弱点」とされてしまった。 |
この短所が大きく致命的となり、戦闘機としては採用されないままで終わってしまいました。
この短所や弱点を補うために改良された機体が「He100D-1」になり、実際に優秀な性能を見せたものの、“エンジン供給の問題”から結局は不採用とされてしまいました。
ちなみに試験機の方はソ連と日本に売却されています。
アズズの”魔改造”で「無反動砲」も使用可能に!
このアズズ機には、彼女自身による”魔改造”が施され、速度を始めとして、より高性能な機体へと変化しました。
その改造による目玉と言えるのが、やはりコクピット後方に取り付けられた「無反動砲」でしょう!
アズズ機の無反動砲は「ゾンダーゲレート」と呼ばれており、8連×3列の構成です。
宮古機の「勇者砲」とは真逆に複数もの砲弾を一斉に発射して手数で攻める形となりますが・・・発射した時の描写はマクロスシリーズでもお馴染みの”板野サーカス”を彷彿させてくれますね!
(中には”納豆ミサイル”と呼ぶ人も多いみたいですが・・・)
第12話(最終話)の詳細は以下の記事をご覧ください。
まとめ
今回は駒込アズズのキャラクター性や能力、過去(訓練生時代)を紹介しました。
そして、ファン達から「かわいい!」と称賛されている理由にも迫ってみました。
- 帰国子女の天才肌な戦乙女(ワルキューレ)である。
- 可愛いルックスとは想像もつかない程に”皮肉屋”かつ意地っ張りな性格である。
- 徹夜で研究に勤しむことが多く、朝にも弱いため、自分の生活にはだらしない。
- チンアナゴピラー作戦(第4話)では、キュートな水着姿を披露してくれた。
- 天才だが、ポンコツな一面もある。
- 意外と涙もろい性質である。
- 本編の中でも”屈指”と言える程、多くの名台詞を残した。
- 名台詞だけでなく、仲間へ発する”ツッコミ”も絶妙である。
- 優秀な頭脳を駆使しての「作戦立案」を得意とするが、操縦士や戦乙女(ワルキューレ)としての適性は”凡庸”である。
- 優秀ゆえに頭の中に多くの選択肢が浮かんでしまうことで、戦闘中でも咄嗟の判断が遅れてしまい、被弾率は4人の中で”最も高い”。
- 自身で始めた”英霊機の改造”だが、アニメ版の時系列では完全に認められており、他国の戦乙女たちにも注目されるようになる。
- 「駒込理論」もピラーの地脈を特定することに役立っている。
- 自分の生活にはだらしないが、部隊や隊員たちへの面倒見は良く、子供たちからも懐かれている。
- 頭脳明晰である分、運動神経は壊滅的に低い。
- 訓練生だった頃から、同期たちと揉め事を起こす”トラブルメーカー”であった。
“強い一面”と“弱い一面”をハッキリ出していたところもまた、アズズの可愛さに一役買っていたのでしょうね。
しかし、もしもアズズによる作戦や研究結果(駒込理論)が無ければ、ピラーやオーディンに勝利することもできず、館山基地も完全に奪い取られていたままだったでしょうね。
本作品のアニメ動画や見逃し配信の詳細は以下の記事をご覧ください。
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