「コードギアス」は、2006年の放送から現在にかけても多くのファンを獲得し続けている人気テレビアニメ作品です。
2021年10月には、15周年を記念して主題歌を一新させた再放送版も放送されました。
本記事では、三大ヒロインの1人として登場したC.C.の正体や目的を紹介。さらに、過去や本名についても迫ります。
C.C.(しーつー)とは｜声優さんも紹介
出典：アニメミル
まずは、C.C.の簡単なプロフィールやキャラクター性から紹介していきます。
C.C.のプロフィール
緑色のロングヘアと”金色の瞳”が特徴的な美少女です。
ちなみに、C.C.はあくまでも呼び名やコードネームであり、本名ではありません。
第1話や「興道」でクロヴィスによって研究材料として捕獲されながら運ばれている中で出会ったルルーシュに”ギアス”を与えてから、彼との長い関係性が始まります。
ルルーシュのキャラクター性や能力・過去・最後を詳しく知りたい人は「【コードギアス】ルルーシュのギアス能力・機体 | 過去や最後・声優情報を紹介」の記事を参照ください。
C.C.の性格
本名を始めとして多くの謎に包まれたミステリアスな美少女ですが、その一方でルルーシュの部屋に居座ってからは、かなりお気楽な性格であることが判明しました。
部屋にいる時は、いつも大好きなピザを食べてばかりいる印象が強く、ピザ代の引き落とし先をルルーシュ名義にして彼に支払わせており、意外と「したたかな一面」も併せ持っていました。
C.C.の場合、マオを始めとして、これまで自分がギアスを与えてきた者たちとは人間関係が上手くいかないことが多かったため、人に対してはかなり素っ気ない態度で接します。
それでもルルーシュだけに対しては、冷たい態度の中にも何気なく冗談を言って冷やかすこともありました。
他の人たちとは違って、自分のことを受け入れてくれたルルーシュに対しては内心で”強い信頼”も寄せているのでしょう。
さらに、ストーリーやルルーシュとの関係性が進んでいく中で、意外と”寂しがり屋”かつ「誰よりも深い愛情を求めていたこと」も明かされましたね。
C.C.の声は声優「ゆかなさん」が担当
出典：アニメイトタイムズ
C.C.の声を担当している声優さんは、「シグマ・セブン」に所属されているゆかなさんです。
高校生の頃から日本ナレーション演技研究所に入所された後、OVA作品「モルダイバー」の大宇宙未来役で主演デビューを果たされました。
C.C.役の声優・ゆかなさんの代表作
出典：ねとらぼ
デビューと同時に主演や主役級キャラクターを多く担当されてきましたゆかなさん。
過去リメイク作品での人気キャラを引き継いだ点にも注目で、特に印象深いのが「機動戦士Zガンダム劇場版」でのフォウ・ムラサメ役です。※旧作(テレビ版)の時は、島津冴子さんが担当。
ゆかなさんの他代表作は、以下の通りです。
- 「ウェディングピーチ」谷間ゆり役
- 「あずきちゃん」野山あずさ役
- 「セキレイ」風花役
- 「フルメタル・パニック」テレサ役
C.C.の正体と本名
出典：アニメミル
ここからは、C.C.の正体や本名について迫りたいと思います。
正体は”不老不死”のギアス継承者
C.C.の正体は「”不老不死”のギアス継承者」です。
アニメ本編の中でも額から不死者の証である”刻印”が浮かび上がっていました。
そのため、外見ではルルーシュ達と同じ年代に見えてしまいますが、実は彼女の方が年上なのです。
ヒロインのシャーリーや紅月カレンよりも話し方と比べると、C.C.の方が冷静かつ大人びている感じが出ていましたね。
精神年齢でも完全に年上なため、ルルーシュやカレンに対して、まるで大人が子供を諫めるような言い回しをしてくることもあります。
紅月カレンのキャラクター性や強さ・搭乗機体を詳しく知りたい人は「【コードギアス】紅月カレンの性格や強さ・機体 | ルルーシュとの関係性や声優情報を紹介」の記事を参照ください。
C.C.の本名は不明
C.C.の本名は不明です。
アニメ本編の中でC.C.がルルーシュに自分の本名を明かした場面もありますが、現状はルルーシュしか知らない状態です。
ナリタ攻防戦後の洞窟の中でも、C.C.が本名を名乗るタイミングと同時に水滴が落ちる音と重なり、聞こえませんでした。
これも実は、ルルーシュ以外には知られないようにするための演出でした。
設定上では”C.C.の本名”も決まっていた
これは本放送が終了した後になって判明した話ですが、このC.C.が本名を名乗る第11話で、ルルーシュ役の声優「福山潤さん」がアフレコ中に”C.C.の本名”を呼んでいたことが判明しています。
しかし、アフレコ終了後に“無音”にするという形で編集されたのです。
本来ならばそのまま放送してほしかったと感じるのがファン心というものですが…それでも「C.C.が本名が”設定上”では決まっていたこと」を知れただけでも、大きな一歩にも感じられますよね。
C.C.の本名は「セラコーツ」と「白雪」説が浮上
テレビ版の放送が終了した後でも、ファンたちの間で、いくつもの候補が上がっていました。
その中でも、特に多かったのが「セラコーツ」と「白雪」の2つ。
しかし、そのどちらの名前も考察の域から抜け出していないことも事実です。
個人的には、ルルーシュからの台詞から考えて「白雪」の方が有力のように感じます。
それでも、どちらの名前もC.C.のルックスやキャラクター性に深く合っているため、どちらか1つに絞ることが難しいです。
C.C.の悲しき過去
出典：アニメミル
ここからは、C.C.が送らされてきた悲しき過去の日々について紹介していきます。
C.C.は他者からギアスを与えられた者だった
C.C.は、幼少期に”奴隷”として扱われていました。
そして、逃げ出して行き倒れた先にある教会のシスターから拾われます。
そのシスターから「誰からも愛されるギアス」を与えられた結果、本当に誰からも愛される人間に変われますが、その代償として”本当の愛”を見失ってしまいます。
それにより、C.C.は自分を拾ってくれたシスターだけに信頼を寄せていましたが、そのシスターの真の目的とは「自分の持つ”不老不死の力”をC.C.に押しつけること」だったのです。
その末、まだギアスやコードのことを分かっていない頃のC.C.はシスターから騙されるように、本当に”不老不死の力”を継承させられてしまいました。
不老不死の運命に苦悩した日々…
自分が信頼していたはずのシスターから騙されるようにギアスを与えられてからは、C.C.自身も”不老不死の運命”に苦悩する日々を送らされます。
一見は誰もが欲しい力のように見られがちですが、そうした”不老不死”の肉体に変わったことが仇となってしまい、奴隷時代とはまた違う形で過酷な人生を送らされていたわけです。
アニメ本編でもルルーシュやスザクと共鳴する中で、まるでフラッシュバックするように「C.C.の悲しき過去や日々」が瞬発的に見られましたね。
C.C.の目的は「ギアス継承と己の死」果たされたのか？
出典：にじめん
ここでは、C.C.の目的が本当に果たされたのか否か、その果てに得られた「幸福」について解説していきます。
C.C.の目的は果たされたのか？
不老不死の身体にされてしまったC.C.は、大きな目的を持ちます。
ギアスを与えることで、不老不死の力から解放された後に、己の死を果たすことでした。
しかし、旅の途中でクロヴィスの手に捕らえられた中で出会ったルルーシュにギアスを与えたことが、彼女に対して更に”過酷な運命”を与えていたようにも感じられます。
自身がギアスを与えたルルーシュと一緒にKMF(ナイトメアフレーム)にまで搭乗して戦う展開など、この時は本人にとっても完全に予想外だったでしょうからね…。
そんな中でもルルーシュの計画に協力しながら、彼に引き継がせようとしますが、彼から拒否されてしまいます。その後にも標的をシャルル皇帝に変えますが、またしてもルルーシュからの説得によって実行できませんでした。
その後、不老不死のコードを無意識に封じ込めたことで一時的に”ギアスが発現する前の状態”に戻りますが、マリアンヌからの説得により元の意識や記憶が戻ります。
ここまで辿った結果、結局C.C.の願いや目的は果たされなかったという結論に至ります。
願いが叶わなかった代償に幸福を得た
結局は目的も果たせず、願いも叶えられずに終わってしまったC.C.ですが…その代償として得られた「幸福」もありました。
それこそが、「最終的にルルーシュと結ばれた」という結末です。
“ゼロレクイエム”の後に死んだと思われていたルルーシュは、実はまだ生きていました。C.C.は、彼を完全復活させる手がかりを探しながら、放浪の旅を続けていました。
『復活のルルーシュ』で再会したカレンたちの協力も得られた形で、「ルルーシュを完全復活させる」という目的は見事に果たされたのです。
そしてナナリー救出に成功した後は、ジルクスタンの難民に紛れて再び1人で旅立とうとした矢先に、追いかけてきたルルーシュから声をかけられます。
自らを“L.L.”と改名したルルーシュから、C.C.と共に生きていくことを選んでくれたのです。
ルルーシュの決意に感涙したC.C.は、今度は笑顔を浮かべながらL.L.(ルルーシュ)と手を繋ぎながら旅立っていきました…。
ルルーシュが生きている理由や”完全復活”について詳しく知りたい人は「【コードギアス】ルルーシュはなぜ生きてる？復活理由をストーリーから考察」の記事を参照ください。
まとめ
今回は、C.C.の性格や正体・過去に加えて、ファンが最も気になっていたであろう”本名”についても考察してみました。
あくまでも設定上では決まっていた事が判明しましたが、有力な候補からはやはり考察の域から抜け出せませんでしたね。
おそらく”L.L.”に改名したルルーシュと一緒に、ファンたちには明かされないまま、地の果てまで持っていくのでしょう…。
本名が解明されない点に対しては残念な気持ちもありますが、自身の目的が叶わなかった代わりに、それ以上の幸福を得られたことの方が、C.C.自身にとって何よりも報われたように感じられます。
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