『コードギアス』は2006年の放送から現在にかけても多くのファンを獲得し続けている、人気テレビアニメ作品です。
そして2021年10月から、15周年を記念して主題歌を一新させた再放送版が放送中です。
本記事では、主人公ルルーシュの妹キャラとして登場したナナリーの性格や過去、そして「両目と両足が不自由な理由」を紹介。
さらに、最終的に迎えた結末についても迫りたいと思います。
目次
ナナリー・ヴィ・ブリタニアとは
ナナリーは栗色のウェーブがかかった髪に、藤色の瞳が特徴的な少女です。
ナナリーのプロフィール
本名 | ナナリー・ヴィ・ブリタニア |
別名 | ナナリー・ランペルージ |
年齢 | 14歳(第1期)→15歳(R2)→17歳(復活のルルーシュ) |
誕生日 | 皇暦2003年10月25日 |
血液型 | AB型 |
星座 | 蠍座 |
一人称 | 私 |
ブリタニア家に生まれたため、本来ならば何不自由ない生活を約束されていたはずですが、兄(ルルーシュ)と共に過酷な運命と人生を背負わされました。
父親であるシャルルの策略により、ルルーシュと共に“外交関係の道具”としてエリア11(日本)へと送られてからは、ルルーシュと同じく“ランペルージ”の苗字を名乗り、身を隠しながらアッシュフォード学園の中等部に通っていました。
ルルーシュのキャラクター性や能力・過去・最後を詳しく知りたい人は「【コードギアス】ルルーシュのギアス能力・機体 | 過去や最後・声優情報を紹介」の記事を参照ください。
責任を取るため頂点に立つ
第1期では、あくまでも“妹キャラ”であり続けてきたナナリーですが、終盤でV.V.により拉致されてしまった後からは、思いがけぬ急展開を迎えました。
「R2」や「皇道」では、死亡したカラレス総督に代わって“エリア11(日本)の新総督“に就任した上、自分を救ってくれたシュナイゼルから“ルルーシュの持つギアス能力”や“ゼロの暗躍や正体”まで聞かされたことで「ダモクレスの鍵」を持ち、兄(ルルーシュ)と敵対する形で最終決戦に臨んだのです。
しかし、これは決して兄に対する憎しみなどではなく、自分の手で兄を止めることこそが「自分の責任であること」を自覚し、判断したためです。
ナナリーの性格・本性
表面上では可憐で大人しい少女ですが、その本性はかなり“やんちゃな性格”であり、幼少期は兄(ルルーシュ)すら手を焼かせていた程です。
ちなみに、こうした性格の本質は母親(マリアンヌ)譲りとも言われています。
ナナリーの声は声優「名塚佳織さん」が担当
ナナリーの声を担当している声優さんは、名塚佳織さんです。
小学生の頃から子役としてミュージカル等の舞台での出演を続けておりました。
テレビアニメでは、1999年に放送された『おじゃる丸』の子石役でデビューを果たされました。
名塚佳織さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『交響詩篇エウレカセブン』エウレカ役
- 『僕のヒーローアカデミア』葉隠透役
- 『リアデイルの大地にて』マイマイ役
- 『スローループ』三宮三葉役
ナナリーの過酷すぎる過去を紹介
生まれてきたばかりの頃は兄や母親たちと楽しく幸せな生活を送ってきたナナリーですが、V.V.による企みで実行された銃撃事件により、急変させられてしまいました。
そしてルルーシュと共にエリア11に送られてからも過酷すぎる過去を背負わされてきたのです。
両親の犠牲となる
ナナリーの人生が一変したのが、本編の回想シーンなどで何度も出てきた銃撃事件です。
これは父親(シャルル)と伯父(V.V.)の間で生じた“意見や目的の食い違い”が原因となって起きたものです。
簡単に一言で言ってしまえば、ナナリーとルルーシュは両親たちの犠牲にされた形で平穏な人生を奪われてしまったわけですね。
不本意な政略結婚を強いられた
実はナナリーには“政略結婚まで強いられた過去”もありました。
そのお相手とは、自分たちが日本に送られた当時の首相・枢木ゲンブ(スザクの父親)だったのです。
日本へ送られてからは枢木家で保護してもらえたものの、それはあくまでも”日本とブリタニアとの関係を良好に保つための道具”として利用されていただけでした。
そんな生活環境の中で政略結婚の話まで持ち出されたものの、この結婚においてはルルーシュにより破談されています。
ナナリーが盲目で足が不自由な理由
ナナリーは本編開始時から「両目と両足が不自由な少女」として登場しましたが、こうした不自由とされた理由は、両目と両足それぞれ違っています。
目が見えない本当の理由
ナナリーの両目は実際には不自由になどなっておらず、父親(シャルル)のギアスにより“偽の記憶”として上書きされていただけです。
それでも自身は”盲目である”と思いながら生きてきましたが「R2」や「皇道」での最終決戦中にルルーシュと再会時に、自分にかけられていたギアスを見事に打ち破ったことにより、両目を開いて視力を取り戻すことに成功しました。
両足はあくまでも外傷
両目はあくまでもギアスによる記憶の上書きに過ぎませんでしたが、両足は「本当に外傷を負わされたために立てない状態」にまでされていました。
V.V.の企みによって勃発した銃撃事件の中で、流れ弾が両足に当たってしまっていたのです。
不自由さから得た能力
あまりにも大きなハンデを背負わされていたものの、そうした不自由さから得られた能力もあります。
それこそが研ぎ澄まされた「聴覚」と「皮膚感覚」であり、聞こえてくる足音から相手の状態を判断できる上に、触れた相手の感情まで読み取ることができるのです。
ナナリーは死亡する?最終的に迎えた結末
ナナリーもまた、ルルーシュたちと同じように最後まで死亡しない結末を迎えました。
それでも完全に幸せな生活を取り戻せたわけではなかったのです。
第二次トウキョウ決戦に巻き込まれる
「R2」や「皇道」で勃発した第二次トウキョウ決戦にも巻き込まれる展開を迎えました。
戦闘の最中、スザクが戦場にて大量破壊兵器(フレイヤ)を利用したことでトウキョウ租界がほぼ壊滅状態に変わり果てた中でナナリー自身も死亡したと思われましたが、実はシュナイゼル(ルルーシュの兄)の計らいでカンボジアのトロモ機関へ避難していたため、死なずに済んだのです。
再会も空しく、兄(ルルーシュ)から去られてしまう
ゼロレクイエムが本当の終わりを迎えた中で兄(ルルーシュ)の死を間近で見てしまい、悲しみに暮れるものの1年後の「復活のルルーシュ」の時代では、大帝国から公国への変革を果たした「ブリタニアの代表」となり“旧領地の復興”に励んでいました。
そうして懸命に活動する中でシャムル率いるジルクスタンに攫われるものの、完全復活を果たしたルルーシュの手で救出されたと同時に、再び再会を果たしました。
この再会は、これまでのような誤解や憎しみなどのない「本当に愛し合う兄妹同士による再会」だったのです。
ナナリー「もう、お兄様だけ苦しむ必要なんて無いのです。私も同罪なのですから…」
兄に対して、そう言いながら「また一緒に暮らしたい」という想いをハッキリ告げますが、ルルーシュからは違う意見を出されます。
兄からは、もうナナリー1人だけでも立派に生きていけることを認められたと同時に、自分などがいてはかえって邪魔になるだけと判断された結果、C.C.と一緒に去られてしまいました…。
ルルーシュが生きている理由や”完全復活”について詳しく知りたい人は「【コードギアス】ルルーシュはなぜ生きてる?復活理由をストーリーから考察」の記事を参照ください。
ナナリーの結婚相手の候補はスザク?
結局は兄から去られてしまったナナリーですが、それはナナリーが単に自立しているだけでなく「自分(ルルーシュ)がいない方が、ナナリーは幸せになれる」と思われたためです。
ここで本当に兄と離れ離れにされてしまったナナリーの幸せとは、やはり“結婚”して本当に愛せる家族を作って一緒に暮らせていけることではないでしょうか。
ただ、ナナリーが本編の中で特に親しく接してきた男性キャラを挙げてみると、ルルーシュやシュナイゼルなど、実の兄ばかりなんですよね。
そんなナナリーの結婚相手として最も相応しいと言えるのが、やはり“枢木スザク”だと思います。
スザクもまた、ルルーシュと同じく幼少期から長い期間にわたって一緒に仲良く過ごしてきた仲ですし、ゼロレクイエム後も新生ゼロとなって護衛につく形で一緒に居てくれるから、よほどのアクシデントが起きない限りはルルーシュと違っていきなり去られてしまう心配もないはずです。
枢木スザクのキャラクター性や能力・過去・最後を詳しく知りたい人は「【コードギアス】ルルーシュのギアス能力・機体 | 過去や最後・声優情報を紹介」の記事を参照ください。
まとめ
今回はルルーシュの妹として登場した、ナナリーの本性も含めた性格や「両目と両足が不自由な理由」を紹介しました。
さらに第二次トウキョウ決戦やゼロレクイエム中やその後に果たそうとした責任や、結婚相手の候補についても考察してみました。
確かにルルーシュやスザク達とは違ってナイトメアフレームに搭乗して戦闘することもなかったため、彼らと比べると地味な印象に見られがちなナナリーですが、それでもナナリーがいたからこそ、ルルーシュもスザクも最後まで諦めずに、自分たちの目的に向かって戦い抜いてこられたはずです。
コメント