「真・中華一番!」は前作の「中華一番!」の正式な続編。13歳で特級厨師になって再び、「陽泉酒家」に戻るところから始まるのですが、今度は「裏料理界」と激突といういよいよ本格的な料理対決が見どころです。
本記事では、そんな中国料理の熱い料理バトルを広げてくれる真・中華一番!の面白い?つまらない?人気の理由や魅力を解説します。
目次
「真・中華一番!」の面白いところは?
真・中華一番!は、視聴する人にもよりますが、おすすめできる面白い料理バトル系アニメです。
そんな真・中華一番!の面白いところは、主に下記に3つがあります。
- マオ一行のやり取り
- 独特な料理や調理方法
- 料理を審査する審査員の反応が面白い
それでは、各内容について、1つずつ紹介していきます。
【面白いところ①】マオ一行のやり取りが面白い
真・中華一番!は伝説の厨具をかけて裏料理界の人間と戦うことになるのですが、旅の仲間にシロウとメイリィとシェルとレオンが加わり、中華一番!では見られないやり取りを見ることができます。
マオを中心としてレオンやシェルがぶりかりながらシロウが場をにぎやかにする関係は完璧だね
あいかわらずシロウが厄介ごとを作る
真・中華一番のこのシロウのこのセリフは凄くいいなぁと思う pic.twitter.com/GQ0kBTA8tq
— まさ (@masapeace0219) October 11, 2015
マオ一行のトラブルメーカーと言えばシロウ。結構なお調子者で、マオはマオ兄、メイリィはあねご、シェルをアニキと呼ぶなど憎めないかわいさがたまりません。中華一番!からまったく変わらないシロウの姿に、真・中華一番!を見た人は、「帰ってきたね」と感じた方、多いのではないでしょうか?
ただシロウは確かにトラブルメーカーなのですが、マオを勝利に導くなど意外な一面もあります。例えば真・中華一番!のラスボスという立ち位置にいるカイユとの決戦では、マオの心情を理解するなど、絶望的な状況に陥った時に活路を見いだすヒントをくれます。そのためマオ自身、シロウに信頼を寄せている部分もあります。
そしてシロウのさらに面白いところは自分のやらかしたことを、すごい理屈で正当化してしまうことです。劇中ではツボを割ったことを反省するかと思いきや、
ツボを割ったこともよりもでけぇ使命を持っている
この言葉で切り抜けようとするのですが、さすがに無理があるような…笑。
シロウの言っていることは素晴らしいけど、やっていることは認められないことが多いよね
シェルのおっちょこちょいな面が見られる
『真・中華一番!』のアフレコを見学させていただいて思うのは「鋼棍のシェル氏セリフ多いなあ〜・・!」ということ(笑)。
感情をこめたセリフから長い長い説明セリフまでシェル役の中村悠一さんがものすごく上手にさばいて演じられて説明過多になりがちな料理漫画の弱点を補強して下さってます。→ pic.twitter.com/wY6BWedXEH— 小川悦司 中華一番!極11巻1/7発売 (@Ogawa_Etsushi) November 2, 2019
シェルと言えば熱い男で、うるさい男ってイメージが強い。しかし、伝説の厨具を集めるために旅に出る時に、旅の途中で旅金をなくすなどけっこうおっちょこちょいな面が見られて笑ってしまったシーンがあります。
そして、レオンが負傷した時に元気回復のために点心を作るなど面倒見がいいところがあり、ギャップもえがたまりません。裏料理界の強敵と戦うシーンが、真・中華一番!で多いだけにこういったちょっと抜けているところは最高ですね。
マオ一行のアニキ的な存在だけど暑苦しいのが残念かも。面倒見はすごくいいのに
水戸黄門の助さんと格さん
真・中華一番再アニメ化で、シェルやレオンのハードアクションにまた会える! pic.twitter.com/mAHp9yJMsn
— マイケルニンジャ (@lowkaku2928) February 4, 2019
シェルとレオンはマオを守るために、必ず先に料理バトルを仕掛けます。そして最後はマオが最終バトルをするなど、ファンの中でもこれ「水戸黄門」だよねという声がよく上がっていました。そしてシロウがマオの引き立て役で、自分の料理の腕に自信がないと思いつつも、マオに対してだけは「信じる」という気持ちで、特級厨師であることを必ず相手に伝えます。
マオ自身はあまり特級厨師であることを言ってほしくないようですが…。そして水戸黄門と呼ばれたのは、特級厨師の証が服に描かれているのですが、それが印籠の役割を果たしているということもきっかけみたいです 笑
毎回裏料理界の強敵と戦う旅に行われる水戸黄門?と思われる行動が行われるため、真・中華一番!では定番となっています。見どころですが、私的には結構笑えるシーンです。
マオの特級厨師の証を見せて控えろ~とかいったらまんま水戸黄門だね
【面白いところ②】独特な料理や調理方法が面白い
特に面白かったのは、「超視覚により相手の料理を完全コピーする能力」を使う“青眼虎”ミラとの戦い。なんとレオンは、能力を逆手に取って「表に見せていた料理ではなく、見えない部分をメインとして提供する」という通常では考えられない方法で勝利します。
もちろんこれは先に料理バトルをしたシェルが負けたことで、ミラの能力を把握した戦略なのかもしれません。アニメを見ている方としては、「えっ、そっちがメイン」と言いたくなるような面白いシーンです。
裏をかく料理ってレオンの得意技だよね
もう魔術使い!と言いたくなる迫力あるバトル
これは『真・中華一番!』文庫版5巻のワンシーンです。アルカンはかなり好きなキャラです。この文字通り常人離れした能力、料理のスケールもいいし、「爆炎厨師」って2つ名がまたかっこいいじゃないですか。
※料理対決をしている pic.twitter.com/UccHWV530y
— .原井 (@Ebisu_PaPa58) April 27, 2019
裏料理界との”豹子頭”アルカンとのバトルでは、中華料理の命でもある炎を体温で表現するなど自分自身が炎となって料理をします。結構料理アニメの調理シーンでは、ある特殊なものを使って火力を上げるシーンはよく見ます。まさか自分自身の体温が炎になるところを見ると、もう魔術師ですよね。
別のアニメではバーニング…とか言いそうな必殺技だけに演出がすごく面白いです。そして、上がりすぎる体温をおさえるために常に水を飲んだり、体から発生した炎で衣類が燃えたりしなよいように鎧を着るなど、細かい部分もしっかりフォローしています。
そして最も熱かったのは、アルカンの必殺技天雄爆炎河で河川を燃やして魚を取り、天雄火炎車輪で魚を焼くという豪快な料理方法でインパクトがすごいです!
てかもう料理バトルじゃなくて人対人の命を懸けた戦いだよね
万里の長城の斜面でチャーハン!?
裏料理界のラスボスことカイユとの戦いでマオは、西太后陛下が一度も食べたことがない料理をテーマに料理を作るのですが、その発想がもう大きすぎる。遺産と言われている万里の長城斜面に鉄板と油を引いて長布を巻いて、ご飯や具材を転がしながらチャーハンを作るのですが、きちんと卵を絡めて黄金チャーハンを作り上げます。
発想はすごく面白いのですが、個人的にはこんなことしたらそもそも犯罪になるのではと思えるくらい、なんでもありになっています。「さすがにその発想はなかったわ」と言いたくなる料理方法で驚かせてくれるのがマオの料理なんですけどね 笑
料理アニメで歴史的建造物まで調理道具にするなんてすごすぎ。
料理のスケールがでかい
真・中華一番!の面白いところは、人間業離れした技、そして独特な料理方法ですが、もう1点あげたいのは料理のでかさです。その料理の名前は
大宇宙焼売(ビッグバンシュウマイ)
お題は50人前の焼売を作るという流れなのですが、そこでマオが考えついたのは、豚一頭を全て使用した大宇宙焼売!量は50人ではなく500人前で、一気に条件を満たした料理を作り出します。
普通の料理人なら50人前の焼売を作るのが一般的ですが、さすがマオですね 笑。ただ、この時にみんなが突っ込んだのが、こんなでかいセイロどこにあったの?です。出された提案に対して常に斜め上をいく料理を出すスタイルは見ていて驚いてばかり。
マオの器の大きさがそのまま料理になっているような気がする
【面白いところ③】料理を審査する審査員の反応が面白い
真・中華一番!をさらに面白くしてくれるのは、料理を食べた時の審査委員の反応。マオだけじゃなく、シェル、レオン、五虎星が作った料理をさまざまな立場の人が食べて審査するのですが、感想を述べる時の顔が見ていて清々しい。
特に別世界に飛ばされるシーンは、料理のすごさを表現しているので、アニメを見ている方も実際に食べたわけではないんですが、思わず見ていてよだれが出てしまいます 笑
みんないい顔して食べているよね。
審査員が料理を細かく説明するシーンがおもしろい
よく見る料理アニメでは、審査員が「おいしい」とか「どのように作った?」といった評価をします。そして、作った人が暴露するのが一般的なのです。しかし、真・中華一番!では何故か審査員が内容を暴露してしまいます 笑
「しかも…火の当たりが柔らかい八つの土鍋で、それぞれに合った最高の煮方を」
こちらが画像のセリフなのですが、饅頭対決にて鎮める饅頭VS踊らす饅頭で、シェルと面点王ラコンが戦ったシーンです。面点王ラコンの鎮魂饅頭を食べた反応で、食べる側ではなく、見ている側がわかりやすいように細かく料理の説明をしてくれます。
特に今回のシーンは8つの鍋。8つの食材がそれぞれの饅頭に詰め込まれており、誰が何を食べるかわからない状態でもきちんと誰が何を食べたのかわかりやすく説明してくれます。
ある意味ロシアンルーレットかいって突っ込みたくなるのですが、こういう料理と反応は珍しくて面白いですね。そのため、真・中華一番!が面白いという声が多いです。
審査員の言葉を聞いているだけでどんな料理かわかるのは私だけ?
原作で何巻まで?何期まで放送されるのかを以下でまとめていますので是非参考にしてください。
「真・中華一番!」を視聴した人の口コミ
ここでは、真・中華一番!の口コミを紹介しています。
実際に視聴した人が書き込んでいるので、「真・中華一番!を視聴するかどうか」の判断材料に適していますよ。
では、評価が高い口コミと低い口コミの2つに分けて紹介していきます。
「真・中華一番!」の評判が高い口コミ
真・中華一番すごい面白いですが!
— 唐揚げたべるマン (@36labo) January 11, 2021
真・中華一番のここが面白い!
・料理アニメ特有の審査員のリアクション(格付けチェック行け)
・調理器具を使った物理的バトル(割と頻繁。二話に一回くらい)
・とんでもない調理方法と完成品(器具洗った?)
・ヒロインがポンコツ(ヒロインのミス→マオSUGEEの流れ)
突っ込み所があり過ぎだわ
— 守田野圭二 (@nig0117) January 12, 2021
予告からして絶対面白いのがわかる…さすが真・中華一番ですわ… #cookingmaster
— 周泰 (@nekomiminmei) January 11, 2021
真・中華一番! の審査員の表情やっぱり面白い
— アオナ 絵を描く (@anagsaki) January 12, 2021
真・中華一番!面白いな
— chiller (@NT_R_JARJA) January 12, 2021
全体的に、「真・中華一番!は面白い」と感じている人が多い印象がありました。
真・中華一番!を面白いと思っている人の中で、審査員のリアクションや料理方法のインパクトが多いですね。
そして真・中華一番!ではレオンとシャンが七星刀で戦うシーンがあるのですが、「そもそもそれって調理道具では」と思わず突っ込みたくなる面白さもありますよ。
「真・中華一番!」の評判が低い口コミ
真・中華一番!のアニメ、旧作ファンからすると過剰演出のパンチが足りなすぎてマジでつまらない。どの層に向けて作っているのか謎だ。つまらなすぎて逆に旧作をdアニメで見始めてしまった。
— A O K I (@YtAoki_MoL) October 19, 2019
真・中華一番が嘘みたいにつまらないんだが、これはわたしが成長してしまったからですか。
— シュウ@大丈夫じゃない (@408syu) October 29, 2019
中華一番!のアニメ版から見ている人は、後編とはいえ、料理の演出のインパクトの控えめがつまらないという人が多いですね。私自身も中華一番!から見ていますが、たしかに料理演出がちょっと控えめになったと感じたところもありました。ただ真・中華一番!の原作の料理の熱い料理シーンはしっかりと表現してあり、満足していますが、ここは個人差が出ますよね…
まとめ
真・中華一番!ですが
- マオ一行の触れ合いが面白い
- 考えられないくらいのインパクトがある料理と料理方法
- 審査員のリアクションが料理を表現
が面白さを語る上で欠かせない点とも考えています。私自身が一番見てほしい面白いシーンと思ったのは「マオがどんな状況でも必ず打開する料理方法を生み出す」シーンです。
絶対に勝てない状況でもマオは予想の斜め上を行く発想で周りを驚かせます。結構このシーンを見ていると、胸が熱くなってついつい見入ってしまいます。もしこんなシーンも面白いよというご意見ありましたら、どしどしコメントください。
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