『中華一番!』と言えば、伝説的な料理漫画です。
基本的にマオが強すぎる印象がありますが、『中華一番!』の最強10人は誰なのでしょう…!?
私なりに『中華一番!』のキャラクターで、ランク付けしたいと思います。
今回は、『中華一番!』に登場するキャラクターで誰が料理の腕が一番なのか、という視点で最強ランキングを作ってみました。
目次
中華一番!の強さランキングTOP10
【10位】カラオ
10位はカラオです。
広州で開かれる餃子大会に出場した餃子兄弟の片割れ、兄のほう。
この餃子大会は異例で2日に分けて行われ、マオと決勝を戦い抜きました。
弟は下ごしらえなどを担当し、主な調理はカラオが行っています。
料理人以前に人として難があると言われているカラオですが、カラオの腕前に包丁さばきは「チョウユにも引けを取らない」とルオウに言われるくらいです。
マオの動く昇竜餃子に敗れてしまいましたが、発想力や真心などの料理に対する向き合い方が結果だと審査員が言っているため、刀工技術でいえばかなり高順位に入るのではないかと思いました。
カラオはチョウユとも互角に戦えそうだよね
【9位】チェリン
9位はチェリンです。
チェリンは特級厨師試験で予選を突破したほどの料理人。
予選では、”国士無双”と呼ばれる人々が食べるにふさわしいとの理由から、野味麺で合格しました。
本選ではビーフンを使った麺を披露していることから、発想力やそれを確かなものにする技術力もあると考えられます。
しかし、力づくでも料理を食べさせることこそ料理人の最高の使命としています。
本選に出した麺では芥子の実(アヘンの材料)を料理に使用するなど、その心根が現れる料理でもありました。
方向性はともかくとして、その信条を変えることなく料理を作り続けるチェリンの発想力・技術力・精神力、ともに優れた料理人であるといえるでしょう。
信条を変えないって凄い強さだよね
【8位】ハン
8位はハンです。
マオと一緒に特級厨師試験に参加し、予選を勝ち残ったほどの料理人。
予選では長時間肉類を煮込んだ、栄養満点のスタミナラーメンを作ります。
また、本選では牛筋麺という牛肉をほぞ切りにした麺を否麺とし、発想こそシンプルだが牛肉の新しい味を表現しました。
その料理は、フェイやマオをうならせるほどの料理。
そのため、料理の腕前はマオやフェイが認めるほどであり、発想力や技術も十分あるといえるでしょう。
しかし、特級厨師試験では失格となっています。
その理由は、自分の合格に目がくらんだことで、料理人として相手の料理を正確に評価することが出来なかったためです。
マオとフェイの料理に10点満点中1点をつけたのは、味がわからなかったためではなく、自分の自己中心的な理由によるもので、精神的に未熟な点が目立ちます。
どうして最後は自分の料理に自信を持てなかったんだろうね
【7位】タン・サンチェ(唐三傑)
7位はサンチェです。
元々陽泉酒家に修行に来ていましたが、刀工がトラウマのせいで苦手だったため評価はされていません。
『中華一番!』では、チンジャオロースを作った際に、野菜の切り方が不揃いであることを指摘されていました。
火工の練習は米が真っ黒になるまで行っているなど勉強熱心な青年です。
自力でトラウマを克服した後は、龍鎮酒家の御曹司として「若」と呼ばれて慕われていました。
『中華一番!』の世界観では、料理人としての腕前が評価につながっている部分が大きいので、その時点でかなり優れた料理人であるということがわかります。
実際に、優れた刀工技術を持つレオンからは「これほどの刀工ができる者を、自分以外には知らない」と言われています。
『中華一番!』のアニメオリジナルでは、すっぽんのスープを煮凝りにしてメロンのなかに入れて登場させるなど、マオ並みの発想力で対戦相手を圧倒しています。
また、サンチェのスープはあっさりとしており、コースの最初として最適であるのだと審査員に評価されています。
個性が強すぎる料理人たちの中で、一風変わった役割を担っているのではないかと考えます。
サンチェもマオと同じくらい独特な料理を作り出すよね
【6位】シェル
6位はシェルです。
シェルは特級面点師であり、他のキャラは中華料理というカテゴリ以上の区分けはほぼ無いにも関わらず、一つの分野を極めている『中華一番!』においても珍しいキャラです。
レオンによると、「透き通るほど薄く生地を伸ばせるのはシェルだけだ」というほどです。
しかし、マオとの対決の際「シュウマイを点心としてしか考えなかった時点で負けだ」とシェルが負けを認めています。
マオの発想力にスケールが違うことはいうまでもないですが、面点師を名乗るシェルがシュウマイの限界を決めつけている節があるのは弱いポイントであるように感じます。
また、アニメ版の『中華一番!』では、マオ・シェル・レオンの3人で協力して、100品作らないといけないシーンがあります。
そこで、コンセプトが決まらぬマオに対して、時間を気にしてすぐさま作ってしまおうとするシェルが対比的でした。
マオが年若いこともあり普段は頼れる大人ですが、精神的には未熟な点が目立つのではないかと思います。
一点に集中した技術がズバ抜けて高いのは明白ですが、発想力・精神力において少々他のキャラより劣っているのではないかと思いました。
シェルって頼れるアニキ的な存在だけど実際は弱い部分もあるよね
【5位】レオン
5位はレオンです。
レオンは裏料理界出身ですが、元々は陽泉酒家にいた早咲きの天才。
特に七星刀を使いこなすレオンの刀工技術は作品随一です。
水牛一頭の解体を血の一滴も出さずに行うなど裏料理界の技術を会得しています。
ただし、心根が優しすぎるためか精神面がもろく、安定しません。
しかし、それでもシェルより上なのは、彼の持つ刀工という技術が様々な料理に応用できるからです。
汎用性を考えての順位です。
レオンの刀工はすごいよね
【4位】チュウユ
4位チョウユです。
陽泉酒家副料理長であり、主に店を取り仕切っているのは彼。
料理長であるルオウから全幅の信頼を得ている料理人です。
特に飾り切りの技術は素晴らしく、劇中では氷の龍を彫刻したり美しい色合いの鳳凰を象った餃子を作ったりするなど、色彩に溢れた料理が特徴です。
広州の特級厨師であり、その腕前は広州でも屈指の実力を持つといわれているのですが、その力はマオの活躍の影に隠れがちです。
仮面料理人のリエンとの勝負ではサソリにさされ、広州でも大きな餃子の大会の時には襲われて腕を痛めるなど、不運な役回りのキャラクターです。
そのため、料理の実力はわかりにくいですが、広州の陽泉酒家は有名店であることと、マオの師匠であることを考えると上位に入るでしょう。
チョウユは腕前は凄いけど、毒にやられたりとか劇中では全く活躍がなかったよね
【3位】ラン・フェイフォン(蘭飛鴻)
3位はフェイです。
『中華一番!』のフェイが登場するシーンはアニメオリジナル版と特級厨師試験のみ。
そして、「否麺」というテーマの課題の試験にて、マオと点数をつけあいお互い同点を出しています。
そのため、負けがほとんどないマオと同等の実力を持っているのではないかと考えます。
また、発想力・技術力も高く、『中華一番!』では諸外国との外交を考えて作られた「ネオ満漢全席」をほぼ一人で作り上げました。
その料理のポイントは、インドのカレーやイタリアフランスなどのオリーブオイルにトマトベースの味付け。
これらを盛り込む知識力も相当なものだと考えられます。
料理数が少なく、点数がつけにくいですがマオのライバルという立ち位置も今後に期待が持てそうです。
フェイは裏料理界に操られる形で、最後マオと料理バトルするけどお互いの意思で戦う時がくるといいね
【2位】パイ
2位はマオの母親であり師匠であるパイです。
四川料理のスペシャリストでとして名高いパイは、裏料理人との戦いの中でも生き残れるほどの実力者。
かつて彼女の料理を食べたことで救われた人も多く、地元である四川省のリー提督や上海では上海市場の組合長など、当時まだ無名だった彼らの心にずっと残る料理を作れる料理人です。
彼女を知る人はみな、彼女の料理がいかに美味しかったかを語ります。
マオは彼女の書いたレシピ本に何度も助けられていることから、その発想力はマオと同じかそれ以上といえるでしょう。
そして、「万人を幸せにする料理」を掲げ、それを実践し達成した彼女は一番の料理人といえると考えます。
また、裏の料理人から逃げながらも、後の特級厨師となるフェイに料理を仕込んだ経歴も持ちます。
他にも、上級厨師として名を挙げたショウアンを育て上げるなど、それだけで教育者として優れていることがわかります。
しかし、1つ欠点をあげるとするならば、お人よし過ぎる点。
裏切りを企てていたショウアンの心の有り様に気づけなかったことや、最終的に過労死したことから、ショウアンを失った彼女には周りに頼れる人がいなかったのではないかと考えられます。
困ったことがあったときに、頼れる仲間の有無は精神に大きな違いが生じてしまいます。
そのため、料理という本質から外れ心理戦に持ち込まれてしまった場合、とたんに弱くなってしまう傾向があるのかと思います。
お人よし過ぎるのも問題だね
【1位】劉昴星(リュウ・マオシン)
1位はやはりマオです。
マオは常人離れした味覚・記憶力と発想力を持つ料理人。
作中の対戦ではほぼ負けなしです。
また、「人を幸せにする料理」を根幹に持ちながらも、どんな苦難にさらされても乗り越えるだけのスペックと精神力と支え合う仲間を持ち合わせています。
料理人としての洗練された腕と強靭な精神力は作中屈指のものですし、シロウというパートナーやレオンやシェルといった強力な仲間がいるので、マオは敵なしと言ってもいいくらいでしょう。
そんなマオが料理の教本に使っているのは母親であるパイのレシピ本。
パイの持つ技術だけでなく、パイが生前戦い続けてきた裏料理人たちの技もすべて書き込まれた一冊を読み込んでおり、その知識量は膨大です。
実際に、マオは料理本と今までの経験を発想力の源にしており、人のマネをするわけではなく更にブラッシュアップして短時間で料理をつくってしまう様子は、対戦相手にとっては脅威そのものだと考えます。
また、マオは演説など口上も非常にうまいです。
お腹がいっぱいだと言っていた皇帝に一口だけ食べさせたり、マオを眼中に入れていなかった仮面料理人に料理を食べさせたりするなど、どんな相手にも一口食べてやろうと思わせる話術をマオは持っています。
特級厨師試験の際には、自分の料理に10点満点をつけており、「自分の料理は最高だ」と自信をもって料理を提供していることも作中で語られているため、マオにとっては「一口食べれば料理のおいしさがわかるはずだ」と考えているのですね。
その強靭な精神性はどんな逆境も乗り越えてきたマオに必要不可欠な要素だったでしょうし、これからも変わらぬものだと考えます。
やっぱり一番はマオになったね
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劉昴星(リュウ・マオシン)の育った環境や料理スタイルを以下に纏めていますので是非参考にしてください。
まとめ
- 1位:劉昴星(リュウ・マオシン)
- 2位:パイ
- 3位:ラン・フェイフォン(蘭飛鴻)
『中華一番!』に登場するキャラクターで誰が料理の腕が一番なのかのキャラランキングを格付けしてきました。
マオがやはり強すぎますね。
全体を通してマオと比べると黒星が付いてしまっているキャラが多いことと、マオ中心の料理対決が多いため、他キャラとランキングをつけるのは難しかった印象です。
故人であるパイを超えているかどうかは様々な意見があると思いますが、精神的な強さも軸に考えてみました。
このキャラの方が強いんじゃないか?などの意見もあれば大歓迎なのでコメントして下さい。
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