「ひげひろ」は、2021年春の新作アニメとして4月から放送中の人気テレビアニメ作品です。
本記事では、吉田や後藤さんの後輩社員としつ登場した三島柚葉のキャラクター性や仕事能力における真実も紹介。
記事の後半では、過去も含めた荻原沙優との共通点・吉田への好意や恋愛の行方にも迫りたいと思います。
本作品の登場人物に関しては「ひげひろの人物相関図」の記事をご覧ください。
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目次
三島柚葉とは?
まずは、三島柚葉(以下は「三島」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
三島柚葉のプロフィール
好きなこと | 映画観賞 |
吉田との関係性 | 同じ会社の部署で働く後輩 |
吉田への呼び方 | 「吉田先輩」 |
沙優への呼び方 | 「沙優ちゃん」 |
三島柚葉のプロフィールは、上記の通りです。
吉田の後輩として、日々仕事を頑張ってこなしています。
吉田に恋心を抱く新入社員
新入社員として吉田たちの部署に異動してきた三島は、彼らの“後輩キャラ”という立ち位置で登場しました。
さらには、吉田が彼女の“教育係”という関係でもあり、三島自身は仕事上のミスにより、いつも叱られてばかりです。
しかし、それは三島自身による意図的な行動である上に、実は「吉田への好意」を抱いていることも判明します。
食べながら喋る癖がある
吉田や橋本と一緒に社食を食べたり、会社帰りに呑みに行ったりすることが多い三島。
そうした中で、「食べながら喋る癖」があります。
そんな三島の癖に対して、吉田から注意されてしまうこともしばしば見られます。
思ったことはすぐ口に出るタイプ
沙優や後藤さんよりも少し遅れを取ってしまうものの、三島もついに吉田との連絡先を交換を達成します。
しかし、この時に驚かされたのが「吉田の(LINEの中での)友達数の少なさ」でした。
(三島が見た時には、まだ沙優と後藤さんの2人だけでした)
三島「すくなっ!(少ない!)」
まあ、三島のように友達の多そうなタイプから見れば、あり得ないような”少なさ”で心から驚いた末に、口にも出てしまったのでしょう…。
“後輩キャラ”と”お姉さんぶり”を両立!
“新入社員”や”後輩キャラ”という立ち位置の関係上、会社での仕事面においては、どうしても吉田たちの「引き立て役」にされてしまうことが多いです。
(実際には真剣に取り組めば、吉田たちにも負けない程の能力も発揮できるわけですが…)
しかし、自分よりも年下である沙優に対しては”人生の先輩”として、会社内では見られないような「頼れるお姉さんぶり」を見せつけてくれます。
こうした”後輩キャラ”と”お姉さんぶり”を両立できている三島は、ある意味では「1人で二度おいしいキャラ」とも言えるかもしれませんね。
三島柚葉のポンコツぶりは演技だった
ひげひろを見ていると、三島は「仕事ができず吉田に迷惑をかけている後輩」という認識を持ってしまうでしょう。
しかし、このポンコツぶりは、演技だったのです!
よく見てみると、実はかなり優秀な社員であることが分かります。
ここでは、そんな三島柚葉の能力に迫っていきたいと思います。
【能力①】高い分析力と演技力
自分が入社した時点で上司や先輩社員たちから歓迎された三島は、そんな人たちを見た時点で「”世話のかかる可愛い新人”の役を求められている」という1つの結論を導き出してしまいます。
この分析した結果から始めた”できない新入社員”を演じたことが功を制するかのように成功してしまい、仕事も人間関係も少ない努力で無難にこなせてしまいました。
これはまさに、三島自身が併せ持っている“分析力”と“演技力”が両方とも生かされて成功した実例と言えるでしょう。
しかし、異動した部署で出会い「直属の教育係」となった吉田には、これまで成功していた”演技力”すら通用しませんでした。
【能力②】仕事内のスキル
第1話の時点でも少しだけ登場した三島が、本格的に動き始めたのは第2話からでした。
それでも早々に吉田から呼び出されては、自分のミスを厳しく叱られた上に「今日中に直せ!」と命令されてしまいます。
この時も先に挙げた”できない自分”を演じたものの、これまでの上司や先輩たちとは違い、吉田にはそうした演技力すら通用しません。
しかし吉田から「もしも納品が遅れた場合」の話を聞かされた途端、真剣な表情に変わると同時に集中して取り組み始めます。
その結果、吉田からの命令どおり「本当に今日中に直して納品できてしまった」のです!
それにより、三島は本当は「真剣に取り組めば、仕事もしっかりこなせる社員」であることが判明します。
【能力③】状況把握力とそれに合わせて動ける対応力
自分が真剣に取り組んで何とか納品日までに間に合わせた日の帰りに、吉田を呑みに誘います。
一緒に呑んでいる中で吉田から「いつも、そのくらいやってほしい」と指摘されたことがキッカケで、「頑張ること」についての議論が始まります。
三島「皆、いつも頑張りすぎなんですよ!」
普通ならば、新入社員や異動してきたばかりの新人がこんなこと言おうものなら、上司や先輩から強い反感を買ってしまうものです。
しかし、三島も決して嫌味で言ったわけではありません。
三島「だから常に頑張っている人がへばちゃった時のために、“スタンバイしてる人”が必要かなって思うんです!」
吉田「それが、お前だと…?」
三島「そうでーす!」
さらには、今の部署の状況も早い段階で把握しており「吉田先輩がいなくなっても仕事は回る!」とまで言い切ってしまいます。
あくまでも三島は、「部署の中で非常事態が起きてしまった時の“予備隊員”」という位置付けの意識でいるようです。
しかし、それも決して怠けるというわけでなく「もしも吉田たちが倒れて働けなくなった場合に、自分が動けるように…」という意味で日頃は「力を温存」していたということですね。
確かに今の時代、ただガムシャラに頑張るだけでは自分の望む結果をなかなか得られないものです。
そうした意味でも、ここまで要領のいい三島のやり方を我々も見習っていくべきとすら感じてしまいますよね。
【能力④】咄嗟の判断力と行動力!
普段は完全にマイペースで動いている印象が強い三島。
しかし、吉田や沙優が唐突な危機に陥った時には、咄嗟に判断して助けてくれることもありました。
吉田を助けてくれた時
- 小田切課長からの出張を断りに困っている吉田を見かけた瞬間、咄嗟に判断して割って入る
- そして課長に対して「吉田先輩の母親が現在は”体調不良”」であると嘘を素早く作る
- ついでに、今月は定期的に実家に戻らなければならないことまで話した
嘘情報であるとはいえ、三島のおかげで小田切課長が諦めてくれた上に、吉田も出張に行かされることから逃れられたのです。
課長が去っていった後には、三島の方から「不謹慎でした」と謝罪しますが、この時ばかりは吉田からも助けてもらえたことによるお礼を言ってもらえました。
沙優を助けてくれた時
- 沙優が何者かに追われている状況を瞬時に理解する
- 沙優から離れるのは危険と咄嗟に判断し、沙優を自宅に連れて行く
- 追っ手が潜んでいる可能性も考慮して、吉田に連絡して迎えに来させた
自宅に匿ってくれただけでなく、帰りの心配までしてくれた上で吉田へ迎えに来させる判断力は、こうした緊迫した状況の中では、意外と出せないもの。
三島にとっても、この時の行動による最大の目的は「沙優を追っ手から守ること」でしたが、思いがけぬ事態の中で「大好きな吉田を自宅に招くこと」にも成功したわけです。
これは三島にとって、ある意味では”嬉しい誤算”であると同時に“一石二鳥”な出来事だったのでしょう。
【能力⑤】恋愛における”アピール能力”も高い
三島は仕事や人間関係を上手く切り抜けるだけでなく、恋愛における”アピール能力”も高いです。
「恥じらう表情」と「意味深な台詞」を合わせて駆使する!
三島にとって、何としても食い止めるなければならないことが、「吉田が自分の指導係から外されること」でした。
仕事のミスで吉田が教育係から外されるピンチを乗り切るために、真剣に取り組んだ三島。
その結果、何とか間に合わせた三島は、吉田を呑みに誘います。
その帰りの飲み屋で、さりげなく“好き”であることをアピールします。
三島「私の”教育係”は、吉田さんじゃないと嫌なので…」
“恥じらう表情”と合わせて、こんな意味深な台詞を言われてしまえば、普通の男性ならば「自分に気があるのでは?」と充分に感じさせてしまえるでしょう。
吉田にさりげなく抱きつける
会社帰りに吉田を誘って映画観賞した後、その帰り道の中で「運命の出会い」について語り始めます。
吉田からは、その”運命の相手”が見つかったのかどうか聞かれた瞬間、思わぬ行動に出ます!
三島「ええ、してますよ。だから絶対に、この出会いを逃したくないんです!」
そう答えた瞬間、吉田の中へ抱きついてしまいます!
ストレートに「好きです」とまで言えないものの、”運命の出会い”という話題の途中で抱きつかれようものなら、よほど鈍感な男性でなければ「自分のことを好きなんだ…」と気づいてもらえるものです。
しかし、好意を持たれている吉田の方が恋愛面に関しては、あまりにも鈍感すぎるから困ったものです。
彼の場合、自分の想い人である後藤さん以外の女性からの好意や気持ちに対しては、全くと言っていい程に鈍感であり、三島からの気持ちやアピールも完全にまでは気づいてもらえませんでした…。
本来、三島の持つアピール能力を駆使すれば、早い段階で彼氏の1人や2人くらいできてしまえそうなものですが…彼女の場合、自分の好きになった相手があまりにも悪すぎたとしか言いようがないんですよね。
三島による、こうしたアピールや劇的な場面は、コミック版の第1巻で見られます!
三島が吉田を好きになった理由・惹かれたところ
本編中でも”吉田への好意”を堂々とアピールしてくる三島。
そんな三島が吉田に惹かれたところは、主に以下の3つが挙げられます。
- 自分のことを本気で叱ってくれるところ
- 吉田にある”無条件な優しさ”があるところ
- 子供みたいに素直なところ
自分のことを本気で叱ってくれるところ
三島は今の会社に入社してから、仕事でミスをしてしまっても叱られずに済んでしまうことが多かった三島。
そんな三島を“初めて本気で叱ってくれた上司”が吉田だったのです。
始めは自分を叱ってきた吉田に対して「厳しい」という印象ばかり持つものの、そうした厳しさは「できない私」を正当に評価してくれていることだと気づきます。
それと同時に、初めて「自分自身」を見つめてもらえているようで嬉しかったのです。
普通の新入社員ならば、こうした時点で「次からは叱られないように頑張ろう」と悔い改めるところでしょうが…三島の場合は完全に違く「できない私」に更に磨きをかけてしまいます。
それでも吉田はこれまでの上司たちとは違って、三島を何度叱っても、折れることはありませんでした。
三島「そんな先輩を見つめていた私の視線は、いつしか“恋”に変わっていた…」
仕事や会社内において、「初めて自分を叱ってくれた→初めて”自分自身”を見つめてくれた」と理解したことが、“吉田への好意”を抱くキッカケとなりました。
吉田にある”無条件な優しさ”があるところ
出会ったばかりの沙優と「無条件な優しさ」について語り合い、彼女からの言い分に共感する中でも吉田のことを話します。
三島「なんで、この人(吉田)こんなに優しいんだろうなぁ…とか考えても、結局分からなくて。分からないのに考え出すと止まらなくってさ…」
そうした思考を繰り返した結果…
「気づいたら夢中になっていた」と沙優に対して語ります。
吉田と同じ部署に配属されてからは、直属の教育担当にもなった彼から叱られ続けてきた三島ですが、そうして過ごしていくうちに「それこそが吉田の優しさ」であることに気づくと同時に、そうした部分に惹かれていってしまったんですね。
一方、そこまで聞かされた沙優の方も三島が”吉田の話をしていること”に気づくと同時に「吉田のことが本気で好きであること」を見抜きます。
三島が吉田への”好意”や”優しさ”を語る場面は、コミック第2巻に載っている絵と一緒に見ることで、更に感慨深く伝わってきます。
子供みたいに素直なところ
会社内では昼休みに入ると、すかさず吉田を捕まえては、社食へと誘います。
ちなみにこの日は、たまたまお互いの連絡先を交換したばかりであり、社員食堂の中でもさっそく連絡交換を試します。
しかし、そうしたやり取りをしているうちに、吉田の中華麺が完全に伸びてしまいました。
それでも一口食べた後、スマホで感想を送ってきますが…
吉田「今まで食った中で、1番まずい中華麺だった」
そんな子供じみた感想を聞かされた三島も、少し笑いながら、すぐに返信します。
三島「吉田先輩って、なんか子供みたいに“素直”ですね!」
さらに「そういうところも好き」と笑いながら、さりげなく伝えます。
吉田との恋愛関係はどうなるかネタバレ考察
大好きな吉田に対して、積極的にアピールを続ける三島。
しかし、その努力が報われることは、ほぼ“ない”と見て良いでしょう。
そこで、ここからは三島による“吉田への恋”が叶わない理由を分析してみました。
【理由①】完全に吉田の好みの対象外だから
分析した結果、三島はまず「吉田の好みの”対象”」に入れていないことが挙げられます。
吉田の好みとは「自分より”年上”で”巨乳”な女性」です。
本編の中で三島の正式な年齢は明かされていないものの、”新入社員”という立ち位置に加えて、日頃の行動などにより、見るからに「吉田よりも“年下”」であることは明らかです。
あと、胸のサイズにおいても同じことが言えます。
三島もまた、全体的に引き締まった印象で”スタイルの良さ”を誇りますが、バストサイズにいたっては、これもまた「後藤さんの”Iカップ”には遠く及んでいないこと」が分かります。
【理由②】自身の努力が裏目に出ているから
基本的には定時で退社することが多い三島ですが「自分の努力を吉田に認めてほしい」という一心で、1人だけ残って夜遅くまで残業する日もあります。
しかし、タイミング悪いことに、こうして残業も含めて努力した晩の帰りに「吉田が後藤さんと”2人きり”で歩いている場面」を見てしまいます。
(ちょうど第4話で2人が焼肉屋を出た後のタイミングで目撃してしまいます)
ちなみに、三島自身も、吉田が後藤さんを想い続けてきたことや告白したけど振られたことを聞かされて認知はしていました。
しかし、「吉田からの告白を断ったはずの後藤さんが一緒に歩いている瞬間」を不本意にも見せられてしまうわけです。
後藤さんも、この第4話で「吉田への本当の想い」を告白していたものの、この時の目的はあくまでも「沙優に会いたい」という目的だけでした。
ただ、三島から見れば「何かの拍子で2人が結ばれてしまったのでは?」と誤解してしまっても仕方ありません。
この晩も無理せず、いつものように定時で上がっていれば、自分にとって嫌な光景を見せられずに済んだかもしれないですが…”恋”って本当に残酷なものですね!
【理由③】”恋のライバル”が強すぎるから
三島の恋が叶わない理由として、「“恋のライバル”が強すぎるから」という点も外せません。
ここで、三島の”恋のライバル達”のプロフィールを簡単に紹介していきますね。
後藤愛依梨 | ・完全に吉田の”好み”にマッチした女性 ・吉田自身が”5年間”にも渡り、想い続けてきた ・後に”両想い”であることが判明した |
荻原沙優 | ・吉田と一緒に住んでいる ・吉田自身からも「特別な存在」と見られる |
神田蒼 | ・吉田の”元カノ”である ・吉田の”初体験”の相手でもある ・思いがけぬ形で”再会”を果たす ・再会後も、2人きりで会っている |
恋のライバル達がここまで強力すぎるだけでなく、三島の場合は彼女たちに勝るような“接点や関係”がない部分も致命的と言えます。
本人が初登場した時点から分かりきっていたことであるものの、三島は「吉田との恋に関しては“かませ犬”にしかなれない」ということですね!
ここまで言ってしまっては、三島には少し可哀想な気持ちもあります。
しかし、ライバル達と戦う前から「三島の敗北」は目に見えていたのです。
三島柚葉の過去や家族関係
三島にも沙優や後藤さん達とは少し違う形で、深刻な過去や「家族関係」を背負ってきました。
ここからは、三島の「家族関係」も含めての過去に迫りたいと思います。
三島の家族関係は冷めきっていた?
沙優が地元の家に戻る直前になって、三島は「自分の家族」について語り始めます。
三島自身から語られた内容は、”母親”と”兄”についてでした。
母親 | 三島のことを分かりやすく憎んでいた。 |
兄 | (三島のことを憐れんで、優しくしてくれた。 |
三島の場合、物心ついた頃から「家族だから」という理由だけで“無条件に愛してくれるもの”であり、それが普通だと信じていましたが、全く違うものであることを痛感させられたのです。
それでも兄の方が優しかったことだけが、せめてもの救いでしょうか…。
ちなみに「母親との関係性」や「優しい兄」においては、沙優の家族関係とも少なからず“共通”していますよね。
三島の「家族関係」は、原作ラノベ第4巻で知ることができます。
実は三島にも”家出の経験”があった
真夜中の公園で出会ったばかりの沙優に対して、三島自身も彼女と同じ女子高生だった頃には「家出を何度も繰り返していたこと」を話します。
三島にとっての“家出の理由”とは、先に挙げた「母親との冷めきった関係」にありました。
三島「私も学生の時は、母親とウマが合わなくて(家出を)よくしたなぁー!」
同じ家出でも、沙優や後藤さんとは違って、家出中の様子や環境、期間などはハッキリ明かされてません。
しかし、三島には2人とは決定的に違う点があります。
沙優と後藤さん | 長い期間にわたる家出の1回きり (沙優は半年間、後藤さんは1ヶ月間) |
三島の場合 | 何度も家出を繰り返してきた。 (1回ごとの期間までは不明) |
おそらく、すぐに出てしまうものの、ほんの数日間(2日間〜1週間ほど)で戻る形による“典型的なパターン”を繰り返してきたものと思われます。
後藤さん(後藤愛依梨)の過去(女子高生時代)や”家出経験”については、以下の記事をご覧ください。
沙優のことを最後まで憎みきれなかった
三島の場合、沙優とは人気のない真夜中の公園で、たまたま出会ってしまいます。
「人気のない場所」と「真夜中」での出会いにおいては、吉田と共通している面もありますね。
始めは1人きりでいる沙優を憐れむかのように優しく話してくれますが、タイミング悪く吉田が来てしまったことで、この2人が一緒に住んでいることを知らされてしまいました。
翌日の会社内で吉田から、そのことを聞かされたわけですが…その驚き方も橋本や後藤さんを遥かに超えるリアクションでしたからね…。
自分の好きな男性が、家族でも恋人でもない女性、ましてや女子高生と一緒に住んでいることなど聞かされて、三島自身も面白いはずがありません。
そのため、始めは沙優に対しても内心では“複雑な気持ち”ばかり抱いてました。
しかし、ストーリー進行の中で接する機会が増えていくうちに、沙優を”邪魔な存在”であると思う一方で“応援”する気持ちも一緒に抱くようになります。
三島「憎めないよ、沙優ちゃんは!素直で一生懸命で、笑顔が可愛くて…」
吉田との関係に嫉妬しながらも、沙優のことを完全に憎むこともできませんでした。
三島「もう沙優ちゃんのこと、好きだからさ!だからこそ頑張って…今よりも良くなってほしいと思う」
沙優が地元に戻る前にバッティングセンターの中で話しながら、自分の本心を打ち明けたのです。
三島柚葉と沙優の関係性をネタバレ解説
第5話での後藤さんとは少し違う形や内容で、三島もまた沙優に対して「厳しい現実」を突きつけてきます!
ここからは、ストーリー進行も辿りながら、三島が荻原沙優に突きつける「現実」の内容について紹介していきます。
沙優の現状に対して「もう猶予がないこと」を突きつける!
三島が沙優に対して「現実」を突きつけるのは、沙優の兄・荻原一颯が登場してからの時期になります。
最寄りのスーパーで買い物中、沙優とたまたま会いますが、この時の彼女の様子がいつもとは違うことを察する三島。
沙優がまるで「誰かに追われているみたい」と察知した三島は、彼女を匿うため、自宅へと連れていきます。
この時期では、三島自身も沙優のことについて吉田から大体は聞かされているため、それほど強く問い詰めるようなことはしませんが、沙優が「誰かに追われている現状」を見たことで、決定的な一言を告げます。
三島「追われちゃっているってことは、もう“猶予”はほとんどないってことだよ!」
沙優「分かってます」
三島から言われずとも、沙優自身が今の深刻な現状を最も思い知っています。
しかし、三島から見れば、そこまで深刻な状況の中で沙優が「外で悠長に買い物しているだけ」にしか見えなかったのです。
「特別な絆」の大切さと「今すべきこと」を諭す
自身の現状と行動が一致していない沙優に対して、三島は“吉田への想い”を聞きながら、今度は「人との関係」について、突きつけます。
三島にとっては、沙優が地元から家出してきた理由や事情までは知る由もなかったものの、一緒に暮らしている吉田とは「お互いに、精神的に頼りにし合っていること」を充分に把握しています。
三島「関係は関係だよ!突然引き裂かれて、上手くやっていけるわけ?」
この時点で沙優は既に吉田とは「特別な絆」で結ばれています。
三島から見て、その「特別な絆」がどんなものかまでは判断できないものの、そうした吉田との”絆”は自分がどんなに求めても、得られずに終わったものです。
三島「今しか会えない人がいて、今しかできないことがあるよ」
いくら「特別な絆」で結ばれても、いきなり吉田と離れ離れにされ、また数年後に再会できたとしても…その時には、お互いの状況や生活環境が大きく変わってしまっている可能性が高いのです。
三島「その時(再会できた時)に、今したかったことは、もうできないかもしれないよ」
三島自身もまだ女子高生の年齢である沙優に対して、かなり厳しいことを言ってしまった自覚もありますが、それでも「今すべきこと」を強く諭そうとします。
三島「時間がないんだから…あなたが“今したいこと”を、本気で考えなきゃ!」
厳しい言い方でありながらも、沙優の方もまた素直に「はい!」と答えます。
しかし、その直後に”吉田”の名前を出されます。
沙優「吉田さんの言った通りでした!」
そして吉田の口調を真似しながら、彼が内心では自分のことを高く褒めてくれていたことを知らされたことで、今度は三島自身の方が呆気に取られてしまいます…。
ここまでの場面は原作ラノベ第3巻に収録されています。
吉田と沙優は、やはり”家族”ではない!
実の兄・荻原一颯が吉田の部屋まで訪問してきたことにより、沙優はついに「地元に戻る決意」を決めました。
兄から与えられた猶予は、たった1週間であったものの、その期間中に連れてきたバッティングセンターの中で、今度は「家族」による現実を突きつけます。
三島や後藤さんを始めとした関係者たちから見ても、そして読者や視聴者の目から見ても「吉田と沙優は既に“家族”のような関係」に見えてしまっていたと思います。
しかし沙優と会えるのは、これが最後かもしれないからこそ、三島はハッキリと告げます。
三島「でも、吉田先輩と沙優ちゃんは“家族”じゃない」
三島の言う通り、周囲からは”本当の家族”のように見えたところで、実際には家族としてのつながりは一切ありません。
そうした“つながり”がない以上は、いつまでも一緒にいることは難しい…というより“ほぼ不可能”である事実には、変わりないのです。
大切な時ほど”猶予がない”ものである
バッティングセンターの中で、沙優が本心では「まだ帰りたくないこと」を聞いてしまいますが、以前匿った時に告げた「猶予」という言葉を再び持ち出します。
三島「どうしても“猶予”がほしくなっちゃう。そういう生き物だと思う…人間って!」
しかし「本当に“大切なこと”を決める時ほど、猶予がないこと」も諭してきます。
今こそ「決着」をつける時!
「家族」や「猶予」も諭しながら、現実の厳しさを突きつけてきた三島ですが、これまで多くのことを語り尽くした後になって、やっと“結論”を言い渡します。
三島「もう逃げちゃ、ダメだよ!今が“決着”をつける時だと思う」
確かに半年間という、あまりにも長い期間にわたって続いてきた沙優の家出生活も、この辺りが潮時です。
沙優にとっても、これ以上は逃げられないことを骨身に染みるほど分かってましたし、三島が言う通り、今こそ逃げ続けてきた自分と家族による「決着」もつけなければならない時期に差しかかっていたのです。
沙優の「決着」において、三島にできることは何一つありません。
それでも大きな決意を固めた沙優のことを、心から”応援”しています。
沙優はもう1人なんかじゃない!
先の「決着」までのところで、三島が沙優に突きつける「現実」はここで一通り終わったかのように見えます。
ある意味では、後藤さん以上に厳しい内容や言い方も多かったでしょう。
しかし、この後で三島自身が最も伝えたい「現実」を教えてくれます。
三島「沙優ちゃんは“もう1人じゃない”じゃん!」
その台詞が沙優の全身に強く響きます。
さらに離れることになろうとも、今の沙優には「吉田がついていること」まで聞かせて、彼女の胸をさらに熱くさせますが、それもまた本心ではまだ怖がっている沙優に対しては“大きなエール”になったことでしょう。
ここまでの場面は、原作ラノベ版の第4巻で読めます。
三島の知られざる”日常”を紹介
ここからは、短編集『Each Storys』でしか読めない「三島による”知られざる日常”」を紹介していきます。
三島にも本編では見られない日常生活がありましたが…そのどれもが吉田に対して”呆れること”ばかりでした。
内容を知りたい人は、短編集を買うしかないの!
吉田のデスク上の汚さに呆れてしまう
沙優とは違って吉田と一緒に暮らせていない三島にとって、大好きな男性と主に会える場所とは、やはり会社の中だけに絞られてしまいます。
しかし、そんな三島も大好きな吉田に対して「デスク上の汚さ」に呆れてしまいます。
いつものように、三島の仕事上のミスを叱られてしまいますが、この時は堂々と言い返してしまいます。
吉田「三島は業務の”優先順位のつけ方”が散らかってんだよ!頭の整理ができてねぇから、そうなる!」
三島「そういう吉田先輩は“机の整理”が、できてないでよね!」
そんな2人の言い合いを隣の机で聞いていた橋本も思わず吹き出してしまいますが、彼もまた三島の言い分に共感してしまいます。
確かに吉田のデスクは、他の社員たちと比べると明らかに“汚い”のです。
吉田とのデートにワクワクするはずが…
本編の中でも、三島から吉田を誘って映画鑑賞や居酒屋デートを実現させているものの、それはあくまでも”会社帰り”によるものです。
しかし短編集の中では、お互いの待ち合わせから始まる「休日デート」も実現させていたのです。
三島にとっては、これこそが大好きな吉田との“初デート”であり、本人は服装なども気合いを入れて出かけました。
しかし、この日は吉田と会った時点で、ガッカリさせられる結果となってしまいます。
待ち合わせ場所として決めていた時の吉田の服装が“Tシャツにジーンズ”とあまりにも適当すぎて、どう見ても若い女性とデートするような格好ではありませんでした。
そんな姿に呆れ果ててしまう三島ですが、吉田の方は全く気づかない様子です。
三島「どう考えても“適当”ですよね?」
あまり過剰なお洒落をされても困りものですが、三島から見たら「クローゼットから適当に取り出しただけ」としか思えなかったのです。
そこまで言ってしまう三島に対して、吉田から出た返答が、さらに彼女を怒らせてしまいます。
吉田「なんだ、お前…エスパーか?」
三島「最悪!」
適当すぎる服装な上に、自分が怒っている理由や要素にも全く気づかない吉田に対して、ただ呆れ果てるばかりでした。
それでも「髭だけは、ちゃんと剃ってきてくれたこと」だけが唯一の救いでした…。
吉田との初休日デートは大成功…?
結局は、そのままの服装で映画館に入り、さっそく上映が始まりますが、そんな中でも三島の方から“自分の服装”をさりげなくアピールしてきます。
しかし、まだ映画本編の前に流れてくる”新作紹介”の段階とはいえ、館内での会話は禁止されています。
そのため、三島は“軽く咳払い”を続ける形で、この日のために気合い入れて穿いてきた「デニムショートパンツ」によるアピールを始めます。
しかし、こうしたアピール方法も功を成さず…今度はあまりにもデリカシーに欠ける返答をされてしまいます。
吉田「トイレを我慢してるのか?それなら今のうちに行っておいた方が…」
三島「なっ…!本当に分からない人ですね!」
ここまで鈍感な上にデリカシーの欠片もないことを言われてしまっては、三島の我慢も限界点に達してしまいます!
結局は、そのままストレートに聞いてしまうのです。
三島「今日の服装、どうですか?」
吉田「普段のイメージと違って…ちょっとドキッとした!」
やっと自分の求めてきた「答え」を聞かせてくれたことで機嫌を直しますが…楽しさよりは「吉田先輩には、何でもハッキリ聞かないとダメ」であることを思い知らされて終わる”初デート”でした。
三島柚葉の声は声優「石原夏織さん」が担当
三島柚葉の声を担当している声優さんは「Stylips」の元メンバーとして活躍されている、石原夏織さんです。
グループに在籍中「輪廻のラグランジェ」の京乃まどか役で、テレビアニメでも初主演を果たした”実力派”な声優さんです。
さらには音楽活動にも積極的に取り組んでおり、歌手としても活躍している上、自身がリリースされている楽曲PVではダンスも踊っております。
そうした石原さんのダンスにも、多くのファンから支持されています。
石原夏織さんの代表作
石原夏織さんの場合、ここ近年では自身が出演されるアニメ作品の主題歌も担当して歌われていることも多く見られます。
その中で特に印象深いのが「キミ戦(2020年10月〜12月)」でしょう。
この作品では音々・アルカストーネ役を演じながら、OP曲「Against.」も歌われていました。
石原夏織さんは、他にも以下のような多くのアニメ作品に出演し、幅広いタイプのキャラクター達を演じられています。
- 「緋弾のアリア」レキ役
- 「コードギアス-亡国のアギト-」アリス役
- 「終わりのセラフ」井上利香役
- 「ブラッククローバー」リチタ役
石原夏織さんはED曲も担当している
三島役を担当する声優・石原夏織さんは、ひげひろのED曲を歌われています。
きれいな声とアップテンポな曲調で、何度聞いても飽きないいい曲に仕上がっていますね!
そして、このED曲「Plastic Smile」のCDが、ついに発売されました。
初回限定盤の方は、石原夏織さんのジャケット写真が目印です。
通常盤の方は、荻原沙優の描き下ろしイラストになります。
まとめ
今回は、吉田の後輩キャラとして登場した三島柚葉のキャラクター性や意外な能力を紹介しました。
記事の後半では、「吉田との”恋”が実らない理由」や沙優に対して突きつける「厳しい現実」の内容にも迫りました。
吉田と沙優が一緒に生活していく中で、三島のおかげで助かったこともありました。
吉田への恋が実らないことに対しては可哀想であるものの…これもまた1つの成長と割り切って頑張り続けてほしいものですね!
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本作品の登場人物に関しては「ひげひろの人物相関図」の記事をご覧ください。
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