進撃の巨人はたくさんの勢力が出てきて、それぞれの思惑が複雑に交差するので混乱することがありますよね。
それが面白いところでもあるのですが・・・やっぱりひと目で分かるような図があれば便利だなと思い、今回は相関図を作ってみました!
※単行本最新刊までのネタバレを含んで作成しているのでご注意ください!
進撃の巨人の相関図・勢力図
進撃の巨人の物語の相関図を大きく2つ
- 壁内編
- 壁外編
分けて作成してみました。
物語を理解するために必要な関係だけをメインに表しています。
壁内編
まずは壁内編です。
壁内編では壁を壊す謎の勢力(島外勢力)との戦いがメインで描かれます。
そんな戦いの中、壁の中の王家は偽物で、本当の王家は”始祖:ユミル・フリッツ”の子孫であるレイス家であることが判明。
レイス家は王家であることを偽るため、フリッツからレイスへと名を変えていました。

そして「巨人になれる一族:エルディア人(ユミルの民)」をこの島で心中させることを目的に壁を築き、民の記憶を操作し外の世界のことを忘れさせていました。
そこに攻め込んできたのが「ライナー(鎧の巨人)・ベルトルト(超大型巨人)・アニ(女型の巨人)」の3人の巨人でした。
3人は島外の国・マーレから、レイス家の持つ”始祖の巨人”を奪還するために攻めてきていたんです。
自分たちが奴隷のように仕えている祖国マーレに”始祖”を持ち帰って、祖国の軍事力を強化するためでした。
しかし先にレイス王家を殺害し、始祖を奪っていたのがエレンの父「グリシャ・イェーガー」でした。
グリシャもまたマーレから来ていた島外の人物でしたが、ライナー達とは目的が違います。
レイス王家から”始祖の巨人”を奪い、壁の中に潜む巨人たちで世界を滅ぼす「地ならし」の力で世界から迫害されるエルディア人に自由をもたらすことが目的でした。
しかし「地ならし」を発動するためには、「始祖の巨人」と「王家の血」の2つが揃う必要があります。
レイス王家はほとんどが殺害されてしまったため、現在生き残っている王家の血筋は「ヒストリア」と「ジーク・イェーガー」だけです。
ジークはグリシャが島に来る前に、祖国マーレでダイナ・フリッツと結婚して生んだ息子なので、王家の血を引いています。
(ダイナは王家の血筋でしたが島では無垢の巨人になっており、エレンの母・カルラを捕食したあの巨人です。)
そしてエレンはグリシャとカルラの子なので、血筋的にはなんら特別ではなく、父から”始祖”を継承されたことだけが特別です。
これらの事実が判明し、壁外編へと物語は進みます。↓
壁外編
基本的には【ジーク&エレン陣営】VS【それを阻止したい他勢力】という展開です。
壁外編では、パラディ島の外の世界がついに明らかになります。
巨人になれる特別なユミルの民の末裔「エルディア人」は世界中で恐れられ・迫害されていて、マーレ国では軍事兵器として隷属させられていました。

そしてパラディ島は、世界を滅ぼす「地ならし」の驚異を持つエルディア人の王が潜む悪魔の島として、さらに恐れられていました。
※地ならしとは・・・始祖の巨人と王家の血がそろった時にのみ発動できる、壁の中にいる多数の超大型巨人たちで世界を平らにならしてしまう能力

マーレ国ではエルディア人は奴隷のように扱われていますが、洗脳教育されており「自分たちは穢らわしい血が流れている。さらにパラディ島に逃げたエルディア人たちは”悪魔”である。」と思い込まされています。
そんな世界情勢を憂いた「ジーク」と「エレン」、2人の異母兄弟の思惑が、世界が巻き込む戦争へと発展していきます。
ジーク(王家の血筋)とエレン(始祖の巨人)が接触した時、”不戦の契り”にも影響されず始祖の力を使うことができる。
世界を滅ぼす「地ならし」の力をどう活用すべきかという考えが、各勢力で全く違います。
- 【ジーク】エルディア人が生まれてこなければ誰も苦しまない。始祖の力でエルディア人の生殖能力を無くそう。エルディア人がいなくなるまでの間は「地ならし」を抑止力に静かに暮らす。
- 【エレン】単行本最新刊でも真意は謎。(現時点→ジークには表向き協力するが実は非賛同。全世界を敵に回してもいい、地ならしでパラディ島以外を駆逐してしまえばいい、という思想に見える)
- 【兵団】勝手にマーレを襲撃し世界を敵に回したエレンをもはや信用できない。「地ならし」は抑止力に使うべき。王家の血筋もジークではなく、ヒストリアを巨人にすればいい。
- 【マーレ】このままでは航空産業に巨人も無力化され、他国に戦争で負ける。パラディ島を世界共通の敵に仕立て上げ、さらには「地ならし」の力を手に入れて、軍需発達の時間を稼ぐしかない。パラディ島の地下資源も魅力。
- 【ヒィズル国】自国の将軍家末裔であるミカサを保護したい。ジークから持ちかけられたパラディ島の地下資源も魅力的。世界よりもパラディ島寄り。
- 【諸外国】エレンに要人を殺された以上黙ってられない。元々悪魔の島と思っていたし世界共通の敵としてパラディ島を滅ぼすべき。
この各勢力の思惑が入り乱れるので、読んでいてけっこう混乱します(笑)
エルディア人内でも、思想がバラバラなのがまた複雑です。
しかし基本的には【ジーク&エレン陣営】VS【それを阻止したい他勢力】のバトルロイヤルみたいな構図と捉えればOKだと思います。
アニメ進撃の巨人の見る順番はこちらの記事を参考にして下さい。
登場人物・キャラクター一覧(勢力別)
ここからは各人物の経歴や思惑について一覧形式で解説していきます。
相関図では省略してしまった人物などもここで解説しています。

この人物どうなったんだっけ?などの疑問に活用してもらえればと思います♪
フリッツ王家(レイス家)
145代カール・フリッツ

©︎進撃の巨人/諫山創
ユミルの民を連れてパラディ島へ赴き、壁を築いた王。
巨人の力で争いが耐えなかったことを嘆き、エルディア人は罪を償うべきと考えて一族心中を考えた。
今後始祖を受け継ぐ王家の者が自分の思想から外れないよう、”不戦の契り”を生み出し、パラディ島に壁を築いた。
ロッド・レイス

©︎進撃の巨人/諫山創
ヒストリアの父。
ウーリ・レイスの兄。
グリシャがレイス家を殺害した際に一人だけ逃げおおせた。
その後エレンの中に宿る始祖の巨人の能力を奪うため、娘であるヒストリアを巨人化させ、エレンを捕食させようとした。
しかしヒストリアは反発し、巨人化を拒否。
結果、ロッド・レイスは自らを巨人化させエレンを捕食しようとしたが、調査兵団とヒストリアによって倒され、死亡した
ウーリ・レイス

©︎進撃の巨人/諫山創
ロッド・レイスの弟。
元・始祖の巨人の保持者。
元は自分が始祖を継承したら、巨人の力で人類を救おうと考えていたが、始祖を継承したら不戦の契りに支配されてしまった。
始祖の巨人任期後はフリーダ・レイスへと引き継いだ。
フリーダ・レイス

©︎進撃の巨人/諫山創
ロッド・レイスと正妻の子。
元・始祖の巨人の保持者。
幼少期のヒストリアをかわいがっていた。
ウーリ・レイスから始祖の巨人を継承し、グリシャの進撃の巨人によって捕食された。
ヒストリア・レイス(クリスタ・レンズ)

©︎進撃の巨人/諫山創
ロッド・レイスと妾の子。
104期訓練兵団出身。
実名を隠しクリスタ・レンズと名乗っていたが、ユミルとの出会いから本当の自分として生きることを決意した。
現在は壁内唯一の王族として女王に即位し、妊娠中。
(相手は幼い頃、石を投げつけていた男の子)
コメント
すごく参考になりました!
これからもちょくちょく見させていただきます。
アルミンのお名前がレルトルトになってますよ…!∑(゚Д゚)
コメントありがとうございます!!
ほんとですね。修正しました。
ご指摘ありがとうございますm(_ _)m
壁外編の図でポルコがポルトになってます。
コメントありがとうございます!
本当ですね…!全然気づきませんでした。タイミング見て修正します。