『四月は君の嘘』は、母の死をきっかけにピアノを弾けなくなってしまった有馬公生と、その公生をピアノの世界に引っ張り出そうとするヴァイオリニスト宮園かをり、この2人が主人公です。
宮園かをりは有馬公生に1つ、嘘をつきます。
その嘘がなんとも悲しく切ない、人気漫画です。
宮園かをりははぜ公生に嘘をついたのか、またかをりはどんな人なのか詳しく紹介します。
本文中で、出てくる有馬公生については『有馬 公生の性格や名言、弾いた曲 | 人間関係についても考察』で詳しく述べていますので、ぜひこちらを読む前に一読ください。
宮園かをりとは
宮園かをりは有馬公生と共に『四月は君の嘘』の主人公でありヒロインでもある存在。
母の呪縛からピアノを弾けなくなっている公生を救う、この作品の大きなカギとなる人物です。
そしてまたかをりは明るくて行動的で、でも儚くて・・・、かをりの言葉や行動は心に深くしみこみます。
嵐みたいな女の子だけど公生にとっては人生を変えてくれた大切な人だよね
観客が楽しめるような特徴的な演奏をする
宮園かをりはこの作品のヒロインであり、有馬公生の人生を大きく変える女の子です。
天真爛漫で明るく、かをりがいると周囲がキラキラ輝いて見えます。
時折、的を得たつっこみが素早く出るのも彼女の特徴でしょう。
公生は母から譜面通りに表現するピアノを強制されてきたため、コンクールに出ていたころはその正確無比な演奏で当たり前のように優勝していました。
逆にかをりのヴァイオリンは自由で独創的。
コンクールでの評価は気にせず、ヴァイオリンを楽しんでいます。
コンクールでかをりの演奏を聴いた観客は、みんな楽しそうにしています。
華やかなかをりの性格はヴァイオリンの音、演奏からも感じられるのです。
誰にも縛られない自由を表した曲が多いよね
行動力がパワフル!
思い立ったが吉日!とばかりに即行動するのがかをり流。
公生のことを友人Aといい、会ったばかりだというのに、いきなり自分の伴奏をやれと言うかをりの行動力はさすがです。
ただ普段のかをりだったら、ここまで一気に行動しなかったかもしれません。
かをりには「絶対に今、公生をピアノに向かわせなければ」という強い気持ちがあったのです。
渡の代わりに公生とワッフルを食べに行くときも問答無用。
ヴァイオリンの伴奏を公生に頼んだけれど断られて、それでもあきらめず公生を追い掛け回す、そんなパワフルな女の子です。
体の大きさからは考えられないくらいのパワーで満ち溢れているよね
どこか無理をしている
公生をなんとかコンクールの舞台に引っ張り出して、途中演奏を中断してしまったけれど、何とか最後まで演奏し会場中の拍手をもらいます。
その後、かをりは舞台の上で倒れてしまいました。
病院にいったかをりを見舞うとただの貧血だと言い張ります。
一緒に出てくれない公生を追いかけたり、コンクール前にヴァイオリンを必死に練習したりして疲れたのだと説明しました。
でもかをりはいつも何か無理をしているような、そんなイメージがあります。
昔の病気の陰に隠れる自分には戻りたくないんだよね
宮園かをりの性格
作品を読み始めた人は序盤、宮園かをりはわがままで自己中心的な女の子というイメージを持つかもしれません。
でも読み進めていくうちに、かをりの状況や想いが次第に伝わり、ただわがままで自己中心的な女の子ではないことがわかってきます。
元気な自分を見せるために無理しているのかもしれないね
天真爛漫で周りを巻き込む
とにかく明るくて元気で華やか。
かをりがいるところは、常にキラキラ輝やいています。
天真爛漫でわがままだと感じることを言ってきますが、そのわがままは、かをりの優しさや公生のその先を考えた行動です。
自分が正しいと思ったことに対してまっすぐ進む、見ていてとても気持ちがいい性格をしています。
しかし、かをりのまっすぐで迷いのない行動は、自分の命が短いということを知っているからこそ。
公生に会いに行こう、ピアノを弾いてもらおうと行動に移すまでのかをりは、公生と同じ中学でも声をかけられなかったと言っています。
公生があこがれの人だったからかもしれませんし、もともと性格は暗い方だったのかもしれません。
しかし命の期限を知り公生のもとに走り始めたとき、自分を奮い立たせ、より一層明るく元気な「かをり」になったのではないでしょうか。
ある意味個性が強いキャラクターとも言えるよね
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