『五等分の花嫁』は、2019年と2021年にはTVアニメが放送された作品で、2022年には劇場アニメの公開が予定です。
連載時はTwitterを賑わせるほど人気を博していた『五等分の花嫁』ですが、検索すると「打ち切り」の文字がサジェストに表示されるのはご存知でしょうか。
今回は2021年4月時点で累計1500万部を超える人気作にもかかわらず、「打ち切り」が噂される理由や真相を考察していきます。
目次
『五等分の花嫁』はどんな作品？
『五等分の花嫁』は、2017年8月から「週刊少年マガジン」で連載されていたラブコメ漫画です。
TVアニメだけでなくスマホゲーム化もされ、人気作品として多数のグッズが販売されています。
まずは『五等分の花嫁』が、どのような物語なのかを紹介しましょう。
物語のあらすじ
新郎の上杉風太郎は結婚式当日、花嫁と出会った頃を思い出します。
高校2年生だった風太郎は学年トップの成績を修めていたものの、家庭が借金を抱えていたことにより、貧乏な生活を送っていました。
ある日に家庭教師のアルバイトが舞い込むと、風太郎はこれを引き受けることにします。
しかし教え子となるのは美人五つ子姉妹で、いずれも落第寸前の問題児ばかり。
勉強意欲を持たない彼女たちに頭を抱える風太郎は、無事に五つ子を高校卒業に導けるのでしょうか。
『五等分の花嫁』漫画は打ち切りだったのか？
引用：講談社コミックプラス
『五等分の花嫁』はTVアニメやゲーム化など、幅広いメディアミックス展開がされている作品です。
2021年4月時点での累計発行部数が1500万部を突破していますが、なぜか検索欄に「打ち切り」の文字が見られます。
「週刊少年マガジン」のラブコメとして人気を博していた作品が、なぜ打ち切りと噂されているのでしょうか？
真相と原因を考えていきます。
打ち切りの噂が立った理由
『五等分の花嫁』の前半は風太郎を中心に姉妹との関係が丁寧に描かれていました。
しかし、後半はやや駆け足で結末まで進み、風太郎が花嫁を選んだシーンも短くなっていたため、打ち切りの噂が立ったと推測できます。
『五等分の花嫁』はTwitterやYouTubeなどで「誰が花嫁なのか？」という話題で持ち切りになり、多くのファンが考察をして盛り上がっていました。
また、ヒロインの五つ子姉妹全員が魅力的で、それぞれに熱狂的なファンが根付いているのも特筆すべき部分です。
姉妹間のやり取りや、ギクシャクして喧嘩をしても仲直りを果たすなど、過程を重視して描かれていただけに、打ち切りの噂が絶えなかったのかもしれません。
アニメの作画崩壊が原因だった？
打ち切りの噂が立った別の理由に、「アニメの作画崩壊が原因」という声もありました。
『五等分の花嫁』の人気が絶頂期を迎えていた頃、2019年1月より満を持してTVアニメの放送がスタートしました。
誰もが期待をしていた作品でしたが、ふたを開けてみると、作画クオリティがあまりにも酷かったという事実があります。
「作画崩壊」としてネット上で大きな話題となりましたが、2021年1月に続編となる『五等分の花嫁∬』ではアニメーション制作会社も変更されており、アニメ第2期の評判は「続きが気になる！」と高評価のコメントが目立つようになっています。
そして2022年に劇場アニメが公開予定であると、公式がアナウンスをしました。
以上から、アニメの作画崩壊によって『五等分の花嫁』が打ち切りになったという線は否定できるでしょう。
『五等分の花嫁』が連載終了になった真相
引用：講談社コミックプラス
『五等分の花嫁』は連載されていた「週刊少年マガジン」でも、トップクラスの人気を確立していた作品です。
打ち切りの噂はあるものの、人気を博していた状態で連載を終了したのはなぜなのでしょうか。
理由① 結末があらかじめ決まっていた
『五等分の花嫁』は読み切り版の掲載から読者アンケートの結果を受け、週間連載が始まります。
連載開始から人気が高まっていき、やがて「週刊少年マガジン」を代表するラブコメ作品にまで成長しました。
作者の春場ねぎは様々なインタビュー企画に答えており、そのなかで「あらかじめ結末が決まっていた」ことを明かしています。
結末が決まっているということは、風太郎と結婚した相手も確定しているということ。
他のヒロインと親密になるシーンが多く描かれていても、春場ねぎの頭の中には決して揺るがないエンディングが存在していたのです。
理由② 物語を引き伸ばせなかった
『五等分の花嫁』は、風太郎と花嫁の結婚式をもって完結します。
メインで描かれているのは2人が再会を果たした高校生活でした。
風太郎が五つ子に勉強を教えて成績を上げていく様子はもちろん、修学旅行や学園祭といったイベントが描かれています。
しかし、高校生2年生の時に出会っているため、描ける内容に限界があるのが事実です。
どうしても物語を引き伸ばせないというのが現実で、人気絶頂の最中に惜しまれながら完結するのが華というものでしょう。
ファンとしては五つ子たちとの日々をもっと見たいのが本音でしょうが、綺麗にまとまって連載が終了するのも良いはずです。
『五等分の花嫁』の結末は？誰が花嫁に選ばれた？
引用：講談社コミックプラス
高い人気を築きながら、惜しまれつつ連載終了となった『五等分の花嫁』ですが、気になるのは「誰が花嫁に選ばれた」のかという点です。
ここからは『五等分の花嫁』の結末を、部分的にまとめていきます。
ネタバレとなりますので、まだ原作を読み終えていない方は注意してください。
風太郎と結婚したのは四葉
風太郎が選んだ花嫁は、中野四葉でした。
四葉は幼いころに風太郎と出会い、ずっとその事実を隠していた人物でもあります。恋心も抱いており、自分よりも他の姉妹の幸せを願っていました。
振り返ると、風太郎は最初から四葉のことを見分けることができています。一花・二乃・三玖・五月は見分けられるまで時間がかかっていましたが、四葉のみ区別できている様子が描かれていました。
そして四葉は出会った時から風太郎を思い続け、風太郎も四葉と交わした約束を守り続けて今があります。
そんな2人が最終的に結ばれたのは、もはや「運命」と言わざるをえません。
当時から四葉エンドが有力でしたが、各ヒロインの伏線を考察した記事があります。ぜひ「五等分の花嫁・結婚相手と誰エンドかネタバレ！結末の伏線回収まとめ」も合わせてチェックしてみてください。
ほかの姉妹はそれぞれの進路へ
五つ子はいずれも風太郎のことが好きでした。
その気持ちはそれぞれの道に進みながら、四葉が花嫁に選ばれた後も変わっていません。
一花は女優を目指して努力している様子が描かれていました。結婚式の日には有名女優にまで昇りつめており、海外ロケに行くなどの活躍が見られます。
二乃と三玖は風太郎の母親が経営していたお店を借りて、喫茶店を経営していました。料理が苦手な三玖が自分の店を持ち、対照的な性格をしている二乃が手伝いをしている様子は、姉妹の仲の良さが窺えます。
五月は憧れの母親と同じ、教師の道へと進みました。
運転免許も取得しており、ロケ帰りの一花を迎えに行って、英語の正しい発音を教える様子が描かれています。
花嫁に選ばれなかったものの、それぞれが自分の夢を叶えていることが分かります。風太郎と四葉との交流も変わらずで、2人が結婚したとしても、6人の関係は永遠に変わらないはずです。
『五等分の花嫁』は綺麗に完結したラブコメ！
打ち切りの噂はあったものの、まとまりのある内容で『五等分の花嫁』は綺麗に完結しました。
完結後はTVアニメ第2期が放送されており、2022年には劇場アニメが公開予定となっています。
また、グッズ展開も積極的に行なわれている作品ですので、未読の人はぜひ触れてみてください。
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