『五等分の花嫁』は春場ねぎ先生により週刊少年マガジンで2017年から2020年まで連載された大人気漫画作品です。
テレビアニメ化も果たしており、2019年に1期が、2021年に2期が放送された上、2022年5月には完結編となる劇場版も公開されます。
本記事では、中野一花の性格や魅力を紹介。
さらに「闇を抱える一面」における原因などにも迫ります。
本作品の人物相関図は「五等分の花嫁の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
中野一花(なかの いちか)とは
中野一花は五つ子の長女として生まれてきました。
淡いピンク色のショートヘアで、髪が五つ子の中で“1番短いこと”と、右耳の方だけにピアスをつけている点が特徴的です。
中野一花のプロフィール
誕生日 | 5月5日 |
年齢 | 17歳(高校2年)→18歳(高校3年) |
身長 | 159cm |
血液型 | A型 |
好きな食べ物 | 塩辛 |
嫌いな食べ物 | しいたけ |
好きな飲み物 | フラペチーノ |
好きな動物 | カバ |
よく見るテレビ番組 | ドラマ |
好きな映画 | 海外セレブが出てくる系 |
好きな本 | 小説 |
好きな音楽 | 洋楽(リスニング能力はなし) |
日課 | ジョギング |
お気に入りスポット | ベッド |
得意な科目 | 数学 |
イメージカラー | 黄色 |
風太郎への呼び方 | フータロー君 |
五つ子の中で最も大人な一花だけあり、好きな物も妹たちと比べて大人なイメージですよね。
女優志望の努力家
一花は女優への夢に向けて、高校に通いながら撮影の仕事もこなしている努力家です。
女優業に関しては始めは妹たちにも隠しながら行なっていましたが、花火大会の最中に風太郎が所属事務所の社長・織田と出会ったことが原因でバレてしまいました。
それでも、オーディションに合格して仕事量が増えてからは妹たちにも正直に話した末、応援してもらえるようになります。
最終的に大女優として世界にも進出する
ストーリー後半では女優業に専念するため、1人だけ休学した上に退学まで考えた程に一花は本気で頑張り続けてきました。
そして、5年後(最終話)ではその努力が実り、世界への進出も果たし始めています。
帰国時、空港まで迎えに来てくれた五月からは「旅行に行ってきただけ」と皮肉を言われたものの、風太郎との恋を諦めた代わりに自分の夢を果たすことには成功しました。
最終話の内容やオチの影響で「一花の飛躍も夢の中の出来事でしかないのでは?」と疑る読者も多かったかもしれません。
しかし、決して単なる夢オチなどではなく、風太郎の見ていた夢が“正夢”であり「5年後に本当に起きる出来事」と捉えるべきではないでしょうか?
中野一花の声は声優「花澤香菜さん」が担当
中野一花の声を担当している声優さんは「大沢事務所」に所属している花澤香菜さんです。
幼稚園児の頃から子役として、いくつものドラマやバラエティ番組出演された後、2003年に放送された「LAST EXILE」のホリー役で声優デビューを果たされました。
花澤香菜さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『サイコパス』常森朱役
- 『機動戦士ガンダムAGE』ロマリー役
- 『咲-Saki-シリーズ』松実玄役
- 『恋と嘘』高崎美咲役
中野一花の人となり・魅力
ここでは、中野一花の性格や魅力に迫ります。
長女として妹達や風太郎に分け隔てなく接せる器用さ
一花は長女かつ“お姉さん気質”な性格のため、妹たちや風太郎が困っている時には助け舟を出してくれる等、頼りになる存在です。
さらに、ストーリー初期では妹たちが風太郎を邪魔者扱いしていたのに対して、一花は風太郎に対しても妹たちと同じように優しく接してくれていた点も魅力的でしたね。
ただ、頼れる中にも“小悪魔的な性質”も併せ持っており、ストーリー初期や前半では風太郎をからかったり脅迫したりしながら、楽しんでいることも多かったです。
しかしストーリー後半に入り、一花自身が風太郎へ好意を抱くようになってからはお互いの関係性も変わっていき、逆に一花の方が風太郎からからかわれることが多くなりました。
大人っぽい雰囲気と汚部屋のギャップ
五つ子の中で最も大人っぽい容姿や雰囲気に溢れる一方、私生活の方はかなりズボラでだらしないことも判明しています。
妹たちとは違い、とにかく「部屋が散らかり過ぎていて汚い」のです。
机や床に物が散乱し過ぎているのは当たり前な上、脱ぎ捨てた衣類まで脱ぎっ放しなのです。
一花の汚部屋は、家庭教師として初めて入室した風太郎驚かせましたが、後から入ってきた四葉をも呆れさせてしまいます。
一花の部屋は四葉がこまめに掃除や片づけをしてくれていますが、それでも数日後には完全な汚部屋に逆戻りしてしまっているのです。
ただ、ここまで壮絶な汚部屋を知っているのは、妹たちと風太郎だけでした。
これには学校と女優業の両立で忙しいためでもあるのでしょうが、やはり「一花自身のだらしなさ」が1番の理由と言えますね。
それでも、このような「“大人っぽさ”と“だらしなさ”のギャップ」から一花に惹かれたファンも多かったはずです。
さらに前田から林間学校でのダンス相手として誘われたことを始め、旭高校でも五つ子たちの中で男子からの人気が特に高かったのも一花でした。
寝起きの無防備さにドキッとする
一花といえば、その大人っぽい雰囲気とだらしなさが良い意味で絡み合い、劇中でも「お色気担当」の位置付けが強かったのも特徴です。
特に「寝起きの無防備さ」にドキッとした男性読者も多かったそうですが…
一花の場合、パジャマ等を着ず裸で寝ている姿にもドギマギさせられたファンも多かったのではないでしょうか。
中野一花の抱える闇とは? | その原因や暴走を解説
ストーリー初期や前半では妹たちの”良き姉”としての存在感が強かった一花ですが「風太郎への恋心」が原因で、行動や風太郎への接し方も大きく変わりました。
常に自分より妹を優先する性分から鬱憤を溜めやすい
一花は長女という立場ゆえに、妹たちを精神的にも経済的にも支え続けてくれました。
ただ、常に自分よりも妹たちを優先する性分により、心の中では鬱憤が溜まり易くなっていたことも事実です。
実は5年前の京都旅行では一花もまた風太郎と出会っており、高校生に成長してから再会を果たしたことで、これまでの控えめな性格も大きく変わっていきました。
(原作85話で風太郎と一緒にトランプで遊んでいたのが一花でした)
風太郎への独占欲も徐々に肥大化していく
一花の中にある「風太郎への想い」が膨れ上がるキッカケとなったのが、やはり夏祭りや林間学校で2人きりとなった時です。
自分が妹たちにも隠していた女優業を最初に打ち明けた相手が風太郎でしたし、林間学校での”風太郎の金髪姿”を見た途端に「5年前に出会った金髪の子」と気づいたことで、一花の中で残っていた5年前からの恋心が一気に再燃したわけですね。
それでも自分には入り込む余地もないことを悟り、膝を抱えながら泣く一花の背中を押してくれたのが四葉でした。
四葉「一花だけ我慢しないで、したいことをしてほしい」
四葉からの台詞により、一花も「本当は大好きな風太郎を誰にも取られたくない」という気持ちに正直になれたことにより、これまで自分を縛りつけてきた「長女としての責任」から解放されました。
しかし、これが引き金となって一花の中にある独占欲が膨れ上がり、それ以降は手段すら問わない作戦も始めていくようになります。
さらに、自分よりも先に風太郎への告白を済ませたニ乃の存在もまた、一花を焦らせる原因にもなったはずです。
三玖になりすまして自分と風太郎が結ばれるように仕向ける
風太郎への独占欲が止まらないまま、原作74話では大勢の読者たちから「闇堕ちした」とまで言わせた程の行動を起こしてしまいます。
それは「三玖に変装した状態で“一花は風太郎を好き”と伝えたこと」です。
しかも告白しただけでなく、三玖の姿で「私、応援するね」と伝えたところにも抜け目なさが垣間見えます。
即ち、五つ子たちの区別もつかない風太郎にとって「三玖は自分を好きでなく、自分を本当に想ってくれているのは一花だ」と思わせたわけです。
これは、まさに五つ子が得意な“変装能力”と、一花だけがもつ“演技力”を駆使した絶妙な作戦とも言えます。
読者によっては、かなり卑劣な手口と感じた人も多かった一方で「このようなズルい一面もまた一花の魅力の1つ」と捉えて更に惹かれたファンも多かったようです。
中野一花の名言・名シーン
ここでは、一花の名言をシーン毎に厳選しながら紹介していきます。
林間学校で二人だけのキャンプファイヤーに風太郎を誘う
林間学校で2人きりの状態で閉じ込められてしまった時に、一花が風太郎に言った名言を推す読者も多かったです。
一花「今夜は2人だけのキャンプファイヤーだよ」
2人きりの世界で一花から、こんな台詞を言われようものなら…
風太郎や前田たちでなくても、ドキッとさせられてしまいますよね。
寝たフリをしながら「こんな顔見せられないよ」と照れる
風太郎のバイト先であるケーキ屋さんでの撮影を終えた後も必死に勉強する一花ですが、この時に心の中で呟きます。
一花「こんな顔見せられないよ」
この時期には自ら心のリミッターを外した状態であり風太郎への独占欲も膨れ上がっていた状態なため、自分の演技力を風太郎から褒められただけでも赤面してしまいます。
この時の一花は完全に“恋する乙女”の顔に変わっており、今の顔を風太郎に見られないようにするために必死でした。
「全部嘘だよ」とごまかしつつも風太郎への恋に区切りをつける
あまりにも強い独占欲で風太郎に迫っていた一花ですが、修学旅行編のラスト回(原作86話)で、風太郎への恋に区切りをつけました。
一花「全部嘘だよ、全部」
風太郎にとっては何が全部嘘だったのか理解できていませんでしたが、一花はこのように伝えることで風太郎への恋を諦めたと同時に「風太郎のことを好きな自分との決別」もつけたのです。
まとめ
今回は一花の名言やプロフィールを紹介しながら、魅力や闇堕ちに加えて、将来の夢の行方についても迫ってみました。
五つ子の長女だけあり、面倒見の良さや大人っぽい魅力では一花がダントツで勝っていたと思います。
そんな大人な性質の中にもズボラさやズルさも混じることで、小悪魔的な可愛さが加わった点も多くの一花推しを獲得した要因だと思います。
原作に続き、アニメも劇場版をもって完結してしまいますが、最終話で描かれた「5年後の未来」が夢オチとして終わらずに結末を迎えてくれることを願いたいですよね。
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