「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」(通称:暗殺貴族)の人物相関図を作成しました。
各登場人物についてもキャラクター同士の関係性など一人ずつ解説しています。
ライトノベル基準で6巻までネタバレが含まれるから、アニメ派・漫画派の方は気を付けてね
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目次
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』の人物相関図
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』は、「暗殺貴族」の愛称で親しまれています。
アニメ第1話からカッコイイOPと転生前の歴戦の暗殺者の仕事風景が描かれており、原作を知らない方でも通気を楽しみにされる方は多いのではないでしょうか?
もともとは「小説家になろう」で掲載されていましたが、小説2巻分ほどで更新が止まっている状態です。
そのため、今回紹介するキャラクターは一番物語が進んでいるライトノベル版で登場するキャラクターとなっています。
ライトノベル準拠で「暗殺貴族」の主要キャラクターを紹介していきます。
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』の登場人物・キャラクターの一覧を解説
ルーグ・トウアハーデ / イグル・バロール
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | トウアハーデ男爵家の次期当主・選ばれしもの・聖騎士 |
魔法適正 | 土・火・風・水属性 |
CV | (少年期)赤羽根健治、小市眞琴 (前世)森田順平 |
前世は地球で世界最高とまで呼ばれた暗殺者。
で、暗殺者から足を洗い日本の教育機関に再就職予定でしたが、日本へ向かう航空機もろとも暗殺されます。
死んだ後、女神に出会い「勇者を殺す」ことを条件に、記憶をそのままに転生します。
新しい体は、知的な顔立ちでスタイルも良い美丈夫です。
さらに、暗殺を生業とする貴族であるアルヴァン王国にあるトウアハーデ男爵家の長兄として生まれ、歴代最強の父をも超える歴代最強の次期当主となりました。
生前は組織の道具として生きたため、今の愛に溢れた素晴らしい両親のもとで「自分のために生きる」ことを誓いました。作中では「転生する前の俺なら●●はしなかった」などの文がよく出てきており、生前と転生後の自分の違いを自覚しているようです。
また、生前の暗殺者の技術・知識として料理人レベルの調理ができたり、宝石のカッティングができたりと、様々な技法をルーグとしても使用し、異世界人を驚かせています。
戦闘スタイルは騎士とは正反対の隙をついての攻撃を軸にしており、魔法で生成した拳銃・ライフルなど銃火器を主として戦っています。もともと女神から受け取ったスキルと勇者エポナから「私に付き従う騎士たち」を使用してもらったさいにスキルを獲得しています。
ルーグのスキルは以下です。
Sランクスキル | 超回復 | 体力・魔力・自己治癒力etc。 ありとあらゆる回復力が上昇する。 熟練度によって回復率が上昇。 |
私に付き従う騎士たち | 魔力・身体能力の向上。 術者のスキルをいくつか保有できる。 術者は使った対象の状態を把握できる。 ※生涯3人までしか使用できない。 |
|
Aランクスキル | 式を織るもの | 新たな魔法を作り出すことができる。 |
可能性の卵 | その本人の本質に応じたスキルに変化する | |
Bランクスキル | 成長限界突破 | ありとあらゆる成長の限界がなくなる。 |
Cランクスキル | 体術 | 体術の才能と補正を得る。 |
ルーグは、女神から5つ、エポナから5つスキル、合計10個のスキルを貰っていますが、公開されているのは上記のみです。
特に女神から任意で授けられた「Dランクスキル」の詳細は未定で、強くはないが使い方次第で化けるとまで言っているほど、切り札になりえるスキルです。
ルーグ・トウアハーデとしての戸籍だけでなく、イルグ・バロールとしての戸籍があり、イルグの名前で培った実績は非常に大きいものです。
イルグ・バロールは、ムルテウにあるバロール商会当主が娼婦に産ませた子として存在しており、乳液を初めて製作した化粧品ブランド「オルナ」の代表として有名になり、その後もチョコレートなどを販売し、流通を意のままにしています。
イルグとしての仕事は代表代理のマーハに任せ、ルーグは基本的にトウアハーデとしてアルヴァン王国の病巣の暗殺をうけるか、勇者暗殺の任務を遂行するために準備を整えています。
勇者エポナと出会ってからは、何故勇者が世界を滅ぼしてしまうのか理由を突き止め、エポナを殺さなくても済む方法を模索しています。その過程で、勇者にしか倒せない「魔族」を倒す方法として「魔族殺し」を編み出したルーグ。
人間で初めて魔族を倒したとして、「聖騎士」のくらいが授与され、さらに女神の声が聞こえる「選ばれしもの」の称号もえています。
また、ルーグは3人の婚約者がおり、正式に発表しています。ディアを本命としていますが、タルト・マーハも愛しています。
ディア・ヴィコーネ / クローディア・トウアハーデ
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | 伯爵家の令嬢でルーグの従姉→トウアハーデ男爵家の長女→次期トウアハーデ男爵家当主の正妻 |
魔法適正 | 土・火属性(スキルにより水・風・光・闇魔法も使用可能) |
CV | 上田麗奈 |
ルーグとの出会いはルーグが魔法の教師を付けてほしいとキアンに頼み込んだことがきっかけです。ディアはもともと最高峰クラスの魔術の才能があり、ルーグの従姉に当たる人物であるため、キアンはディアを紹介したと思われます。
ディアはルーグの3歳上であることも合わさり、弟ができたようで喜んでルーグに魔法の発音や術式について教えますが、直ぐに覚える記憶力や魔力の高さや4属性が扱えるスペックの高さに唖然とします。
ルーグの発想に触発されたディアは、ルーグと一緒に魔法を作り、物質を構成したり銃を作ったりします。そこから交友が生まれ、ルーグはディアに恋をし、ディアも憎からずルーグのことを想っているようでした。
そんなおり、ディアの実家であるヴィコーネ伯爵家が属する王族派が貴族派に敗れてしまいます。
ヴィコーネ伯爵家は地域住民に愛されていたため、ヴィコーネ家を護るために住民たちが伯爵家を襲撃してディアを含めた伯爵家を幽閉します。しかし、貴族派が負けなしの最強の戦士であるセタンタを派遣し、伯爵家への襲撃命令が出していました。
本来であれば、セタンタに襲撃された伯爵家は為す術もなく敗北し、ディアは好色貴族に買われてしまう運命を辿ります。最終的に身体・精神共に壊されて廃人となって捨てられてしまいます。
しかし、アルヴァン王国からの指示でトウアハーデにディアの暗殺命令が出たため、ルーグが暗殺を請け負ったことで運命が変わりました。
ルーグはセタンタを退け、ディアとよく似た背丈の女の子との死体にディアの装飾品を付けて火事を起こし、ディアが死亡したと見せかけることで、暗殺に成功します。そしてディアは、ルーグの妹の戸籍である「クローディア・トウアハーデ」として生きることとなりました。
ルーグの影響でディアは魔法の開発を進め、魔法による銃の生成・使用する後方タイプに特化し、「勇者しか魔族を倒せない」という常識を覆す「魔族殺し」の魔法を作成し、展開できるようになります。
ディアは3のスキルを持っており、効果は以下の通りです。
・Aランクスキル「虹色の魔術士」…魔法の精度・威力を底上げしつつ任意の属性変換が可能なスキル。 ・Bランクスキル「天才」…計算力・思考力・記憶力・発想力に優れる天才になるスキル。 ・Dランクスキル「老化耐性」…第二次成長期終了後、老化速度が抑制される。
さらに、ルーグから「私に付き従う騎士たち」を使用してもらい、超回復・成長限界突破・可能性の卵のスキルと「多重詠唱」、「高速詠唱」が授けられます。
これにより、ディアはほぼ敵なしの魔術士になります。
ルーグとは正妻として婚約しており、ルーグの本命。
婚約指輪の宝石はダイヤモンドです。
タルト
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | 村娘→トウアハーデ男爵家の従者・次期トウアハーデ男爵家当主の側室 |
魔法属性 | 風属性 |
CV | 高田憂希 |
タルトはトウアハーデ家のメイドではありますが、主にルーグの従者をしている女の子です。
もともとは貧乏な村から口減らしにあった村娘で、金持ちの領地と噂されているトウアハーデを目指して歩いていた際に餓死しかけていたところをルーグに拾われます。従者として雇われて以降、ルーグに忠誠を誓っています。
ルーグはもともと勇者暗殺に向けて魔力持ちの子供を探していましたが、なかなか見つからずあきらめかけていたのですが、女神の計らいで出会った平民の魔力持ちが、タルトでした。
ルーグはタルトに密偵ではないかのチェックとして2年間様子を見た後に、トウアハーデの技術を授け、さらにはトウアハーデの極意であるトウアハーデの眼の移植手術も施しています。
タルトは従者として普段は振る舞っていますが、ルーグと一緒に寝起きしたり、ルーグの母親であるエスリに焚き付けられてルーグにモーションを仕掛けたりと、多方面から家族・恋人のような扱いをされています。
戦闘では、主に接近戦・ルーグ仕込みの拳銃を使用するため、ディアが魔法を完成させる間の時間稼ぎを行っています。風の魔力を持っているほか、3つのスキルを持っています。効果は以下の通りです。
・Aランクスキル「従者の献身」…自らの魂が主と認めた相手と契約を交わすことで発動可能になるスキル。 タルトの場合、発動中はタルトとルーグの全能力強化、主死亡時に自分の命と引き換えに蘇生・回復が可能。 ・Cランクスキル「槍術」…槍装備時の身体能力、槍を使った攻撃の威力・速度・制度に上昇補正がかかるスキル。 ・Dランクスキル「努力」…努力をする才能、努力を惜しまない性格。集中力・精神力が回復しやすい。
さらに、ルーグから「私に付き従う騎士たち」を使用してもらい、超回復・成長限界突破・可能性の卵のスキルとSランクスキルの獣化を渡されます。
獣化は発動時はキツネの耳と尻尾が生え、圧倒的なパワーとスピードを得る接近戦型には理想的なスキルです。しかし、タルトが好きな人を目の前にいた場合、理性が飛んでルーグに対し発情してしまう失態を犯します。
訓練で理性を失わずに獣化できるように訓練したため、当初よりはマシになったようです。また、ディア・マーハとは友人同士で、特にディアと一緒にいる期間が長いためか胸が大きいと妬まれからかわれています。
ライトノベル6巻時点ではルークと婚約しており、エメラルドの婚約指輪を受け取っています。
マーハ
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | 商家の娘→孤児→オルナの代表代理・次期トウアハーデ男爵家当主の側室 |
属性 | 言及なし |
CV | 下地紫野 |
マーハはルーグを兄として慕いつつも思いを寄せている、ヒロインの1人です。
マーハはもともととある商家の代表の娘でした。
部下が裏切り両親を事故に見せかけて殺害したことでマーハは孤児に。
当初は、スラムでストリートチルドレンたちと一緒に商いをしていました。しかし、孤児一人につきもらえる多額の給付金目的の孤児院に無理矢理いれられてしまいます。
その際、マーハはまだ幼かったために酷い仕事はさせられていませんでしたが、綺麗な顔をした年上の女の子が客を無理やり取らされて身体を売らされたたために自ら顔を刻んだのだと聞き、さらに、次の商品に自分がされそうなことを知り、逃げ出そうとします。
マーハは魔力持ちであったため、いつでも逃げられると思っていたこともあり実行に移そうとしましたが、ルーグが一緒に商売をしてくれる魔力持ちの孤児を見に来た際に、ルーグの目に留まり、マーハは逃げる前にルーグに拾われることとなります。
ちなみに、ルーグがいなければ貴族に売られそのまま愛人として商会を運営し、軌道に乗ったあたりで正妻の報復に会い悲惨な目にあって死亡するはずでした。
マーハはルーグに拾われた後は、ルーグの別戸籍である「イグル・バロール」の片腕として働き、イグルが生み出したブランド「オルナ」の代表代理として、王族も愛用する化粧品・チョコレート・気付け薬など数々のヒット商品を生み出しました。さらに、ルーグが必要とする情報を手に入れるなど、非常に献身的です。
魔力は平均よりも少なく体術も護身術程度にしか扱えませんが、情報屋・商人としての技術は一流です。
また、タルトとは友人同士で、ルーグのことを好き同士でもお互いのことを認め合っています。ルーグに「タルトとちゃんと向き合ってあげて」と言ったり、ディアとすぐに打ち解けたりと、ルーグが好き同士でもかなり仲良くやれています。
ライトノベル6巻までの展開では、ルーグと婚約し、サファイヤの婚約指輪を貰っています。
キアン・トウアハーデ
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | トウアハーデ男爵家当主 |
属性 | 不明 |
CV | 森川智之 |
キアンはルーグの実の父親にして、トウアハーデ男爵家現当主です。
暗殺貴族としては歴代最強の実力を持ち、転生前は世界最高の暗殺者と女神に認められていたルーグですら感心・尊敬するほどの巧みな技術を持ち合わせています。
暗殺者としては、ルーグにほぼ実権を譲っており世代交代は住んでいますが、ル―グはまだ学生であることもあり、トウアハーデ男爵家の当主として活躍しています。
暗殺者としては理性的で厳しい面もありますが、愛妻家で非凡なルーグも愛しています。キアンの愛情を受けて育つことで、ルーグは家族を大切にしようと心に決めるほど、立派な親です。
また、ルーグが行う一般常識外れの魔法構築や行動・3人同時の婚約なども、「ルーグが決めたことならば」と、納得して受け入れています。
妻のエスリに拗ねられるため滅多に厨房には立たないようですが、暗殺を円滑に行うためにように用意してある別の戸籍では、アルスターの料理人をしている「トアリ・バッハル」としても活躍しており、貴族に招かれるほどの料理人でもあります。
さらに、商人としての才覚にも恵まれており、別戸籍としてカルラド商会の若頭である「ドワフ・ガールナ」の名前も世間には知れ渡っているようです。
エスリ・トウアハーデ
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | トウアハーデ男爵家正妻 |
属性 | 不明 |
CV | たかはし智秋 |
エスリはルーグの実の母親であり、キアンの妻。
ディアと同じく美しい銀色の髪を持ち、年を全く感じさせない年齢不詳の女性です。
おっとりとしており、穏やかな気質な性格で家族愛が強いです。頭の回転は速く、子供に暗殺稼業をさせることには反対もせず、トウアハーデの仕事に口出しは一切しません。
質素堅実で、装飾品を身に付けることも少ないですが、唯一キアンが送った結婚指輪とルーグが作ったペンダントは大切に身に付けています。
もともとはディアと同じくヴィコーネ伯爵家の出身で、血筋ではディアの叔母にあたります。
ルーグの見立てではディアが持っている「老化耐性」のスキルを持っているのでは?と考えられています。
また、エスリの趣味が料理であるため、トウアハーデ男爵家では使用人に料理を作らせるのではなく男爵家自ら料理を行っています。
主に料理はエスリが行っていますが、ルーグが普及させたシチューやグラタンなど新たな製法・レシピで作られた料理を目の当たりにしてライバル心をもっている様子も見受けられます。さらに裁縫も得意で。自分で作った女児用の服を幼いルーグに着せて遊んでいた過去も。
ちなみに、ルーグの嫁候補としてタルトを気に入っており、余計な知識を入れ知恵をしてはルーグに怒られているようです。
エポナ・リアンノン
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | 勇者 |
属性 | 不明 |
CV |
エポナは、ルーグが受けた暗殺の暗殺対象。
当初は何もでいない貧しい貴族の子供として育ちますが、勇者としての力に目覚めてからは良質なスキルをゴロゴロと入手し、正面から戦いを挑んだとしたら、誰も太刀打ちできないほどの力を得ます。
戦闘の技量は低く、戦略は立てられないようです。それでも、武術を学んでいないエポナがただ殴るだけで、歴戦の騎士であっても簡単に殺してしまうほどの威力を誇ります。
しかし、エポナは戦いに熱中してしまうと暴走してしまう欠点があります。
過去に、魔物の襲撃を騎士と一緒に防いでいた際、一緒に戦っていた騎士数名と、自分を勇者だと見つけてくれた友人兼恩人の女騎士「ミレイ」共々皆殺しにしてしまいます。その後、ミレイに「この国を守って」と言われてしまったために、戦い続けなくてはならなくなってしまったのです。
しかし、ミレイを殺した過去がトラウマになっており、自分自身の手で人を殺してしまうことを極度に恐れてしまい、約束と力の活用の狭間で板挟みになっています。
そんなおり、エポナは魔法学園に入学した際に初めてルーグと出会い、「戦っても壊れなさそう」という理由でルーグを気に入り、ルーグとなら戦闘経験を積めると喜びます。さらには、ルーグにエポナを殺せるかもしれないと活路を見出し、「自分が化け物になったら殺してほしい」とルーグに頼むほど信頼することとなります。
エポナは、ルーグに生涯3人にしか使えないスキル「私に付き従う騎士たち」を使用し、魔力と身体能力の向上を促し自身が保有するスキルを数点使えるようにもしており、戦友として信頼しているようです。
また、エポナは性別を偽って生きています。
戸籍上は男ですが実際は女で、エポナを調べられる貴族であれば性別が分かってしまうほどの雑な隠され方をしています。
エポナは中世的な顔立ちのためか美少年と学園では認知されていますが、立ち振る舞いや言葉遣いは女性よりであるため、観察眼のある人物には気づかれているようです。
ノイシュ・ゲフィス
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | ゲフィス公爵家の嫡男 |
属性 | 火属性 |
CV |
もともとはルーグと首位を争うほどの実力・爵位を持ち、努力を積み重ねてきた秀才タイプの優等生です。
学園の入試試験では、騎士団副騎士団と接戦を繰り広げるほどの剣技・魔力を保有しており、長魔法学園からも能力を認められていました。実際に、エポナやルーグたちと一緒のチームを組まされるなど、「勇者パーティ」に抜擢されるほどです。
しかし、魔族との戦いやエポナやルーグの実力をまじかで見ていくうちに実力不足が目立つようになってきます。
そのため、有望な若者を集めて新たな騎士団を作って数の力を募ったのですが、聖騎士と認められたルーグには弱いと断言され、タルトには一撃で倒されてしまい、そこからノイシュは闇落ちします。
ノイシュは魔族であるミーナから力をもらい「強くなるため」にと、魔族側についてしまいました。
闇落ちしたノイシュが登場したのはライオンのような姿をした魔族「ライオゲル」との戦いの際にで、ルーグと魔族の戦いに乱入し、すさまじい性能の魔剣と鎧を身に付けてやってきますが、剣技が剣の性能に追いついておらずまだまだ弱いままです。
その戦いではルーグに助けられる形となり、魔族に組したことでルーグからは失望されてしまい、好きな女の子…ネヴァンからは「ルーグの手を取るように」と諭されてしまい、失意のどん底にまで叩き落されます。
ちなみに、ノイシュはネヴァンに恋焦がれていますが、一度もその思いを告げたことはなく、ネヴァンからは不出来なかわいい弟としか見られていない不遇な立場です。さらに、ネヴァンは優秀な子供を作るためにルーグとの子供を欲しがってあけすけな態度をとっています。
闇落ちが進み、物語が進むにつれて徐々にミーナの操り人形染みてきており、無機質な表情を見せるようになりますが、それでも、まだノイシュはギリギリのところで大切なものを守ろうとあがいているようです。
現在は魔族特有の魔力が体から立ち上っているため、人間社会には出向けない状態ですが、ライトノベル6巻の時点では魔法学園に戻る手立てがあるようです。
ネヴァン・ローマルング
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | ローマルング公爵家の令嬢 |
属性 | 光属性 |
CV |
ネヴァンは魔法学園ではルーグの1つ先輩であり、暗殺貴族トウアハーデに指示を出す上司の役割を担っている人物です。
ネヴァンは直系であるから「ローマルング」を名乗っているのではなく、当代の最高傑作がローマルングを名乗る権利を得ています。能力以外でも、仕草も計算しつくされており、完璧な演技で心象をコントロールすることもできるほどです。
男爵家でしかないトウアハーデ家との表での関りは基本的には取らないのですが、ルーグが聖騎士に任命されたことで堂々とルーグに話しかけるようになり、積極的にルーグの子供を身ごもろうと活動しています。
しかし、ルーグはネヴァンの上司としての能力や生まれ持った高い資質・「輝きの姫君」の二つ名を持つほどの珍しい光の魔力持ちである点は認めているようですが、愛するつもりはなく、袖にし続けています。
光魔法は、効力な属性で攻撃に使う際には最速・長射程の高性能魔法であり、速度は光速の「照準があっていれば終わり」とまでルーグいわせるほどの魔法です。しかし、光と闇の魔法は単一でしか獲得できない欠点もあるようです。
もともと、ローマルング公爵家は真の人間を目指して魔法の資質・身体能力・経営能力などあらゆる面での最高傑作を作り出すために、品種改良や試行錯誤しています。ネヴァンはその伝統を受け継ぐために、より高い資質を持つ男性の子供を産むために余念がありません。
弟のような存在としてかわいがっているノイシュにも情はあるようですが、想いに応えるつもりはないようです。
ちなみに、王族であるファリナ姫の影武者を務めるほどそっくりで、ルーグの調べではファリナ姫と双子とのこと。
アラム・カラム / ミルラ
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | アラム・カラム |
CV |
アラム・カラムとは名前であり、役職です。
女神は全ての人間に言葉を伝えると莫大なリソースが必要となるため、1人の少女の夢の中に入り、お告げとして言葉を伝えることでリソースを削減しています。
その役割を担ったものを人間世界では「アラム・カラム」と呼び、女神の言葉が聞ける稀有な人物として祭り上げられます。
女神と会えるスパンはだいたい3か月に一度でしかありませんが、他にも女神が「アラム・カラム」の身体をの取ったり、勇者暗殺に必要なルーグの手助けに使ったりと、自由に使われているようです。
「アラム・カラム」は女神を模した姿をしており、髪も肌もすべて白くする必要がありますが、それを知るのは教主様を含めた数人の身です。
そのため、アラム・カラムは髪の毛が異なれば鬘で隠し、肌の色が異なれば化粧で塗り固めており、湯浴みは一人で入るルールが設けられています。基本的に女性しか入れない大聖堂でがあり、そこで修道女と一緒にアラム・カラムは生活しているようです。
本来の名前は「ミルラ」といい、赤い髪で色白の肌を持つ10代後半の女性です。
ミルラはもともと身分の低い家庭で生まれ、貧しい生活を送ってきたようで、「女神の声を聴いて伝えるだけでいい暮らしができる」アラム・カラムの役割を手放したくない一般人女性です。
性格は打算的で自分のためならば人を貶めることも苦にならず、元の暮らしには戻りたくないと強く思っています。
女神
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | 女神・世界をシステム |
CV | 田村ゆかり |
女神は世界を維持するためのシステムです。
転生者に会うときは、転生者にもっとも適した人格で話しているだけであり、その時々で女神の性格は異なります。
そのため人格はなく、ただ世界を運営するだけのシステムとして活動しています。
世界が勇者によって滅ぼされる未来を100%の確率で予測した女神は、ルーグや他、3名(ファラン・フォルテール、デーキュ・グロライナ、ナクア・コルアドルフ)を転生させて危機を回避しようとします。しかし、すでにルーグを除いて死亡しています。
ちなみに、転生者を転生させる際には任意のスキルを5つ獲得でき、さらに世界観などの説明・固有概念の設定などを聞くことができる特典を用意してくれているためかなり良心的です。
女神は、基本的に世界の命運を操作はできないようですが、漂白荒れる前の魂(記憶)をそのままに、勇者の暗殺者を数名送り込むことはできます。ほかには、暗殺者を手助けする能力を持った仲間との「運命の出会い」を演出させられる程度は可能です。
転生者に情報を伝えるだけでもかなりのリソースを使ってしまうようですが、ライトノベル6巻の時点で送りこんだ転生者がルーグを除いて死亡してしまっため、ルーグを「特別」と認識し、ルーグのみにリソースを分け与える方向性にシフトしたようです。
ライトノベル6巻まででは、未だに目外の立場・正体は明かされていません。
魔族とは多少関係性があるようで「お互いの待ち望んだ約束の日」があるためにお互い不干渉でいるようです。
また、魔族からは女神を「中立・敵でも味方でもない傍観者」とみている発言が作中に出ているため、立場があやふやになっています。
ミーナ・グランフェルト
出典 「©月夜 涙・©れい亜/KADOKAWA」
爵位・役職 | グランフェルト伯爵夫人 |
属性 | 蛇の魔族 |
蛇の魔族でありながら、人間世界に溶け込んでいる珍しい魔族。
配下の蛇や魅惑(チャーム)で落とした人間を使う、指揮官タイプの魔族です。
ミーナは生き物を食べて卵を産むことができ、生前の能力と記憶をもって蛇の能力と合わさった生物を生み出したり、人間を魔族に作り替えたりと、軍隊を作り出せるほどの応力を持ちます。
さらに、特に魅惑によるフェロモンは異常で、訓練を受けた者でも男を誘う仕草や肉感的な身体との相乗効果でほとんどの人間はミーナの虜となってしまいます。
ミーナは勿論、配下も高度な擬態能力を持っているため、虜になっているだけの人間と魔族を見分けるのは困難です。
直接の戦闘シーンはライトノベル6巻時点でまだ出ていませんが、配下の蛇には訓練を受けたルーグでも悪戦苦闘するほどの強力な毒を持ちます。
ミーナが人間社会に溶け込んでいる理由は、「人間の作る文化営みが好きだから」というものですが、人間を愛玩動物のようにしか思っておらず扱いは雑。人間社会からのミーナへの評価は王城へ招かれるほど高く、美貌と手腕は奥に領地内外問わず人気です。
ミーアが人間社会に認められたきっかけは、先代が優秀だったにもかかわらず無能な跡取りがいたために落ちぶれた没落貴族出会ったグランフェルト伯爵家に嫁いだことです。
嫁いでから一カ月後に当主が死亡し、ミーナがグランフェルト領を切り盛りし、領地経営を一気に改善したことで国の中枢に深く食い込むほどの信頼を勝ち取っています。
しかし、裏では王位継承争いに名前があげられるほどの実績を積まされた王子を操っており、国を良いように操られる一歩手前でした。
ルーグとは協力者の立場にいますが、「魔王を復活させたくない」という一点のみの理由で、ルーグはミーナから「王城内での政治・魔族の情報」を支援を受けています。
しかし、ミーナの本来の目的は「自分以外の魔族が混ざらない状態を作ってから魔王を復活して、自分が魔王になること」とルーグは予想しており、そもそも魔王の復活を阻止しようとしているルーグとの関係性は最初から裏切りが確定している状態です。
また、ルーグお友人であったノイシュがミーナによって闇落ちしたり、魔族の情報をわざと教えなかったりと、ミーナはルーグへの裏切り行為を繰り返していることもあり、関係性は悪化する一方です。
まとめ
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』の相関図および登場人物同士の関係についてまとめてみました。
暗殺貴族は、「小説家になろう」の作品ですが、原作小説が2021年2月時点でシリーズ累計発行部数は40万部をこえている人気作品でもあります。
アニメもヌルヌル動く戦闘シーンが派手ですし、様々なキャラクターが動いたり、戦闘シーンがたくさん見れると期待しています…!
まだ数話しか放送されていませんが、戦闘シーンが楽しみです。
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