2021年秋アニメとして放送されている『暗殺貴族』は、1話から派手な戦闘シーンが多く、これからの戦闘に期待が高まっています。
特に、作中でもっとも圧倒的な存在として描かれてる「勇者エポナ」の戦闘がどんな作画になるのか、楽しみな方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな勇者エポナの強さすぎる理由や、魔法やスキル、他にもルーグとした約束や弱点について解説していきます。
原作小説6巻までのネタバレを含むから、アニメ派の方は気を付けてね!
目次
エポナ・リアンノンとは
勇者エポナは、リアンノン男爵家の長男です。
男爵家は貧しく、貴族でありながら魔力を持たずに生まれたために、一人っ子であるはずのエポナ自ら農作業を担っていたようです。そして、勇者に目覚めたエポナを国から来た騎士が見つけ、王宮に召し抱えられることとなります。
勇者としての力に目覚めたエポナは、いきなり良質なスキルを複数入手し、急激に強くなります。
現在では、正面から戦いを挑んだ場合、誰も太刀打ちできないほどの力を持っています。
原作小説に2巻が初登場だから、アニメでは序盤のほうで出てくるんじゃないかな?
エポナのプロフィール
名前 | エポナ・リアンノン |
役職 | 勇者 / 王立騎士学園1年生 |
貴族階級 | 男爵 |
学園入学当初の成績 | 第四席(座学は下から8番目) |
エポナの性格はオドオドとしていて、人付き合いが苦手なようです。
エポナが勇者として覚醒する前のことは作中ではまだ描かれていませんが、魔力を持たなかったことが原因で冷遇されていたのではないでしょうか?
見た目は性別不明の美少年で、小柄な体格であり、嫉妬の対象になっていたのかもしれませんね。
勇者とは
暗殺貴族の2巻読み終えた🙆♀️
勇者エポナが出てきたけど、勇者って突然なるものなのか…🤔
魔族オークかなり強い部類だけど、それを上回るエポナの強さはほんと規格外w
拳が触れる前に赤い陽炎で消滅だもんなぁ…
3巻も楽しみだ😂#暗殺貴族— しーな🌙 (@shimashiro53) April 29, 2020
勇者とは、魔王を唯一殺せるものです。
女神は、魔王は勇者にしか殺せないと断言しています。
魔王は、人間の魂が詰まった生命の実3つと一人の魔族の身体を使用して降臨する、勇者にしか倒せない生命体。魔王の素となる魔族でさえ勇者以外には倒せないものとされています。
しかし、勇者が魔族を倒せる理由を解明したルーグが開発した「魔族殺し」によって、ルーグ・ディア・ネヴァンほどの実力者であれば、魔族を殺せる結界を張れるようになりました。
作中では、魔族らは勇者を別次元の生物と扱っているようです。異世界を構築するシステムのなかでも、勇者はとびきり異常な存在のようです。
エポナは女?男?
エポナの戸籍上の性別は「男」です。
しかし、実際は「女」です。
最初は男と信じていたルーグですが、エポナを調べていたルーグは、調べれば調べるほど「女」としか思えないと思いはじめます。
ルーグ以外にも、学園ではノイシュがエポナを女性扱いしています。エポナは男として育てられたようですが、女であることを徹底的に隠しているわけではないようで、仕草に女性らしさがみられます。
そのため、エポナの周囲の人間は時間をかければ気がつくのではないでしょうか?
ちなみに、ルーグはエポナを女と断定したのは原作小説2巻です。ルーグとエポナがオーク・ジェネラルと戦った際に、エポナがSランクスキル【ベルセルク】を発動したことがきっかけです。
スキルを発動させたエポナは、周囲に赤い陽炎をまといます。
男性であればセタンタのように角が生えて筋肉が膨張しますが、女性であれば赤い陽炎をまといます。
性差があるスキルだったため、明らかとなりました。
エポナの声優は未定
エポナの声優さんは未定です。公式サイトにも出ていないため、アニメでの登場を待つしかないですね…。
エポナは戸籍所は男ですが、女性です。さらに、エポナは現在高校生でもあるため、かなり声優さんの幅が狭まるでしょう。
個人的には、「小林早苗」さんや、「緒方 恵美」さん、「田村睦心」さんのような少年声がハマる女性声優さんを期待してしまいます。
エポナはルーグの暗殺ターゲット
ルーグは、ルーグ・トウアハーデに転生する前から勇者の存在を知っていました。その理由は、エポナ…勇者の暗殺を受けることが、転生する条件だからです。
女神は、「16年後、勇者は魔王を倒して世界を救ったあと、力を私利私欲に使って魔王以上に的確に世界を大混乱に陥れる。そして18年後には世界が滅びてしまう。」と現時点でほぼ確定めいた予言をしており、世界を救ってもらうべく異世界の猛者たちを転生させていました。
ルーグは、勇者であるエポナを殺すため、転生後に勇者の情報を日々集めていました。勇者を殺すための強力な魔法も生み出しています。
しかし、異世界で生活していくうちに、エポナを殺さなくても済む方法があるのでは…?と考えるようになっていきます。
女神は「おいたをしなければ放っておく」といっているため、ルーグは、エポナが私利私欲に走ってしまう理由を突き止め、未来を変えていこうとしています。
エポナとルーグの関係性について
ルーグは、暗殺対象とエポナを認識していますが、エポナにとってルーグとはどのような関係性なのか。さらに、ルーグもエポナをどう思っているのでしょうか。
ルーグとエポナの関係性について解説していきます。
エポナとルーグは学友
エポナとルーグは、王立騎士学園の学友です。
成績優秀者しか入れないSクラスのクラスメイトでもあります。
エポナとまともに戦えるのはルーグのみであるため、エポナは強くなるためにルーグとの戦闘訓練を好ましく思っているようです。
さらに、学園公認でエポナ・ルーグ・タルト・ディア・ノイシュは勇者パーティとされています。
しかし、この5人で戦ったのは、オーク・ジェネラルの部下であるオークたちとの戦いでのみです。原作小説6巻現在では、エポナとルーグが一緒に戦ったのもオーク・ジェネラル戦のみであるため、パーティはもはや機能していません。
さらに、本来勇者でしか殺せない魔族をルーグ・ディア・タルトの3人で連続で倒しています。パーティに勇者すらいなくなってしまっていますね。
現在では、パーティとしてではなく、エポナが王都を護り、ルーグが現れた魔族を戦う…そんな役割分担ができています。
エポナは、生涯3人にしか付与できないスキルをルーグに渡すほどになっています。
エポナとルーグの約束
原作小説2巻にて、ルーグとエポナはある約束をかわします。それは、エポナがもしも暴走してしまった場合に備えて、ルーグに「僕が化け物になったら殺してもらう」という約束です。
エポナは、ルーグの規格外の魔法を目にし、僕の力は止められない…だけどね、僕を殺すことはできそう。」と判断したことで交わした約束です。エポナがルーグの強さを認めた証拠でしょう。
ルーグも、エポナの覚悟に応えるべく、「エポナが化け物になったら殺す」と明言しています、
ルーグと約束したエポナは、思う存分に力を奮えるようになりました。エポナはルーグの強さを認めており、エポナはルーグにスキルを渡すほど信頼するようになりました。
エポナとルーグ周辺の関係性をまとめた相関図は、『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説』で紹介しているため、合わせてご覧ください。
エポナの魔法・能力
文庫本2巻発売記念でヒャッハー!がまんできねぇー!とついラクガキしたエポナたんです。漫画版の登場はまだ先ですが実装されるときはまた違った感じになるだろうと予想もう少し原作絵をリスペクトしろと小一時間#暗殺貴族 pic.twitter.com/z0GSd6he8r
— 皇ハマオ<第4巻重版決定!&暗殺貴族アニメ化! (@sumeragihamao) July 1, 2019
エポナが使用した魔法・能力を紹介していきます。
エポナが使用した魔法
エポナは魔力効率は悪く、詠唱は遅いうえに精度が悪い魔法しか使えません。
魔法の熟練度は平均の水準以下のものでしかないエポナですが、魔力放出量が規格外すぎるため、基本魔法の魔法でも必殺技程度の魔法に変えてしまいます。
魔力量は圧倒的で、魔力量が見えるトウアハーデの眼を持っていなくとも気が付くほどの放出量です。
作中でエポナが魔法を使用したシーンはほぼなく、高校の入学試験で放った【火炎球】くらいでしょう。
王立騎士学園入学当初のエポナの実力では、ルーグは「詠唱の遅さと精度の悪さから実践では使えない」と断言しています。しかし、一般水準の技術を身に付ければ手が負えなくなると予想しているほど、魔法の才能を有しています。
エポナのスキルは無数にある?判明したスキル一覧
スキルは、S・A・B・C・Dランクまで存在します。
それぞれ1つずつ得られる可能性がありますが、Sランクを得られるかどうかでの確率は1億分の1の確率です。さらに全部のスキルをかくとくできる可能性を考えると、到底ありえない確率となってしまいます。
ちなみに、ルーグは女神の支援によって5つスキルを手に入れています。
しかし、勇者は5つどころではないのは確かです。
エポナは所有するスキルを相手にも渡せる【私に付き従う騎士たち】を使用し、ルーグにベルセルク以外のスキルを5つ渡しています。この時点で5つ以上は確定しています。
ただ、エポナの所有スキルは、今のところまだ下記しか判明していません。
スキル名 | 内容 | |
Sランク | ベルセルク | 怒りをトリガーに身体能力と魔力を上昇する。 憤怒のオーラにより攻撃と防御に上昇補正を受けられる。 |
私に付き従う騎士たち | 魔力・身体能力が向上する。 術者のスキルをいくつか保有できる。 術者は使った対象の状態を把握できる。 しかし、生涯3人までしか使用できない。 |
|
Aランク | 可能性の卵 | 本人の性質に応じたスキルに変化する。 S~Bランクから選ばれる。 |
エポナの強さは別次元|弱点はどこ?
TVアニメ放送中📺
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— ヤングエースUP公式 (@youngace_up) October 18, 2021
エポナの強さは別次元のものです。
人の枠の中での最強いもっとも近いトウアハーデに生まれ、女神に3つのスキル12万3851個もあるスキルの中からスキルクラスごとに1つずつスキルを選択する権利を得たルーグがストイックに鍛えてきたとしても、エポナの稚拙なパンチ一つで殺されてしまいます。
それほどの実力差があり、規格外の強さを持ちます。
そんなエポナの弱点は、「メンタルの弱さによって人を殺せないこと」です。
エポナは人が死ぬことについて、それほど気にしません。しかし、「自分が人を殺す」ことを極端に嫌がり、人質がいるような戦場での動きが明らかに悪くなってしまいます。
戦闘が長引くにつれてエポナは苛立ち、怒りによって理性を飛ばすスキルが発動して周りの人間を殺してしまい、自己嫌悪に落ちる…そんな悪循環に陥ってしまいます。
その理由は恩人であり友人の騎士の「ミレイ」を暴走で巻き込み、殺してしまったためです。ミレイが本来救うはずだった人たちを守るために戦う義務にかられたエポナは、自身の意思とは関係なく戦っています。
つまり、人を殺さない制約を付けているために弱くなっているのです。
エポナのパフォーマンスを殺すためには、オーク・ジェネラルがしたように人質を用意すると効果的かと思われます。ただ、エポナと正面で戦ってしまえば、理性を飛ばしたエポナに殺されてしまう可能性もあります。
まとめ
暗殺貴族のエポナについて紹介してきました。
声優さんはまだ発表されていませんが、エポナの狂気の戦闘シーンをどなたが演じてくれるのか楽しみで仕方ないですね。
ルーグとの関係性も深まってきていますし、魔王を倒した後のエポナがどうして世界を滅ぼしてしまうのかもわかっていないので、その理由も含めて、エポナの新情報を待ちましょう!
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