「ひぐらしのなく頃に」は、2006年4月のアニメ化された作品で、第2期「ひぐらしのなく頃に解」が2007年に放送されました。
2020年からは新シリーズ「ひぐらしのなく頃に業」の放送、2021年には「ひぐらしのなく頃に卒」が始まり、現在も今なおアニメファンを魅了しています。
その中でも、鬼隠し編は出題編「ひぐらしのなく頃に」の話の1つ。鬼隠し編は、前原圭一が富竹ジロウから「鬼隠し」と呼ぶ失踪事件や、雛見沢で起きた未解決事件を聞いてからさまざまな謎が登場する話です。
この記事では、監督の正体や、魅音がくれたおはぎの中に針が入っていた理由など、鬼隠し編で気になる謎の真相を詳しく解説。さらに、鬼隠し編の解答編になる話なども詳しく説明します。
鬼隠し編の謎や伏線を解説
鬼隠し編には、レナや魅音が話していた「監督」や悟史がバットを素振りしていた理由など、気になる謎や伏線がたくさんあります。
ここからは、そんな鬼隠し編の真相を詳しく解説していきます。
「監督」の正体は?
レナや魅音が話していた「監督」の正体は、入江診療所の所長・入江京介です。
2人から監督と呼ばれていた理由は、雛見沢の少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」の監督を務めているから。
入江は雛見沢で開催される綿流しの実行委員会の役員を務め、住民から信頼を置かれている人物で、レナや魅音は彼に親しみを込めて監督と呼んでいました。
鬼隠し編の圭一は、雛見沢ファイターズの存在を知らなかったので、監督が入江だと知りませんでした。
そのため、圭一はダム建設工事の「監督」のことを2人が話しているのかと勘違いしていたわけです。
白いワゴン車の正体は?

出典:ゆるハル
圭一の周りを白いワゴン車が近寄るシーンや、怪しげな男性が何度か登場しましたよね。その理由は、入江診療所(入江機関)は山狗という部隊を使用し、圭一の様子を伺っていたからです。
圭一は体調不良の際に、入江診療所で診察を受けに行くシーンがあります。この際に、入江京介が圭一は「雛見沢症候群」という病気を発症していることに気づきます。
「雛見沢症候群」は悪化してしまうと、人間不信に陥ったり、喉のあたりにかゆみを感じたりしてしまうのです。
入江は彼を保護すべきか様子を見るために、彼を観察していました。
過去に悟史がバットを素振りしていた理由
圭一が転校する前に、在籍していた北条悟史がバットの素振りをしていた理由は、圭一のように「雛見沢症候群」を発症していたからです。
悟史は、家で妹・沙都子に虐待する北条鉄平や叔母の仲裁役をしていました。精神的なストレスが溜まり、この病気を発症しています。
発症したことで、誰かに見られていたり、1つ余計に足音が聞こえたりする感覚に襲われます。
自分を守ろうとする気持ちから、バットを素振りし始めたわけです。
魅音がくれたおはぎに針が入っていたのはなぜ?

出典:アニメラボ
圭一が体調不良で休学すると、魅音からおはぎを貰い、それを食べてみると中に針が入っていましたよね。
実はおはぎの中には、針が入っていません。正体は「タバスコ」です。
タバスコの辛味の刺激が、疑心暗鬼から針だと圭一は勝手に思い込んでしまったのです…。
だから、魅音は彼を殺そうとして針を入れたわけではありません。
レナや魅音が持っていた注射器の正体は?
圭一の家に訪問した魅音やレナは、注射器を彼の腕に刺そうとするシーンがあります。
注射器の正体は油性マジック。
本当は、魅音やレナは彼に「早く元気になぁれ☆」と書いて、体調を崩す圭一を元気づけようとしていました。
しかし、幻覚を見ているため、油性マジックが注射器に見えてしまい、殺されると勘違いしてしまうのです。

レナや魅音は圭一を心配していたんだね…
圭一が書いた遺書が破かれていた理由
レナや魅音を撲殺した後に、圭一は大石に向けて遺書を書き、文の最後に注射器を貼り付けるシーンがあります。
さらに、「バラバラ殺人の被害者をもう一度よく調べてください。生きています。富竹さんの死は未知の薬物によるもの。証拠の注射器はこれです。」と書きました。
しかし、鬼隠しの最後には大石が破れた遺書を持っています。一体誰が圭一が書いたメモを持ち去ったのでしょうか。
この理由は、本編では正確な答えが描かれていません。
大きく分けて2つの理由が考えれます。
理由①大石が証拠品を捏造したから
注射器と書きながら、「油性マジック」を遺書に貼っていたり死んでいる現場工事が生きていると記載されていたりすると、明らかに圭一の精神の異常性が表れています。
大石は、雛見沢で起きた連続怪死事件の被害者・ダム工事の監督と親しい関係を持っていたため、執着心を持ちながら事件を置い続けています。
彼は、園崎家が毎年起きている雛見沢連続開始事件の首謀者だと仮説を立て、捜査をずっと行っているのです。さらに、昭和58年度で定年退職の予定なため、すぐにでも犯人を知ろうと急いでいます。
もしも、油性マジックが貼られている遺書が鑑識に上がったら、園崎家への捜査を進めることができません。
コメント